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▼ ジョインテッドクローでシーバスを釣る基本&使い方
- ジャンル:style-攻略法
- ((ジョイクロ釣行)シーバスをジョインテッドクローで釣った話)
ジョインテッドクロー(ジョイクロ)でシーバスを釣ろうとした人間が考える基本要素です。
(※ 現在は6年となってます、加筆内容は履歴参照)
更新履歴
(最初の記事投稿から更に2年後の2015年、大幅に加筆修正しました)
(2015秋 落ち鮎に特化した使い方 スロードリフトを追記しました)
(2016年春 バレやすい&ロッドパワー というテーマについて追記しました)
(2016年秋 注意点メモ を追加しました)
はじめに
ここで記す内容は こうじゃないとダメ、ではなくて、
私的に目的を達する確率を上げるにはこれを抑えたほうが良いと思うよ、という提案です。
特にジョインテッドクローを持ってどんな風景に立つべきか、は最初の一歩として重要じゃないでしょうか。

使用タックルとかはコチラを参考
夜に使いやすいと感じるカラー(※僅かな明かりがある場所)
https://amzn.to/2x3JIR4(商品ページを別に開きます)
真っ直ぐ引き(下記説明)でよく使うカラー
https://amzn.to/2J3nHUV(商品ページを別に開きます)
明るい時間のフリードリフト(ダダ流し)で反応が良いカラー
https://amzn.to/393doLo(商品ページを別に開きます)
※個人の感想です
※下記のタックル達は残念ながらメーカーでカタログ落ちしてしまっています。各モデルのスペックなどを現行のタックルで参考にして下さい。
[NEW] DAIWA モアザン ベイトキャスティング ミドルクラスのベイトロッド編
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfkpou3sb
スピニングタックル編 一式の予算は2万数千円(ルアー・フック等は含まず)
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfvzzwck4
ベイトタックル編 一式の予算は4万円位、リールはスコーピオンDC
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervf9b9d3ui

目次
1 ジョインテッドクロー ルアーとして特性
2 探し方 どんな風景に立ったらいいのか
3 使い方
4 メモ&注意点 私に適したバレにくいロッド
ジョインテッドクロー・ルアーの特性として① シャロー
ボトムまで3,4m以上あるような場所で使うルアーじゃないと思います。
もちろん、シーバスを惹きつけるに十分なベイトが水面付近で貯まっている、もしくは既にライズしてるなど、明確に魚が浮いてる(上の水深にいる)確信がある状態なら、良いですが、
特殊な事をせずに使用できるルアーのレンジは上50cm、せいぜい1mまでのルアーで、つまりは水深2m程度までが一番使いやすいです。
水に馴染むという感覚 サスペンド性
これは頭に入れておいた方が良い知識として、水に対する馴染み具合というのがとても良いルアーです。
これが優れているゆえに、なんとも言えない泳ぎをしているし、何故か勝手に泳いでいたり、人の行ったエネルギー入力とは別に、正に勝手に魚を釣ってくれます。
ジョインテッドクロー・ルアーの特性として② 飛距離
スピニング編にあるショアジギロッドで垂らしを目一杯取って、フルキャストしました。
その結果、途中まではいい弾道で飛んだとしても、ルアーが初速を失い、回転を始めた途端にブーメラン効果を発生して、前に進まず、真横にスライドしていきました。
構造的に回りやすいので飛びません。
ベイトリールを使うことで、常にテンションをかければ回ることは防げるかなと考えていましたが、それはつまりセッティングとして強ブレーキ状態な訳で、飛距離に恩恵は無くなります。
40m以上先が美味しい、と言うところは最初から捨てて良いと思います。
※ 海や大河川で遠投、となると、とにかく風に弱いルアーです。
向かい風、横風がとにかく辛い感じになります。
逆に追い風だと凄い飛びます。
ジョインテッドクロー・ルアーの特性として③ 操るルアー
使い方として、操るのが楽しいルアーであり、操る事で他のルアーでは出せない誘惑を魚に対して仕掛ける事が最大の魅力だと思います。
ただ、これが30m先だと、全然思うようにできなくなります。フリードリフトですら、流れにラインをとられて難しいです。
飛距離として飛ばないので40m以上先、とかは捨てて良いとしましたが、ルアー操作的には20mまでが、私には限界かなと思います。
この場合における『操作する』の認識としては、例えばノーシンカーのワームが近く、ラインスラックが出て風や流れがある中で 30m先にあるノーシンカーワームを操作する困難さをイメージ すると解りやすいかもしれないですね。
(追加記事)私にとってジョイクロはトップウォータープラグ という概念です。
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfxs7gr66
つまり・・・
