【花釣風月】ダツがスーパーに売られていた日

あら、美味しそうなサンマ…ではなく、指4本のダツが売られていた。
食べられるとは聞いていたが、まさか売られてまでいるとは思わなかった。
お値段も300円とリーズナブルである。欲しくない。

パンで血糖値を上げてから再び釣り場に戻る。
徐々に日が落ちて、橋が明暗を作り始めると、徐々に魚からの反応が出始めた。
とはいっても、水面でシンペンなどという美味しいシチュエーションではなく、中層ワームというパターン。
この頃叩きすぎてあちこちの魚が沈んでいるように思う。
ミドルアッパー3.5インチで中層を巻いているとコツコツとアタリが出た。

一本釣ると砕けるミドルアッパーだが、ジグヘッドに刺すときに瞬間接着剤を塗っておくと結構何本か形をキープしてくれる。

同じパターンで、もう一本を追加した。

こんなにクネクネしていても、ちゃんと次に繋げられた。
すごいぞ、あと10本頑張れ(笑)

その後乗り切らないバイトが多発し始めた。
僕の祈りが伝わったのか、10発ぐらい連続で。
そんな形で頑張れと言ったつもりはないのだが。
もう少しやる気出してもらって良いですかね？とお願いしたところ、着水からカウントダウンして、巻き始めた所でやっとフックが魚を捉えた。

ボリュームに対して魚が小さすぎるのだ。
だから針に乗らない。
魚が入れ替わってしまったのかもしれない。

なおも叩き続けていると中層で反応が出なくなってきたので、仕方無しに沈め始める。
案の定牙を剥く牡蠣殻、10本の約束を果たすこと無く志半ばで貝殻の餌食になってしまった。

替えのジグヘッドとワームを車へ取りに行く。
あ、ミドルアッパーが無い。
最近頼りすぎたのかも知れない。

慌てず騒がずDRスティック。
ボリューム感が落ちると途端に食いが復活する。
流石に中層では食わないのだが、一旦ボトムまで落としさえすればちゃんと食い込んでくれる。

サイズは戻らなかったけど。
このルアーの良いところはやはり耐久性だなぁと思う。
もちろんダートもするし、ただ巻きでも行ける。
しかし、何十本釣っても壊れないこの素材は他に類を見ない。

唯一の難点は他のワームと一緒に保管すると互いを侵食し合ってドロドロ、ボロボロになってしまうというところだ。

ということで、いくらワームで釣れるからと言っても、ローテーションは必要なんだなと思わされた釣行だった。

ロッド : ブラックレーベル SSS 610MLXS(グローブライド)
リール : 12ルビアス 2510H(グローブライド)
ライン : シーバスPE パワーゲーム 1.2号(東レ・モノフィラメント)
リーダー : パワーゲームルアーリーダーフロロ 20lb(東レ・モノフィラメント)
ルアー : モアザンミドルアッパー 3.5インチ、DRスティック(グローブライド)