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▼ 撃沈の外房アジング
- ジャンル:釣行記
- (アジング, 料理, ラーメン, 房総半島, ライトタックルその他)
7月に入ってしまいました!既に今年も半分が終わってしまったのかと思うと、時の流れの速さに頭がクラクラしてきます。
梅雨入りすると、なかなか釣りに行けるタイミングが得られないですね。せっかく仕事が落ち着いているのでチャンスのはずが、休めそうな日に限って雨…海況も安定して良い天気の日は仕事orz
そんな中、実は先月の下旬に高校時代の同級生の楽園さんと一緒に外房まで遠征してきました。狙いはもちろん、最近私たちがはまっているアジだったわけです。4月に初めて外房へ遠征した時は、デイアジングが成立して驚いたとともに、アジングするなら外房だろう!という刷り込みが出来上がってしまった私たち。しかし、タイトルからお分かりいただける通り、今回は撃沈でした。あまりにも情けない結果だったので、ここに書くのをためらっておりましたが、ここでの活動は備忘録的に書き残すのが私の目的ですので、一応書いておきたいと思います。
【6月20日 釣行初日 大潮】
既に数週間前から、天気予報と睨めっこしながら釣行日を模索しておりました。私たち二人の都合が良く、なおかつ比較的雨の降る確率が低い日…この時期はなかなか調整が難しいものです。満を持してこの日に決定。潮廻りも言うことありません。
今回も横須賀は久里浜港から始発のカーフェリーに乗っかって行きます。

天気も何とか持ちこたえてくれました。この日のフェリー乗り場は…凄い人です!ほとんどがシニア世代のゴルファーたち。対岸の金谷港にはゴルフ場の送迎バスが多数待機しているのですね。
私たちがまず最初に目指したのは、4月に良い結果が出た鴨川の漁港だったのですが…釣り人が少ないです。餌釣り氏が数名。一応様子見で1.0gくらいのジグヘッドでサーチしますが、フグらしきバイトが2回あっただけで海は沈黙。
ランガンしていた楽園さんが餌釣り氏に話を伺うと、5月以降、魚が回ってこなくなったそうで、もう戻ってくるのではないかと毎日様子を見に来るけれど、一月近く不発なのだそうです。4月はあれほどよかったのに…その4月ですら釣れなくなってきたと言われていましたが、ここまで悲惨な状況とは…。そんなわけで、1時間と経たずに移動。
実はこの日、私自身はもっと勝浦寄りの漁港が気になっていました。そこで前回もチェックした港を含めていくつかサーチしたのですが、思うような結果が出ません。
某漁港で餌釣りをしていた方に話を伺うと、外房の漁港の多くは最近、アミコマセによる臭いと、漁港内の水の汚れからコマセ釣りが禁止になっているのだそうです。その方曰く、「コマセを堤防に巻き散らかして、水も流さない。ほったらかしで帰るやつが多いんだよ。それからゴミもそう。空き缶やら弁当の容器、ペットボトル、吸い殻、みんな散らかしたまま帰るんだよ。その辺のマナーをみんなが守れば、禁止にまではならないだろうに…」釣り人マナーの悪さは外房でも問題視されているようです。
私はこの方と、そんな話をしながら1時間ほど粘ってみましたが結果は出ず。ランガンしていた楽園さんも、相変わらずフグのバイトだけとのことで、再び移動。
ここから先はいくつかの港を散策することになります。なので早めの昼飯を食べることに。勝浦駅近くの『御食事処 いしい』です。

