プロフィール

古賀 亮介‐snif

福岡県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

リンク先


blueblue


INX.label


purefishing japan


Jazz


清眼堂


先日のメバリングを振り返る。

ハイシーズンに突入してからの呼子界隈の釣りは、
毎年の事ではあるけど、爆風と戦う日々である。

ただでさえ冷夏の影響からボヤけた秋が来て、水温の推移は常に異常を示していたし、『例年通り』が通用しているようで、実のところそうではなく、魚の位置が掴みづらい変わりやすい今シーズンである。
12月中は何度も釣行キャンセルや、行っても釣りにならないレベルの荒天に泣かされたり、『これはもらった』と思えるほどの条件が揃っているのに、エアポケットにつかまってイマイチ良い結果が得られなかったり。
釣りだから仕方がない、と言えばそうでもあるけれど、そういった日程調整、天候や海況の経過観察も釣りのうちであるのだから、どんな条件でも、魚を探せる釣り人になりたい。

今年の目標は、もっと広いエリアで魚を探す目を養う事。
誰かと同行ガイドの際は、自分の魚だけでなく、
同行者が魚を獲るまでのプロセスを、少しでも面白く演出できるように。
そんな事を少し意識して、釣って行こうと思う。

自己の単純な釣果や食材を追い求める季節は過ぎ去ったのだから、
今度は周りに少しでも返していきたい。

ただ単純に、楽しい方に。




年末もクリスマス前から数日、
ようやく
http://www.fimosw.com/u/flippersnif/ewnp5p43hcrmpt

29,30には身内でわいわい忘年会的な釣行をしてみたり。
釣り収め!だが?(糸島よかろうもん)
http://www.fimosw.com/u/mottuan1/bm2zimmaxwnyyu

年明けも2日から、
vs7h6d5t93aeiaawtafv_480_480-73385fe4.jpg
ジカタで全体的には薄い中から過密ピンを探し出して、中アジゲーム。
3gまでのジグ単と、ピンを絞ってからはシーライドミニでバッサバサと。
時間置いて入り直してからフォローリグは1.3gのジグ単。
最近このスタイルがメインになりつつある。


と、まぁそんなふうな。
ある狭いエリアに4日張り付いて釣り込んでみたり、
短時間のジカタのランガンでも、魚の差すタイミングを読んで、
色々とリスキーな釣りを展開して釣ってみたり。


5日6日の呼子エリアの釣りでは、
前日、友人の知り合いがかなりの苦戦を強いられたという情報を拾いつつも、
それから遡って2週前に確認できたギガアジの集団に、寒波を挟んでどの程度の変化が出ているのか、実際に自身で釣り込んで確認する必要があったので、敢えてそのエリアに拘った釣りを展開してきた。

釣果的には
ヨンマルさんたちはすっかり消えたそうな
http://www.fimosw.com/u/flippersnif/ewnp5p46pynr5x
昨夜のその後(簡単に)
http://www.fimosw.com/u/flippersnif/ewnp5p4cij49o9
こちらにサクッと。

この釣行前半のこのログの釣りに於いては、
夕まづめにギガアジの回遊をすっかりと外し、途方に暮れつつあったところ、
メバルプラッギングを試したらドハマリして、燦然たる爆発力を発揮した。

結果だけ見れば非常にイージーな印象があるものの、冷静に今振り返ると、
実はワーミングでほぼほぼ子メバルしか拾えずに苦戦しており、
今夜はココをしっかり掘り下げたログにしていこうと思う。


明暗周り、潮ヨレ、何処に通してもイージーで楽しくはあったのだけれど、
お手軽なワームの巻きの釣りで釣れてくるのは、その多くが20cmにも満たない子メバル。

よく目にする事のある『良型は往々にしてセレクティブ。』という言葉。

メバルに限らずアジでもシーバスでも多くの魚種に当てはまるのだけど、
水面下60cm以内5cm刻みでのレンジコントロールで、大きく結果の変わるプラッギング。

メバルに関してはタイミングとしてピークな日から2週以上遅い日程の釣果であるので、
レギュラーサイズとの差は5cm程度のものだったが、メバルの5cm差ってのは実際釣ると結構デカい。