ここまでをまとめると、シャローで、立ち位置から20m以内で魚が釣れる、それがジョインテッドクローで魚を釣り易い場所、となります。
中小河川がメインになると言えますが、例えば広い川でも干潮間際で狭く浅くなるタイミング、もしくはシャローに魚が入ってくるタイミングと、条件を探せばいけます。
<追記>
この記事を最初に書いてから2年、河川が曲がる内側(インサイドベントのシャロー)で魚が上がってくるのを待つゲームで実践しています。
釣りログ 川の中にある干潟、インサイドベントのシャローゲーム
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervf839aid4
探し方 限界を自分で設定しない
バスでルアーを始めた、と言ってもブームが起き始めた頃で、全然情報がなかった時代でした。
この為、何度騙されてタダの水たまりでルアーを半日投げる様な、苦渋を飲まされた事か解りません。
嘘情報をきっかけに友情に修復不能な亀裂が走った事もあります。
この点、シーバスは海とつながっている事、これだけを確認しておけば問題が無い、可能性としてゼロは無いので気持ち的には勇気が持てます。
ただの水たまりである可能性は低いです。勇気を持って、自分で勝手に「ここにはいないだろう」と限界を設定しない事です。
せっかく今までとは全く異なるアプローチ(手段)を使うのだから、今まではあり得ないと思ってた場所 でこそ、使ってみて下さい。
こんな近くに、手前に、こんな場所に、シャローに魚は居たのかと
「遠くに投げないと、水深がないと、流れがないと、障害物がないと、釣れない」
という固定観念をジョインテッドクローが勝手に 今までは釣れなかったシーバスを引きずり出すことで、ぶっ壊してくれると思います。
せっかく、と言うか、わざわざ専用タックルを使う訳ですから、自分の思い込みだとしても「今まで釣れなかった魚が釣れる様になった!」くらいのリターンが欲しい訳じゃないですか、疑似餌としての優位性において。
想定外という話ですと、魚をキャッチした後に河原にロッドを置き、ジョイクロを岸際に適当に浮かべておいて、リリース作業をしていたら、ロッドごと持っていかれそうになった事もあります。
探し方 ベイト(餌)優先
基本的に場所としてはかなり色んな所が上記の条件的に可能性は出てくると思います。
関東、東京湾のオカッパリエリアではそれほどパターン化するほど多くないので、コノシロは解りません。10~20cmのボラ、夏以降の鮎が基本になると思います、特に通年対応はボラですね。
勿論、ただ居れば良いというだけでなくて、様子がおかしい動きをしていることが重要です。
シャローで、上のルアーに反応する(やる気のある)魚を狙うとイコールになるので、基本的にベイト優先と言え、タイミングは非常に重要になります。
この点、シャローなので異変は察知しやすいと思いますが、特に単独で水面に引き波を立てて泳ぐ”水切り”状態を私は重視しています。
これを見た場合は、疑似サイト状態、または準サイト状態くらいに認識しています。これまでの経験という範囲ですが、イメージ通りにシーバスがいる事が非常に多かったです。
ショットガンを撃った様に群れが散る動きとかもありますけど、仲間同士で驚いてたりして、見分けが難しいですね。
直にシーバスを発見する サイト
そして、シャローなのを活かして、シーバスを直接探す様な事も条件は限定されますが、可能ですし、一番心が安らぎます。
そのまま釣るというよりも「少なくとも今ここに魚はいるんだ、この場所は可能性ゼロじゃないんだ」という安心感の元にジックリと出来ます。
だから「今回釣れなくてもきっと釣れる条件があるに違いない、また来よう」と思えます。
夜に入りたい場所でもあえて明るい時間にシーバスがいるかどうか、見に行くというのがアリです。実際、数回、そうやって”開拓”をしたことがあります。
使い方 正直、S字は使わない
私はラインテンションをかけないフリードリフトが多いのですが、特に夜だと、確信ナシでそれをやり続けるのは辛いと思います。
最初はデッドスロー巻きのいわゆる、U字使いでもいいかな、と思います。
ダートしてヒラを打たせたり、ロッドアクションも色々ありますけど、唯一使わない使い方が、テンションを抜いて、ルアーに水をしっかり掴ませた上でリトリーブする方法。
つまり、最大限にS字に泳がせるバスではメインとなる使い方ですね。
これ、基本的に流れがある状況だとどっちか片方にしか、抜けるスライドの動きが出ないので、※シーバスのフィールドに向いてません。
瞬間的にそれを入れるのはアリですけど、ジョインテッドクローの使い方として動画があると思うんですが、止水域をベースにしたバスの使い方で、シーバスじゃあまり参考にならないと思います。
水が止まったような運河などで使うなら参考になるかも。
★裏テク①
下流に送り込んでから完全にダウンでゴリゴリっと巻く事でその瞬間、超S字が出るよ。
出るよ!
使い方 私の場合
私の場合は主に、ダダ流し、ダウンクロスからテンションドリフト、真っ直ぐ引きの3つです。
1,ダダ流し
フライフィッシング的に使ってますし、考え方もフライフィッシングです。
でも難しいですよ、ダダ流しは。
手前のラインがルアーを引っ張ってませんか?
