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▼ 最後の鱸釣り 2
- ジャンル:釣行記
前編はコチラ
http://www.fimosw.com/u/yasutakak2/pgfhpcvghf7omi
月曜
21:00
ウェーブハンターで天候を確認。
台風が来た。
日曜から急速に天候が崩れる感じ。
また、接近に伴う前線の動向も気になる。
予定は、金曜日夜から日曜の夜までを組んでいたが、河川がらみなので増水のリスクを考えると、日曜早朝までかもしれない。
ただ、台風=雨とも言い切れないし、気圧の低下と言うプラス方向の材料も運んでくる。
今回行く場所は、去年の春に取材で訪れたエリア。
初日は違う河川をやっていたが、どうにも鱸の気配が薄い事から、思い切って移動してたどり着いた。
個人的には数年前に1回、秋に訪れてフィールドの雰囲気だけは押さえていたのだが、実際にロッドを振ろうとおもうとこの数年での変貌振りに驚いた。
人、人、人。
こんなにも人が居る場所だったのか?と思うほど、地形で確認して入ると、良い場所は必ず人が居る。
一晩をかけて、場所探しをした。
その時に地元のご年配アングラーと話をする機会があり、いろいろな事を教わった。
それは釣果やポイントのことではなく、このフィールドの歴史そのものだった。
関東の著名なプロアングラーを多く排出したこのフィールドが持つ問題は、きっとこれからの10年で日本各地へと共有されていくかもしれない。
メーカー、アングラー、メディア、販売店の関係は、今後変わっていくのだろうか。
その取材は、最終的に秋の入り口で90オーバーを釣った事で幕を閉じた。
金曜日
08:00
予報は若干の前倒し傾向。
今思えば、「今月の工藤」は異常気象との戦いだった。
四国の雪も、浜名湖の猛暑も、山形の集中豪雨も、鹿児島の噴火も。
毎度ながら、釣りが可能な時間が少ないので、短期決戦となる。
色々と遊ぶ間は無く、良い場所へ一発で入り、良い魚を抜く釣り。
20:00
フィールドの近くのコンビニで、記者と合流。
全然様子が解らないので、とりあえず朝飯(ココから昼夜逆転のため、朝飯なのです)を食べて、イソイソと着替える。
21:00
ウェーディング開始。
このルートは去年、友人と見つけてひっそりと使っていた。
ちなみに記者は、ウェットスーツで違う場所から入っていた。
お互いにポイント概要のすり合わせをした。
そして大事な一言。
取材じゃネェから、好きに釣れや(爆)
(彼は取材時に必ずロッドを出す。そして取材対象者より先に魚を釣ることは日常茶飯事。ゆえにメディアアングラーから嫌われるのですw「今月の工藤」の場合は「一緒に釣りしようぜ」でやってきた。が、たまに殺したくなる事もあったw)
21:30
静かに水を掻き分け、フィールドに立った。
ボイルは無いけど、静かにベイトは流れてくる。
一切遊ばずに、最初からペニーサック99を付けた。
今回は、チョット思う事があり、4パターンの99を準備してきた。
・初代 ノーマルフック
・初代 ガマカツMH #3
・SP ノーマルフック
・SP ガマカツMH #3
対ランカー用としては、やはり最近のフックではガマカツに勝るものが無い。
ただ、重さと大きさによる、アクションとレンジの変化は、しっかりと認識しておく必要がある。
これを80cm以上の鱸で試してみたかった。
今回は1mの鱸というのが一つの狙いなので、絶好の機会と思う。
最初に、初代のノーマルフック。
標準のアクションと、アップに投げた時の水掴みを確認したかった。
3投目にフルキャスト先で、重く鈍いバイトが出た。
とっさにアワセを入れたが、一瞬重みが乗ってフックオフ。
おそらく居つきの魚に対し、リトリーブが早かった。
痛恨のミス。
そこから数時間はまったく反応無く、色々とおしゃべりしながらその時をまつ。
そう、ココは回遊待ちの釣り。
そして、まったく回遊の要素がつかめない釣り。
基本的に飽きちゃうからやらない釣りだけど、なんとなくこのフィールドだけはやり切れる不思議さがある。
期待感もそうだけど、人と並ばないで釣りが出来る事が大きいかもしれない。
23:30
気配が立つ。
ボラのジャンプは変わらないけど、イナっ子の動きがある一定の場所で不規則になる。
上流側、8割のキャストで届く位置ではあるが、少し待つことにした。
狙いは、イナがざわつく後ろを適正レンジとアクションでペニーサック99を通過させる事なので、今投げたら棒引きで通過してしまう。
気配が消える。
たぶん居るけど、浮いてない。
レンジを下げたいので、SPのガマバリに換える。
正面に目視できるイナの群れの後ろを、デッドスローで通過させ、少し水を受け始めたところで鈍いバイトが出た。
直後、鱸が水面を割る。
台風の雲はまばら。
その隙間から射し込む強く美しい月明かりが、ステージのスポットライトのように飛沫を照らす。
スタッカート89の曲がりを確認しながら、ゆっくりと手前へ寄せに入った。
数回左右へのランを繰り返し、横にあるアシにも一瞬引っかかるが、あわてずに沖へもう一回出してからキャッチした。

うん、いい鱸だ。
すぐに彼がメジャーを当てた。
ココはもともと、「90cmを狙って釣る」という取材でたどり着いた場所。
80cmはいくら釣っても取材不成立だったので、今日も90cmは大事なラインとしていた。
どう?
