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▼ 〝 モチーフの決定 〟
- ジャンル:日記/一般
- (ボート)
140型トレーラブル艇を創作建造するにあたって「ドリームハル」の完成により、漸く7つのテーマの内、1.~ 6.まで概ね終点が見えて来た。
残るは、7.のテーマ「独創的デザイン」、コンソール・ストレージ・シアーラインを決定する事が最大の関門として立ち塞がっていた。何故なら、当時の一般プレジャーボートのお決まりな外観では、左右のモデルネームやビルダーロゴなどのデカールを外した途端に真っ白で、何処のビルダーの何というボートなのか判らなくなる様な画一的なデザインが多く、同様の対応では、ガンディーニ氏を敬愛し、シアーラインに拘る者として許されないことでもあった。意地でも一発で明確に判明出来るシアーライン、第一印象となるべく特に力点を於いていた。即ち、大海を泳ぐ「モチーフの決定」こそ、最大のテーマであった。
全長こそ14feet であったが、極力ワイドビームでそれも船首まで維持することで完成させた「ドリームハル」であった事で、真上から見ると将棋の駒の様にも見えるほど船首形状が寸詰まりの印象であった。連日連夜これまでにトレーラブルボート屋として経験した出来事を思い出し、一方で図書館で借りた海洋生物の図鑑などを参考に体長4.3m程に成長する魚類を調べる日々が続いた。
ある日の事である、九州地方が台風の進路に当たりそうだという事で、弊社ファシリティーズのトーイング艇を夕方スロープにて揚げる事となったが人手が足りず、先にゲレンデに到着したため一人で揚げる事とした。ポンツーンからインディータントラムをスロープに回航し、先にセットしていたトレーラーにランチングして何気なしにボートサイドからスロープに飛び降りた時であった。
ビーチサンダルがスロープの藤壺に引っかかり、素足となってスロープの苔で滑ってしまった。日も落ちて薄暗かったせいもあるが、勝手知れたスロープであったので簡単に考えていた事が悪かった。素足で滑って行ったその先には、牡蠣が群生しており足裏が大根おろし状態となり深く数箇所切れてしまい、見る見る辺りの海水が赤く染まっていった。それでも、ボートが大事と思い、プカプカと浮いているビーチサンダルを取り寄せ、バウアイを固定してヘッド車で揚げた。その後、近くの整形外科に行き処置を行ったが、暫くは歩く事も侭ならず不自由をしたが、ビーチサンダルなどで舐めてかかったことは所詮、因果応報であった。
怪我の功名と云うか、その事で思いついたのであった。
あの時、スロープを照らすドッキングライトが有ったら、あの薄暗い中でも苔が見えたに違い無い。
「ハロゲンの明るい光で、スロープを照らそう!」
「そうだ、左右に付けて眼玉にしよう !! 」

モチーフが決まった瞬間であった。 体長、4.3m 以上に成長する平撞木鮫 「グレート・ハンマーヘッドシャーク」
残るは、7.のテーマ「独創的デザイン」、コンソール・ストレージ・シアーラインを決定する事が最大の関門として立ち塞がっていた。何故なら、当時の一般プレジャーボートのお決まりな外観では、左右のモデルネームやビルダーロゴなどのデカールを外した途端に真っ白で、何処のビルダーの何というボートなのか判らなくなる様な画一的なデザインが多く、同様の対応では、ガンディーニ氏を敬愛し、シアーラインに拘る者として許されないことでもあった。意地でも一発で明確に判明出来るシアーライン、第一印象となるべく特に力点を於いていた。即ち、大海を泳ぐ「モチーフの決定」こそ、最大のテーマであった。
全長こそ14feet であったが、極力ワイドビームでそれも船首まで維持することで完成させた「ドリームハル」であった事で、真上から見ると将棋の駒の様にも見えるほど船首形状が寸詰まりの印象であった。連日連夜これまでにトレーラブルボート屋として経験した出来事を思い出し、一方で図書館で借りた海洋生物の図鑑などを参考に体長4.3m程に成長する魚類を調べる日々が続いた。
ある日の事である、九州地方が台風の進路に当たりそうだという事で、弊社ファシリティーズのトーイング艇を夕方スロープにて揚げる事となったが人手が足りず、先にゲレンデに到着したため一人で揚げる事とした。ポンツーンからインディータントラムをスロープに回航し、先にセットしていたトレーラーにランチングして何気なしにボートサイドからスロープに飛び降りた時であった。
ビーチサンダルがスロープの藤壺に引っかかり、素足となってスロープの苔で滑ってしまった。日も落ちて薄暗かったせいもあるが、勝手知れたスロープであったので簡単に考えていた事が悪かった。素足で滑って行ったその先には、牡蠣が群生しており足裏が大根おろし状態となり深く数箇所切れてしまい、見る見る辺りの海水が赤く染まっていった。それでも、ボートが大事と思い、プカプカと浮いているビーチサンダルを取り寄せ、バウアイを固定してヘッド車で揚げた。その後、近くの整形外科に行き処置を行ったが、暫くは歩く事も侭ならず不自由をしたが、ビーチサンダルなどで舐めてかかったことは所詮、因果応報であった。
怪我の功名と云うか、その事で思いついたのであった。
あの時、スロープを照らすドッキングライトが有ったら、あの薄暗い中でも苔が見えたに違い無い。
「ハロゲンの明るい光で、スロープを照らそう!」
「そうだ、左右に付けて眼玉にしよう !! 」

モチーフが決まった瞬間であった。 体長、4.3m 以上に成長する平撞木鮫 「グレート・ハンマーヘッドシャーク」
- 2011年10月18日
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