実はスピニングの方が慣性が残せるので、キャスト後にルアー周辺でラインスラックを残しやすいから向いているんじゃないかなと思います。ベイトだとジョイクロでノーサミングは無理ですよね。
↓ この動画はイメージに近いです。
これだけ上に反応してくれるなら、ジョイクロならもっとバイトとれると思います。
★ 流れが緩い場所で効く、ダダ流しに混ぜるちょこっとアクションの図解はこちら
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfttnusdh
【メモ】 明るい時間にこそダダ流し
明るい時間にジックリと見せてやる方が出てくる印象がありますし、何より最高のバイトシーンが見れます。
そして透明度は高い方が効く、また、それなりの流速は必要。
2,ダウンクロスからのテンションドリフト
フリードリフトから急に巻いて直角の動きをさせるL字ターンと言うリアクション拾いを発展しました。
巻かないですが、ゼロからテンションをかける事で、ルアーは水に当たりアクションをしながらゆっくり横にスライドを始めます。
「あの辺に居る筈なのに」と言う状況にも関わらず、ダダ流しで反応しなかった後に、フォローで行います。
図解はこちら 釣りログ
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervf56cy36v
※ 流れが強い所ではロッドを寝かせてやると、瞬間的に凄い潜り、ボトムに突き刺さります。
ロッドを立てて あまり水に当てない事 が重要です。
操作のコツについてまとめた記事:http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfome3tho
3,真っ直ぐ引き
ジョインテッドクローをスイムベイト化して、やる気のある魚がいないかサーチするのに使います。
ロッドを立てて強く巻くことで、ルアーを真っ直ぐ泳がせて背中で引き波を起こし、テールだけ微妙にフラフラさせるイメージです。
例えば大河川では片岸にシャローが広がっているエリアがありますけど、そこを流れの下流側からアップにバズベイトを打つようにドンドン打って、輪切りにサーチして行くのに使えると思います。
最高のバイトシーンが見れるのはこれです。
またダウンの流れを何分もかけて超ジックリと巻き上げてくる事もあります。
★裏テク②
ダウンクロス → 流れを巻き上げてくるトレースコース。
この際にルアーをいかに暴れさせないか、つまりロッドの位置を高くして頭を上げて水を噛ませない、そして流れが強ければ強いほど、泳がない様にスローに巻く、巻き上げる。
散々打って出ない時はぜひ、立ち去る前に試して下さい。
他にロッドアクション関連はルアーの特性上、多種多彩、色々あると思うんですが、それは確実に魚が見えてる状況が先ず必要かなと思います。
見えてる魚の状況によってケースバイケース過ぎるので、触れません。
根本にある思想はルアー自体の魚を魅了する力を活かした、青木大介さんの言うところのビッグベイトフィネス的な考えです。
4,落ち鮎での特化 スロードリフト
落ち鮎というベイトがちゃんといるのに魚が全然反応しない、そんな時に居ないのではなくて、群れは入って無いと考えます。
そこに群れは居なくても、ベイト量が確信出来る状況であれば、単独の個体がいる可能性はとても高いです。
ただし、とても吟味して捕食している事が多く、この場合にしっかりとジョイクロを見せてやらないと釣れない事があります。
流れの中で、出来るだけ魚に見せる時間を作る為の手法は長くなりますので、こちらで紹介しています。
スロードリフトを活用した釣行記事
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfwkjvmzp
・ ロッドを送り込むことでルアーが通るラインが変わるイメージ図
(上記のスロードリフトだけでなく同じ立ち位置でも打つ場所とロッド操作で何パターンも違う角度で狙いの一点を流せるということです。)

使う上での注意点メモ
これまでの経験から得られた教訓を箇条書きします。
・ フックは変えています。
ガマカツのトレブルMHです。
http://www.gamakatsu.co.jp/products/search.php?heirloom=on&Act=detail&id=67366G
理由は硬いロッドで使っているので、最初から付いてるフックは一本魚を釣る度に曲がったりして、トータルでみたらお得です。
・ 尻尾は瞬間接着剤塗っておきます。
買ってケースからだして最初にやるのが尻尾の接着補強です。
衝撃で取れやすく、尻尾が取れたら別物になるし、ファイト中は勿論、ランディング後が一番危ないです。シーバスはブラックバスと異なり、釣り上げた後も激しく暴れます。
収納時に尻尾が折れ曲がらない大きめケースを100円ショップ商品でも良いので用意しましょう。
接着しないなら常に予備を携帯しないと駄目だと思います。
ランディング時に暴れて尻尾が消えました。で、尻尾がないと釣り上げた直後に、ヒットルアーが無くなるのとイコールです。
予備テールは350円程度します。
https://amzn.to/33wd729
・ 付随するスナップは絶対に使わない
理由は解らないのですが、ファイト中か、ランディング直後など、魚がいるタイミングで開くことがあります。
確率は低いと思いますが、ゼロなのが当然の部分なので信頼できません。
・ リアフックを上記ガマカツの1番にすると背中側に刺さる事がある。
何度も繰り返すとここから浸水するので、定期的に接着剤で簡易補強してます。
また、夜に気が付かずそのまま使っていると、渋い後方バイトが出た時に魚が乗りません。
ロッドパワー バレません?
