【Rockオヤヂのリール・マニアックス！！】マミヤOP　ランサープラスXL-600　ネオ・クラッシック・スピニングリール

サイズは、シマノのナスキーC2000番より少し大きいくらいです。少し前まであったシマノの2000番相当になります。糸巻き量は、ナイロン２号100ｍです。
瞬間ストッパーやバランスローターが装備されているので、現在のリールと遜色なく使うことが出来ます。
※ローターの回転に遊びが無くなり、ローターのバランス取りによって回転がスムーズになったのは、1992年に登場した初代ステラ以降です。これより、スピニングリールの使用感は、劇的に良くなりました
ただ、270gとナスキーよりも60g重い自重が、唯一の欠点です。小型番手でこの重量では、現在の非力なアングラーには扱い辛いかもしれません（笑）

スプールは、多分アルミダイキャスト製でメッチャ重いです。スプール受けが簡素なところが時代を感じさせます。

ローターの内側にストッパーの爪を引っ掛ける為の山が全周にありますが、何故かワンウェィクラッチで逆転を止めるようになっています。
以前の機種からローターを流用したようですが、ギザギザがある分、ローターが重くなっています。
それと、現在では当たり前についている、ベールを起こした際のローターブレーキは付いていませんでした。

スプールのオシュレートは、カム方式です。溝はI字になっていました。部品点数が少なく、シンプルな作りになっています。
みんなが大好きなボールベアリング数は２個で、ピニオンギア前部とマスターギアの左側に入っています。マスターギアの右側は、真鍮製と思われるブッシュが入っていましたが、固着しておりボールベアリングへの換装は出来ませんでした。

グリスがかなり汚れていたので、全部バラシて洗浄、シマノの純正グリスでグリスアップを実施。一部の部品に汚れが固着し除去できない所があったので、回転フィールはまあまあといった処です。

全体的に傷まみれですが、機能はしっかりとしているので、ナイロン糸を巻いて色々と使ってみたいと思います。

ランサー・プラスXL600　諸元（分かる範囲ですが）
自重：270ｇ程度
ボールベアリング：２個
糸巻き量：ナイロン２号100ｍ

2024年2月21日
コメント(2)

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コメント失礼致します。

92ステラは遊びは少ないですが、ワンウェイクラッチを使った瞬間ストッパーではありませんね。

このランサーと同じく、ローター内側のギザギザで止めるタイプかと。

初のワンウェイクラッチ搭載でいうとダイワの92トーナメントSSiですかねえ。

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2024年2月22日

貧乏ロッドビルダー

大阪府

窯元

兵庫県

>貧乏ロッドビルダーさん
コメント有難うございます。
ワンウェイクラッチ式の初搭載は、ダイワ機で間違いないと思います。

ただ、ローターを（ほぼ）瞬間的に止める発想は、初代ステラの多点式のストッパが最初だったように記憶しています。
当時、ステラと同時発売された白い92バイオマスターを所有していましたが、ローターがブレ無く止まるのは（今から見れば少し遊びはあるのですが）、ブレブレの他機種に比べとても気持ち良かったのを憶えています。
確か、シマノのワンウェイクラッチ採用は95年モデルからですね。

このランサーが何年モデルかは知らないのですが、ローターにギザギザがあるのに、ワンウェイクラッチ方式なんです。シマノ式ともダイワ式とも違った部品で、メンテ中にバラバラになって焦ったので写真撮ってませんでした。

正直、シマノ機以外の古いスピニングリールにはかなり疎いので、色々と教えていただけると嬉しいです。

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2024年2月22日

>窯元さん

いえいえ自分も勉強中です。
貴重な記事をありがとうございます。

マミヤOPの
ランサープラス
オースター
エイペックス
はいずれもワンウェイクラッチの瞬間ストッパーなんですよね。

今まで確認したことないのがランサー（無印）なんですけど、この機種はどうだったんでしょうね。
無印のランサーがワンウェイクラッチ非搭載とかだとわかりやすいんですけどね。

ランサープラスの技術特性がパーフェクトストッパーとハイパーバランスで、

ランサーの技術特性がハイパーストッパー、ハイパーバランスと謳われていますので

ハイパーストッパーっていうのがローター内側のギザギザを利用した逆転防止なんじゃないかなあと、

また、アブのカーディナルプレミア　CPシリーズはマミヤOPのランサープラスがベースですが、
このカーディナルプレミアはiar搭載の番手があるので、辻褄があいますね。

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2024年2月22日

貧乏ロッドビルダー

大阪府

窯元

兵庫県

>貧乏ロッドビルダーさん
あれから色々とググってみましたが、ヤフオクの過去ログから、ランサーGPという機種が、ランサープラスと同じ見た目である事、サウンド仕様が存在した事がわかりました。これらから考えて、ランサーGPは、多点式のストッパー式だった可能性が高いです。
ランサーGPが手に入れば良いのですが、各種フリマ、オークションにも出てないですね。
今の所、分かった事は、これくらいです。しばらく、90年頃のマミヤOPとRYOBIのスピニングリールで遊ぶつもりなので、何かわかればログに上げたいと思います。