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東京湾奥、変化する秋を追って

こんにちは。ジャッカルフィールドスタッフの久田です。

仕事やプライベートに追われ、いい潮回りでなかなか竿を出せない日が続いた今年。それでも季節は進み、気がつけば秋本番。

とはいえ、ここ数年の湾奥は「例年通り」とはいかない。
まとまった雨が少なく、台風の直撃もなかったことで土砂が堆積し、水深の浅いエリアがじわじわと広がっている。定番ポイントの反応もまばらで、明暗部や潮通しのいい橋脚は常に先行者が入り、プレッシャーも高い。



それならいっそ、思い切って“人のいない場所”で潮と魚の動きを読み直したほうが、状況には合っているのではないか──そう思い、数年前からオープンエリア中心のスタイルに切り替えた。

答えを見つけるまでの釣行は、正直ほぼノーフィッシュ。
それでも、海の変化を一つずつ確かめながら、ようやく形にできた2つの釣行を記しておきたい。




|深夜の内房河川/シャロー域
潮回り:小潮3日目/時間帯:深夜
使用ルアー:ライコ132F

例年であれば、あと1〜2潮ほど遅れて始まるエリア。
それでも気になって、深夜からの下げ潮を狙いにエントリーした。
潮位の変化はほとんどなく、ゆっくりとした流れ。
水深1.5mほどのシャローを、干上がりギリギリまで広く探る。


この日のキーは“ゆっくり引けて、レンジを入れすぎない”こと。そこで、スローに見せても破綻せず、コノシロの散り群れにも馴染むであろうライコ132Fを軸に組み立てることにした。


ちなみに、緩潮のこういった状況で信頼して投げているのは、ウェイキーブー137F(LONGIN)。他社のルアーではあるが、以前からよく使っているルアー。メーカーと契約していると「自社のものだけを使うアングラー」も多いが、自分はむしろ逆で、状況に合わせて他社のルアーも積極的に使うようにしている。
魚の釣り分けができ、ルアーの特性を学ぶことで自分の引き出しも広がる。結果として、自社ルアーの扱い方にもフィードバックできるからだ。

実際、状況に応じてライコ132Fとウェイキーブーを投げ分けることも多く、どちらか一方がハマることも珍しくない。この日は潮と流れを考えると、より扱いやすかったのはライコだった。

ところどころで小規模なコノシロの群れが散り、時折ボイルのような波紋が立つ。ライコをスローに引いていたとき、
押さえ込むような重みが伝わった。

浮かび上がったのは、細い体高ながらも84cm。
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その後も同レンジで3本をキャッチ。
 
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時合いは長くは続かず、夜明けには反応が消えたが状況把握にはぴったりであった。



|内房エリア/干潟サーフ
潮回り:中潮/時間帯:夕方~
使用ルアー:ハグレ120F

河川の反応が落ちていたこのタイミングでは、干潟絡みのオープンエリアへシフト。100mほど離れた場所にはストラクチャーがあり、所々に沈み根が広がる。
ここは潮の動きだけが頼りで、流れの変化も読みづらい。

それでもこの日は、イワシが広範囲にざわついていた。
その下には少数ながらコノシロも混じっており、
「でかいルアーで押し切るか、イワシについた魚を拾うか」の判断が問われた。

このときは、潮の効き始めを見計らってハグレ120Fを投入。
レンジを若干いれて、ゆっくりとドリフト気味に流していくと、
60cm前後が2本続けてヒット。
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|“釣れた”ではなく、“掴んだ”一本
アングラーが増えた今、人気ポイントで結果を出すのは本当に難しい。場所取りに何時間もかかることだって珍しくない。

でも、人が少ないオープンエリアにも、ちゃんと魚はいる。
条件が揃った一瞬のタイミングを掴めるかどうかだけ。

うまくいかない日が続いても、
潮・風・ベイトを読みながら、一投一投を積み重ねていく。
“釣れた”じゃなくて、“掴んだ”と思える一本があるから、
また次の潮を追いかけたくなる。

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