最初の2年位は魚のヒット後に、こんなにバレないルアーは無い、と思っていたのですが、ある時を境に、急激にバラシが増えたシーズンがありました。
何を変えたのかというと、ロッドです。
上で紹介している、当初使っていたジグキャスター85Hやエクスプライドはいわゆる廉価品のエントリーモデルでした。
故に、ルアー負荷という頑丈さ以外の性能は低かった。
特に ジグキャスターはそもそも対象ルアーウェイトが最低30g~のオーバーパワーロッド でした。
例えば8キロ程度の鯉でも1分以内程度で決着可能です。キャッチではなく寄せるだけなら数秒かも。
ですが、よく言われる ロッドが硬いから弾いてのらない と言うデメリットを感じた事が一度も無かった です。
しかし「対象ルアーウェイトがMAX45g程度で、頑張ればビッグベイトも投げられる、基本はハイパワーだけど竿先だけは入る」みたいな
今時の味付けなシーバスロッドを使ってみた所、バラシが激増しました。
その理由を色々考えた結果、結論として出た答えはフッキングパワーが足りてないという事です。
つまり、ただ硬いか柔らかいか、というだけでなく、竿先だけが曲がるようなシーバスロッドでよくある先調子なロッドは特に相性が悪いと思います。
巻き合わせで竿先が入ってしまうデメリット
私は主にトップゲームとして使用しているので、巻き合わせ、向こう合わせが基本になります。
これは水柱を目視したとしても先ずは行動として、ハンドルを巻けなくなるまで巻き続ける、ということです。
ここで、実際にフッキングする瞬間を想定して、ラインのたるみがゼロになった状態から同じ回数だけハンドルを巻く検証を試した所、今時の味付けなシーバスロッドは竿先が入って(曲がって)しまう分だけ、
ジグキャスターであれば十分なテンションが作れる段階で、フックへ十分なパワーを発生させる事が出来ていない事が判明。
驚くぐらいに、ロッドの手元で感じる重さは針先に伝わっていません。
これじゃあれだけバレるのも当たり前だな、と愕然としましたし、また、リールもローギアのスコーピオンDCから、ハイギアのエクスセンスDCに変えた理由もこれです。
スペック上では一巻き14cmも違います。些細な使用感なんてどうでもいいのでハイギアをオススメします。
まとめると、特に竿先が柔らかいロッドほどエネルギーが逃げていく、更にいわゆるアワセと称してバシッと竿を立てても実は大したエネルギーが発生してない。
ルアーに対してロッドが直線であればあるほど影響はゼロになり、逆にロッドを立てれば立てるほど、この影響が大きくなる と言えます。
ですが、流れの中でラインメンディングをする関係上、基本ロッドポジションは高く、よりエネルギーは逃げやすい状態でバイトの瞬間を迎える体制になると言えます。
初めて使う人は、今までとは全く異なる太さのフックを使うことになります。
ジョイクロはバレやすい と感じているのであれば、自分が使っているロッドの調子を確認されてはいかがでしょうか。
ロッドパワーに関するとあるエピソード
また、1つのエピソードとして、ある日、ジョイクロを流し込んでいった先で水面まで顔を出していた何かに引っかかってしまいました。
これを何とか回収しようとする気持ちは皆さん解って頂けると思います。
色々やった結果、これ以上はタックルが痛むと判断して、ジョイクロを回収すべくポイントを潰す覚悟でそこまで歩いて行きました。
そして流木に前後のフックがガッチリ刺さったジョイクロを見つけ、ルアーを親指と人差し指でつまんだ時でした。
ズポッ
ビッグベイト専用ロッドにPE2号、リーダーは40lb、フックはがまのトレブルMH1番です。
このシーバスタックルとしてはかなりオーバーパワーのタックルで、あれだけ苦労して目一杯引っ張ってもビクリともしなかったのに、指2本でジョイクロを軽くつまんで持ち上げたら、流木はいとも簡単に地面から抜けました。
それは例えば2リットルの水が入ったペットボトルを持ち上げるより遥かに軽い力だったと記憶してます。
その体験から、タックルが最終的にフックに対して発生させる力なんて微々たる物なんだなと、感じると同時に、パワー不足を理由にバレるメカニズムを痛感しました。
ちなみに、このタックル構成の場合、上記のフックと最初からジョイクロに付いてるスプリットリング、強いのはどちらだと思いますか。
正解はフック。
ルアーを救出に行った先で、ルアー本体を握り、目一杯引っ張ったところ、フックは伸びずにスプリットリングが弾けたことがあります。
何でジョインテッドクローだったのか
Q,デカイ魚を釣るためにはデカイルアーですよね?
A,答えはノーです、そんなエキスパートな理由じゃないです。
Q,ビッグベイト、男らしいですね。
A,おそらく全国でもトップテンを狙える軟弱アングラーですが、何か?
Q,ジョインテッドクローで釣るなんて凄い!
A,マグナムは確かに、持ち運ぶのが面倒ですが、釣る釣らないの話でしたら、ルアーが勝手に釣ってくれるので、技術はむしろ年々劣化してる気がします。
数年前のとある日の朝マヅメ、フラっと通った運河が大変な事になってました。
15cm位なボラの群れがシーバスの待ち構えるゾーンに侵入した結果、辺り一面、激しい轟音と水しぶき舞うスーパーボイル状態。
私は即座にルアーを投げ倒しました。
結果、最初に投げたドッグXでワンバイト、乗らずでした。
1日だけじゃなくて、それが8日間続いて、8日間、ルアーを投げ倒して、そのワンバイトだけでした。
もちろん自分が下手なのは認めます。
ですが、そうだとしても、いくらなんでも、もうちょっとルアーの力で釣ってくれよと思いました。
悔しくて色々やった試行錯誤の結果が、ジョインテッドクローでした。
