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100円ルアーと雷魚と私

  • ジャンル:日記/一般
  • (戯言)
いつの世も、

お財布に優しい安価なルアー。

私の思い出の中でも、

いくつかは残っている。


よく近所のドブ川で遊んでいた、

遊び相手は、

ウシガエルの

おたまじゃくしだったり、

小魚だったり、

そこに住む雷魚だったり、

そのドブ川は、

学校で近づく事は禁止されていた、

しかし、

お決まりの様に、

私達はそれを無視して、

ドブ川に染まっていた。

いつの間にか、

其処に皆んなが集まり、

自然と釣りにも発展した。

魚は中々釣れなかった、

お小遣いも少ないから、

ルアーも中々買えないでいた。

そこで登場したのが、

ワゴンに山積みな100円ルアー。

お小遣いの全部を注ぎ込む位買った、

動きも悪くはないし、

何よりチープさが良かった。

ワクワクしながら、

ワゴンセールの釣竿に、

ワゴンセールのリール、

おまけについて来た、

黄色いナイロンラインで、

100円ルアーを投げていた、

誰も釣れなかった。

そんな100円ルアーの中にも、

お気に入りがあって、

赤いクランクだったかな、

動きが良くて、

その日の最後に締めのルアーとして、

ドブ川の真ん中に投げた、

巻き始めて数回転、

竿に衝撃が走った、

その後の事は、

あまり憶えていない、

夢中だった、

気が付けば、

30cm程の雷魚がぶら下がっていた。

フックを外し、

雷魚をリリースした後、

友達と二人でドブ川にお辞儀をした。

100円クランクの、

リアフックは、

ヒートンごと抜け落ちて、

目の前で壊れていた。

宝物にしようと、

大切にしようと思った。

しかし、

あの後あの100円クランクは、

いったい何処に行ったのだろう。

今の今まで忘れていた、

人間なんてそんな物だ、

自分へ苦笑いを送ろうと思う。

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