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2018秋の遠征 肺炎はつづく

  • ジャンル:釣行記
 
今回の川は、都市部からある程度離れていて、しかも温泉などは何もない。
都市部方面とは逆の方向へしばらく走ったところに、唯一の健康センター的な施設があり、そこで昼は仮眠をするつもりで居た。
 
肺炎という事もあり、体を温めて体をまっすぐにして寝たいので、釣り場から上がって満身創痍の状態だけど、ひと踏ん張りでその施設に向かった。
 
が・・・
しかし。。。
 
オープンまであと2時間とか(涙)
 
よし、街へ行こう!という事で、またそこから数十分走って、確かここに銭湯が・・・
 
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理想的な銭湯ではあったが、やってないんじゃ入れない(涙)
 
結局、漫画喫茶で寝るといういつものパターン。
最近の漫画喫茶、室内のライトが明るめ(防犯目的かね?)で、ちょっと寝にくい。
でもシャワーもあるし、体はまっすぐになるので、車よりかはいいか。
 
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今回は、マンガは少しにして、さっさと寝た。
 
 
夕方に移動。
体調は悪化しているが押し通す。
その様子にタケさんも気が付いているが、「もうやめよう」とは言わない。
 
それは自分で判断することだ。
 
恐らく今夜が最後。
朝を迎えた段階で、渋滞開始前に埼玉へ行かないと、そのまま倒れて起上れない気がした。
 
そこまで無理して釣りしても・・・
と、言われるだろうし、バカなやっと言われたら否定はしない。
そもそもそういう姿の醜さも承知をしている。

それでも、今夜の川でロッドを振りたかった。
 
掛けた時間の、意地以外の何物でもない。
だからギリギリ(帰る余裕を持った)の線が、今夜~朝マズメだと判断をしたのだ。
 
満潮からの下げ、干潮潮止まり、そして満潮がらみの朝マズメ。
干潮は釣りをせず、下げと朝マズメが勝負所。
それ以外はできるだけ体を休めるのに徹した。
 
強い水押しの中で、まどろみながら数時間ロッドを振った。

そうやって得た結果は、3バイトのみだった。
朝マズメ、すでに体が水に入ることを拒否している。
一本、際で完全に掛けた魚もバラしてしまった。
 
昨晩からの魚の動きにシフトできているタケさんは、きちんと結果を残した。
 
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紅葉をバックに美しい魚。
本当に大事にしたいフィールドだ。
 
写真を撮ってリリースしたスズキの、背びれがひっかいて作る水の揺らぎすら、美しく感じた。
 
釣りは、良い時間に良い場所に立つことが大事。
やはりこの朝マズメが、体力の限界だと思っていて正解だった。
 
気持ちを察し、最後まで付き合ってくれたタケさんにお礼を言って、フィールドを後にした。
 
そして無事に埼玉に戻り、安心してぶっ倒れた。
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今回の旅で、途中に3人のローカルアングラーと話をする機会があった。
みんな良い人だったし、何よりもフィールドを大事にしているのが伝わってきた。
 
これは、情報を発信する側の身分として、ものすごく矛盾をしている話しなのだけど、フィールドを守るという事は、人が来ないという事でもある。
 
関東近郊でも、「素晴らしいフィールドだから、沢山の人に来て欲しい」と声高にしたことで、結果心無い釣り人がたくさん来て、釣り場として成立しなくなった場所は結構ある。
 
ゴミや夜中の話声や車のドアの開け閉め。
私有地の通過も、たまになら許される事でも、毎日毎日では地元の住民も我慢できるはずもない。
また、漁具への破損などはもってのほか。
 
気を付けてくれる人は、いくらでも居るのだけど、ではその人が心無い人を絶対に呼ばないか?というと、それは保証できることではない。
 
良い魚、いい写真を見れば、そこは何処だろうかと探りたくなるのは、釣り人の性としては当たり前だと思う。
なかには「あれ、どこですか?」と、聞く人も要るだろう。
 
もちろん答えれる時もあれば、答えられない時もある。
その答えの範囲も、川の名前なのか、地方なのか、県なのかは、その時々で異なる。
 
その程度は、そのポイントの秘匿性で使い分けている。
今回に限って言えば、出来れば何も言いたくない。
それぐらい、あっという間につぶれる可能性のある川であり、地元の人たちはとても大切にしているという想いを知ったからだ。
 
デイの写真は、この川を知る人ならば、あぁあそこか!と気が付くと思う。
それは良いのだ。
その場所を知る人が、その場所の釣果情報を得る事なので。
 
いつも思う。
できれば、他人に場所を聞く前に、まずは自分の足で探して欲しいと。
それで得た釣果は、情報で動いた結果とは、ピンとキリほどの差があり、それこそが釣りの醍醐味の一つなのだから。
 
 おしまい
 

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