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古賀 亮介‐snif

福岡県

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マヅメ回遊のギガアジ直撃

朝方、東の空が朱に染まり、
いつものマヅメの雰囲気が一帯に拡がる午前7時。
九州の夜明けは遅い。

そのタイミングで引っ張り出したジャストヨンマル。
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前日夕刻から、
手持ちピンに張り付いて狙って撃っていた大型のキアジ。
その群はとうとう朝が来るまで捕捉しきれず。
今期、これまたボヤけた夏秋の影響か、
回遊ルートとタイミングが少しズレているのだろう、
そう判断し、セグロの差す場所を探してのリスタート

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夕刻
西の空のオレンジは去り
夜と雨が辺りをしっとりと包む頃

その瞬間は唐突に訪れた

朝方の魚をヒントに、その近辺のスポットで別の角度から。

名竿XT‐68FS-Rにフロロ0.6号、4g尺Dにテリー39をセットして
水面下1m程度のレンジで、小刻みに3次元的なダートを掛ける。

これまで自身、何度も通ってはいたのだが、
夕まづめピンとしては少しズレた印象があり、普段撃たなかったピン。
それが、たまたまこの日は周辺の潮流を読んで行った結果、
そこが随一のスポットになり得る事を、勘で拾って選んだ釣り座であった。

足元の堤防を巻いて港内から外に出る潮、外海から入ってくる潮、
それから漁港の対岸から反転して返ってくる潮。
3つの潮流が交錯する潮目が、足元から沖合にある瀬にむかって、
複雑な潮目を形成していた。
雨風で海面の水流が見て取れるので、そこが目印になる。

今日も外しちゃったら行くとこなくなるな・・・って思ってた矢先、
リグが瀬に最接近している潮目のエッジに差し掛かった地点。

パンパンパンッとワインドで跳ねさせて、
安易に食わせの間を演出しようと落とした瞬間、そいつらはようやくやってきた。

ドスッ。

条件反射のフルフッキング。上顎を確実に捕える。

次の瞬間、猛然と暴れ狂う。マヅメ開始の合図。
まだ、魚の侵入経路がわからない。

群の位置を出来るだけ移動させないように、一度テンションを抜く。

突進も止まる。

そーっと寄せてネットイン。

目測40cm。


さて、どっちに行った?



足元の潮ヨレを同じレンジで通す。

同じリグ、同じアクション。

すぐさま答えは出る。が、ただの尺上セグロ。

これじゃない。



あれこれ考えず、潮氷にとりあえず放り込んで、次のキャストを・・・。
と、思った刹那、脳内に一つ過ぎる。

立ち位置から沖目70m程度の位置にあるちょっとしたゴロタの瀬。
潮目から少し離れ、ブレイクより1段上に存在するこのゴロタの瀬、

テンションあがりきったギガアジはその位置まで差すかな。
今日のこの食い方ならイケるはず。

構えたロッドを戻し、リグを変えてみる事にする。

飛距離が欲しい。

メタルマル13gを結んだPEタックルへと持ち替え、
すぐさま瀬周りに、潮上から入れていく。

5秒のフォール後、ハイピッチショートジャークで急浮上。

メタルマルが水面を割ると同時に、今度も一撃だった。
やはり少しサイズが伸びて43cm。

しかし次のキャストから、カマスの猛攻に悩まされる事となる。

こと、メタルマルのブレードのフラッシングと緩急のある縦ダートは、
スイッチの入ったカマスに対して、何よりも効力を発揮するメソッドの一つである。

どうにも、カマスが邪魔をして、リーダーをガリガリにされるので、
ロッドごとリグを変えてシーライドミニ9gの投入。

PE0.2号+6lbリーダーに組んだセッティングなので、
軽く投げるだけで70m先のピンに収まった。(ガチのフルキャストは高切れ注意仕様)

同じレンジまで沈めて急浮上。
動きを破綻させる速度で急速に水面まで遊泳させる。
そのまま水面近くまで持ち上げて、リールは巻かず、竿先をすぐさま正面に振りぬく。
ラインスラックを出し、フリーなスライドフォールをキメる。

ダートしながら水面まで逃げたイカナゴが、パニックを起こす様。

次のワンピッチを入れようとした瞬間、
ドスッと重みが伝わる。
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居ればこんなにもイージーなのだ。
口の奥にトレブル三点掛け(^^;

ここで一つの検証。
ファーストフォールで魅せて、巻き上げで追わせる。
そこから出るバイトをスルーして(オートに乗っててもシェイクしてハズシて)
セカンドフォールでより深い位置を探る。
狙いのゴロタ瀬周りでもレンジ別の反応を知る。

変わらぬペースで釣れ続けるが、
このレンジはレギュラーサイズの中アジのみであることが判明。

大型は一等地に。
そのルールはいつも同じね。

マヅメ回遊でも普通に釣ると、レギュラーサイズは24~26くらい。
キャスト位置、レンジに、ある程度決まったルールはありつつも、
このサイズを釣る事はさほど難しくはない。

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6gのスピードでもこのようなレギュラーサイズばかり。

9gにウエイトを上げてスピードを足すも、この日、ボトムレンジはカマス。(危)
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急いでいてもカマスだけはフィッシュグリップで掴んでから針を外しましょう。
この写真の直後、急ぐあまりに指先をカプっとやられてピューってなりました。

