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釣りで救われる

  • ジャンル:釣行記
 一族と郎党。
諸事情により私は数年ほど、家に寄り付く事が出来ずにいた。
 
保守が受け入れる事ができないものは、いつだってこの国は一緒。
それに抗うものとしての自分が10年前は居た。
 
今、その一族郎党の中に組み込まれたとしても、暗闇から赤い目を爛々と輝かせ、今か今かと急き立てる何かが居る。
 
 
先日、その一族郎党の集いがあった。
バスを貸しきっての、水上温泉一泊二日の旅である。
 
 
昔の自分なら、あらゆる理由をつけて不参加、もしくは呼ばれないのが普通だったが、今の自分のポジションでは行かない訳にはいかない。
 
それが解っているから、余計にイラつきもするのだが、そこに身を投げた時の志はまだ腐ってないので、頑張って参加する事としていた。
 
 
まぁ・・・
一言でいうと、行きたくなくてダダこねてるだけ
それを正当化しようとして必死にやっても、もはやうまく行くはずも無い
(爆)
 
 
 
凪チンの幼稚園の行事と被った為、我が家はバスでは行けない事になり、後追いで水上へと向かった。
 
 
心配された渋滞は無く1時間ほどで高速を降り、まずはこちらへ来たら必ずいく蕎麦屋。
 

 
 
田舎蕎麦は賛否両論だけど、ここまで突き抜けてしまえば「そういう物だ」という美味さ♪
 
 
添えられてた、春を知らせる食材。
 

 
 
美味しいものを食べて、少し心が晴れた。
 
 
 
ぐじぐじしていても仕方ないので、宿に入るまでの数時間を楽しむほうへ脳みそをシフト♪
 
 
と言う事でやって来た利根川の上流部。
 
 
 
 
トラウトルアーを投げる事などハナから考えてない・・・
 



 
ライジャケのポケットには、何時もの河川ウェーディングセットが嬉しそうに入っていた。
 
 

 
とりあえずペニーサックが一番手!
 
 


GW以降、雪解け水で一気に水量が増えた本流は、そういうバカらしさを許容してくれないらしい。
 
2secで下流へ流されたwww

あまりふざけると、自然の厳しいしっぺ返しが来るので、早々に車へと戻った。



もってくるタックルケースを間違えた言い訳ではない(笑)



 
 
このあと数箇所見て周り、途中のカフェで少し時間を使う。

 
 
 
最近出来たと言う、バームクーヘンが売りの店。
 
オーナーと少し話をした。
 



 
キャンプ場を経営しているが、そこでお客さんに出したバームクーヘンがとても好評で喜んでもらえ、気がついたら店を出していたらしい。

喜ぶ人が居て、それに答え、やがて商いとなる。

逆に、自己満足を満たす為なら、商いとする必要は無い。


小細工も無く、とてもシンプルな話し。

自分を濁らせているところへドハマリなネタで、ため息が出た。
 
 
時間になったのでホテルへ。
 

 
 このあたりでは、わりと有名というか大きな宿で、サービスもそれなりに良い。

到着した事を方々へ知らせ、夕食の宴まで時間が在ると言うことで、義兄と子供をつれて温泉に入った。
 
風呂から上がって5時間は完全に心を閉ざして過す。
宴なのだが、見ざる言わざる聞かざる。
  


 
〆のラーメンが、美味いか不味いかもわからん。
 
崩れるようにベッドへ入り、眠り深く。
 
 
 
翌朝は早く目覚め、一人で露天風呂。
 
昨晩の喧騒がウソのように静まり返り、滝を模した岩から注ぐ湯の音だけが響き渡る。




 
チェックアウトをして水上の奥へ。
 
 

 
 
ロープウェイに乗り、さらに上へと向かう。
 
 
 

 
 
 
そこはしばし、河口で釣りをして居ると思い起こす風景。
 
 

 
 
 
この時期にも雪が残る、利根川の水源の一つ。
 
周りには豊富な山林が豊かな水を蓄え、やがて平野を流れ出て海にそそぐ。
海流に乗り、水蒸気となり、風に運ばれた雲は山にぶつかり、雨となって帰ってくる。

 
日本中で当たり前に起きるこの循環は、この国の生命線でもあり、私達の遊び場でも在る。
 
 
まぁ、ココでは今も多くの人が遊んでいる
 


 つうか、板を持ってないのにココに居るのが猛烈に辛い(笑)
 
 
コーヒーを飲んで、とっとと下山した。
そして無性に釣りがしたくなった。

水上から1時間圏内にはトラウトの管理釣り場が幾つかあるのだが、今日はそういうのではなく「釣堀」に行きたいところ。
 
出来れば何も考えたくないのだ。
 
 
 
新潟方面へ抜ける裏道に、そんな釣堀があったような気がした。

 
 
少し道に迷って到着したのは、まさに釣り掘り。
 
 
 
 
さぁ、凪チン、釣れ!
 

 
 
 自分で竿を手にする気持ちが全く起きない(笑)
 
 
 
 
 
で、岩魚をあっけなく釣りおった・・・(汗)
 
 


しかも2本も。。。
 


 
う~ん、岩魚ってそういう魚だったっけ?
 
 
 
 
これ以上やらせたら延々と釣りそうだが、泣き叫ぶのを無視して炭火が用意されているキッチンへ移動。
 
もちろん凪チンには、「必要以上に殺さない話し」をした。
美味しく食べられる以上の魚を釣る事はできないよ。。。と。
 
 
大人としては、3匹目から一匹500円追加請求はありえんとwww
 
 
 
さぁ、食え。
 


  
君が釣り上げた岩魚が、やがて君の命となる。
 
だから、食ったら笑うのが生き物として正しい。

自分で釣って、殺して、食って、まずいという事はあっちゃならない。


 
思えば哀れな岩魚かもしれない。
 
生まれた時からそうやって宿命付けられた。

その魚で食育が出来るのだろうかとも思うが、そういう矛盾は釣りをする上ではどこもかしこにも積もっている。
 
でも釣りは楽しい。
そこには素晴らしい時間が存在し、楽しい仲間も居る。


矛盾と葛藤しながらも、自分なりの答えを求めることを諦めない。
 
凪チンにも、何時か自然の中でそう思える時が来れば良いな。




ただし・・・



 

自分が食われるほうにはならないように、気をつけなくてはならんがな。
 

 
さぁ、仕事頑張ろう♪





おしまい


 

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