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▼ ルアーインプレ) 華麗なる名脇役達 ~その6
- ジャンル:釣り具インプレ
- (華麗なる名脇役達)
ルアーボックス内の隠れた実力派を紹介するこのシリーズ。
今回で第6回目になります。
この妙なログが今年最後のログとならぬよう、宮崎で頑張らなければならないのですが…
さて、今回は残念ながら実質廃盤となってしまった影の実力派、冬季に実績の高かった小型のシャローランナーを紹介したいと思います。
~第4回 P-ce80 ~
近年流行のルアージャンルとして『リップ付シンペン』というものがあります。
旧来のリップ無しのシンペン(「旧来」というのは正しい表現ではないかと思いますが)と比較して、
①流れの中でも飛び出さない、言い換えるとレンジキープのしやすさ(瞬時の浮上アクションが出来ないというデメリットでもありますが)
②リップが付くことでの水流抵抗の感じやすさ
③独特のテイルスライドアクション
等々 の特徴を持ち、今までに無かったジャンルとして今後も広がりを見せるカテゴリーでしょう。
写真は先日の忘年会にて灰色男さんより頂いたP-ce80Sになりますが、これがまさに上記のリップ付シンペンになります。

※頂いたこのルアーを見てP-ce80を、今回のログの題材とした次第です
このP-ce80Sに関して、ご存知の方も多いかと思いますが、フローティングミノーのP-ce80が原型になっていて、ウエイトの位置と重量を変えることでアクションを別なものとしています。
上がP-ce80S、下が今回取り上げるP-ce80です。

形は全く同じです。
P-ce80Sに関して私自身は全く使用したことが無いのですが、ソル友のログを拝見する限りでは非常に優秀なルアーであることは間違いないかと思いますし、今後使い込んでみたいルアーであります。
が、個人的にはP-ce80が廃盤になってしまうことは少し寂しい思いだったりもします。
前置きが長くなりましたが、早速にインプレを…
ざっとルアーのスペックを書いていくと、8cm、11gのフローティングミノーで、水受けにも因りますが基本的には水面下50センチまでを泳ぐシャローランナーになります。8cmクラスのFミノーの割には重量があり、空気抵抗の少ない砲弾型の形状、そしてややリヤ側に配置されたウエイトの影響で非常に飛距離が出ますので、12cmのルアーの後のフォローベイトとしても十分な活躍を見せるでしょう。
そして、このルアーを語る上での最たる特徴がスイムアクション、『バランス中のアンバランス』とでも表現しましょうか。
ちょうどアイマのサイトに動画が出ているので、こちらを見ていただければと思いますが、ヌルヌルとしたウォブリングの中にスーッと横に抜けるダートアクションが加わっていることが分かると思います。
http://www.ima-ams.co.jp/
ルアーのプロモーション上は「デットリーアクション」とされていますが、このアクションピッチの変化が非常に有効な食わせの一手になっています。
流れの中でバランスを崩すタイプのルアーは最近多く発売されていますが、この手のルアーはあまりに水受けが強いとアクションが破綻してしまう、つまり「釣れるリトリーブ域」が極端に狭いものが多いのです。例えば、エバーグリーンのアベンジャー125、私個人は非常に好んで使用しますが、ルアーの釣れる水受けの領域が極端に狭いことから、水の当て方に多少の慣れが必要だったりします(ハマった時の爆発力は凄まじいものがありますが)まぁ、このルアーについては別な記事にて紹介しましょう。
一方で、P-ce80はファストからデットスローまで対応の出来るバランスの良さを持ち合わせています。この独特のリップが姿勢を制御し、フラフラと泳ぎを崩す程度に水を逃がしながらも、バランスが崩れてルアーがひっくり返りそうになると姿勢を元に戻してくれるという、絶妙なセッティングがされています。実績としてはデットスローでクロスで水を噛ませながらテロテロと引いてくるのが魚からの反応は良い気がしますので、普通のシャローランナーと同じ感覚の使用で問題ないでしょう。
写真の魚は2006年の2月、雪の中の多摩川にて釣ったランカーになります。

当時、魚のサイズにはあまり興味が無かった私はメジャーを持ち歩いておらず、気が向いたらロッドに印を付けて家で定規で測るということをしていた訳ですが、さすがにこのサイズには驚いたのを覚えています。顔デカッ!!ということで、顔を写したのでしょうが、これでは全く分かりません 笑
この時のレッドヘッドのP-ce80はボロボロになるまで使用して、最後は自作のリップを刺した状態だったのですが、先日の忘年会にてOzapyさんにお渡ししました。きっと素晴らしい魚を連れてきてくれることかと思います。
また写真の魚は同じく2006年2月に鶴見川にて釣ったものになります。

この時は夕方まさにバチ抜けの始まろうとする前に、お試しで投げていたところヒットしたのですが、今思うとこの独特のイレギュラーアクションに食いついたのではないかと思います。ちなみに、この時他のFミノーには無反応でした。
何故釣れたのか不思議で仕方が無かったのを覚えています。
あまり目立ったプロモーションを行なわなかったためか、アムズデザインのルアーの割には人気も低く、注目度の高いルアーでは無かったかと思います。
で、近年P-ce80Sという別なルアーに生まれ変わって、実質的に廃盤となってしまいました。
入手するとすれば今後は中古屋が中心になるかと思いますが、機会あればお手に取ってみて下さい。
使いこなせばきっと、シーバスフィッシングの新たな引き出しのpieceになってくれるハズです。
今回で第6回目になります。
この妙なログが今年最後のログとならぬよう、宮崎で頑張らなければならないのですが…
さて、今回は残念ながら実質廃盤となってしまった影の実力派、冬季に実績の高かった小型のシャローランナーを紹介したいと思います。
~第4回 P-ce80 ~
近年流行のルアージャンルとして『リップ付シンペン』というものがあります。
旧来のリップ無しのシンペン(「旧来」というのは正しい表現ではないかと思いますが)と比較して、
①流れの中でも飛び出さない、言い換えるとレンジキープのしやすさ(瞬時の浮上アクションが出来ないというデメリットでもありますが)
②リップが付くことでの水流抵抗の感じやすさ
③独特のテイルスライドアクション
等々 の特徴を持ち、今までに無かったジャンルとして今後も広がりを見せるカテゴリーでしょう。
写真は先日の忘年会にて灰色男さんより頂いたP-ce80Sになりますが、これがまさに上記のリップ付シンペンになります。