外観はこんな感じ。ひなびた昭和の食堂の風情です。

「味噌タンタンメン(900円)」
店の名前に“御食事処”とあるように、そもそもはラーメン専門店ではないようで、例のB級グルメグランプリ以降、いわゆる“勝浦タンタンメン”を提供するようになったのでしょう。なので普通に定食メニューがあります。この日は生鰹刺身定食と、もう一つは何だったかな…そんな海の幸も良いと思いましたが、それは夜のお楽しみということで。
4月に食べた『江ざわ』のタンタンメンと違うのは、具として煮込まれた玉葱が、ゴロゴロしていないこと。丼上部には白髪葱ではなくオニオンスライスが乗っかっていること、白胡麻が沢山振られている事でしょうか。
辛さはなかなかなもので、『江ざわ』で食べた時と同様、スープを一口いただくと、まず最初に辣油の香りと辛みが襲ってきます。スープはベースとなっているのは動物系出汁で間違いないと思いますが、判別できず。しかし、味噌味を選んだのが幸いしたのか、分かりやすい味ではあります。でも味噌味を抜いてしまったら、特徴は強烈な辣油だけになってしまいそう…
麺を啜り込むと必然的に辣油も吸い込むことになるので、思い切りむせます。その麺は加水率中等。これは無難にスープに馴染んでいました。
今回食べた味噌味は、勝浦タンタンメンの味付けに一番向いているような気がしますね。しかしチャーシューが入らず、麺量も多いわけではなくこの価格は…勝浦タンタンメンは割高感があります。
【店データ】
『御食事処 いしい』
住所:千葉県勝浦市159
電話:0470-73-7153
定休:水曜日
時間:7:00-14:00 18:00-翌2:00
さて飯も食ったしさらに移動です。いくつかの港を巡ってみましたが、釣り禁止になっているところも結構ありますね。そんな中で、かなり北の方の漁港まで車を走らせることになりました。
そこでは…多くの釣り人が釣っています。幾人かのアジングアングラーも入っています。これは期待できるのではないでしょうか。私たちも堤防の空いているところで開始しました。するとぽつりぽつりですが、カマスが釣れ始めました。そして餌釣り師には尺近い立派なアジが!色めき立つ私たち!しかしアジングではなかなか食わせる事が出来ません。
そうこうしている内に17:00頃になりました。すると地元の方と思しきカゴ釣り師が続々とやってきました。っで、この人たちが凄い。私たちや、既に釣っていた餌釣り師にお構いなしに割り込んできます。トレースコースに浮きを流され、まともにキャストが出来ません。しかも空からコマセが降って来て、顔にその飛沫が掛かります。
これは酷いな~…と思っていたら、漁港の広報車らしき車が入ってきました。どうやらここもコマセ釣りは禁止なんですね。このカゴ釣り師たちは漁協の方に注意されて、一度は道具を片付けましたが動こうとはしません。どうやら漁協関係者がいなくなるのを待っているようです。そして18:00になると、皆一斉にカゴをぶん投げ始めました。これにはあきれた。
辺りが暗くなるとカゴ釣り師は帰って行きましたが、辺り一面コマセと吸い殻だらけ。残ったコマセを堤防に開いていた穴ぼこに捨てて行った輩がいたらしく、誤って私はそこに爪先を突っ込んでしまいました。その途端、凄まじい悪臭が発生!その中には吸い殻も投げ込まれていたらしく、その匂いたるや嗅いだだけで失神しそうなほど!
これにはすっかりやる気が失せて、宿へ向かうこととなりました。私の靴が臭いので、車内も悪臭で充満してしまいました。最悪orz
さて、一応顔を洗って着替えをして、気を取り直して宴と行きましょう^^
前回の釣行ですっかり気に入ってしまった『千産知笑 すみびや』です。ホテルに併設されていて、23:00までやっているのが嬉しい。(LO.は21:30)

「お通し」
今回の訪問時に提供されたお通しは、“しったか”でした。
こうした料理は味付けは薄すぎても濃すぎても美味しくないけれど、実に絶妙な味付けで非常に美味しい。ビールが進みます^^

「清澄イノシシのほう葉焼き」
猪はちょっと癖があるので食べる人を選ぶと思いますが、多少癖があるくらいの食べ物を好む私たちは全く問題なくいただきます。
猪の肉に長葱と玉葱を加えて味噌と調味料で和えたものをほう葉の上で焼きます。適度な歯ごたえと野生の肉特有の旨み。ワイルドな味です。

「くじらの竜田揚げ 田舎風」
南房州では400年前から鯨を食していたそうです。まさにソウルフードなわけですね。私自身、小学校の給食で、肉と言えば鯨だった世代なわけで、非常に懐かしいです。
しかし、この店でいただいた鯨肉は、当時私たちが食べていた鯨とは全く肉質が違って柔らかく、そして味付けも適度。とても美味しいです。

「房州名物さんが焼き」
他の店ではいろんな魚を和えて使うそうですが、この店ではアジだけを使っています。イメージとしては、なめろうを陶板で焼いたもの。アジを叩いたものに、大葉や生姜などの薬味を加え、軽く味付けされています。前回気に行ってしまって再び注文。これは美味しい!お酒が進んでしまいます^^

