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ブロビス:ゼスティー120

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120mm 23g(シャロー) 25g(ミディアム) 28g(ディープ) シンキング

 最近、個人的に信頼して使うようになったミノープラグです。このルアーの特徴は、ソリッドコアストラクチャーと称される無垢構造です。プラ筐体の内側に固定ウェイトと浮力のある発泡素材を充填しているので、空間がありません。つまり、ウッド製のルアーとよく似た特性があると言えます。
 プラそのものも厚く、さらにボディ内に同じプラでリブを多数設けているので、ウッドやバルサなどの天然素材製のルアーに比べて強度面でも優れています。穴や亀裂から浸水する心配もなく、メーカーでは海外の牙のある魚にも対応できるとしています。
 見た目やサイズ、ワイヤー貫通構造、同一規格のボディに潜航深度別に3タイプ揃えるシステムなど、20年以上前のルアーに見られたレトロな感覚も備えています。
 個人的には3タイプのうち、ベーシックなシャロータイプが最も使いやすく、そして実績も高いです。泳がせてみると、無垢構造のため天然素材製のルアーと同じくガッチリとした引き抵抗があります。どんなリトリーブスピードにも追従するので、あまり深く考えずに投げて引くだけでヒットに持ち込める印象です。
 シャローに対してリップの長いミディアム、ディープは、見た目はリップの違いだけですが、ラインアイの位置が頭より前方にあるため、リップの抵抗でグリグリ泳ぐのではなく、潜らせてからボディが水を切り分けてフラフラ動くという感じです。そのためリトリーブスピードは、アングラーがしっかり意識してコントロールする必要があります。ミディアムはシャロー、ディープに挟まれた中間的な特性です。言い換えれば、このミディアムがゼスティーの基幹機種とも言えます。
 よく釣れる優秀なルアーですが、構造的な部分からやや扱いにくい点もあります。まずはシャローですが、タングステン球を採用した重心移動式プラグに慣れているアングラーにしてみれば、飛距離は劣ると感じるでしょう。23gと重量はあるものの、ウェイトの位置も前方に固定しているためです。つまりレトロな感覚というのは、この部分も含まれるのです。リップの長い残りの2機種については、リップが整流板の役割を果たすため、シャローよりは飛距離は伸びます。
 塗装も繊細な国産ルアー(最近は中国等でもレベルは上がっていますが)に比べるとベッタリと塗りこんだ感じで、ここでもレトロさを感じます。このあたりは、今後生産を受注している工場のレベルが上がってくれば変わるかもしれません。
 固定重心で質量のあるゼスティーは、現代の100g台前半の超軽量・高弾性のロッドよりも、20年以上前の古いスペックの10フィート超のシーバスロッドの方が扱いやすいかもしれません。これは、私自身がUFMウエダのCPS等を未だに愛用しているからですが。そういう意味でもレトロな味付けなのです。飛距離が出にくいシャローは、主にベイトタックルでキャストしています。
 ブロビス代表の宮川氏は、シーバス一筋30~40年の超ベテランアングラーでもあり、時代の移り変わりをともに経験してきた世代でもあります。ゼスティーの中にラパラやロングA、ブラウニーやブルーオーシャンといった往年の超名作のエッセンスが練りこまれているような気がします。
 

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