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岡林 弘樹(オカバ)

大阪府

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カリマンタン釣行記Vol7「腹痛」









カリマンタン釣行記Vol7「腹痛」













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飛行機は無事に着陸。
僕達も、もれなく元気いっぱいだ。







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空港からは車とボートで目的地を目指すこととなる。
現地でガイドしてくれるメンバーと合流し、車に乗り込み早々に出発する。







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途中、カプアス川を渡った。
下流に比べると、川幅は比べ物にならない程に狭い。
赤黒い水が、ゆっくりと重々しく流れている。

























奥地へ行く前にスーパーマーケットに寄って買い物をした。
食べたい物などを、ここで必要な分だけ揃えていく。








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品揃えは豊富。
生活必需品は全て揃っているようだ。
お菓子もジュースも何でもある。









奥地では飲めないであろう「冷えたコーラ」を味わいながら・・・。
僕達は更に奥地を目指す。





















車を走らせる事数時間・・・。







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山の向こうに広大な湖群が見えた。
この光景には、流石にテンションが上がってしまう。




広すぎる。
きっとこの広大な湖には、人々の予想し得ない「規格外」が生息しているんだろうなぁと妄想してしまう。





楽しみが加速するぜ・・・。




















更に車を走らせると、湖群からの最寄りの村に到着。
車からボートに乗り換え、ここからは水路で目的地を目指すことになる。








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ボート乗り場の水辺を眺めていても、魚のライズで溢れていた。
この湖の魚の多さを実感する。



しかし、高田はなんとも言えない表情だ。
聞くと、湖の水位が高く、もしかしたらスネークヘッドなどを釣るには簡単ではないコンディションかもしれないからだ。



水位が上がり、冠水したブッシュの奥まで魚が入れるようになると、魚とのコンタクトが一気に減ってしまう。




魚の居る位置までルアーを送り込む事が難しくなってくるのだ。




まぁ、ネガティブな情報ではあるが・・・ここまで来て後ろ向きになる気持ちも無い。
むしろ、ここまで来れただけで十分。
釣りが出来るだけで大満足だ。





期待十分のまま、船に乗り込んだ。

















迎えに来たボートは思ったよりも大きく、しかも速そうだ。




「これなら日が暮れる前に村に着けます!」と高田が言う。






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大人げないくらいにはしゃぐ僕らを乗せて、船は湖を走り始めた。






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傾く太陽に照らされ、湖面は徐々に黄金色に変わっていく。






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湖を横断したかと思えば、今度はブッシュの中に船は突っ込んでいった。
そして、奥から姿を現す水路群。
船はスピードを緩める気配なく、狭い水路を突っ切って行く。





こうして水路から川へ、川から水路へ、を繰り返しているうちに。






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ほとりに立つ村が見え始めた。






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川のほとりには、こうして大小の村が点在している。
もちろん、村の前を通るときは徐行運転だ。
その間、僕達を見つけた村の子供達が駆け寄ってきて手を振ってくれる。
なんともピースフルな光景だ。



















そしてようやく・・・。






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目的の村に到着。
日が暮れる前に到着して良かった。




荷物を降ろし、今回お世話になる人の家にお邪魔する。




この時、自分の体調がおかしい事に気付く。
なんだか腹が気持ち悪い。
船で酔ったのかな・・・。




そんな事を思いつつ、用意してくれたご飯を頂く事にした。







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実は当日になり、僕達がお邪魔する家が急遽変更となったようだった。
本来ならば、全く準備も出来ていないのが当たり前だと思うが、こうして写真の様に料理を振舞ってくれた。




ありがたい。
こういった助け合いが、旅をする僕達を生かしてくれる。





頑張って食べるのだが、いかんせん気分が悪い。
皿に取った分だけ平らげ、早々に寝床へ向かう。



















しかし。




食後から、再び激しい腹痛。
そしてあり得ない程の下痢に襲われた。笑



またかよwwww
しかも3日前より酷いんですけどwww



しかし、今回は原因が分からない。
街で何か悪い物を食べたのか、もしくは数日前の地獄がぶり返しているのか・・・。



とにかくこの村に来る前のナニかだ。



油断したつもりは無かったのだが・・・・。



でも、まぁ絶対っていうほどアレだよね。
数日前のアレを引きずってるよね・・・。



ポンティアナクから此処に来るまでは、マジでそれっぽい原因が思い浮かばないし。



どちらにしろ、またもや大ピンチである。




















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ここ一週間の体調は、ここ十年で最悪のコンディションだ。
そりゃあ、こんな風にもなるよね。



「死んだらごめんね」と最早メンタルまでやられ始めた俺だが、買っていったポカリスエットと貰った下痢の薬でなんとか回復するしかないのだ。



皆は、夜の魚採りに勤しんでいる。
そして、採れた魚を僕に見せてくれる。



みんな優しいなぁ・・・。





弱り切っている内に、意識が遠のき始める。
寝るしかない。
治すしかない!



明日からが本番だぞ。



そう言い聞かせ、死んだように眠りについたのであった・・・。























カリマンタン釣行記Vol7「腹痛」~終~
次回へ続く・・・。

 

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