「地魚のソテー」
この日は鰆の西京焼きをいただきました。この魚は足が早いので、新鮮な内でなければ食べる事が出来ません。
切り身の幅からして、この鰆は70~80㎝くらいの大きさがあるものと思われます。このくらいのサイズの鰆になると、適度に脂がのって、肉質が良くなります。顔に似合わず上品な身を持った魚。西京焼きはその食べ方の定番です。もちろん言うことありません。

「エリンギとイカのガーリックソテー」
烏賊とエリンギ、パプリカを炒めたもの。こちらの店は、こうした洋風の料理を作っても、どこか和を感じさせるところが楽しいです。これもお酒が進んでしまいます^^

「烏賊わたの陶板焼き」
これも酒のつまみの定番。前回もいただいた一品。この店は味付けが全体的に薄めで、それでも十分な旨みが感じられる料理です。

「ご飯セット」
ご飯は地元の長狭米を使用。この米は明治天皇献上米だったそうです。炊き加減が素晴らしく、米そのものが美味しいのは嬉しい。
ふのりの味噌汁もおしんこも旨いです。
【店データ】
『千産知笑すみびや』
住所:千葉県鴨川市天津1072
電話:04-7094-0315
定休:水曜日
時間:17:30~23:00(LO.21:30)
6月21日 釣行二日目 大潮
さて、昨晩はすっかり飲んだくれました…
翌朝は張り切って朝マズメを釣るぞ!と4:00am.に目覚ましをセットします。そして予定通り…眠い目をこすり、昨日ババ水に足を突っ込んで悪臭がいまだに残るGパンに嫌々足を通しつつ、準備を整え玄関を開けてみれば…土砂降りですorz
予報では曇りになっていたのにな~…しばし呆然とし、再び服を脱いで布団に潜り込んでしまいました。
次に目覚めたのは7:00am.頃。しばしダラダラとしていましたが、せっかく外房まで来たんだ!カッパを着込んで頑張ろう!ということで、やっと出撃。一応チェックしていた漁港で試してみると…雨が上がってきました!しかし魚からの反応は薄く…フグに何度もワームをかじられるばかり。そのうち雨が本格的に降り始め、すっかり心が折れました。ということで、雨が上がるまでの間は金谷方面に戻りつつ、日帰り温泉に浸っていくことにしました。雨に打たれた体、温泉に浸ると生き返ります^^
さて雨はやまないまま結局内房まで来てしまいました。こうなったら金谷からほど近い竹岡に寄り道して、ご当地ラーメンの“竹岡式ラーメン”を食べて行こうとうことになりました。竹岡式の老舗『鈴屋』です。

「ラーメン ライス(950円)」
本当は一番有名な『梅乃屋』で食べるつもりでしたが、生憎定休日。なので次なる候補のこちら『鈴屋』を目指します。店は国道に面していて、すぐに分かりました。時間はちょうど13:00頃。昼飯時は既に回ろうという時間でしたが、何と店先の駐車場も、店を挟んだ国道の反対側の駐車場も、満車でした。幸いすぐに店先の駐車場が空いたので車を入れ、店に入ります。
この時間でも店は大繁盛。客席はテーブル席と座敷の構成でしたが、8割方が埋まっています。私たちは相席でテーブル席に座ります。
こちらのメニューは非常にシンプル。「ラーメン」と「チャーシューメン」そしてそれぞれの大盛。基本的にそれだけ。そこにライスやおしんこ、お酒がサイドメニュー的に存在するだけです。こうした潔いメニュー構成の店は大抵の場合美味しいので、ちょっと期待です。