通常、自然の恵みには中々巡り合えないものですが、幸運にも翌年、直ぐに試す機会が訪れてくれました。
同じ場所に立ち、同じように投げる、1年前は散々見切って反応しなかった魚達が、真っ直ぐ引いてきたジョインテッドクローに3匹で猛チェイスしていた。
この時の感動こそが、現在の原動力です。
私は漁師ではない。
ルアーゲームの本質はキャッチ(漁獲)ではなくバイトだと考えてます。
普通に釣れる事よりも、異常かつ特別なバイトを求める方は是非ともおすすめです。
私は期待感がないキャストをしたくない。
釣り場に立った時の高揚感を思い出すと、最高の一本を釣るのに、最初の一投目で釣る事が理想じゃないだろうか。
ビッグベイトで釣り方を楽しむ筈が、漁師(釣れないと困る人)になってない?という話
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervf6e4578o
DAIWA ソルト用 コラボモデル
http://www.daiwaweb.com/jp/fishing/item/lure/sea_le/jointedclaw/
ガンクラフト公式
ジョインテッドクロー178
http://gancraft.com/lures/jointedclaw178.html
ジョインテッドクローマグナム 230
http://gancraft.com/lures/jointedclaw_magnum.html
その他、釣行記など関連記事はこちら
http://www.fimosw.com/u/kickoff055?blog_tag_id=gYMWGpmsbo2Q
(※ 現在は6年となってます、加筆内容は履歴参照)
更新履歴
(最初の記事投稿から更に2年後の2015年、大幅に加筆修正しました)
(2015秋 落ち鮎に特化した使い方 スロードリフトを追記しました)
(2016年春 バレやすい&ロッドパワー というテーマについて追記しました)
(2016年秋 注意点メモ を追加しました)
はじめに
ここで記す内容は こうじゃないとダメ、ではなくて、
私的に目的を達する確率を上げるにはこれを抑えたほうが良いと思うよ、という提案です。
特にジョインテッドクローを持ってどんな風景に立つべきか、は最初の一歩として重要じゃないでしょうか。

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※個人の感想です
※下記のタックル達は残念ながらメーカーでカタログ落ちしてしまっています。各モデルのスペックなどを現行のタックルで参考にして下さい。
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http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfkpou3sb
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http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfvzzwck4
ベイトタックル編 一式の予算は4万円位、リールはスコーピオンDC
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervf9b9d3ui

目次
1 ジョインテッドクロー ルアーとして特性
2 探し方 どんな風景に立ったらいいのか
3 使い方
4 メモ&注意点 私に適したバレにくいロッド
ジョインテッドクロー・ルアーの特性として① シャロー
ボトムまで3,4m以上あるような場所で使うルアーじゃないと思います。
もちろん、シーバスを惹きつけるに十分なベイトが水面付近で貯まっている、もしくは既にライズしてるなど、明確に魚が浮いてる(上の水深にいる)確信がある状態なら、良いですが、
特殊な事をせずに使用できるルアーのレンジは上50cm、せいぜい1mまでのルアーで、つまりは水深2m程度までが一番使いやすいです。
水に馴染むという感覚 サスペンド性
これは頭に入れておいた方が良い知識として、水に対する馴染み具合というのがとても良いルアーです。
これが優れているゆえに、なんとも言えない泳ぎをしているし、何故か勝手に泳いでいたり、人の行ったエネルギー入力とは別に、正に勝手に魚を釣ってくれます。
ジョインテッドクロー・ルアーの特性として② 飛距離
スピニング編にあるショアジギロッドで垂らしを目一杯取って、フルキャストしました。
その結果、途中まではいい弾道で飛んだとしても、ルアーが初速を失い、回転を始めた途端にブーメラン効果を発生して、前に進まず、真横にスライドしていきました。
構造的に回りやすいので飛びません。
ベイトリールを使うことで、常にテンションをかければ回ることは防げるかなと考えていましたが、それはつまりセッティングとして強ブレーキ状態な訳で、飛距離に恩恵は無くなります。
40m以上先が美味しい、と言うところは最初から捨てて良いと思います。
※ 海や大河川で遠投、となると、とにかく風に弱いルアーです。
向かい風、横風がとにかく辛い感じになります。
逆に追い風だと凄い飛びます。
ジョインテッドクロー・ルアーの特性として③ 操るルアー
使い方として、操るのが楽しいルアーであり、操る事で他のルアーでは出せない誘惑を魚に対して仕掛ける事が最大の魅力だと思います。
ただ、これが30m先だと、全然思うようにできなくなります。フリードリフトですら、流れにラインをとられて難しいです。
飛距離として飛ばないので40m以上先、とかは捨てて良いとしましたが、ルアー操作的には20mまでが、私には限界かなと思います。
