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ある日・・・

  • ジャンル:日記/一般
  • (戯言)
夏だったか、秋だったか、
 
私は馴染みの釣り場でバスを狙っていた。
 
朝から居たのか、夕方に訪れたのかは覚えていない。
 
ただ単に、顔見知りの釣り人と並んで竿を振っていた。
 
釣れない、釣れないねぇと愚痴をこぼしながら、
 
投げては巻き、投げては巻を繰り返し、
 
アタリのない、会話だけの釣りを楽しんでいた。
 
その釣り場は鯉や鮒も多くて、大きな群れが幾つも点在していて、
 
時には、大きな鯉が釣れたりもした。
 
バスだろうが、鯉だろうが、釣れたら嬉しい私は、
 
鯉の群れに向かってルアーを投げ込み、
 
当時のTV番組によく出ていた、海外のバスプロの真似をして、
 
合わせを入れるフリをした。
 
すると手応えがあり、鯉にスレ掛かりしちゃったかな?と、
 
申し訳ない気持ちでリールを巻くと、
 
目の前でルアーをくわえたバスが跳ねて、
 
空中でルアーが外れて、川の中に帰ってしまった。
 
何故、鯉の群れにバスが居たのかは解らないけど、
 
私達二人の間に静かな沈黙だけがあった。
 

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