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後悔なく(ヒラスズキ南限を追う旅27)

  • ジャンル:釣行記
前回の続き
 
泣いても笑っても、今日の午後に島を立つまでがラストチャンス。
沖縄でシーバスを釣るために来た渡嘉敷島。まずは一周キチンと見てみたいなと思い、軽トラックを片っ端から藪道へ突入させる。
 
しかしこの島、じつは島の中央を横断する道以外に、車で海辺にアクセスできる道がない事が発覚。
来島前に航空写真で調べてきたポイントは、ことごとく「山をひたすら歩いてでしかアクセスできない」という現実があった。
 
航空写真の落とし穴で、標高までは解からないのだ。
遠征ではよくある事だけど。
 
その中から、アクセスが容易な場所を絞り込み、実際に行ってみてフィールドに立ってみる。
 
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温排水が絡むシャローの先にある、リーフの外へ張り出した岬。
シーバスの条件的には、かなり良いと思われる。
 
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タックルはハーモニクス11fにPE2号。
バボラやGozzo15をケースに入れて、伊豆の磯に立つイメージで渡ってみた。
 
遠征先でも、自分の釣りの軸をブラさずにできるか。
その為のタックルを持っているか。
 
自分にとってのハーモニクス11fは、そこが開発のテーマだった。
何か特別な特徴を持たせると、良い時は良いけど合わない場所では使い物にならない。
 
不確定の中に可能性を見出す遠征においては、道具が普通であることが大きな武器になる。
 
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サラシは薄いけど、どちらかと言うと磯マルのポイントっぽく、リーフエッジや沖のカレントを軸にキャストを繰り返す。
 
しかし反応は取れない。
足元を熱帯魚が泳ぐ姿を見て、少しくじけそうになる。
 
気持ちを切り替え、島唯一の河川と言って良い、小さなクリークへ移動。
 
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ボラが危機感無く群れているのを見て、ココはタイミングで入るかも知れないなと思う。
最下流の橋の下で、タピオスに一回メッキらしきチェイスがあったけど、シーバスではないので今回はスルー。
 
トンバラ現象で渡れる島に伸びる瀬に立った。
 
haz5jpts54y9ebs3ce4o_480_480-f7ce4047.jpg
 
ただの浅い瀬ならば無視したが、深い港口にあるこの位置が気になったので、真ん中あたりまで渡ってブレイクを丁寧に流す。
Gozzo15にHiFができたことで、最近は三浦でよくやる釣りを試すが、全く反応がない。
 
一瞬、さっきのメッキを釣りに行こうかと思ったが、やはり今回はスズキ狙いで通すことにした。
あっちもこっちも手を付けたところで、たぶんこの釣りは後悔しか残らない。
 
スズキでやり切る。
 
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その後もいくつかのポイントを触りながら、核心部を求めて島をさまよった。
それこそ、お昼ご飯を食べる事も忘れ、軽トラックを走らせてはロッドを振る。
 
しかし、スズキは釣れない。
やがて時間的には最後のアタックとなり、選んだ場所は水道向きの美しいビーチ。
 
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ココは水深があるシャローが続き、その先には島と島の間を流れる水道があるため、しっかりとした変化のある流れが出そうな場所。
自分の中のスズキ釣りのベースにある、三番瀬でのウェーディングと同じことが出来そう。
 
あんなに苦戦してきた湘南で、結局安定して魚が釣れるようになったのも、東京湾の釣りが出来る場所に絞り込んだことが大きい。
それと同じく沖縄の離島でも、自分のスタンスが通せる場所で強気にゲームを組み立ててみた。
 
タピオスを風に乗せてフルキャストし、流れを横から受けるコースを選ぶ。
 
スライドしながら大きくU字を書いてくる。
これを輪切り的にシャローで展開していくと、必ずどこかにその流れが息つく場所がある。
 
狙いはそういう場所の手前。
 
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ちゃんと釣れた。
ちょっと狙ってない魚だけど。
 
そこでタイムアップ。
俺、頑張った。
取材じゃないのに、こんなに集中したの久しぶり。
 
砂浜に上がり、とっておいたオリオンビールを開けて喉を潤す。
 
終わりかな。
 
釣り具をかたずけ、一緒に行動していた茉莉花瀬底のオーナーの運転で宿へ戻った。
 
う~ん、終わりかな。
 
今回のやり方を数回繰り返せば、ひょっとしたらいつかスズキは釣れるんじゃないかとも思う。
それぐらい、この島のスズキっぽい場所は回る事が出来た。
いれば必ず、どこかで食うはず。
 
でも、私はこの島に住んでいるわけでは無いので、さすがにそれは厳しいか。
 
どうなんだろ。
少し時間を空けて、考えてみる必要があるかも知れない。
 
沖縄にスズキは、全くいないわけでは無い。
それは解かっている。
 
ただ、自分で釣りたいだけの我が儘なのだ。
 
 
宿に戻り大急ぎで荷物をまとめて、本島へ帰る為のフェリー港へ向かう。
締め切りギリギリで滑り込むところで、呼び止められた。
 
昨日一緒に釣りをした、漁師のおいちゃんが見送りに来てくれたのだ。
 
「また必ず、きなさいよ」
 
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幾つかの約束をして、島を発った。
 
 
つづく
 

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