この場合における『操作する』の認識としては、例えばノーシンカーのワームが近く、ラインスラックが出て風や流れがある中で 30m先にあるノーシンカーワームを操作する困難さをイメージ すると解りやすいかもしれないですね。
(追加記事)私にとってジョイクロはトップウォータープラグ という概念です。
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfxs7gr66
つまり・・・
ここまでをまとめると、シャローで、立ち位置から20m以内で魚が釣れる、それがジョインテッドクローで魚を釣り易い場所、となります。
中小河川がメインになると言えますが、例えば広い川でも干潮間際で狭く浅くなるタイミング、もしくはシャローに魚が入ってくるタイミングと、条件を探せばいけます。
<追記>
この記事を最初に書いてから2年、河川が曲がる内側(インサイドベントのシャロー)で魚が上がってくるのを待つゲームで実践しています。
釣りログ 川の中にある干潟、インサイドベントのシャローゲーム
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervf839aid4
探し方 限界を自分で設定しない
バスでルアーを始めた、と言ってもブームが起き始めた頃で、全然情報がなかった時代でした。
この為、何度騙されてタダの水たまりでルアーを半日投げる様な、苦渋を飲まされた事か解りません。
嘘情報をきっかけに友情に修復不能な亀裂が走った事もあります。
この点、シーバスは海とつながっている事、これだけを確認しておけば問題が無い、可能性としてゼロは無いので気持ち的には勇気が持てます。
ただの水たまりである可能性は低いです。勇気を持って、自分で勝手に「ここにはいないだろう」と限界を設定しない事です。
せっかく今までとは全く異なるアプローチ(手段)を使うのだから、今まではあり得ないと思ってた場所 でこそ、使ってみて下さい。
こんな近くに、手前に、こんな場所に、シャローに魚は居たのかと
「遠くに投げないと、水深がないと、流れがないと、障害物がないと、釣れない」
という固定観念をジョインテッドクローが勝手に 今までは釣れなかったシーバスを引きずり出すことで、ぶっ壊してくれると思います。
せっかく、と言うか、わざわざ専用タックルを使う訳ですから、自分の思い込みだとしても「今まで釣れなかった魚が釣れる様になった!」くらいのリターンが欲しい訳じゃないですか、疑似餌としての優位性において。
想定外という話ですと、魚をキャッチした後に河原にロッドを置き、ジョイクロを岸際に適当に浮かべておいて、リリース作業をしていたら、ロッドごと持っていかれそうになった事もあります。
探し方 ベイト(餌)優先
基本的に場所としてはかなり色んな所が上記の条件的に可能性は出てくると思います。
関東、東京湾のオカッパリエリアではそれほどパターン化するほど多くないので、コノシロは解りません。10~20cmのボラ、夏以降の鮎が基本になると思います、特に通年対応はボラですね。
勿論、ただ居れば良いというだけでなくて、様子がおかしい動きをしていることが重要です。
シャローで、上のルアーに反応する(やる気のある)魚を狙うとイコールになるので、基本的にベイト優先と言え、タイミングは非常に重要になります。
この点、シャローなので異変は察知しやすいと思いますが、特に単独で水面に引き波を立てて泳ぐ”水切り”状態を私は重視しています。
これを見た場合は、疑似サイト状態、または準サイト状態くらいに認識しています。これまでの経験という範囲ですが、イメージ通りにシーバスがいる事が非常に多かったです。
ショットガンを撃った様に群れが散る動きとかもありますけど、仲間同士で驚いてたりして、見分けが難しいですね。
直にシーバスを発見する サイト
そして、シャローなのを活かして、シーバスを直接探す様な事も条件は限定されますが、可能ですし、一番心が安らぎます。
そのまま釣るというよりも「少なくとも今ここに魚はいるんだ、この場所は可能性ゼロじゃないんだ」という安心感の元にジックリと出来ます。
だから「今回釣れなくてもきっと釣れる条件があるに違いない、また来よう」と思えます。
夜に入りたい場所でもあえて明るい時間にシーバスがいるかどうか、見に行くというのがアリです。実際、数回、そうやって”開拓”をしたことがあります。
使い方 正直、S字は使わない
私はラインテンションをかけないフリードリフトが多いのですが、特に夜だと、確信ナシでそれをやり続けるのは辛いと思います。
最初はデッドスロー巻きのいわゆる、U字使いでもいいかな、と思います。
ダートしてヒラを打たせたり、ロッドアクションも色々ありますけど、唯一使わない使い方が、テンションを抜いて、ルアーに水をしっかり掴ませた上でリトリーブする方法。
つまり、最大限にS字に泳がせるバスではメインとなる使い方ですね。
これ、基本的に流れがある状況だとどっちか片方にしか、抜けるスライドの動きが出ないので、※シーバスのフィールドに向いてません。
瞬間的にそれを入れるのはアリですけど、ジョインテッドクローの使い方として動画があると思うんですが、止水域をベースにしたバスの使い方で、シーバスじゃあまり参考にならないと思います。
水が止まったような運河などで使うなら参考になるかも。
★裏テク①
下流に送り込んでから完全にダウンでゴリゴリっと巻く事でその瞬間、超S字が出るよ。
出るよ!
使い方 私の場合
私の場合は主に、ダダ流し、ダウンクロスからテンションドリフト、真っ直ぐ引きの3つです。
1,ダダ流し
フライフィッシング的に使ってますし、考え方もフライフィッシングです。
でも難しいですよ、ダダ流しは。
手前のラインがルアーを引っ張ってませんか?
