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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

優しい雨の渓へ

2月最終日、降り続く雨の九州道を走り続け終えて帰宅した時間は、1日の午前2時。

電気も消えて、家族の寝静まった家に帰ると、遠足前の子供の様にワクワクして眠れない僕はゴソゴソと釣りの準備を始める、シューズにウェーダー、レインジャケット、カメラを防水パックに詰める。
愛用リールミッチェル408の古いグリスを洗い流し、新しくグリスやオイルを充填させる。

本当はカーディナル33を持ち込む予定だったが合わせるはずだった竿が竹竿なので雨の日の使用は避けて、カーボンロッドで行く事にした。
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ルアーは先日に用意してあるものを最終チェック、フックの曲がりを直し必要なものはシャープナーで研ぐ、以前、渓流、本流シーズン中は毎週当たり前にしていた事であるけれど、何故かこの一つ一つの作業が懐かしく感じる。

思い返せば、解禁に行くなんていうのは15年前に雪の千曲川が最後だったと思う。

当時は、一年中、渓流や湖、本流のトラウトを求めて飛び回っていた。
給料の殆どを釣行費、残りを釣具に充てていたから、一生分のタックルが残っていて、手元の殆どの道具は当時のままで今でも現役で使っている。

九州に来た10年前までは、渓流への思いは強くあったのだが、東北や北陸、北関東の感覚ではヤマメを釣ることが出来ず、数年で断念をした、それは魚が釣れない訳ではない、理想の流れではヤマメが生息していない事が多かったのである、つまり僕の釣りはこの土地のヤマメ釣りとはかけ離れていたのである。

それでも年に1~2度は必ず渓流へ足を向けていた。

熱を上げてではなく、淡々として昔を懐かしむ様な釣りだった。
その頃は、子供の闘病生活もあり、思うようには通う事や遠征なども出来ずにいたのだが、10年我慢していた甲斐もあり、最近になりようやく自らの方向性を見付けた。

自宅から1時間圏内で行ける場所の開拓を始めた訳である。

結果は徐々に付いてきて、この釣りが楽しめるレベルにまではなったのだが、シーズナルの流れがまだ見えてはいない。

3月はどうなのか?4月はどう変わるのか?季節毎にそれを把握して行くべく全体のシーズナルを自分で確認したいと考えているのである。


そうして九州に来てから、初めて解禁日に渓流に入ろうなんて思ったら、運の悪さか生憎の雨、雨。

豪雨でも釣りは可能ではあるけれど、3月とは云え冬の雨である。
濁りはどうだろう?気温は大丈夫か?魚はいるのか?様々な考えが頭の中を回りだす。

結局、朝からの釣行を諦め、午後からゆっくりとスタートする事にした。
正午ぎに自宅に迎えにきてくれた仲間の車に乗り込み、ゆっくりと稜線を目差す。
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今回は今年から渓流を始めた仲間との釣行。

天気は悪いが気分は良い、魚に逢うまでの期待と不安も心地よい。

僕がこの釣りを始めた時はたった一人だったけれど、後に多くの仲間に恵まれて今の自分の釣りがある。

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それぞれのタックルにスプーンを結び釣りを開始する。
意外にも活性は高く、ここぞという場所からはヤマメが挨拶してくれる。
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 僕のスプーンに反応してくれた銀毛ヤマメ。
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ダウンクロスに流し込んだミノーにも高反応があった。
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何処までも、せせらぎと優しい雨と仲間の笑顔という素敵な時間は流れ続けて。
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渓を歩く事に、夢中になりながら。
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とうとう月が出る時間まで。

雨降る早春の渓流を楽しむ事ができた。

次回はどんな魚と出逢えるのだろう、どんな時が待っているのだろう。

ヤマメ達が瀬に入る頃にまた。

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