非常に色の濃いスープで一見しょっぱそうに見えます。丼表層を覆う油も多めで、ちょっと小田原系のラーメンを彷彿とさせます。それでは早速いつものようにレンゲでスープを一口。
私が聞いていた竹岡式ラーメンとは…スープはチャーシューを煮込んだ時の醤油ダレを、麺の茹で汁で割っただけ。麺は乾麺を使用していて、チャーシューが豪快…といったところで、きっとスープは醤油の味がダイレクトに来るようなものだろうと想像していました。ところがこの店のスープは、しっかり出汁の旨みが効いています。恐らく味付けは前評判通りチャーシュー(煮豚)を仕込んだ際の醤油ダレを使っているのでしょう。その旨みがしっかり感じられます。そしてそれ以外に、香味野菜や昆布?などの旨みも同時に感じられます。これは恐らく単に麺の茹で汁で割っただけではないですね。一般的なラーメン店のように、しっかりと豚ガラや香味野菜などで摂られた出汁を使っていると思います。色は濃いですが、味付けはむしろ薄めの部類。全体に散らされた刻み葱もスープを上手く落ち着かせています。いやこれ美味しいですよ!
イメージとしては、私がかつて食べたラーメンの中では小田原系や八王子系が近い気がしますが、それらとも少々異なった趣。私は好きな部類です。
麺は細ストレート麺でした。加水率中等で、しっかりとスープをつかんできます。このスープに良く合った麺が選択されていると思います。量も多めで、160g以上あるのではないでしょうか?かなりの食べ応えです。
この麺は乾麺ではないですね…どうやら私の竹岡式ラーメンの知識は、『梅乃屋』のそれのようで、同じ竹岡式でも違いがあるのですね…
チャーシューも美味しい。良く煮込まれた煮豚タイプのチャーシューは、ゴロンと分厚いものがノーマルのラーメンでも2個入っていました。脂身バランスよく、味付けもしっかりしていて柔らかい。連れが食べたチャーシューメンは、これが5個くらい入っていたみたいで、凄い食べ応えだったそうです。
メンマもカリッとした食感が残っていて私好み。全体的にハイレベルでまとまっています。
“ここが竹岡式である”という特徴は見えにくいけど、旨いラーメンであることは間違いないです。私は好きな味。
今回の釣りは悲惨な結果だったけど、房総で最後に食べたものが素晴らしくて本当に良かった^^
【店データ】
『鈴屋』
住所:千葉県富津市竹岡92
電話:0439-67-8270
定休:木曜日、金曜日
時間:10:00-15:00
さて、食べ終わった時間はまだ13:30頃。この時間になって、土砂降りだった天気が急速に回復してきました。それなら!と、内房の漁港の散策に出かけます。しかし、事前に情報を収集していなかった私たちは、闇雲に走り回ります。いつもの負のスパイラルですね^^;
結局富津埼の北側まで走ることとなり、このままアクアラインで帰った方が早いのではないかということになりましたが、フェリーは往復チケットを買ってしまったので金谷まで戻らなければなりません。それにしてもどの漁港も全く魚の反応が得られませんでしたよorz
結局金谷港で、次のフェリーの時間まで暇をつぶしに釣ってみましたが不発。16:20のフェリーで久里浜港に戻ることになり、まだ時間が早いから横須賀で釣ってみようと、某海釣り公園を目指します。段々何をやっているのか分からなくなってきました。
海釣り公園では楽園さんが20㎝くらいのサバを数尾ゲットしました。私にはバイトがあるものの乗せられず。20:00頃、さすがに心が折れて撤収となりました。
今回の釣行は本当に情けない結果に終わってしまいました。釣った魚の生きているところを撮った写真は一切なし^^;
なんだか食い物ブログになってしまったな~…
【Tackle Data】
Rod :Angler’s Republic/PALMS ELUA PASS-69
Reel :Shimano/16Vanquish 1000PGS(only spool:YUMEYA C2000M)
Handle:LIVRE/WING 72
Reelstand/DRESS/CHEMI STAND
Line :Polyester ♯0.25
Leader:Fluoro carbon 3LB
Lure :34/MEDUSA 2.8inch
34/Octpas 1.8inch&1.3inch
34/FISHLIKE 1.5inch
34/Jr.
34/Chimerabaite 2.0inch
34/Orbee
TICT/U.S.B spiralclaw 1.8inch
TICT/U.S.B brilliant 1.2inch
TICT/U.S.B brilliant 2.0inch
TICT/U.S.B metabo brilliant 1.5inch
TICT/U.S.B gyopin
ECOGEAR/AJI MUST 2.0inch
ECOGEAR/SOFT SANSUN 3"
Jig head/0.5~2.5g
【おまけ】
釣った魚は…本当は干物にでもしようと思っていたのですが、疲労困憊だったので知り合いの居酒屋に持ち込んで、翌日塩焼きでいただきました。

