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〝 世代を越えて 〟

普通免許で牽引可能なソルトウォーター用トレーラブルボートとして、これまでの18feet艇からあえて14feet艇へのダウンサイジング果たす意義をより鮮明にする為、徹底した安全性と航行性を高める必要があったのは勿論であるが、何よりもオーナーズドライブを大前提とした満足感を荒天時に納得していただく事が最大の課題であった。

その為に従来の同クラス艇には無かった発想、つまりZ軸モーメントをより小さくする事、そして、ボトムヘビー化を徹底させる事、基本的にはイタリアンカロッツェリアからのデザイン&設計のルーツを踏襲することとなる。

トレーラブル艇クラスにて積載される重量に対し、重量比率が高いパーツに、エンジン、燃料タンクとバッテリーがある。機関重量はMax.115kgを想定、ステアリングホイールから足元に掛けてをZ軸の基軸として前後Y軸、左右X軸のバランスを図る様にする事とボトムヘビー化に不可欠なSUS製の燃料タンクMax.53kgをセンターコンソールフロア面下部に設置する事で、ボトムヘビー化を徹底させ更に、空でも満タンでも浮力バランスに影響しない安定性を確保する事とした。また、90Aメインバッテリー17kgもドライバーズシート真下のフロア面から一段下がったゲル面に装備する事とした。

このことにより70kgがZ軸モーメントをより小さくすることに貢献し、生簀に海水を満たす事で、機関重量とのバランスとボトムヘビー化に繋がる生簀形状と容積を確保した。更に、風に流されにくいガンネル・コンソールの高さと形状に拘り、人間工学に基づく機能的デザインを追求し、都合7つのストレージを有するデッキデザインが完成した。

また、一番の特徴たるバウデッキにも更なる拘りを持たせたが、長くなるのでここでは触れず、後日としたい。








こうして、国際規格に充分通用し、世代を越えて海洋ロマンに夢を抱ける純国産の可搬艇140型ハンマーヘッドが、「2003年東京国際ボートショー」開場の前日ギリギリに東京ビッグサイトに到着したのであった。





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