【白衣のＫＡＪＩさんソルト日誌】 Summer seabass game～都市型河川～

早いもので、今日から８月。
夏真っ盛り。

ここ数日台風の影響もあり、天気はパッとせず、どんよりといった具合。
どうせなら、状況を好転させてくれる程のまとまった雨量が欲しいものだが、そう都合良くはいかず、弱い雨が少々といった感じや結構降ってきたと思っても、一過性の夕立ち程度という感じで、期待する雨と違う。最近の空模様は安定せず、気まぐれだ。

話しは変わり、一昨日急ぎで注文していたランディングネットが到着。
何とかサマフェスまでに間に合った。
今回はシャフト５m、ネット枠６５cm×５０cmの大きめサイズ、それからジョイントを購入。

間に合ってホッとした。

一昨日はサマフェスに向け、ルアーの整理、フック交換等々の下準備もし、釣具店で必要アイテムも購入で戦力補強。

臨機応変に狙って行くべく、シーバス、ショアジギング、ライトゲーム、トップ＆ボトムチニングと様々な釣りに対応できるよう準備と整理を行った。

タックルは当日はサーフ、磯のエントリーも考えている為、今シーズンほぼ未使用の１０ft以上のロッドと通常のメインシーバスタックル２セット、ライトタックル、ショアジギングタックルと持って行くタックルも多くなりそう。

１年に１度のお祭りの為、準備に余念無し。

こんな感じで、サマフェスへ相当気合い十分。

昨日は夜、サマフェスの景気づけにと…福岡市内河川にシーバスへ。

新しいネットを使って、慣れておきたいこともあった。

気にもならない程度の小雨が舞う中での釣り。
前回同様に都市型の河川に入る。

手を水に入れてみると、やはり水温が高くなっている。

夏のシーバス、個人的には流れのある場所、水温の安定している場所を選ぶようにする。
そこに、ベイトや地形変化等々の種々のファクターを絡めていく。

ベイトは申し分ない、いや、多過ぎる程にいるくらいだ。
ベイトはイナッコ。

どこのフィールドでもよく見かける、一番スタンダードとも言えるベイトかと思う。

本命視しているピン叩く前に、まずは際を叩いていく。

よく見かけると思うが、イナッコは岸際にいることが非常に多い。

従って、イナッコを壁と水面という壁を使って追い込んで補食するシーバスを狙う為、際から撃っていく。

エントリーのタイミングは干潮からの上げ２分程度。

全体的に浅いポイントの為、満潮前後に分があるが、逆に干潮時にも残る個体は活性が高く、ヤル気のあるシーバスが多い。

居れば答えは比較的早いことが多い。その為、敢えてここを選んでみた。

最初に使ったのはLITTLE JACKのBORABRESS。

その名の通り、イナッコの動きをイミテートするリップ付きの小型のフローティング。

レンジ的には０～３０cmと皮一枚のとこを引ける。

私はシャローや小場所といった場所は勿論、意外に大河川河口なんかの大場所や稚鮎パターンでも良く使用する。

イナッコパターンだけでなく、稚鮎パターン時にも是非使ってみて欲しい。

歩いてポイントを移動しつつ表層をスローにBORABRESSで引き波を立てて狙っていく。

すると、最初の数分でボコっと水面が割れ、ヒット。

元気が良く、小さいが良く引く。ラインテンション緩めずに一気に寄せて、早速新しいネットでランディング。

新しいネットは片手で簡単に操作でき、素早くランディング体制に入れ、使いやすい。

ネット枠も大きい為、今までよりタモ入れも簡単になった。
サクっと掬ってランディング成功。
夏とは思えない程に開始早々にキャッチ。

欲を言えば、サイズが欲しいが、今は遊んで頂けるだけ有り難い。

そこから、しばらく際を攻めるが、後が続かず、本命の流れの中を攻める。

シーバスは流れの中にも、また、強い流れの脇にステイすることが多い。

このポイントは流れがハッキリしていて、狙いが絞りやすく、ストラクチャーが絡むピンが存在する。

流れに対し、アップクロスにルアーを入れ、ナチュラルにドリフトさせていく。

使ったのは以前用いたLITTLE JACKのBIAYU-１２７。

３連ジョイントの２３gだ。
ジョイントプラグらしく、泳ぎが非常に自然で、流されるベイト演出が簡単にできる。

以前の釣果に再現性があるか試したく、BIAYUをチョイス。
アップクロスから流して、流れの脇に抜けるところでドスっとバイトが出たが、乗らず。
それから、再度今度は流れの中で明確なバイトを得るも、これまた乗らず。

上手く乗せれなかったが、再現性はあり、やはり有効な一手ということは分かった。

食わせにいく為、シルエットダウン。再度BORABRESSを投入し、表層をスローに狙う。

流れから抜けた瞬間にヒット。
今度は確実にフッキングさせた。セイゴクラスと分かり、エラ洗いされてもお構い無しのゴリ寄せ。

一気に勝負をつけた。今度は抜き上げキャッチ。

この日２本目。

まだ釣れそうだが、ここを後にし、最後もう一度際を叩く。

すると、出たのはお久しぶりのナマズ君。

写真もそこそこにすぐにリリース。

最後は外道だったが、いい感じでサマフェス前の釣りとなった。
都市型河川でのジョイントの有効性も確認でき、シーバスも２本キャッチとまずまず。

今のところ、自分では夏の割にいい釣果を得られているように思える。
満足感ある夏の夜。

さぁ、次はサマフェスだ。
気合い入れて大分へ。