並べて写真を撮らせてもらおうと思ったら、早速頭を落とされていた。なので首なしです。今回釣った魚の写真と言えばこれだけorz

しかし、カマスって臭いけど、本当に美味しいですね^^
梅雨入りすると、なかなか釣りに行けるタイミングが得られないですね。せっかく仕事が落ち着いているのでチャンスのはずが、休めそうな日に限って雨…海況も安定して良い天気の日は仕事orz
そんな中、実は先月の下旬に高校時代の同級生の楽園さんと一緒に外房まで遠征してきました。狙いはもちろん、最近私たちがはまっているアジだったわけです。4月に初めて外房へ遠征した時は、デイアジングが成立して驚いたとともに、アジングするなら外房だろう!という刷り込みが出来上がってしまった私たち。しかし、タイトルからお分かりいただける通り、今回は撃沈でした。あまりにも情けない結果だったので、ここに書くのをためらっておりましたが、ここでの活動は備忘録的に書き残すのが私の目的ですので、一応書いておきたいと思います。
【6月20日 釣行初日 大潮】
既に数週間前から、天気予報と睨めっこしながら釣行日を模索しておりました。私たち二人の都合が良く、なおかつ比較的雨の降る確率が低い日…この時期はなかなか調整が難しいものです。満を持してこの日に決定。潮廻りも言うことありません。
今回も横須賀は久里浜港から始発のカーフェリーに乗っかって行きます。

天気も何とか持ちこたえてくれました。この日のフェリー乗り場は…凄い人です!ほとんどがシニア世代のゴルファーたち。対岸の金谷港にはゴルフ場の送迎バスが多数待機しているのですね。
私たちがまず最初に目指したのは、4月に良い結果が出た鴨川の漁港だったのですが…釣り人が少ないです。餌釣り氏が数名。一応様子見で1.0gくらいのジグヘッドでサーチしますが、フグらしきバイトが2回あっただけで海は沈黙。
ランガンしていた楽園さんが餌釣り氏に話を伺うと、5月以降、魚が回ってこなくなったそうで、もう戻ってくるのではないかと毎日様子を見に来るけれど、一月近く不発なのだそうです。4月はあれほどよかったのに…その4月ですら釣れなくなってきたと言われていましたが、ここまで悲惨な状況とは…。そんなわけで、1時間と経たずに移動。
実はこの日、私自身はもっと勝浦寄りの漁港が気になっていました。そこで前回もチェックした港を含めていくつかサーチしたのですが、思うような結果が出ません。
某漁港で餌釣りをしていた方に話を伺うと、外房の漁港の多くは最近、アミコマセによる臭いと、漁港内の水の汚れからコマセ釣りが禁止になっているのだそうです。その方曰く、「コマセを堤防に巻き散らかして、水も流さない。ほったらかしで帰るやつが多いんだよ。それからゴミもそう。空き缶やら弁当の容器、ペットボトル、吸い殻、みんな散らかしたまま帰るんだよ。その辺のマナーをみんなが守れば、禁止にまではならないだろうに…」釣り人マナーの悪さは外房でも問題視されているようです。
私はこの方と、そんな話をしながら1時間ほど粘ってみましたが結果は出ず。ランガンしていた楽園さんも、相変わらずフグのバイトだけとのことで、再び移動。
ここから先はいくつかの港を散策することになります。なので早めの昼飯を食べることに。勝浦駅近くの『御食事処 いしい』です。