ほとんど同じコースを通しても、通し方ひとつでサイズが一回り。
ピークの時期であればここが更に大きく変わってくるし、
ペースにしたって歴然とした差が出てしまうのを、
最近実体験を繰り返すに従って、改めて実感している。


ここでの写真は差し控えるが、同エリアにおいてのピークやや遅め日程で
皆さんご存知の瀬戸内メバリングエキスパートご本人の手によって、
スーパーサイズが引きずり出される模様が、今月発売のアングリングソルト誌の誌面に
なんと一部始終youtube連動動画付きでガッツリと掲載されるはずなので、
是非ともチェックされてみてください。

近くで見ていてもの凄い刺激と感動を戴けました。
取材に来られるまでの個人的な予習期間含めて、
天候に泣かされつつも、非常に実のある4日間でした。

加来さん、知久さんはじめ、皆さん、またお待ちしてます♪



さてさて、前後してしまったが、喫緊の呼子エリアの釣行に話は戻る。


キーは良型のブルーの捕食レンジを、いかにして把握できるか。
そしてそのレンジで如何にルアーを魅せられるか。

一方でそれらのプロセスを無視してしまえば、
捕食するピンや定位のピンを掴んだとして闇雲に攻めても、
潮流や風などで活性の上がった個体を少し釣ることが出来るのみで、
釣り手から仕掛けていく事が困難な『ちょっと勿体ない釣り』になってしまう。

ワームでもプラグでもジグでも、巻きの釣りではこの場面において
その程度の効果しか得ることが出来ないことを確認した上での結果として、

得てして、巻かない釣りのプラグとメタルジグへの反応は・・・、
we364uwwkcbuhte7nx6y_480_480-c0adfd39.jpg
yazwxm3tothbjej9952i_480_480-febe4149.jpg


ft4m79afkv842uxy6xtn_480_480-d5079d23.jpg
魚の欲しているものを的確にアジャストしてやれば、
釣れるサイズが上がるだけでなく、1尾1尾を的確に狙い撃つ釣りも可能になる。

殊のほかブルーバックのメバルについては、先に述べた通り、
水面から数cmのシビアなレンジコントロールがキーになる場面が多く、
この夜も最初に見つけた“掛けたい魚”は、常夜灯の明暗の暗部で見つけた。

堤防の周囲で水深2m程度までのところに定位。
獲物を見つけては水面まで浮いて来て、何かを捕食してはすぐさま定位置に戻る。
そんな行動をする良型のブルーバックだった。

メバリングを長くやっておられる方は、ご存知かと思うが、
この手の良型メバルは、定位するピンから捕食するピンまでを、
ひとつのテリトリーをそれぞれに固有に持っていて、
そのゾーンから少しでも外にはずれた目標に対しては、
自分の体長より長い距離を追いかけて捕食行動に出ることがほとんどない。

風や潮流で流されていく流下ベイトへの反応が非常に良く、
きっちりやれば非常にイージーな反面、コース、レンジともに外すと小さなメバルが釣れ、
それが釣れた事によって、更にその小さい個体の集団の活性が上がり、
大型の個体は警戒して釣れなくなってしまう。

これもある種の場荒れ現象である。
手軽に釣れる釣りにご用心。ってところでしょうか。


今回のメソッドは、以下の通り。
夕まづめを過ごして、上げ8分からのスタート。

暗くなって常夜灯が効いたタイミングで、
プラッギングの最初はリッジ35Fからのスタートだった。

流れは港内奥から外洋へ。風は逆に外洋から港内へ。

最初は着水点からスラッグの回収以外ほぼ巻かず、
表層に浮かせて、風で流されるベイトを意識。

一発で釣れたが、サイズはレギュラーちょいマシの22cm。
流すラインを少しずつ変えても続かない。

続かないどころかちょっとコースをオープン側に替えたら、
何故か豆アジがトップにバシュって(笑)
7i393z2s4yw7intsky78_480_480-154fd9e5.jpg
こんなアジングも面白いっすよ(*´ω`*)