90cmいったか?
う~ん
うぅ~ん・・・
無い!
89.5(爆)
笑った、笑った。
「まぁ、陸地でちゃんと測ったらあるかもねw」なんて言ってたけど、こんなに笑えるんだから、90無くて良かったんだよ(笑)

最高に幸せな鱸を釣ってリリースした。
それからしばらく、また反応無し。
土曜
1:00
遠くで凄まじい真空音が2回。
何かのきっかけで来るはず・・・と思ってたら、ちゃんと来た。
記者がメーター対策で持ち込んでいたショアジギングロッドは、80cm程度の鱸では何も言わずに浮き上がらせてしまう。
そりゃぁそうだ。
鱸用ではないのだから。
ちなみにラインはPE4号。
そのロッドでやりたかったのがビックベイトの釣りで、これは私も個人的に気になっていた。
たぶん釣れるだろうな。
そう思っていたんだけど、やっぱり体力的に厳しいらしい。
途中でロッドを交換したりしながら、私も動かす釣りを楽しんでいた。
そのビックベイトはバス用のジョイントルアーで、大きな針も着いていた。
交換してまもなく。
私がそのジョイント系ルアーを、ボトムに流し込みながらチョンチョンとやっている時。
遠くの真空音が消えてから数分ほどたったころ、突然にひったくるバイトが出た。
ゴフッ!
とっさにクソ重たいショアジギロッドを立てると、バットから弓なりに曲がり大きく首を振るのが伝わる。
明らかに、今までのどのサイズよりデカい。
下流に走り始め一瞬浮き上がるのに合わせてリールを巻く。
やがて2回目の絞込み。
これは絶対に、水面に出さないと負ける!
そう思った瞬間に、抜けた。
フックが伸びたと言うより、ベリーの2本がひしゃげていた。
黒鯛で5番程度のフックが噛まれてつぶれる事は何度かあったが、鱸でこのサイズのフックがやられたのは初めて。
硬すぎるロッドも手伝ったか。。。
震える手と足。
また笑った。
2:30
その後しばらく反応も無く、一回間を切ろうと言う事で、陸に上がり昼食後に1時間の仮眠。
たった一時間でも、間を切ると魚の反応が出るのは、回遊中のピンスポ居付きでは良くある事。
狙いは朝マズメ。
4:00
眠いけど妙にテンションが高い2人は、すぐに着替えて水へ浸かる。
やがて夜が明け、ベイトのざわつきは無くなる。
以前はこのタイミングで終わりと思っていたが、実はこの後にもうワンチャンス、それもかなり手堅いパターンがあるのをしった。
6:30
今回は記者が掛けた。
相変わらず不安の無いファイト。
コレで1日目を終わりにした。
印象としては、かなり魚は少なく、チャンスも本当にワンチャンス。
明日はどうするか・・・
ワンデイのスポットなので、上がり調子なのか、下がり調子なのかが解らないのが遠征の難しさ。
下手に動くのも微妙だし。。。

お日様を浴び晩飯食べながら、いろいろな材料を用いて今夜のプランを話し合った。
候補は他の河川。
何が良いって、家に帰る方向にあるってことだ。
台風の進み具合で考える事にした。
12:00
近くの町営駐車場が静かそうなので寝ていたが、台風接近に伴う注意勧告放送で目が覚めた(泣)
1時間ぐらいゴロゴロしてみたが寝れないので、隣の車で寝てる記者を起こして近くの街へ。
で、ご当地ラーメンどこよ!となった。
が、しかし・・・
毎度ながら、遠征でうまいラーメンに当たらないw
つづく
http://www.fimosw.com/u/yasutakak2/pgfhpcvghf7omi
月曜
21:00
ウェーブハンターで天候を確認。
台風が来た。
日曜から急速に天候が崩れる感じ。
また、接近に伴う前線の動向も気になる。
予定は、金曜日夜から日曜の夜までを組んでいたが、河川がらみなので増水のリスクを考えると、日曜早朝までかもしれない。
ただ、台風=雨とも言い切れないし、気圧の低下と言うプラス方向の材料も運んでくる。
今回行く場所は、去年の春に取材で訪れたエリア。
初日は違う河川をやっていたが、どうにも鱸の気配が薄い事から、思い切って移動してたどり着いた。
個人的には数年前に1回、秋に訪れてフィールドの雰囲気だけは押さえていたのだが、実際にロッドを振ろうとおもうとこの数年での変貌振りに驚いた。
人、人、人。
こんなにも人が居る場所だったのか?と思うほど、地形で確認して入ると、良い場所は必ず人が居る。