※頂いたこのルアーを見てP-ce80を、今回のログの題材とした次第です
このP-ce80Sに関して、ご存知の方も多いかと思いますが、フローティングミノーのP-ce80が原型になっていて、ウエイトの位置と重量を変えることでアクションを別なものとしています。
上がP-ce80S、下が今回取り上げるP-ce80です。

形は全く同じです。
P-ce80Sに関して私自身は全く使用したことが無いのですが、ソル友のログを拝見する限りでは非常に優秀なルアーであることは間違いないかと思いますし、今後使い込んでみたいルアーであります。
が、個人的にはP-ce80が廃盤になってしまうことは少し寂しい思いだったりもします。
前置きが長くなりましたが、早速にインプレを…
ざっとルアーのスペックを書いていくと、8cm、11gのフローティングミノーで、水受けにも因りますが基本的には水面下50センチまでを泳ぐシャローランナーになります。8cmクラスのFミノーの割には重量があり、空気抵抗の少ない砲弾型の形状、そしてややリヤ側に配置されたウエイトの影響で非常に飛距離が出ますので、12cmのルアーの後のフォローベイトとしても十分な活躍を見せるでしょう。
そして、このルアーを語る上での最たる特徴がスイムアクション、『バランス中のアンバランス』とでも表現しましょうか。
ちょうどアイマのサイトに動画が出ているので、こちらを見ていただければと思いますが、ヌルヌルとしたウォブリングの中にスーッと横に抜けるダートアクションが加わっていることが分かると思います。
http://www.ima-ams.co.jp/
ルアーのプロモーション上は「デットリーアクション」とされていますが、このアクションピッチの変化が非常に有効な食わせの一手になっています。
流れの中でバランスを崩すタイプのルアーは最近多く発売されていますが、この手のルアーはあまりに水受けが強いとアクションが破綻してしまう、つまり「釣れるリトリーブ域」が極端に狭いものが多いのです。例えば、エバーグリーンのアベンジャー125、私個人は非常に好んで使用しますが、ルアーの釣れる水受けの領域が極端に狭いことから、水の当て方に多少の慣れが必要だったりします(ハマった時の爆発力は凄まじいものがありますが)まぁ、このルアーについては別な記事にて紹介しましょう。
一方で、P-ce80はファストからデットスローまで対応の出来るバランスの良さを持ち合わせています。この独特のリップが姿勢を制御し、フラフラと泳ぎを崩す程度に水を逃がしながらも、バランスが崩れてルアーがひっくり返りそうになると姿勢を元に戻してくれるという、絶妙なセッティングがされています。実績としてはデットスローでクロスで水を噛ませながらテロテロと引いてくるのが魚からの反応は良い気がしますので、普通のシャローランナーと同じ感覚の使用で問題ないでしょう。
写真の魚は2006年の2月、雪の中の多摩川にて釣ったランカーになります。

当時、魚のサイズにはあまり興味が無かった私はメジャーを持ち歩いておらず、気が向いたらロッドに印を付けて家で定規で測るということをしていた訳ですが、さすがにこのサイズには驚いたのを覚えています。顔デカッ!!ということで、顔を写したのでしょうが、これでは全く分かりません 笑
この時のレッドヘッドのP-ce80はボロボロになるまで使用して、最後は自作のリップを刺した状態だったのですが、先日の忘年会にてOzapyさんにお渡ししました。きっと素晴らしい魚を連れてきてくれることかと思います。
また写真の魚は同じく2006年2月に鶴見川にて釣ったものになります。

この時は夕方まさにバチ抜けの始まろうとする前に、お試しで投げていたところヒットしたのですが、今思うとこの独特のイレギュラーアクションに食いついたのではないかと思います。ちなみに、この時他のFミノーには無反応でした。
何故釣れたのか不思議で仕方が無かったのを覚えています。
あまり目立ったプロモーションを行なわなかったためか、アムズデザインのルアーの割には人気も低く、注目度の高いルアーでは無かったかと思います。
で、近年P-ce80Sという別なルアーに生まれ変わって、実質的に廃盤となってしまいました。
入手するとすれば今後は中古屋が中心になるかと思いますが、機会あればお手に取ってみて下さい。
使いこなせばきっと、シーバスフィッシングの新たな引き出しのpieceになってくれるハズです。
- 2011年12月28日
- コメント(7)
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自分のボックスの中は意外とima製品が少ないです・・・。
それにしても毎回勉強になりますよ!
でもこれがシンペンというのはけっこう驚きです。
ペンシル・・・っぽくないですよね(汗
先日の忘年会でもみなさんのルアー談義が熱くて、ルアーひとつへの思い入れの強さを感じました。
そういえば気になったルアーでスティッキー(クラッチヒッター)って知り合いに見せてもらったんですが気になってます。
面白そうなルアーでした。
長月