・・・2回も。・゚・(ノД`)・゚・。


レンジを戻してこの日、僕に釣れる最大の群から魚を追加。
魚の位置が徐々に変化して、アタリが消えるまでの約30分。
今回も実家への納品分だけ揃えていくが、セグロは脂も少なく、
食味としてはキアジのそれに及ぶべくもないので、体高と厚みで厳しめに選り分ける。

上のカマスの写真の下の方に写っているのその水汲みバケツ。
マヅメの短時間勝負で数をしっかり引き出しつつ、
その間、バケツの中のアジが暴れて消耗する事もないので、瞬殺とほぼ変わらない。
絞めを雑にしない為に最近実践しているやり方。これがなかなか良い。

雨も激しさを増してきたしそろそろ潮時って事で、水汲みバケツの中で一旦氷締めにして仮死状態にして動きを止めておいた魚たちを、
1尾ずつ神経締め~血抜き。
魚体が焼けるほど冷やすわけでもないので、血抜きもスムーズ。

キレイに処理して並べて撮影。・・・するべきなのだけど、
エクストリームな雨の中、雨粒にスマホの画面操作は邪魔されるし、
カマスに味見された指先は血が止まらないしで、結局こんな程度の写真になってしまった。

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反省orz
折角釣れてくれたのに申し訳ない。

サイズ感の分かりにくい写真になってしまったけど、
キープ分右端の2匹が泣き尺くらい。
掛り所がよくなくてリリース不可だったもの。
マヅメ中盤からは尺上でもヨンマルでも、細身のものは全部リリース。
最大は45でした。


その後の釣りはまた、キアジの良いのを追いかける釣り。
とはいえ翌日仕事なので、気になるピンを30分ずつ数か所周るだけ。

なかなかいい尺上キアジも1本獲れたけど、
群としての確認はちょっとできなかった。

こちらの攻め方は水深13~25mのディープの各ピンでの底生ベイトパターン。

この釣りではメタルジグの出番はほとんどなく、(使うとセグロになりやすい)
使うとしても、カニなどの甲殻類をイメージする使い方。

ワームで釣れててアタリが止まった時に、
一口サイズの鉄板バイブなんか入れると強いんだけど、メインリグはやはりジグ単。

潮流の強さ、魚の求めるスピード合わせで0.3g~5gまでを使い分けるものの、
ワインドなどの激しいアクションは一切入れず、メインはボトムステイ。
ワームは4inサンドワームやマイクロクローラーなど。

着底後、竿先にリグの重みを少しだけ掛けて、ボトムドリフト気味にとにかく待つ釣り。

耐えきれなくてちょっと激し目にダート掛けたら、尺くらいまでの中アジは反応するんだけどね。
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レギュラーサイズも尺D5g+4.5インチツネキチを丸飲み


そんな釣りを続けてたら、外洋のスーパーディープにあるピンから
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モゾモゾしたのでガツッとアワセたらなんとアコウ40型。
コレは嬉しかった~。
余程イイ位置にリグを止めておけたのだろう。

この時は水深20mのやっぱりボトムステイ。
ラインも激流ディープでのステルスバイト対策で、エステル0.4号。リーダーも4lb。

ボトムの形状もかなり荒いピンからの魚で、最盛期なら瞬殺されてましたね(^^;
これだけは半身だけ自分で食べたけど、冬のアコウはやっぱり絶品でした。


今週木曜から10年ぶりに参加する横浜大阪各フィッシングショーで、
ついでに色んな所を見てこようと2週間近く福岡を留守にするので、
自身今季の大トロキアジ祭りのチャンスは、実のところこの日が最後だったのだけど、

まぁ、釣りだから仕方ないか。




そうそう、デイもなかなか好調でした。
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コンスタントに釣れる中アジ♪

一発どうにも抜けないスーパーサイズのキアジも湾奥船溜まりの流芯で掛けたけど、
こんな時に限ってタモが遠いのよね(^^;

フロロ3lb、リーダー5lb足元で抜き上げでボトッて落としちゃいました。

獲れてれば重さは自己記録だったなー。

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泣き尺カサゴも♪
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呼子方面は、これからデイがアツイ時期がやってきますな。




タックルデータ
ジグ単1
rod   もっつぁんマジカルクラフト(MMC)のチタンティップ初号機
reel イージス2004
line  バリバスエステル0.3+東レフロロ0.8
baits 0.3g~1.5g底生ベイト意識のリグ
   メインJHはレンジクロスヘッド、

ジグ単2(マヅメ時のメイン)
rod   ウエダpro4EX 68FS-R
reel  イグニス2004
line  ブリーデンフィネスフロロ0.6or0.8+東レフロロ5lb(デイ~マヅメ)
   バリバスエステル0.4+東レフロロ4lb(ナイト)
baits 0.5~5gジグ単フィネスワインドもコレ。時合いはイカナゴ意識のリグ
   メインJHは尺D2,3,4g、
   サブにレンジクロスヘッド、ブルヘッド、デコイのマジックダートミニ(だっけ?)

ハードベイト1
rod   ウエダpro4EX 4S-610SL
reel  イージス2004
line  PE0.2号+東レフロロ6lb
baits シーライドミニ6~9g、ミニマル、陸ジグ10g

ハードベイト2
rod   コータック86SW
reel  13イージス2506
line  PE0.6+東レフロロ12lb
baits メタルマル、ナレージ65



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