実はスピニングの方が慣性が残せるので、キャスト後にルアー周辺でラインスラックを残しやすいから向いているんじゃないかなと思います。ベイトだとジョイクロでノーサミングは無理ですよね。
↓ この動画はイメージに近いです。
これだけ上に反応してくれるなら、ジョイクロならもっとバイトとれると思います。
★ 流れが緩い場所で効く、ダダ流しに混ぜるちょこっとアクションの図解はこちら
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfttnusdh
【メモ】 明るい時間にこそダダ流し
明るい時間にジックリと見せてやる方が出てくる印象がありますし、何より最高のバイトシーンが見れます。
そして透明度は高い方が効く、また、それなりの流速は必要。
2,ダウンクロスからのテンションドリフト
フリードリフトから急に巻いて直角の動きをさせるL字ターンと言うリアクション拾いを発展しました。
巻かないですが、ゼロからテンションをかける事で、ルアーは水に当たりアクションをしながらゆっくり横にスライドを始めます。
「あの辺に居る筈なのに」と言う状況にも関わらず、ダダ流しで反応しなかった後に、フォローで行います。
図解はこちら 釣りログ
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervf56cy36v
※ 流れが強い所ではロッドを寝かせてやると、瞬間的に凄い潜り、ボトムに突き刺さります。
ロッドを立てて あまり水に当てない事 が重要です。
操作のコツについてまとめた記事:http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfome3tho
3,真っ直ぐ引き
ジョインテッドクローをスイムベイト化して、やる気のある魚がいないかサーチするのに使います。
ロッドを立てて強く巻くことで、ルアーを真っ直ぐ泳がせて背中で引き波を起こし、テールだけ微妙にフラフラさせるイメージです。
例えば大河川では片岸にシャローが広がっているエリアがありますけど、そこを流れの下流側からアップにバズベイトを打つようにドンドン打って、輪切りにサーチして行くのに使えると思います。
最高のバイトシーンが見れるのはこれです。
またダウンの流れを何分もかけて超ジックリと巻き上げてくる事もあります。
★裏テク②
ダウンクロス → 流れを巻き上げてくるトレースコース。
この際にルアーをいかに暴れさせないか、つまりロッドの位置を高くして頭を上げて水を噛ませない、そして流れが強ければ強いほど、泳がない様にスローに巻く、巻き上げる。
散々打って出ない時はぜひ、立ち去る前に試して下さい。
他にロッドアクション関連はルアーの特性上、多種多彩、色々あると思うんですが、それは確実に魚が見えてる状況が先ず必要かなと思います。
見えてる魚の状況によってケースバイケース過ぎるので、触れません。
根本にある思想はルアー自体の魚を魅了する力を活かした、青木大介さんの言うところのビッグベイトフィネス的な考えです。
4,落ち鮎での特化 スロードリフト
落ち鮎というベイトがちゃんといるのに魚が全然反応しない、そんな時に居ないのではなくて、群れは入って無いと考えます。
そこに群れは居なくても、ベイト量が確信出来る状況であれば、単独の個体がいる可能性はとても高いです。
ただし、とても吟味して捕食している事が多く、この場合にしっかりとジョイクロを見せてやらないと釣れない事があります。
流れの中で、出来るだけ魚に見せる時間を作る為の手法は長くなりますので、こちらで紹介しています。
スロードリフトを活用した釣行記事
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfwkjvmzp
・ ロッドを送り込むことでルアーが通るラインが変わるイメージ図
(上記のスロードリフトだけでなく同じ立ち位置でも打つ場所とロッド操作で何パターンも違う角度で狙いの一点を流せるということです。)

使う上での注意点メモ
これまでの経験から得られた教訓を箇条書きします。
・ フックは変えています。
ガマカツのトレブルMHです。
http://www.gamakatsu.co.jp/products/search.php?heirloom=on&Act=detail&id=67366G
理由は硬いロッドで使っているので、最初から付いてるフックは一本魚を釣る度に曲がったりして、トータルでみたらお得です。
・ 尻尾は瞬間接着剤塗っておきます。
買ってケースからだして最初にやるのが尻尾の接着補強です。
衝撃で取れやすく、尻尾が取れたら別物になるし、ファイト中は勿論、ランディング後が一番危ないです。シーバスはブラックバスと異なり、釣り上げた後も激しく暴れます。
収納時に尻尾が折れ曲がらない大きめケースを100円ショップ商品でも良いので用意しましょう。
接着しないなら常に予備を携帯しないと駄目だと思います。
ランディング時に暴れて尻尾が消えました。で、尻尾がないと釣り上げた直後に、ヒットルアーが無くなるのとイコールです。
予備テールは350円程度します。
https://amzn.to/33wd729
・ 付随するスナップは絶対に使わない
理由は解らないのですが、ファイト中か、ランディング直後など、魚がいるタイミングで開くことがあります。
確率は低いと思いますが、ゼロなのが当然の部分なので信頼できません。
・ リアフックを上記ガマカツの1番にすると背中側に刺さる事がある。
何度も繰り返すとここから浸水するので、定期的に接着剤で簡易補強してます。
また、夜に気が付かずそのまま使っていると、渋い後方バイトが出た時に魚が乗りません。
ロッドパワー バレません?
最初の2年位は魚のヒット後に、こんなにバレないルアーは無い、と思っていたのですが、ある時を境に、急激にバラシが増えたシーズンがありました。
何を変えたのかというと、ロッドです。
上で紹介している、当初使っていたジグキャスター85Hやエクスプライドはいわゆる廉価品のエントリーモデルでした。
故に、ルアー負荷という頑丈さ以外の性能は低かった。
特に ジグキャスターはそもそも対象ルアーウェイトが最低30g~のオーバーパワーロッド でした。
例えば8キロ程度の鯉でも1分以内程度で決着可能です。キャッチではなく寄せるだけなら数秒かも。
ですが、よく言われる ロッドが硬いから弾いてのらない と言うデメリットを感じた事が一度も無かった です。
しかし「対象ルアーウェイトがMAX45g程度で、頑張ればビッグベイトも投げられる、基本はハイパワーだけど竿先だけは入る」みたいな
