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▼ 狙いどころ4
- ジャンル:釣行記
上って下り、最後に降りて、水辺に出た。
間もなく山へ月が隠れる所を見ると、朝マズメまであと少し。
雲の切れ間から時折、湖面に美しい金色の光りが届く。
正直、コレを見ただけで満足なんだ。
だけど1つだけ贅沢を言うなら、この美しい湖面にハイジャンプのシルエットが混じれば・・・
まずは高い崖の上で、タックルのセット。
湖面に背を向けて、2人で並んでラインを通す。
今回、バスでは始めて使うツララのグリッサンド72。
77のほうがティップが繊細でバスに向いてそうだけど、なんせリザーバーは山道を歩き最後に崖を降りる。
その時に長いロッドはメンドクサイし、何よりも壊す可能性が高い。
リールはシーバスのまま、ツインパワー400XGにPE1号。
リーダーは少しだけ気を使って、ナイロンの16lbにした。
まずは釣りたいので、ブルーザ6インチをノーシンカーで結ぶ。
そうこうしていると、月は山に完全に隠れ、なごりの光りが湖面を支配する。
余計なプレッシャーを掛けたくない。
下りれば横移動が出来るこの場所は、実はそのエントリールート直下も一級ポイント。
なんせ、ワンドの奥のハードボトムなのだ。
まずはそこへ、仲間にキャストしてもらう。
居るなら一発で食う場所が何箇所か在る。
そういうのは、やはり昔からこの場所へ来ているから知っているだけの事。
上手いヘタの話ではない。
少しだけ地形のアドバイスをしながら、自分もキャストした。
いきなり根掛かり(泣)
ここ、そんな根がかるような物、あったっけか?
場荒れするのが嫌だったの、外すのを諦めラインを弛ませて仲間が釣るのを待つ。
しかしヒットは無いので、下まで降りていってライトを照らしながらガチャガチャと・・・
静かにやれば帰りも狙えるものを、台無しにしてから横展開。
仲間と忍び足。
たまに水の中へ入り、たまに上へ出る。
シャローフラットは小さなベイトで賑わう。
崖下を歩きながら左へ展開したのだが、数分でワンドの終了を知らせる岬側面へダイレクトにぶつかった。
この先はいけない。
ほんの数分前まで煌々とした月明かりに照らされていたシャローが、深い山の陰になっているこの瞬間。
仲間のタックルではちょっと届かない場所へフルキャストし、6インチのセンコーをゆっくりと。
数秒で、スタンプが在る凹みへと吸い込まれる。
すでに見られているのが解る。
それはまず、ラインへと出るものだ。
しかし、違和感が出ても待つ。
これで離すのは、しょせん小さいやつら。
数秒後、バスロッドとしては硬いはずの72のティップが、2段階でしっかりと入ったのを見て、思いっきり・・・
ドスッ!!
さぁどうよ!
と、ロッドを長い時間曲げる事を意識する。
40m先でハイジャンプ!!
ヨッシャやった♪
そのシルエットはまぎれも無く、良いサイズのスモール。
グリッサンド72をフルベントさせ、とにかくストラクチャーから引き剥がし主導権を獲りに行く。
直後、一瞬でラインテンションが抜けるのがスモールの怖いところ。
よくコレで「バレた?」と思い、手を緩めてしまう人が居るが・・・
リールの巻き速度では足りない分を、足を使って稼ぎ出し、テンションをかけていく。
やがてオープンウォーターに出たスモールは、イルカのようなジャンプと潜水艦のような潜行を繰り返す。
そこまで行けばもうバラす事はほとんどないので、そのハイジャンプを仲間と笑いながら観戦して楽しむ。
50cm在る無しのスモールのシルエットと水飛沫。
こういう美しさは、映像では現せない。
手にしてきたアングラーだけが知っている世界。
やがて水際に横たわったのは、金色に輝く怒りの固体。
今年は春に忙しくて来れなかったので、逢う事は無いと思っていた。
そして、エリアの選定が間違ってなかった事にホッとした。
続く
- 2013年7月4日
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