プロフィール

関根崇暁

福岡県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/6 >>

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:254
  • 昨日のアクセス:178
  • 総アクセス数:1133015

QRコード

BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

遠い約束。

  • ジャンル:釣行記

普段TVゲームばかりしている息子と釣りの約束をした。海でカレイを釣りたいという夢があるようだが、もう少し大きくなってからじっくりやるとして。今回は自分で釣りたいとは言ったが、僕の釣る魚を探す役割をさせた。
「ほらっあそこにおるよ!」「あれ、ハヤやん!」とライズを見つけると小さな手で身振り手振りで僕に教えてくれる。

この子に魚釣りを教えたい。それは僕のエゴかもしれない。
そして、遠い約束をした。
「何時かパパがいなくなっても、魚釣りしてね?」
「うん!」と返事をした。きっと意味はわかってないだろうけど、それでもいい、遠い約束を何時か思い出してくれればそれでいい。でも、それもエゴなんだ。

良型のカワムツが緩い流れから飛び出した。
「ほら、釣れたやん、ハヤんおったねー」

関東生まれの僕、九州生まれの息子、言葉は息子の方がネイティブである。

続いて大きなオイカワ。#10フックでも釣れそうな口をしている。 

僕が釣り、息子がリリースする。小さな手を水につけて、するっと魚を上手にリリースできた。

5年後、彼は釣りに付いて来るだろうか?
10年後、彼はルアーをしてくれるだろうか?
20年後、彼はフライをしてくれるだろうか?
30年後、僕は彼と共に釣る事が出来たら幸せだな。

そんな小川がこの九州には健在である、何時までもこの環境が残る事を祈っている。
そして、彼が大人になり、こんな夕日を見た時、何時かの遠い約束を思い出してくれればと。
 

コメントを見る