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▼ イギリスのパイクフィッシング その4
- ジャンル:釣行記
この日は朝の釣りのあとに、ハイクレア城まで足を伸ばす予定。英国貴族の生活を描いたテレビドラマ「ダウントンアビー」のロケ地だ。この数年アメリカで人気が爆発してしまい、ずっと予約がとれなかったが、今年はやっと取ることができた。入城予約が10時半なので、朝の釣りは短時間勝負。7時半にはホテルを出なければならない。
時間短縮のため、早足にランガンしていくが、今朝はなかなかバイトが出ない。目ぼしいところを1時間半ほどやったが反応がないのでスパッとやめてホテルに戻る。続きは夕方。
スーツに着替え、優雅に朝食。ブュッフェに加え、ホットミールをオーダー。

スモークドハドック。脂ののったスケトウダラをスモークしてある、香ばしい燻製香。ポーチドエッグと絡めて食べると塩味が和らぐとともに、コクが出てなかなか美味い。
そしてハギス。フライドエッグの下にハギスがあるのだが、羊のレバーや心臓、肺などの内臓を細かく刻んで穀物と混ぜ、それを胃袋に詰めて茹であげたスコットランドの料理。英国らしい朝食だ。

朝食をとると、身支度をして急いで駅へ。窓口で往復券を買い、電車を乗り継いでNewburyへ向かう。
そこからさらにタクシーでハイクレア城へ。

現在のハイクレア城は8代目カーナボン伯爵夫妻の屋敷。ダウントンの世界そのままの、本当に素晴らしい城だった。英国上流階級の暮らしがリアルに感じられる。ダウントンアビーにハマって、全巻DVDを買ってしまったが、城を回ると、あちこちで様々なドラマのシーンが思い出される。
絢爛豪華な内部は、残念ながら撮影禁止。一通り見学したところ大雨が降っていたので、中のティールームでクリームティーをしてから出てきた。相変わらず天候がコロコロ変わる。ハイクレア城についても書きたいことは色々とあるのだが、これは釣りログなので割愛。
さて、再びタクシーと電車を乗り継いでホテルに戻り小休止。夕方からの釣りに備える。
この日の夕方も川を釣り上がることに。この時期のイギリスは夕方9時くらいまで明るいので、できればその時間まで釣りをしたいのだが、実はそうなると夕食に困ることになる。パブは深夜までやっているのだが、たいていは9時くらいにキッチンがクローズしてしまい、飲み物以外は受けつけてくれなくなってしまう。つまり、それ以降にパブに入ってもまともな食事は出来ない。
そこでこの日は先に夕食をとることにした。行きつけのマイパブ。

イギリスは夜9時過ぎても明るいが、これで夕食時。ハーフパイントのサイダーに、夏野菜のリングイーネ(味は悪くないが、パスタはアルデンテとはほど遠いクタクタ)。そして定番、フィッシュ&チップス。
フィッシュ&チップスは店によってクオリティーがぜんぜん違う。美味い店もあれば、油がベッタリと滲み出るガチガチの分厚い衣が魚の切り身にへばりついているような、本当に人に食べさせるつもりで作っているのか疑いたくなるようなひどいものまで様々だが、ここのフィッシュ&チップスは衣はサックリ、身はホクホクで結構美味しい。
ちなみに唖然とするほど大量に供されるチップス、すなわち揚げイモであるが、僕は留学していた当初は大嫌いだった。量ばかり非常識なほど多く、味は単調でモソモソすると思っていた。
だが、イギリス人たちはこの大量のイモを臆せず食べるのである。最初はこんな不味いものを大量に盛って、なんのつもりだろうと思っていた(←失礼)。
アイルランドでアイリッシュシチューを頼んだとき、やはりイモが大量に入ったシチューが出てきた。さらにトッピングはするか?と聞かれたので、おおかた野菜の付け合わせか何かを添えるのかと思ってお願いしたら、ポテトだらけのシチューの上からさらに揚げ芋とマッシュポテト2玉、それに茹でたジャガイモを乗せられたのには閉口を通り過ぎて、呆然としたことがある。
しかし、慣れとは恐ろしいもので、幾度となくイギリスのポテト食べているうちに、気づいたら自分でもイギリスのチップスを確かに美味いと思うようになっていた。あれほど嫌いだったのに。
これはポテトに限った話ではなく、最初は妙な香りだなぁと思ったイギリスのソーセージや、粉っぽいく重たいパイも今では美味しいと思っているし、あの強烈なマーマイトでさえも、好きだという人の気持ちが分かるようになった。僕はたまにしか食べないけれど。
どちらにせよ、味覚の慣れというのは恐ろしい。味覚にも文法というものがあって、それを把握すればイギリス人たちと同じように楽しめるようになる。
イギリスでよく食べられるポテトはメークイーン系だと思うのだが、日本のポテトと違って、しっとりしていて少し甘く、それに味がある。そしてやはりチップスには、ソルトアンドビネガーか、定番のケチャップである。今ではこれなしにはイギリスのビールが飲めなくなってしまった。
大量のチップスで腹ごしらえをしてから川へ向かう。
スピニングタックルで上流からローラー作戦。しかしこの日はどうもコンディションが良くないようだ。まんべんなく探っていくが、なかなかバイトが得られない。2時間ほどやってノーバイト。朝もよくなかったな。
もうあがろうかと思った最後のポイントで、ようやく小さなバイトが出る。
慎重に引き寄せて、上がってきたのはサンマサイズ。