外観はこんな感じ。ひなびた昭和の食堂の風情です。

「味噌タンタンメン(900円)」
店の名前に“御食事処”とあるように、そもそもはラーメン専門店ではないようで、例のB級グルメグランプリ以降、いわゆる“勝浦タンタンメン”を提供するようになったのでしょう。なので普通に定食メニューがあります。この日は生鰹刺身定食と、もう一つは何だったかな…そんな海の幸も良いと思いましたが、それは夜のお楽しみということで。
4月に食べた『江ざわ』のタンタンメンと違うのは、具として煮込まれた玉葱が、ゴロゴロしていないこと。丼上部には白髪葱ではなくオニオンスライスが乗っかっていること、白胡麻が沢山振られている事でしょうか。
辛さはなかなかなもので、『江ざわ』で食べた時と同様、スープを一口いただくと、まず最初に辣油の香りと辛みが襲ってきます。スープはベースとなっているのは動物系出汁で間違いないと思いますが、判別できず。しかし、味噌味を選んだのが幸いしたのか、分かりやすい味ではあります。でも味噌味を抜いてしまったら、特徴は強烈な辣油だけになってしまいそう…
麺を啜り込むと必然的に辣油も吸い込むことになるので、思い切りむせます。その麺は加水率中等。これは無難にスープに馴染んでいました。
今回食べた味噌味は、勝浦タンタンメンの味付けに一番向いているような気がしますね。しかしチャーシューが入らず、麺量も多いわけではなくこの価格は…勝浦タンタンメンは割高感があります。
【店データ】
『御食事処 いしい』
住所:千葉県勝浦市159
電話:0470-73-7153
定休:水曜日
時間:7:00-14:00 18:00-翌2:00
さて飯も食ったしさらに移動です。いくつかの港を巡ってみましたが、釣り禁止になっているところも結構ありますね。そんな中で、かなり北の方の漁港まで車を走らせることになりました。
そこでは…多くの釣り人が釣っています。幾人かのアジングアングラーも入っています。これは期待できるのではないでしょうか。私たちも堤防の空いているところで開始しました。するとぽつりぽつりですが、カマスが釣れ始めました。そして餌釣り師には尺近い立派なアジが!色めき立つ私たち!しかしアジングではなかなか食わせる事が出来ません。
そうこうしている内に17:00頃になりました。すると地元の方と思しきカゴ釣り師が続々とやってきました。っで、この人たちが凄い。私たちや、既に釣っていた餌釣り師にお構いなしに割り込んできます。トレースコースに浮きを流され、まともにキャストが出来ません。しかも空からコマセが降って来て、顔にその飛沫が掛かります。
これは酷いな~…と思っていたら、漁港の広報車らしき車が入ってきました。どうやらここもコマセ釣りは禁止なんですね。このカゴ釣り師たちは漁協の方に注意されて、一度は道具を片付けましたが動こうとはしません。どうやら漁協関係者がいなくなるのを待っているようです。そして18:00になると、皆一斉にカゴをぶん投げ始めました。これにはあきれた。
辺りが暗くなるとカゴ釣り師は帰って行きましたが、辺り一面コマセと吸い殻だらけ。残ったコマセを堤防に開いていた穴ぼこに捨てて行った輩がいたらしく、誤って私はそこに爪先を突っ込んでしまいました。その途端、凄まじい悪臭が発生!その中には吸い殻も投げ込まれていたらしく、その匂いたるや嗅いだだけで失神しそうなほど!
これにはすっかりやる気が失せて、宿へ向かうこととなりました。私の靴が臭いので、車内も悪臭で充満してしまいました。最悪orz
さて、一応顔を洗って着替えをして、気を取り直して宴と行きましょう^^
前回の釣行ですっかり気に入ってしまった『千産知笑 すみびや』です。ホテルに併設されていて、23:00までやっているのが嬉しい。(LO.は21:30)

「お通し」
今回の訪問時に提供されたお通しは、“しったか”でした。
こうした料理は味付けは薄すぎても濃すぎても美味しくないけれど、実に絶妙な味付けで非常に美味しい。ビールが進みます^^

「清澄イノシシのほう葉焼き」
猪はちょっと癖があるので食べる人を選ぶと思いますが、多少癖があるくらいの食べ物を好む私たちは全く問題なくいただきます。
猪の肉に長葱と玉葱を加えて味噌と調味料で和えたものをほう葉の上で焼きます。適度な歯ごたえと野生の肉特有の旨み。ワイルドな味です。

「くじらの竜田揚げ 田舎風」
南房州では400年前から鯨を食していたそうです。まさにソウルフードなわけですね。私自身、小学校の給食で、肉と言えば鯨だった世代なわけで、非常に懐かしいです。
しかし、この店でいただいた鯨肉は、当時私たちが食べていた鯨とは全く肉質が違って柔らかく、そして味付けも適度。とても美味しいです。

「房州名物さんが焼き」
他の店ではいろんな魚を和えて使うそうですが、この店ではアジだけを使っています。イメージとしては、なめろうを陶板で焼いたもの。アジを叩いたものに、大葉や生姜などの薬味を加え、軽く味付けされています。前回気に行ってしまって再び注文。これは美味しい!お酒が進んでしまいます^^

