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▼ 3年前から想う
- ジャンル:釣り具インプレ
2012年初夏
ソルストの取材でたどり着いたその川で、記者と2人で見つけ出したランカーパターンがあった。
ペニーサック99でのスロー引き。
キーになるのは、ボイルをよける事と、そのリトリーブ速度。
2013年秋
90cmオーバーを含む80cm後半を連発したが、その裏で1つのアクションを求め、あるルアーの改造に手を出した。
飛豚(大)のリップレス&サイレントチューン。
狙っていたのは、水面直下Z系アクション。
このルアーは直樹さんが大事に創ったルアーである事は解っているし、そもそもそういう事をするルアーではない。
ただ、ボラの密集地帯でデカイのを狙うというコンセプトは一緒。
ハルシオンシステムで話をし、改造する事の許可を得て着手した。
が、思うようには行かなかった。
平行し、荒川なんかの下げで、飛豚サーペンタイン(今回狙ってたやつのスモール版が、オリジナルで発売されている)は、そのコンセプトで確実に釣果に結び付けられる事ができていた。
大きさの問題。
それは捕食に対し餌としての大きさではなく、物の質量とアクションの比率の事で、飛豚(大)でウェイトチューンしたものは、Z字までのアクションを出す事は難しかった。(ちなみにシイラは釣れたw)
もうちょっと小さく、そして細く。
それをウッドで作った頃に、秋が終わった。
冬の間にもう少しアクションも煮詰め、ハルシオンシステムでもKETの次のネタでと話をしたが、やる気はない(商売ベースには厳しいと言う判断なので仕方の無い事)という返事だったので、その製品はお蔵入りとなった。
こういうのは、タイミングがあるのだ。
2014年の終わりごろ。
湾奥河川で仲間内と漬かっている時に、村岡さんが1つのルアーサンプルを見せてくれた。
それは縦方向のリブが付いた、少し不恰好なペンシル。
一目見た瞬間に、何を狙っているか解った。
とりあえず、「良いですね!」とだけ言っておいた。
今だから言えるが、同じタイミングで村岡さんがそういうものを作っていたことが嬉しかったりするし、はたしてこれの意味を「何人が解るだろうか」という、自分の中でも踏ん切りの付かない気持ちもあった。
ルアーとして、バランスを取るのがかなり難しいのだ。
バランスとは、「距離」「アクション」「見た目」という売る為の三要素の事で、仮にハルシオンあたりだと「一点集中型のルアーでも良いじゃないか」というアンバランスもありなのだが、村岡さんのメーカーでそれは何処まで許容できるのかは、私にはさっぱり解らんと言うか、考える気もないところw
ただ純粋に、アングラーとして「それ良いね!」とは思うのだ。
2015年
そのルアーが発売される。
もちろん、意地でも買わなかったよ(爆)
2015年秋
今年もこの時期に、気心知れた残念すぎる仲間内で、湾奥河川へウェーディングに行く。
だいたい良いタイミングを見て年に2回はやるのだが、その1回目は仕事で時間が取れずに一緒に遊べなかった。
深夜、ひたすら製造原価計算をはじき出している時に、LINEで釣果情報が入ってくる。
もう、みんながみんな、「スネコン祭り」だと言うのだ。
秋のスズキが、がっぷりとスネコンをくわえている画像が飛び交う。
私たちの間柄は商売ベースで成り立っているわけでもないし、まして頼まれて使う事も無い。
そういう連中が、「今回はスネコンじゃないと釣れないね!」と・・・
もう、心中穏やかで居られるわけがないw
翌日
今度は、まったく関係ないところから、スネコンネタが出た。
あの「湾奥のモグロフクゾウと言われている ゆなじろうさん」 が、「スネコン最強だ」ぐらいの事を言い出したのだ。
90cm絡めて、80連発か?
「メーカーは嫌いだけど、スネコン良いね♪」とか、もう、バカにしてんじゃないのかとw
2週間後
また「明日の夜、みんなで行きましょう」のフラグがたつ。
とりあえず、何も考えないで、「はい、今回は絶対にいきま~す!!」と返信。
その日の夜に、スネコンを入手した(爆)
ほんとにさぁ、良いのは解っているのよ。
ただ、悔しかっただけ。
同じ案を持っていて、実現できなかったアングラーと、実現したアングラー。
プロとしての器量とか、アングラーとしてのレベルとか、そういうことではないのだ。
もちろん、商売なんて事も関係ない。
どんな経緯にせよ、そのアクションを出来たかできなかったか。
私は途中で、製品化が無くなったといってあきらめ、村岡さんはかなりの葛藤を抱え込みながら製品化した。
悔しいから、みんなが「なぜか今日は激シブだ(泣)」と言う中で、ひとりで闇夜に消えてスネコンだけでボコボコに釣ってやった。
このコンセプト、涙が出るほどわかってるからね。
もしもこのルアーを買って使いこなせないと悩んでいるアングラーが居るのなら、三つの事だけを意識して使って見ることを進める。
・浅い場所(水深2m程度)
・流れに対してクロスで入れて気持ち早めに巻く
・オートマアクションルアーなので、アングラーは動かすな
たったコレだけ。
確かに裏技的には、ピンがわかっている場合に「一瞬だけスローにする」と言うのはあるが、そういうのは解ってからやれば良いとおもうし、そもそもルアーBOX の肥やしにならなかったアングラーは、そういうのは勝手にやっていることだろう。
人の意識が入るほど、ミスバイトが増える。
とにかく、お気軽お任せルアーだ。
メーカープレゼンでは「蛇使い」とか何とか言って特別感を演出しているが、そんなの関係なく「ちょっと早く巻く」という「初心者ならではの武器」を生かせば良いだけだと思う。
それぐらい、良いルアーだ。
また、ルアー自体が自発的に泳ぐ訳ではないので、何気にスレにくいと言う事も付け加えておくよ。
この後、予定よりも異常に流れが消えたのでスネコンタイムは終わった。
タピオス入れて数本をフォローして終わりにした。
↑意地でございますww
しかし何だな。
思い出すだけで悔しいよ(爆)
タックルデータ
ロッド Tulala スタッカート89
リール ダイワセルテート (スネコンだけなら、シマノ4000XGお勧め)
ライン PE 1号
リーダー ナイロン22lb
ルアー ブルーブルーのスネコン KETタピオス
ウェーディングギア アングラーズデザイン
ランディングツール スタジオオーシャンマーク
- 2015年12月11日
- コメント(8)
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今年はスネコンとレビンライトが釣れるルアーだなーと。
思案橋渡郎
東京都