なんとか型を見たが、この魚を上げたころにはもう暗くなってしまった。ゲームは明日に持ち越しだ。
つづく
時間短縮のため、早足にランガンしていくが、今朝はなかなかバイトが出ない。目ぼしいところを1時間半ほどやったが反応がないのでスパッとやめてホテルに戻る。続きは夕方。
スーツに着替え、優雅に朝食。ブュッフェに加え、ホットミールをオーダー。

スモークドハドック。脂ののったスケトウダラをスモークしてある、香ばしい燻製香。ポーチドエッグと絡めて食べると塩味が和らぐとともに、コクが出てなかなか美味い。
そしてハギス。フライドエッグの下にハギスがあるのだが、羊のレバーや心臓、肺などの内臓を細かく刻んで穀物と混ぜ、それを胃袋に詰めて茹であげたスコットランドの料理。英国らしい朝食だ。

朝食をとると、身支度をして急いで駅へ。窓口で往復券を買い、電車を乗り継いでNewburyへ向かう。
そこからさらにタクシーでハイクレア城へ。

現在のハイクレア城は8代目カーナボン伯爵夫妻の屋敷。ダウントンの世界そのままの、本当に素晴らしい城だった。英国上流階級の暮らしがリアルに感じられる。ダウントンアビーにハマって、全巻DVDを買ってしまったが、城を回ると、あちこちで様々なドラマのシーンが思い出される。
絢爛豪華な内部は、残念ながら撮影禁止。一通り見学したところ大雨が降っていたので、中のティールームでクリームティーをしてから出てきた。相変わらず天候がコロコロ変わる。ハイクレア城についても書きたいことは色々とあるのだが、これは釣りログなので割愛。
さて、再びタクシーと電車を乗り継いでホテルに戻り小休止。夕方からの釣りに備える。
この日の夕方も川を釣り上がることに。この時期のイギリスは夕方9時くらいまで明るいので、できればその時間まで釣りをしたいのだが、実はそうなると夕食に困ることになる。パブは深夜までやっているのだが、たいていは9時くらいにキッチンがクローズしてしまい、飲み物以外は受けつけてくれなくなってしまう。つまり、それ以降にパブに入ってもまともな食事は出来ない。
そこでこの日は先に夕食をとることにした。行きつけのマイパブ。

イギリスは夜9時過ぎても明るいが、これで夕食時。ハーフパイントのサイダーに、夏野菜のリングイーネ(味は悪くないが、パスタはアルデンテとはほど遠いクタクタ)。そして定番、フィッシュ&チップス。
フィッシュ&チップスは店によってクオリティーがぜんぜん違う。美味い店もあれば、油がベッタリと滲み出るガチガチの分厚い衣が魚の切り身にへばりついているような、本当に人に食べさせるつもりで作っているのか疑いたくなるようなひどいものまで様々だが、ここのフィッシュ&チップスは衣はサックリ、身はホクホクで結構美味しい。
ちなみに唖然とするほど大量に供されるチップス、すなわち揚げイモであるが、僕は留学していた当初は大嫌いだった。量ばかり非常識なほど多く、味は単調でモソモソすると思っていた。
だが、イギリス人たちはこの大量のイモを臆せず食べるのである。最初はこんな不味いものを大量に盛って、なんのつもりだろうと思っていた(←失礼)。
アイルランドでアイリッシュシチューを頼んだとき、やはりイモが大量に入ったシチューが出てきた。さらにトッピングはするか?と聞かれたので、おおかた野菜の付け合わせか何かを添えるのかと思ってお願いしたら、ポテトだらけのシチューの上からさらに揚げ芋とマッシュポテト2玉、それに茹でたジャガイモを乗せられたのには閉口を通り過ぎて、呆然としたことがある。
しかし、慣れとは恐ろしいもので、幾度となくイギリスのポテト食べているうちに、気づいたら自分でもイギリスのチップスを確かに美味いと思うようになっていた。あれほど嫌いだったのに。
これはポテトに限った話ではなく、最初は妙な香りだなぁと思ったイギリスのソーセージや、粉っぽいく重たいパイも今では美味しいと思っているし、あの強烈なマーマイトでさえも、好きだという人の気持ちが分かるようになった。僕はたまにしか食べないけれど。
どちらにせよ、味覚の慣れというのは恐ろしい。味覚にも文法というものがあって、それを把握すればイギリス人たちと同じように楽しめるようになる。
イギリスでよく食べられるポテトはメークイーン系だと思うのだが、日本のポテトと違って、しっとりしていて少し甘く、それに味がある。そしてやはりチップスには、ソルトアンドビネガーか、定番のケチャップである。今ではこれなしにはイギリスのビールが飲めなくなってしまった。
大量のチップスで腹ごしらえをしてから川へ向かう。
スピニングタックルで上流からローラー作戦。しかしこの日はどうもコンディションが良くないようだ。まんべんなく探っていくが、なかなかバイトが得られない。2時間ほどやってノーバイト。朝もよくなかったな。
もうあがろうかと思った最後のポイントで、ようやく小さなバイトが出る。
慎重に引き寄せて、上がってきたのはサンマサイズ。

なんとか型を見たが、この魚を上げたころにはもう暗くなってしまった。ゲームは明日に持ち越しだ。
つづく
- 2019年9月2日
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