「地魚のソテー」
この日は鰆の西京焼きをいただきました。この魚は足が早いので、新鮮な内でなければ食べる事が出来ません。
切り身の幅からして、この鰆は70~80㎝くらいの大きさがあるものと思われます。このくらいのサイズの鰆になると、適度に脂がのって、肉質が良くなります。顔に似合わず上品な身を持った魚。西京焼きはその食べ方の定番です。もちろん言うことありません。

「エリンギとイカのガーリックソテー」
烏賊とエリンギ、パプリカを炒めたもの。こちらの店は、こうした洋風の料理を作っても、どこか和を感じさせるところが楽しいです。これもお酒が進んでしまいます^^

「烏賊わたの陶板焼き」
これも酒のつまみの定番。前回もいただいた一品。この店は味付けが全体的に薄めで、それでも十分な旨みが感じられる料理です。

「ご飯セット」
ご飯は地元の長狭米を使用。この米は明治天皇献上米だったそうです。炊き加減が素晴らしく、米そのものが美味しいのは嬉しい。
ふのりの味噌汁もおしんこも旨いです。
【店データ】
『千産知笑すみびや』
住所:千葉県鴨川市天津1072
電話:04-7094-0315
定休:水曜日
時間:17:30~23:00(LO.21:30)
6月21日 釣行二日目 大潮
さて、昨晩はすっかり飲んだくれました…
翌朝は張り切って朝マズメを釣るぞ!と4:00am.に目覚ましをセットします。そして予定通り…眠い目をこすり、昨日ババ水に足を突っ込んで悪臭がいまだに残るGパンに嫌々足を通しつつ、準備を整え玄関を開けてみれば…土砂降りですorz
予報では曇りになっていたのにな~…しばし呆然とし、再び服を脱いで布団に潜り込んでしまいました。
次に目覚めたのは7:00am.頃。しばしダラダラとしていましたが、せっかく外房まで来たんだ!カッパを着込んで頑張ろう!ということで、やっと出撃。一応チェックしていた漁港で試してみると…雨が上がってきました!しかし魚からの反応は薄く…フグに何度もワームをかじられるばかり。そのうち雨が本格的に降り始め、すっかり心が折れました。ということで、雨が上がるまでの間は金谷方面に戻りつつ、日帰り温泉に浸っていくことにしました。雨に打たれた体、温泉に浸ると生き返ります^^
さて雨はやまないまま結局内房まで来てしまいました。こうなったら金谷からほど近い竹岡に寄り道して、ご当地ラーメンの“竹岡式ラーメン”を食べて行こうとうことになりました。竹岡式の老舗『鈴屋』です。

「ラーメン ライス(950円)」
本当は一番有名な『梅乃屋』で食べるつもりでしたが、生憎定休日。なので次なる候補のこちら『鈴屋』を目指します。店は国道に面していて、すぐに分かりました。時間はちょうど13:00頃。昼飯時は既に回ろうという時間でしたが、何と店先の駐車場も、店を挟んだ国道の反対側の駐車場も、満車でした。幸いすぐに店先の駐車場が空いたので車を入れ、店に入ります。
この時間でも店は大繁盛。客席はテーブル席と座敷の構成でしたが、8割方が埋まっています。私たちは相席でテーブル席に座ります。
こちらのメニューは非常にシンプル。「ラーメン」と「チャーシューメン」そしてそれぞれの大盛。基本的にそれだけ。そこにライスやおしんこ、お酒がサイドメニュー的に存在するだけです。こうした潔いメニュー構成の店は大抵の場合美味しいので、ちょっと期待です。

