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悪魔のささやき

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  • (軍団)

さて、ここまで事前の準備で出来得る限りのことは全てしたつもりだった。だが、どうしても今のオレに足りないものがある。

そう、それは「経験」である。

百聞は一見に如かず、どんなに情報を集めたとしても、たった一度の経験が全てを塗り変えてしまうことも少なくない。幸い、近所には有名なエリアフィッシング場がある。だが、今回の勝負はお互いにエリアフィッシングの経験が無い、ゼロからのスタートということが前提だったはずだ。これはいくら何でもやりすぎなのではないだろうか・・・オレの中で天使と悪魔が囁いた。




ウソ、囁いたのは悪魔のみ。(笑)

何せ今回の相手はあの巨悪M氏と切込み隊長のHさん、彼らに勝つにはどんなに手を尽くしてもやりすぎというコトはない。しかも、シーバスしか経験のないオレにとって、そもそも1gのルアーが投げられるのか?こんな金属片で本当にトラウトが釣れるのか?という不安が拭えなかったのである。勝負事は勝ってナンボ、卑怯、汚いは所詮敗者の戯言に過ぎない。

というコトで向かった先が、かの悪名高き「フィッシュオン!王禅寺」。
http://www.fishon-oz.jp/

しかも、休日は混雑が必死とのことなので、わざわざ有給を取って平日に足を運ぶという念の入れよう。さらに、事前に申し込んでインストラクターにレクチャーを受けた上、レンタルタックルのスペックまで事細かにチェックを行った。ここは都心に近く非常に多くの人が訪れるので、魚がスレて釣れないことで有名なエリアである。しかしそんな中、開始1時間程で5尾を釣り上げることに成功し、勝利を確信して帰路に着いたのだった。

「Mさん、勝負のゴングはとっくに鳴ってるんだぜ。」

帰り際、夕闇の迫る王禅寺で呟いた独り言を一陣の風が掻き消した。

(つづく)

 

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