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小笠原遠征2016 父島編

GWに生まれて初めて小笠原に行ってきました!
とにかく初めての体験が続き、刺激と衝撃の数々!
なんか今はすっかり小笠原ロス状態です。

-------------

小笠原は磯からGTやマグロが狙える夢のフィールド。
とはいえ、全くの初めてずくし。とにかく情報が少ない。
どんなフィールドなのか、地磯や堤防などのポイントもよく分からない。
渡船も頼んだが、いったいどんなものなのか、本土と同じなのかもさっぱり分からない。
堤防で事足りるのか、安全に行ける地磯はあるのか、渡船はどんなところに行くのか、タックルは準備したもので事足りるのか、はたまたオーバースペックなのか???
そして父島と母島はどう違うのか?

知りたいことはいくらでもあった。
今回の小笠原遠征は、とりあえず小笠原の状況を確かめ、来年以降の本格挑戦の事前調査といった位置づけでの考え。
もちろん釣果があれば良いが、相手が大物だけに、そう易々と釣れてくれないはず。
きっと、ラインブレイクとかで獲れなくて、悔しい思いをするんだろうなぁ。
というか、そもそもそんな体験が果たしで出来るだろうか。

不安と期待で、自然と道具も多くなる。
超大型プラグを中心に、クーラーBOXいっぱいのルアー達。
ラインシステムも修正できるよう、超々ヘビーから、ヒラマサタックル程度まで、各種リーダー類に、予備スプール。
本当はライトな釣りもしてみたかったが、道具が多すぎて諦めた。
今回は、超大物タックルとエギングタックルだけに絞った。
兎に角ワクワクする。初めてのフィールドほどワクワクするものはない。

4月29日朝10時。竹芝よりおがさわら丸に乗り込む。
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GWで当然満席。竹芝はごったがえし、皆高揚している。
今回は釣りのしない会社の後輩と二人での旅行。後輩はダイビングで、私は釣りで各々楽しむ予定。

父島まで25時間半の長旅だが、仕事疲れか寝てる間に思いのほかあっという間に父島に着いた。
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宿にチェックインし原付を借り、とりあえず島内1周し1日目は終了。

さて二日目。この日はいきなり前半のクライマックス。渡船で沖磯へ渡る。
船には7~8人いたが沖磯に渡るのは私1人。その他は船からのジギングのグループであった。
そして初めての小笠原の沖磯へ渡礁。
降ろしてもらったのは、これは釣れるでしょ!っといったかなり雰囲気満点な沖磯!
まるで男女群島のよう。(行ったことないけど)
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早速準備してきた超大物タックルでTOPから開始。
タックルはGTロッドにPE8号、フロロ120LBのリーダーとの間にスペーサーPE16号を入れたもの。
ルアーは80から100g超のヘビーなダイビングペンシル。
潮もゴンゴン流れ、いつドカン!と出てもおかしくない雰囲気。
期待を膨らませ小笠原での釣り開始。

いつくるか!いつくるか! と思ったが、全然何もおきない。
こんな大物タックルも、そして小笠原の釣りも全てが初めてすぎて、何が悪いのか分からない。
それとも、小笠原とはいえ、やはり簡単には釣れないのか???
というかタックルがガチ過ぎだし、リーダーも長いし全然ルアーに飛距離が出てない。
ロッドは硬いし、ラインは太いし、ルアーもあまりちゃんと泳がせられてないかも。

いろいろ試しているうちに1~2時間は経ったと思う。
慣れてきて多少はルアーの飛距離は伸びたが、相変わらずしっくりこない。
そして、相変わらず魚からの反応は皆無。

気持ちを切り替えるためにジグも試してみる。
小笠原はとにかくルアーはデカい方が良いらしいので、オフショア用のジグをセット。
ジグはマサムネ135g、オールシルバー。
根掛りが怖いので最初はフックを着けずに投げてみる。
どうやら根はきつくなさそう。フックを着け再投入。その2投目くらい。
たしか底から2しゃくり目くらいに、 ガツン! ときた!
小笠原ファーストヒット!

お~ 、 おおっ! むちゃ引く!
ガチでファイト開始! めいいっぱいポンピング&ゴリ巻き~~っ!
魚体が見えてきた。 うお~。赤い!
そして抜き上げて御用。
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小笠原ファーストフィッシュはバラハタ! 70cm!

