【白衣のＫＡＪＩさんソルト日誌】大分Seabassデイゲーム～春雨の恩恵～

2017年も早くも6月に突入し、今年も梅雨の季節が到来した。

５月は前年より雨量が少なく、気象庁の大分市の過去データを見ると月トータルで112mmとなっていた。

因みに日照時間も今年の5月は235.9時間と前年を約16時間程度ではあるが、上回っていた。

雨が前年より少なく、日照時間も長いということはそれだけ、水温が上昇し、釣り難くなると僕は考えている。

実際のところ5月は例年以上に難しかったように感じる。
単純に気候だけでなく、河川に入った魚の数が何らかの原因で少なかったのかも知れないし、単純に僕が釣りきれなかったのかも知れない。

はっきりしたことは分からないけれど、色々と原因を考えている。

ただ、１つ個人的な実感として感じることは大分市内の河川はもう5～6年前と比較すると本当に釣ることが難しくなった気がしている。

年々難しくなってきたような気がするし、また来年は今年以上に難しくなりそうな気がしてならない。

少し脱線したが、5月が厳しい状況だっただけに、梅雨入りは寧ろ歓迎している。
現状はとりあえず一度纏まった雨が欲しいところ。

そうすれば、状況が少なからず変わってくるだろうと予測している。

前置きはこれくらいで、今回は4月20日の話し。
近頃は仕事が忙しいのもあったが、一番の要因は釣りに行き過ぎの為に、書くのが遅れてしまった。

ということで、まだ4月の話しであるが、お付き合い頂きたい。

この日は3日程前に大分市内でも30mmを超える雨量があり、かなりとは言わないが、多少増水し、濁りも入った。

その増水や濁りが落ち着いてきたタイミングの日だった。
丁度この日は潮回りが悪く、下の画像のような潮位差しかなく、通常ならば流れが出にくい為に、あまり良いとは言えない日なのだが、3日前の雨の名残のおかげで釣れそうな表情を河川は見せてくれた。

どこに行こうかと悩んだが、満潮前後の為に、いくら雨の恩恵が多少はあるとは言え、流れは緩いと予測し、もともと流れの速いポイントを選択。

良い感じのササ濁り程度の水色。
流速は多少上がっている印象だ。

狙い所はシャローの中にある深みやブレイクやテトラ際。
ここを集中的に狙う。

ピンの釣りだから、魚が居るならばアッサリ出る筈。
恐らく勝負は早いだろうと予測していた。

丁度満潮時刻程度からキャストを開始した。ルアーはここで実績の高いNarage65を選択。
この場所の僕の勝負ルアーと言える。

余計なプレッシャーをかけないようにいきなり勝負をかける。

デイゲームでのNarageの僕の使い方としては一番多いのが、ジャークでヒラ打ちでフラッシングさせてからのテンションフォール。

これを連続でやっていく。
イメージとしてはフラッシングでリアクションバイトを取るかフラッシングで魚の注意を引かせて、フォールで喰わすイメージで僕はやっている。

勿論、タダ巻きやリフト＆フォールも良いのだけれど、なかなか今の大分ではタダ巻きで喰ってくれることは経験上少ない。

そんなこともあり、この使い方でやっていることが多い。

デイゲームでNarage使う時はお試しあれ。

やり始めてから、ポイント内に点在するピンを次々に撃っていく。
すると10分かからずにヒラ打ちからのフォールでヒット。

バイトが出たのはボトムスレスレ。
流れが速いから少しばかりキャッチに時間を要したが、無理をせずにやり取りし、ズリ上げた。