最近、中海でクロソイを狙う人が増えたと思う。
ついこの間も、気温マイナス2度の中車が3台、人は…。
こんな日に釣りに行っているなんて頭おかしいよねと。
(僕自身も含めてだが)

世間一般の感覚でいうと、気温が5度を下回ったら外になんか出ないのだろう。
僕もすこし前までは雪が降った時に嬉々として水辺に向かうような壊れた人間にはならないと思っていた。
気がついたら風の無い気温1度の日に「今日は風がないから暖かいですね」とか吐き出すダメ人間になってしまっていた。

まあ、とにかく例年に無いぐらいに狙っている人が増えているのは間違いない事実。
かめやでガブリカーリーを買おうとしたら、一色を除き無くなっていた(笑)
この時期にこれが欠品するって、普通じゃあり得ない。
西日本の営業もこの時期にこれが欠品するなどとは思っても見なかったのかもしれない(笑)
500円で7～8本とか、普通に神ワームだと思う。

っで、釣り場に出掛けてごそごそしていると、先行されている方が居たので、近況を聞いたり。
今年はサイズは出ないけど、ポツリポツリとは釣れるみたい。
話していると、結構この時期は毎年力を入れられているようで、言葉の端々からやりこんでいるのだなという熱が伝わってきた。
なんか、その横でマジでいい加減な釣りさせてもらってます、ごめんなさい(笑)

ただし、僕にはバイトすらなく、結局この場所は見切りを付けて、ほかの場所にエントリーした。

着いた先で、最初はガブリカーリー(品薄(笑))。
一回底に落としてからゆっくりとスイミング。
すると、何度か鋭いアタリが出た。
しかし、ワームのアピールが強すぎるのか、そもそもボリュームがでかすぎるのか、バイトのみでなかなかフックアップしない。
そこで、ルアーのボリュームとアピールを落とすために、グラスミノーＬに付け替えることにした。
カラーはソリッドな赤系のグロー入り。
すこしバイトが深くなるかなと思ったのだが、意に反してショートバイトが続く。
こう言うときは丁寧になりすぎる。
底取りの回数や、巻きの遅さ。
丁寧にやった方が良いこともあるが、この日は底を取りすぎた。
根掛かりでワームを持っていかれる。

色がダメなのか？と思い、虎の子で残しておいたグラスミノーのＬ チカチカ室蘭カラーを投入。
シーバスルアーなどでもそうだが、僕は基本カラー信者ではない。
しかし、以前からクロソイを狙う際に、このカラーだけは何か釣れ方の違いを感じていたのだが、それに賭けてみる。
散々今まで通して来たコースを再び通してみたところ、リトリーブ中にドスッという反転がロッドに伝わった。

途中、何度か突っ走ったのだが、リールの釣力に任せてひたすら引き寄せる。
おお…



37センチ！
ナイスなサイズのクロソイだった。
クロソイはガッツリ針がかりすることも多いが、意外と皮一枚の時もある。
根に入られるのを恐れ強引にポンピングすると、口が切れてバレることがある。
なので、リールの釣力でゴリゴリと巻くのが良い。

チカチカ室蘭って、蛍光系の色にギラギラと多めのラメ、そしてグローが入った色なのだが、その目立ちのバランスが良いのか、クロソイにはすこぶる反応が良いのだ。
単にパールやチャート系とかで目立たせたり、イワシ系のギラギラとか、根がかる前に使っていた夜光など、個別要素で攻めた時には、釣れないわけではないが特段爆発力を感じる事はない。
それが三位一体となったこの特定カラーについてはカラーの力を無視できないような気がする。

その後、帰りに1か所目で会った方とまた会った。
どーも話してみると、昔FimoとかFBとかで繋がっていた方だった(笑)
世間は狭いなぁ。
PE1号でベイトタックルという常人離れしたタックルだった。

やはり、PEラインの方が操作性は良いのだろうなと思いつつ、根掛かりからのリカバリが億劫でナイロンの釣りになってしまう。
実はナイロンでも感度が悪いと言うことはなく、アタリはビンビンに伝わってくる。
ただでさえ寒さでフロロ並みに固くなるこの時期。
14lbあたりを入れておけばナイロンはこの上ない武器になる。
(下手くそなのでバックラッシュしまくるので恐ろしいってのも大いに)
これを、巻き抵抗のあるシーバスルアー等に変えると、途端に糸の伸びか気になるわけだが。
初期伸度が押さえられたマトモなラインならば、巻きテキサスなどローテンションの釣りにおいては充分すぎる感度があると思うな。
いずれはどこかでPEも試してみようとは思うが、今のところはナイロン一択の状況。

しばらく話しているうちに、寒くて歯の根が合わなくなってきて、もう帰りましょうということになった。
またどこかで会いそうな気がした。