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▼ 朝の勝負
- ジャンル:釣行記
AM2:00
久し振りに大河川の上流へ向かった。
この時期にこの河川を遡上するシーバスは、自分の中ではまだ「狙っていく」と言うレベルになく、釣れれば謎が深まり釣れなければ納得をする段階。
何年シーバスを追ってきても、こういう時間はやはり大切にしたいところで、頭で考えるだけではなくとにかく回数で見つけなくてはならない物が在る。
それはそれで、釣り人として幸せな事。
家から遠いのもちょうど良い。
今日入る予定の場所を一度通過し、橋を渡って一回対岸から眺めてみた。
オカッパリの釣りでは特にそうなのだが、ポイントへ入る前にできるだけ車で、その日に釣りをするエリア全体を流してみるようにしている。
水位とか視覚で得えられる情報も大事だけど、それ以上に精神的な支えを作ることが大事だ。
つかめて無いフィールドではキャストをしながら、いつも迷う。
ひょっとしてココではないのかもしれない。
そういうときに、フィールド全体を先に見ておくと、今自分がやっていることの信憑性が少しだけ増やせるのだ。
それは「ゆっくり巻く」とか、「糸を張り過ぎない」という現実的に釣果へ結びつく為のアクションへ直結する。
3:00
随分と成長した藪を抜け、朝に勝負を掛けるつもりのポイントへ向かう。
タイドが影響しない河川上流の釣りで、もっとも効果的な時合いは朝マズメの照度変化。
その時合いは5分の時もあれば15分のときもある。
基本的に、ローライトな日は長いがそれでも30分程度もあればいい方。
これが日本各地で釣りをして得た、一番大きな事かもしれない。
一発勝負で狙っていく釣りの時に、余計なプレッシャーを掛けずに1本デカイのを確実に釣りたいなら、夜は投げない方がいい。
ただこれは、見えてないフィールドでは、物凄く勇気がいる。
ポイントに立てばルアーを投げたくなるのは釣り人として当たり前のこと。
なんせ、魚が居る確証は何も無いのだ。
5mはあるガサ藪をきわどく降りて水辺に出た。
ココから少し水際を上流へ向かって歩くと、二つの瀬に囲まれたワンド状の形状と沈みテトラが作り出す狩場が現れる。
下側に立ち、反転流と瀬を超えて落ち込む水がぶつかるピンへ、明るくなったらトップウォータープラグを流し込むのが今日のプラン。
山形の最上川で散々でかいのを掛けた常套手段で、きっとこの川でも通用するはずだと思う。
ライトの灯りを拡散させないように掌で光源を包み込み、気をつけながら岩の頭を飛んでポイントへ急ぐが、途中の捨てポイントで灯りを水面へ落とす。
まだ小さいが、鮎が逃げ惑う姿を見て、場所の確信を持つ。
10分ほどでポイントに立った。
そこはワンド下側に突き出たテトラ。
足元を洗う大河の流れに気をつけながら、タバコに火をつけた。
水面の変化を見逃さないように目を凝らすが、今日は曇っているから明るくなるまであと30分はある。
黒い流れは滔々とし、地形変化と水中の岩に当たってできる昇流は位置を何度も変え、あちらこちらで不規則に音を立てる。
まるで生きているようだし、それでいて死をも感じさせる不思議な魅力が川にはある。
タバコを2本吸い終わるころに、遠くで1番鴉が鳴いた。
それを合図にしたように、シャローのベイトが動き出す。
24時間の数字による時間軸を持たない生き物の、本当の朝はこのタイミング。
上流を向き、ロッドを持って足場を固めた。
刻一刻と、ワンドの中が生命感であふれ出す。
まだキャストしない。
ワンドの魚が外に向けて出て行き、さばく糸が見える明るさになるまではあと10分ほど・・・
パコッ!
ん?
下流で何かが出た音がした。
良く見ると水中に岩があるようで、水が沸いている後がある。
普段は全く気にもしないような大きさではあるが、何気に流芯に近くシーバスが付く条件は持っている。
しばらく見ていたら、今度はちゃんとボイルが見えた。
どうやら下流その位置のほうが、狙っている上流よりベイトが外へ行くタイミングが早いようで、岩の後ろにシーバスかなにかが付いている様子。
ひょっとしたらスモールかもしれない・・・と、頭をよぎる。
イナセRM2を外へキャスト。
スルスルとラインが水に食われたころ、アクションを加え始めて岩の裏へ流し込む。
一発で出た。
しかし、フッキングせず。
もう一回流すと今度は反応が無いが、手前のよどみに入れるまでアクションを続けると、立て続けに2回出た。
しかし乗らない。
川の流れと上手く同調できてないのもあるが、この時点でシーバスじゃない気がしてきた。
やがて、闇から青の時間。
少し考える。
たぶんこの魚の時合いはあと10分。
シーバスはこのあと20分。
ちゃっちゃと釣っちまえば、上流は荒らさないから十分狙える。
少し立ち位置を下流側のテトラに移し、コースをダウンからもう少しクロス気味に変える。
ついでにルアーもチェンジ。
やはり一発で出た。
が、乗らない。
これで熱くなって15分後にやっとヒット。
やはりナマズだったか!
支流が終われば、本流なのだろう。
抜き上げてさっさと撮影し、シーバスを狙いたいところ。
しかしカメラの設定が夜用になっていてなかなか上手く写真が撮れない。
焦る!