先日、築地で間違えて卸しちゃってニュースになったやつ。
ちなみに小笠原では普通に食されていて、前日夜に早速レストランでフライを既に食し済み。
いかにも南の魚といった感じで、結構釣ってみたかった魚。
素直に嬉しい。

一通り写真を撮り、海へドボン! とリリース。
ぐったりしてたはずが、海に返るなり涼しい顔して泳いで行った。

とりあえずボウズ逃れてほっとした。
しかし流石小笠原沖磯。
外道のサイズが半端ない。
とりあえず今日はこの1匹でも良いや、とも思ったくらいだ。

ちょうどそこに、目下ジギング中の船長から電話。
この沖磯、電話も通じる。
危なくないかい?、と気にかけて電話してくれた模様。
ちなみに舟でのジギング組は、キャスティングは渋いが、ジギングは好調とのことであった。
そんなこともあり、ジグが良さそうなので、ジグで継続してみる。

いつのまにか昼ごろとなり、汐止まりの時間が近づき、流れが緩んできた。
そんなころ、マサムネに ガツン! と、何かアタリがあった。
が、乗らなかった。というかフックがついていない。
オフショア用のまあまあ太いはずのアシストフックのラインがあっさり切られたもよう。
バラクーダの仕業か?
バラクーダでも良いと思い、1本切れても獲りやすく刺さり重視の、ちょっと細めのダブルのフックにチェンジ。

数分後、突然ガツンとアタり!
渾身のフッキング。ものすごい重量感!
と、思ったところで、「フッ」と軽くなってしまった。
ジグを回収すると、フックが伸びてフックアウトしたもよう。
どんな魚がヒットしたのか分からなかったが、細めとはいえかなり大きなフックなので、これが伸ばされてしまうとはどんな大物か?
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そこで太めの軸のシングルのアシストフックに交換。
ジグはマサムネ135gのピンクシルバー。
ワンピッチを繰り返して数投目。。。

ゴン!

そして渾身のアワせ!


ん、びくともしない。 と、思った瞬間、強烈な引き!
思わずよろける。

ヤバいヤツがヒットした。
マジで、引きが強すぎて海に引き込まれそう。

思わず磯に座り込む。
ドラグが強気だったこともあり、少しドラグを緩める。

ヤツは何度も強烈なトルクの走りを見せる。
その度にヒヤヒヤ。

じっくり対峙していると、少しずつ弱ってきたもよう。
座り込みながら必死にポンピングして引っ張り上げる。
抵抗の際に多少根ずれもあったが、長めのリーダーなのでとりあえずしのげている。

ラインブレイクやフックアウトすることなく、ようやくヤツが海面まで上がってきた。
そのころはヤツも、グロッキー状態。
最後に1回抵抗があったが、空気を吸わせ、波をみてずり上げる。

結構デカイ!

まだ磯際で波が洗うところ。早く安全な所へ移動したいが、重すぎてラインを引っ張ってもびくともしない。
フィッシュグリップをはめようとしたが口元がぶ厚すぎて、なかなかはまらない。
ちょっとあたふたしたが、無事波のこないところまでひっぱり上げ御用。

獲った!
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魚種は何? ロウニン? ギンガメ?? カスミ???
(後でロウニンアジと判明)

ちょっとGTというには小さいが、生まれて始めてロウニンアジGET!

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大きさはジャスト80cm。
重さは8~9キロといったところ。


しかしあまり感慨にふけっている暇はない。早くリリースしないと。。。
写真をバチバチ撮り、やさしく海へお帰りいただく。

あ~、マジで嬉しい。
GTと呼ぶには小さいサイズだが、自分の力で獲れた!
小笠原とはいえ1匹獲るのに何年も通うことになる気がしていた。
来て早々だが、本当に来て良かったと思った。

しかし引きが強烈だった。
これがロウニンアジの引きか。
80cmといえど引きは強烈。
ヒラマサの80cmごときで磯に座り込むような引きにはならないだろう。

80cmのマルスズキとヒラスズキでは結構引き味は違うが、ブリになるといっきに引きは強くなる。
そしてブリよりさらにヒラマサは引きが強い。
しかし、ロウニンアジはヒラマサなんかより断然引く。

 シーバス<ヒラスズキ<<ブリ<ヒラマサ<<ロウニンアジ

といった感じだろうか。
この引きで80cmだと、メーターオーバーはいったいどんなことになるんだろうか。。。


これですっかり気が抜けた。
まだ小笠原に来たばかりだが、もうあとは釣れなくても満足、てな感じ。
(ちょっと釣れただけで気合が抜けちゃう、これが私の悪いクセ)

その後、汐が上げに転じてからはアタリも遠のき、そのまま時間切れで終了。
夜は後輩君と祝杯をあげた。
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ちなみに父島は料理がどこも美味しい。
特に亀料理がお勧め。


翌日も沖磯に乗ったが、トップもジグも反応薄く、ジグでバラハタ1匹のみ。
とはいえ、その1匹もなかなかのサイズで、強烈な引きは楽しめた。
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さらにその翌日は、島内観光中心で、時々エギング(ボウズでした)なんかでのんびりと楽しみ、父島は終了となった。
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そして滞在5日目より母島へ移動となる。
衝撃の母島編(魚獲れてませんが)はこちら

















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