一晩をかけて、場所探しをした。
その時に地元のご年配アングラーと話をする機会があり、いろいろな事を教わった。
それは釣果やポイントのことではなく、このフィールドの歴史そのものだった。
関東の著名なプロアングラーを多く排出したこのフィールドが持つ問題は、きっとこれからの10年で日本各地へと共有されていくかもしれない。
メーカー、アングラー、メディア、販売店の関係は、今後変わっていくのだろうか。
その取材は、最終的に秋の入り口で90オーバーを釣った事で幕を閉じた。
金曜日
08:00
予報は若干の前倒し傾向。
今思えば、「今月の工藤」は異常気象との戦いだった。
四国の雪も、浜名湖の猛暑も、山形の集中豪雨も、鹿児島の噴火も。
毎度ながら、釣りが可能な時間が少ないので、短期決戦となる。
色々と遊ぶ間は無く、良い場所へ一発で入り、良い魚を抜く釣り。
20:00
フィールドの近くのコンビニで、記者と合流。
全然様子が解らないので、とりあえず朝飯(ココから昼夜逆転のため、朝飯なのです)を食べて、イソイソと着替える。
21:00
ウェーディング開始。
このルートは去年、友人と見つけてひっそりと使っていた。
ちなみに記者は、ウェットスーツで違う場所から入っていた。
お互いにポイント概要のすり合わせをした。
そして大事な一言。
取材じゃネェから、好きに釣れや(爆)
(彼は取材時に必ずロッドを出す。そして取材対象者より先に魚を釣ることは日常茶飯事。ゆえにメディアアングラーから嫌われるのですw「今月の工藤」の場合は「一緒に釣りしようぜ」でやってきた。が、たまに殺したくなる事もあったw)
21:30
静かに水を掻き分け、フィールドに立った。
ボイルは無いけど、静かにベイトは流れてくる。
一切遊ばずに、最初からペニーサック99を付けた。
今回は、チョット思う事があり、4パターンの99を準備してきた。
・初代 ノーマルフック
・初代 ガマカツMH #3
・SP ノーマルフック
・SP ガマカツMH #3
対ランカー用としては、やはり最近のフックではガマカツに勝るものが無い。
ただ、重さと大きさによる、アクションとレンジの変化は、しっかりと認識しておく必要がある。
これを80cm以上の鱸で試してみたかった。
今回は1mの鱸というのが一つの狙いなので、絶好の機会と思う。
最初に、初代のノーマルフック。
標準のアクションと、アップに投げた時の水掴みを確認したかった。
3投目にフルキャスト先で、重く鈍いバイトが出た。
とっさにアワセを入れたが、一瞬重みが乗ってフックオフ。
おそらく居つきの魚に対し、リトリーブが早かった。
痛恨のミス。
そこから数時間はまったく反応無く、色々とおしゃべりしながらその時をまつ。
そう、ココは回遊待ちの釣り。
そして、まったく回遊の要素がつかめない釣り。
基本的に飽きちゃうからやらない釣りだけど、なんとなくこのフィールドだけはやり切れる不思議さがある。
期待感もそうだけど、人と並ばないで釣りが出来る事が大きいかもしれない。
23:30
気配が立つ。
ボラのジャンプは変わらないけど、イナっ子の動きがある一定の場所で不規則になる。
上流側、8割のキャストで届く位置ではあるが、少し待つことにした。
狙いは、イナがざわつく後ろを適正レンジとアクションでペニーサック99を通過させる事なので、今投げたら棒引きで通過してしまう。
気配が消える。
たぶん居るけど、浮いてない。
レンジを下げたいので、SPのガマバリに換える。
正面に目視できるイナの群れの後ろを、デッドスローで通過させ、少し水を受け始めたところで鈍いバイトが出た。
直後、鱸が水面を割る。
台風の雲はまばら。
その隙間から射し込む強く美しい月明かりが、ステージのスポットライトのように飛沫を照らす。
スタッカート89の曲がりを確認しながら、ゆっくりと手前へ寄せに入った。
数回左右へのランを繰り返し、横にあるアシにも一瞬引っかかるが、あわてずに沖へもう一回出してからキャッチした。

うん、いい鱸だ。
すぐに彼がメジャーを当てた。
ココはもともと、「90cmを狙って釣る」という取材でたどり着いた場所。
80cmはいくら釣っても取材不成立だったので、今日も90cmは大事なラインとしていた。
どう?
