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新たなジョイクロのステージ・川の中にある干潟 ジョインテッドクローでシーバスゲーム

主に河川の流れにより運ばれた砂で形成される、広大な砂泥のシャローエリア。


規模は及ばないが構成条件として非常に似ている地形が川の中に存在する。


それがジョインテッドクローの新しいステージとして適していると思われる、インサイドゥベントゥのシャァロゥー。

要するに曲がってる部位の内側である。


一般的な定義としての干潟ではなく、釣りのフィールドとして考えた時、これは川の中にある干潟と呼べると思う。


そして、このエリアでジョインテッドクローを使う事を今年のテーマと考えてきた。




インサイドゥベントゥのシャァロゥー



要するに川が曲がってる場所の内側なのである。

川を階段に見立てると、1階(地上)が河口(干潟)とすると踊り場として、1時的に砂が置かれてるイメージ。

平らな面積は1階(地上)よりも当然狭いが、それなりに平面がある。


そして出来れば、真っ直ぐきた流れが大きく曲っている様な所がいいと思う。

この条件だと、流芯が片側に寄る事で、反対側に巻き返しが起こり、砂地が広大になりやすい。


更に、干潟と呼ぶ構成条件として、干潮時には干上がり、それなりに大きな砂地となる事が絶対条件だと思う。




干潟に対するメリット



・流れが偏るので狭い、圧倒的に狭い、だからジョイクロが届く。

・流れが誰でも解る、常に1方向。

・ブレイクラインも直ぐに解る、ジョイクロを使うなら流芯の手前、ファーストブレイクだけでいい、大体ド干潮時のラインが狙い目。

・エイが少ない筈、私は1度も見たことがないけど保証はしない。

・ちょっと水が増えれば流芯が当たるので比較的地面が固い、ただ保証はしないので昼間の干潮に歩くのオススメ、シャローの真ん中より下は危な目。

・波も、ウネリも、風もないので安全性が高い。





長靴大地で3歩前に出るゲーム



絶好の潮回りに、河川が90度近くカーブするシャローに向かった。

タイミングは下げの5分程度、この程度ならば長靴大地を履いて3歩ほど水に入れば、余裕を持って打ちたい所を打てるからだ。




ちなみに長靴大地は2008年グッドデザイン賞受賞製品、従来の長靴のイメージを覆す製品で、これを知ってしまったら普通の長靴はもう履けない。

水流の中でも安心なフィット感、オカッパリバッグに丸めて持ち運べる携帯性、何よりも3年間使用して破けたり、裂けたりしない抜群の剛性。

3歩前に出たい釣り人オススメの長靴。

株式会社アトム公式
http://www.atom-glove.co.jp/products/h_1.html




閑話休題


そして、私は一度大当たりした事がバスをやっている時にあったので、このインサイドゥベントゥのシャァロゥーのゲームは大好きなのだけど、

シーバスゲームではそれほど人気がないのか、絶好のタイミングなのに各地で貸し切りと言う事が珍しくなかった。



なお今回、ベイトとして鮎は全く関係がない、たぶんベイトはボラだろう。




上から流す使い方



どの様な使い方がハマるかは取り敢えず、流速をベースに考えている。

この日の流速では下げ潮と河川が同調して、強いと判断した為、テンションドリフトを主に使った。


正面やや上流に投げて、後はジョイクロを正にオトリ鮎を操るかのように、ロッドを立て水からラインを切り、ヘッドに流れを当てすぎずに下流へとスライドさせていく。


フリードリフトよりも断然に面白いし、引き出しの増加という意味でバイト数自体も増えた。


これを上流側、カーブの入り口付近から投げては移動、投げては移動と、下流まで打って下がった。




違和感のリトライ



下流側までひと通り打って見たがバイトは無かった。

ただ途中、丁度カーブの中間点あたりでルアーの後方にモジリが起きたような気がしていた。

その時の判断としては鯉と思い通り過ぎたが、帰る前に一度だけ、リトライをしてみる事にした。



経験上、違和感というのは非常に重要だと思う。

ピッ っと意識の片隅で音が聞こえ、振り向いた先にある僅かな水の揺れ、それで釣れる魚もいる。

魚がいるのを教えてくれるのはボイルだけじゃない。






激しい来訪者



帰る前に、そんな大義名分で萎えた気分に燃料を注ぎ、違和感を思い出し、体に火をともす。

1投で終わらせる、つもりだったが良いコースに流せなかった気がして、もう1投してみた。


カーブの中間よりやや上、流れが収束し、急流となる少し手前。

流芯に乗ったジョインテッドクローに対し、ロッドを立て、ラインが水を切り、よりルアーだけのアクションが出るように調整して、その危険地帯を通過させる。



ウェーダーならもっと前に出て対岸際まで打てるかも知れない。

だけど、その地点はベルトライン以下、股下程度の水深の位置であった。




水面が三日月に白く切られ、即座に訪れる、音が消える真空の0コンマ数秒。

黒い扇子が舞うと同時に音が遅れてやってきて、扇状に水しぶきが飛ぶ。


人間の情報処理速度が追いつく、尾が見えた、水面のルアーを引ったくる様な反転バイトを確認した。





久しぶりにちゃんと魚の引きというのを体験した気がする。

これもジョイクロにしてはロングディスタンスなゲームならではか、砲弾ボディの激しい魚だった。






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ジョインテッドクローの新しいステージがかなり見えてきた気がする。


 

凄い釣れるのではなく、凄いバイトが出るジョイクロに魅了されて
2年位の間、ひたすら投げ倒した段階で書いた記事です。

ジョイクロに興味や関心がある皆さんの参考になれば幸いです。

ジョインテッドクローでシーバスを釣る基本
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfcrdmog6

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