非常に色の濃いスープで一見しょっぱそうに見えます。丼表層を覆う油も多めで、ちょっと小田原系のラーメンを彷彿とさせます。それでは早速いつものようにレンゲでスープを一口。
私が聞いていた竹岡式ラーメンとは…スープはチャーシューを煮込んだ時の醤油ダレを、麺の茹で汁で割っただけ。麺は乾麺を使用していて、チャーシューが豪快…といったところで、きっとスープは醤油の味がダイレクトに来るようなものだろうと想像していました。ところがこの店のスープは、しっかり出汁の旨みが効いています。恐らく味付けは前評判通りチャーシュー(煮豚)を仕込んだ際の醤油ダレを使っているのでしょう。その旨みがしっかり感じられます。そしてそれ以外に、香味野菜や昆布?などの旨みも同時に感じられます。これは恐らく単に麺の茹で汁で割っただけではないですね。一般的なラーメン店のように、しっかりと豚ガラや香味野菜などで摂られた出汁を使っていると思います。色は濃いですが、味付けはむしろ薄めの部類。全体に散らされた刻み葱もスープを上手く落ち着かせています。いやこれ美味しいですよ!
イメージとしては、私がかつて食べたラーメンの中では小田原系や八王子系が近い気がしますが、それらとも少々異なった趣。私は好きな部類です。
麺は細ストレート麺でした。加水率中等で、しっかりとスープをつかんできます。このスープに良く合った麺が選択されていると思います。量も多めで、160g以上あるのではないでしょうか?かなりの食べ応えです。
この麺は乾麺ではないですね…どうやら私の竹岡式ラーメンの知識は、『梅乃屋』のそれのようで、同じ竹岡式でも違いがあるのですね…
チャーシューも美味しい。良く煮込まれた煮豚タイプのチャーシューは、ゴロンと分厚いものがノーマルのラーメンでも2個入っていました。脂身バランスよく、味付けもしっかりしていて柔らかい。連れが食べたチャーシューメンは、これが5個くらい入っていたみたいで、凄い食べ応えだったそうです。
メンマもカリッとした食感が残っていて私好み。全体的にハイレベルでまとまっています。
“ここが竹岡式である”という特徴は見えにくいけど、旨いラーメンであることは間違いないです。私は好きな味。
今回の釣りは悲惨な結果だったけど、房総で最後に食べたものが素晴らしくて本当に良かった^^
【店データ】
『鈴屋』
住所:千葉県富津市竹岡92
電話:0439-67-8270
定休:木曜日、金曜日
時間:10:00-15:00
さて、食べ終わった時間はまだ13:30頃。この時間になって、土砂降りだった天気が急速に回復してきました。それなら!と、内房の漁港の散策に出かけます。しかし、事前に情報を収集していなかった私たちは、闇雲に走り回ります。いつもの負のスパイラルですね^^;
結局富津埼の北側まで走ることとなり、このままアクアラインで帰った方が早いのではないかということになりましたが、フェリーは往復チケットを買ってしまったので金谷まで戻らなければなりません。それにしてもどの漁港も全く魚の反応が得られませんでしたよorz
結局金谷港で、次のフェリーの時間まで暇をつぶしに釣ってみましたが不発。16:20のフェリーで久里浜港に戻ることになり、まだ時間が早いから横須賀で釣ってみようと、某海釣り公園を目指します。段々何をやっているのか分からなくなってきました。
海釣り公園では楽園さんが20㎝くらいのサバを数尾ゲットしました。私にはバイトがあるものの乗せられず。20:00頃、さすがに心が折れて撤収となりました。
今回の釣行は本当に情けない結果に終わってしまいました。釣った魚の生きているところを撮った写真は一切なし^^;
なんだか食い物ブログになってしまったな~…
【Tackle Data】
Rod :Angler’s Republic/PALMS ELUA PASS-69
Reel :Shimano/16Vanquish 1000PGS(only spool:YUMEYA C2000M)
Handle:LIVRE/WING 72
Reelstand/DRESS/CHEMI STAND
Line :Polyester ♯0.25
Leader:Fluoro carbon 3LB
Lure :34/MEDUSA 2.8inch
34/Octpas 1.8inch&1.3inch
34/FISHLIKE 1.5inch
34/Jr.
34/Chimerabaite 2.0inch
34/Orbee
TICT/U.S.B spiralclaw 1.8inch
TICT/U.S.B brilliant 1.2inch
TICT/U.S.B brilliant 2.0inch
TICT/U.S.B metabo brilliant 1.5inch
TICT/U.S.B gyopin
ECOGEAR/AJI MUST 2.0inch
ECOGEAR/SOFT SANSUN 3"
Jig head/0.5~2.5g
【おまけ】
釣った魚は…本当は干物にでもしようと思っていたのですが、疲労困憊だったので知り合いの居酒屋に持ち込んで、翌日塩焼きでいただきました。

並べて写真を撮らせてもらおうと思ったら、早速頭を落とされていた。なので首なしです。今回釣った魚の写真と言えばこれだけorz

しかし、カマスって臭いけど、本当に美味しいですね^^
- 2016年7月1日
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