今時の味付けなシーバスロッドを使ってみた所、バラシが激増しました。
その理由を色々考えた結果、結論として出た答えはフッキングパワーが足りてないという事です。
つまり、ただ硬いか柔らかいか、というだけでなく、竿先だけが曲がるようなシーバスロッドでよくある先調子なロッドは特に相性が悪いと思います。
巻き合わせで竿先が入ってしまうデメリット
私は主にトップゲームとして使用しているので、巻き合わせ、向こう合わせが基本になります。
これは水柱を目視したとしても先ずは行動として、ハンドルを巻けなくなるまで巻き続ける、ということです。
ここで、実際にフッキングする瞬間を想定して、ラインのたるみがゼロになった状態から同じ回数だけハンドルを巻く検証を試した所、今時の味付けなシーバスロッドは竿先が入って(曲がって)しまう分だけ、
ジグキャスターであれば十分なテンションが作れる段階で、フックへ十分なパワーを発生させる事が出来ていない事が判明。
驚くぐらいに、ロッドの手元で感じる重さは針先に伝わっていません。
これじゃあれだけバレるのも当たり前だな、と愕然としましたし、また、リールもローギアのスコーピオンDCから、ハイギアのエクスセンスDCに変えた理由もこれです。
スペック上では一巻き14cmも違います。些細な使用感なんてどうでもいいのでハイギアをオススメします。
まとめると、特に竿先が柔らかいロッドほどエネルギーが逃げていく、更にいわゆるアワセと称してバシッと竿を立てても実は大したエネルギーが発生してない。
ルアーに対してロッドが直線であればあるほど影響はゼロになり、逆にロッドを立てれば立てるほど、この影響が大きくなる と言えます。
ですが、流れの中でラインメンディングをする関係上、基本ロッドポジションは高く、よりエネルギーは逃げやすい状態でバイトの瞬間を迎える体制になると言えます。
初めて使う人は、今までとは全く異なる太さのフックを使うことになります。
ジョイクロはバレやすい と感じているのであれば、自分が使っているロッドの調子を確認されてはいかがでしょうか。
ロッドパワーに関するとあるエピソード
また、1つのエピソードとして、ある日、ジョイクロを流し込んでいった先で水面まで顔を出していた何かに引っかかってしまいました。
これを何とか回収しようとする気持ちは皆さん解って頂けると思います。
色々やった結果、これ以上はタックルが痛むと判断して、ジョイクロを回収すべくポイントを潰す覚悟でそこまで歩いて行きました。
そして流木に前後のフックがガッチリ刺さったジョイクロを見つけ、ルアーを親指と人差し指でつまんだ時でした。
ズポッ
ビッグベイト専用ロッドにPE2号、リーダーは40lb、フックはがまのトレブルMH1番です。
このシーバスタックルとしてはかなりオーバーパワーのタックルで、あれだけ苦労して目一杯引っ張ってもビクリともしなかったのに、指2本でジョイクロを軽くつまんで持ち上げたら、流木はいとも簡単に地面から抜けました。
それは例えば2リットルの水が入ったペットボトルを持ち上げるより遥かに軽い力だったと記憶してます。
その体験から、タックルが最終的にフックに対して発生させる力なんて微々たる物なんだなと、感じると同時に、パワー不足を理由にバレるメカニズムを痛感しました。
ちなみに、このタックル構成の場合、上記のフックと最初からジョイクロに付いてるスプリットリング、強いのはどちらだと思いますか。
正解はフック。
ルアーを救出に行った先で、ルアー本体を握り、目一杯引っ張ったところ、フックは伸びずにスプリットリングが弾けたことがあります。
何でジョインテッドクローだったのか
Q,デカイ魚を釣るためにはデカイルアーですよね?
A,答えはノーです、そんなエキスパートな理由じゃないです。
Q,ビッグベイト、男らしいですね。
A,おそらく全国でもトップテンを狙える軟弱アングラーですが、何か?
Q,ジョインテッドクローで釣るなんて凄い!
A,マグナムは確かに、持ち運ぶのが面倒ですが、釣る釣らないの話でしたら、ルアーが勝手に釣ってくれるので、技術はむしろ年々劣化してる気がします。
数年前のとある日の朝マヅメ、フラっと通った運河が大変な事になってました。
15cm位なボラの群れがシーバスの待ち構えるゾーンに侵入した結果、辺り一面、激しい轟音と水しぶき舞うスーパーボイル状態。
私は即座にルアーを投げ倒しました。
結果、最初に投げたドッグXでワンバイト、乗らずでした。
1日だけじゃなくて、それが8日間続いて、8日間、ルアーを投げ倒して、そのワンバイトだけでした。
もちろん自分が下手なのは認めます。
ですが、そうだとしても、いくらなんでも、もうちょっとルアーの力で釣ってくれよと思いました。
悔しくて色々やった試行錯誤の結果が、ジョインテッドクローでした。
通常、自然の恵みには中々巡り合えないものですが、幸運にも翌年、直ぐに試す機会が訪れてくれました。
同じ場所に立ち、同じように投げる、1年前は散々見切って反応しなかった魚達が、真っ直ぐ引いてきたジョインテッドクローに3匹で猛チェイスしていた。
この時の感動こそが、現在の原動力です。
私は漁師ではない。
ルアーゲームの本質はキャッチ(漁獲)ではなくバイトだと考えてます。
普通に釣れる事よりも、異常かつ特別なバイトを求める方は是非ともおすすめです。
私は期待感がないキャストをしたくない。
釣り場に立った時の高揚感を思い出すと、最高の一本を釣るのに、最初の一投目で釣る事が理想じゃないだろうか。
ビッグベイトで釣り方を楽しむ筈が、漁師(釣れないと困る人)になってない?という話
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervf6e4578o
DAIWA ソルト用 コラボモデル
http://www.daiwaweb.com/jp/fishing/item/lure/sea_le/jointedclaw/
ガンクラフト公式
ジョインテッドクロー178
http://gancraft.com/lures/jointedclaw178.html
ジョインテッドクローマグナム 230
http://gancraft.com/lures/jointedclaw_magnum.html
その他、釣行記など関連記事はこちら
http://www.fimosw.com/u/kickoff055?blog_tag_id=gYMWGpmsbo2Q
- 2013年3月3日
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