次に着水後10~20cm潜らせて、潮流によるドリフトに切り替えた。

10cmってのが、この時の風による流れと、潮流との境目で潮ヨレが発生していたレンジ。

良いサイズのメバルを連発した時は全てこの潮ヨレ直下を
流れに馴染ませて、置いて流していくパターンだった。

a9593nbjozoszdb5bgzs_480_480-9e9024ea.jpg
この画像のメバルの位置が、この日のおよその定位ライン。
それぞれのレンジは潮流の強さ、時間推移によって刻々と変化するのであくまでイメージ。

この潮ヨレは表層潮流と同化している事も多いが、この日はこんな二枚潮な時間が多かった。

前半初期の時間帯はバイトのあるレンジが、ほぼ全てこの潮ヨレ直下で、
その層を的確に捕えて流すために、リップの付いたリッジ35を選択。

潮流が強めの時はフローティングでテンション抜き気味に。
流れが弱まればスローシンキングで微テンション追加。という具合。
どちらにしても置いて流す釣りである。
メバル対応サイズのブローウィンが待ち遠しい(´・ω・`)

バイトは、『ツッ』と鋭く短いものが多く、
その瞬間にガツンと合わせてやらないとなかなか乗らない。
ラインテンションの張り具合が重要になってくる。
風があるとPEではダメ。
強く鋭く合わせる必要があるのでエステルも不向き。
なので、ラインはフロロでやってます。

そんな釣りで数本のメバルを抜いたところで、
次第にレンジが徐々に下がってきた印象を受けた。

更に釣り続けるとバイトがなくなったので、
表層のプラッギングの集魚効果が届かない位置に魚が落ちてしまったと考え、
そこでフォローとして投入したのがメタルジグでのリアクションの釣りだった。

c725jk7mhpyztrvtvad5_480_480-a47c990b.jpg
着水直後にテンションをしっかりと張った動かさないカーブフォールから、
定位していると思しきレンジに差し掛かったところで真横にさびいて(ワンピッチジャークでも可)
30cm程持ち上げたところで、ロッドを急速に前方に倒してフリーに落とす。
落とすと言っても20~50cm程度の幅をフリーにスライドさせているだけだが。

メバルから見ると、上方から目の前に降りてきた餌が、
自分に気付いて逃げようとするが、逃げた先に別の捕食者が居て、パニックを起こしてスライド。
そこを狙いすましたかのように、メバルが襲いに来る。
そんなイメージである。

バイトの瞬間はテンションが抜けているが、
じっくり見せて食わせるプラッギングの時のようなショートバイトにはなりにくく、
次のさびく操作がそのままフッキングになったり、または大胆に引っ手繰っていくヤツまでいる。

このシーライドミニのフィネスジギングによるフォローに関しては、
まだ自身満足なタイミングで出せているとは言い得ないまでも、
リッジ、ミニマルと合わせて使うと、プランが組み立てやすく重宝している。

その後の茶メバの27は
4r58ygxahzn4snxaghg5_480_480-8ec255fb.jpg
こぼれテトラのトップをノックしてステイ
ワインドダートで小さく跳ね上げからのカーブフォールでドスン。でした。


最近、シーライドミニ×ロックフィッシュに関する解説を、
BlueBlueテスターの目黒さんがしっかりとログでされているので、
スローなフィネスジギングの基礎が知りたい方は、こちらをどうぞ。
http://www.fimosw.com/u/mkai0508/2ha7ketemop5h8

この釣り方、通常モードのメバルでいくとブルーより茶メバ向きになりやすいっす。
今、1段レンジが落ちてきているはずなので、
フィネスジギングでのメバリングと、ボトムワインドのディープメバリングを体感したい方は、呼子界隈のエリアでは、この潮が勝負です。


真剣にメバルをやる事が、最近は少なくなっていたけれど、
メバリングってアジングとはまた違った奥深さがあるし、
まだまだノビシロが計り知れない奥行きがある。

それにしても今回はメバルプラッギングの威力、恐るべしでした。


かなり濃くなったので、アジ編はまた後日(笑)


メバリングタックルデータ

ワーミング
rod    pro4EX TFL-63S
reel   イージス2004
line   ブリーデンフィネスフロロ0.4

プラッギング
rod    pro4EX 4S-610SL
reel   イグニス2004
line   サンラインフロロ0.6

コメントを見る

古賀 亮介‐snifさんのあわせて読みたい関連釣りログ