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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

白昼夢で見た紅の色と渓

釣師は夢と現実の狭間を彷徨う旅人かもしれない。

何かを求めて歩き続ける生き物なのだろう。

釣りに行けない時、釣りに行きたいと強く願う。

どうして自分は釣りに行けない不幸な人に生まれたのだろうと嘆く。

釣りに行けたら行けたで満足するはずも無く。

釣れないときは、やっぱり来るんじゃなかったと呟く。

釣れたときは、やっぱり思った通りだと誇らしげに笑顔を浮かべる。

そして、もう満足だと家路に着く。

一晩寝たら、また釣りに行きたいと願う。

先週は釣りを休んだけど。

休んだ事で何故か体調を崩してしまう。

少し無理でも釣りをしている方が体調が良いのはなぜなのだろう。


そして、春は過ぎて季節は初夏に近づいて行く。

渓の美しい流れに身を置くと、この世界は現実なのか?それとも夢の中なのだろうか、時々わからなくなる。
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何処までも澄んだ流れは続き、新緑の若葉は冬の間、幹に蓄積したエネルギーを一気に吹き放つ。

実は先日の尺ヤマメで満足はしているのだけど、気が付けばまた渓に思いを馳せてしまう自分がいる。

新緑の季節になれば魚はより良い流れを求めて移動を繰り返す、一雨毎に上流を目差すのである。

魚の動き、それを見失う前に確かめたい。
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白く透き通る様な美しさを身に纏い、果敢にルアーにアタックするヤマメ達。今年は何故かこの釣りに情熱が再燃している。

それでも大物が釣りたい訳でも無いし、数が釣りたい訳でも無い。

小さくてもその野生がその個性が美しければそれで良い。
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雨後の渓とはいえ決して簡単に釣れる状況ではなかったけれど。

それでも、それなりの魚たちがそれなりの数遊んでくれた。
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今日の良い魚は、鰭を紅色に染めたヤマメ。
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メスのヤマメは尻鰭が長くなる。

友人に聞いた話だけれど、産卵床を掘るときに穴の深さを計る為だという。

今回も美しい魚に逢うことができた。

また良い夢を見れそうだ。

鶯の声が響く新緑の渓で見付けた紅色が印象的な一日だった。
 

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