90cmいったか?
う~ん
うぅ~ん・・・
無い!
89.5(爆)
笑った、笑った。
「まぁ、陸地でちゃんと測ったらあるかもねw」なんて言ってたけど、こんなに笑えるんだから、90無くて良かったんだよ(笑)

最高に幸せな鱸を釣ってリリースした。
それからしばらく、また反応無し。
土曜
1:00
遠くで凄まじい真空音が2回。
何かのきっかけで来るはず・・・と思ってたら、ちゃんと来た。
記者がメーター対策で持ち込んでいたショアジギングロッドは、80cm程度の鱸では何も言わずに浮き上がらせてしまう。
そりゃぁそうだ。
鱸用ではないのだから。
ちなみにラインはPE4号。
そのロッドでやりたかったのがビックベイトの釣りで、これは私も個人的に気になっていた。
たぶん釣れるだろうな。
そう思っていたんだけど、やっぱり体力的に厳しいらしい。
途中でロッドを交換したりしながら、私も動かす釣りを楽しんでいた。
そのビックベイトはバス用のジョイントルアーで、大きな針も着いていた。
交換してまもなく。
私がそのジョイント系ルアーを、ボトムに流し込みながらチョンチョンとやっている時。
遠くの真空音が消えてから数分ほどたったころ、突然にひったくるバイトが出た。
ゴフッ!
とっさにクソ重たいショアジギロッドを立てると、バットから弓なりに曲がり大きく首を振るのが伝わる。
明らかに、今までのどのサイズよりデカい。
下流に走り始め一瞬浮き上がるのに合わせてリールを巻く。
やがて2回目の絞込み。
これは絶対に、水面に出さないと負ける!
そう思った瞬間に、抜けた。
フックが伸びたと言うより、ベリーの2本がひしゃげていた。
黒鯛で5番程度のフックが噛まれてつぶれる事は何度かあったが、鱸でこのサイズのフックがやられたのは初めて。
硬すぎるロッドも手伝ったか。。。
震える手と足。
また笑った。
2:30
その後しばらく反応も無く、一回間を切ろうと言う事で、陸に上がり昼食後に1時間の仮眠。
たった一時間でも、間を切ると魚の反応が出るのは、回遊中のピンスポ居付きでは良くある事。
狙いは朝マズメ。
4:00
眠いけど妙にテンションが高い2人は、すぐに着替えて水へ浸かる。
やがて夜が明け、ベイトのざわつきは無くなる。
以前はこのタイミングで終わりと思っていたが、実はこの後にもうワンチャンス、それもかなり手堅いパターンがあるのをしった。
6:30
今回は記者が掛けた。
相変わらず不安の無いファイト。
コレで1日目を終わりにした。
印象としては、かなり魚は少なく、チャンスも本当にワンチャンス。
明日はどうするか・・・
ワンデイのスポットなので、上がり調子なのか、下がり調子なのかが解らないのが遠征の難しさ。
下手に動くのも微妙だし。。。

お日様を浴び晩飯食べながら、いろいろな材料を用いて今夜のプランを話し合った。
候補は他の河川。
何が良いって、家に帰る方向にあるってことだ。
台風の進み具合で考える事にした。
12:00
近くの町営駐車場が静かそうなので寝ていたが、台風接近に伴う注意勧告放送で目が覚めた(泣)
1時間ぐらいゴロゴロしてみたが寝れないので、隣の車で寝てる記者を起こして近くの街へ。
で、ご当地ラーメンどこよ!となった。
が、しかし・・・
毎度ながら、遠征でうまいラーメンに当たらないw
つづく
- 2014年10月20日
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