焦って、カメラの電源をオフってしまう(汗
上流のワンドでシーバスの捕食音。
うぉ~
起動が遅せぇ!!
また捕食音。
今度はかなりいいサイズ。
あぁ、今やらなきゃ!
でも、明るい時のナマズの写真は、コレはこれでちゃんと欲しい!
悩むとこだが、先ずは目の前のナマズだ!!

よっしゃOK、急げ~!
今確認したら、魚の眼が隠れてる・・・(泣)
が、
しかし、
上流へ向かったが、時すでに遅し。
ボイルはもちろんなく、30分キャストしてノーバイトなのでロッドを畳んだ。

空が青い。
こういう日は、時合いも短い。
このフィールドに手を付けて間もなく10年。
まだ楽しめそうだw
へんな充実感が心を支配する。
川とはそういうもの。
■タックルデータ
ロッド Tulalaハーモニクス89
リール ダセルテート
ライン PE1.5号
ルアー ハルシオンシステム 飛豚ノイジー
ランディングギアー SOM
ウェアー アングラーズデザイン
久し振りに大河川の上流へ向かった。
この時期にこの河川を遡上するシーバスは、自分の中ではまだ「狙っていく」と言うレベルになく、釣れれば謎が深まり釣れなければ納得をする段階。
何年シーバスを追ってきても、こういう時間はやはり大切にしたいところで、頭で考えるだけではなくとにかく回数で見つけなくてはならない物が在る。
それはそれで、釣り人として幸せな事。
家から遠いのもちょうど良い。
今日入る予定の場所を一度通過し、橋を渡って一回対岸から眺めてみた。
オカッパリの釣りでは特にそうなのだが、ポイントへ入る前にできるだけ車で、その日に釣りをするエリア全体を流してみるようにしている。
水位とか視覚で得えられる情報も大事だけど、それ以上に精神的な支えを作ることが大事だ。
つかめて無いフィールドではキャストをしながら、いつも迷う。
ひょっとしてココではないのかもしれない。
そういうときに、フィールド全体を先に見ておくと、今自分がやっていることの信憑性が少しだけ増やせるのだ。
それは「ゆっくり巻く」とか、「糸を張り過ぎない」という現実的に釣果へ結びつく為のアクションへ直結する。
3:00
随分と成長した藪を抜け、朝に勝負を掛けるつもりのポイントへ向かう。
タイドが影響しない河川上流の釣りで、もっとも効果的な時合いは朝マズメの照度変化。
その時合いは5分の時もあれば15分のときもある。
基本的に、ローライトな日は長いがそれでも30分程度もあればいい方。
これが日本各地で釣りをして得た、一番大きな事かもしれない。
一発勝負で狙っていく釣りの時に、余計なプレッシャーを掛けずに1本デカイのを確実に釣りたいなら、夜は投げない方がいい。
ただこれは、見えてないフィールドでは、物凄く勇気がいる。
ポイントに立てばルアーを投げたくなるのは釣り人として当たり前のこと。
なんせ、魚が居る確証は何も無いのだ。
5mはあるガサ藪をきわどく降りて水辺に出た。
ココから少し水際を上流へ向かって歩くと、二つの瀬に囲まれたワンド状の形状と沈みテトラが作り出す狩場が現れる。
下側に立ち、反転流と瀬を超えて落ち込む水がぶつかるピンへ、明るくなったらトップウォータープラグを流し込むのが今日のプラン。
山形の最上川で散々でかいのを掛けた常套手段で、きっとこの川でも通用するはずだと思う。
ライトの灯りを拡散させないように掌で光源を包み込み、気をつけながら岩の頭を飛んでポイントへ急ぐが、途中の捨てポイントで灯りを水面へ落とす。
まだ小さいが、鮎が逃げ惑う姿を見て、場所の確信を持つ。
10分ほどでポイントに立った。
そこはワンド下側に突き出たテトラ。
足元を洗う大河の流れに気をつけながら、タバコに火をつけた。
水面の変化を見逃さないように目を凝らすが、今日は曇っているから明るくなるまであと30分はある。
黒い流れは滔々とし、地形変化と水中の岩に当たってできる昇流は位置を何度も変え、あちらこちらで不規則に音を立てる。
まるで生きているようだし、それでいて死をも感じさせる不思議な魅力が川にはある。
タバコを2本吸い終わるころに、遠くで1番鴉が鳴いた。
それを合図にしたように、シャローのベイトが動き出す。
24時間の数字による時間軸を持たない生き物の、本当の朝はこのタイミング。
上流を向き、ロッドを持って足場を固めた。
刻一刻と、ワンドの中が生命感であふれ出す。
まだキャストしない。
ワンドの魚が外に向けて出て行き、さばく糸が見える明るさになるまではあと10分ほど・・・
パコッ!
ん?
下流で何かが出た音がした。
良く見ると水中に岩があるようで、水が沸いている後がある。
普段は全く気にもしないような大きさではあるが、何気に流芯に近くシーバスが付く条件は持っている。
しばらく見ていたら、今度はちゃんとボイルが見えた。
どうやら下流その位置のほうが、狙っている上流よりベイトが外へ行くタイミングが早いようで、岩の後ろにシーバスかなにかが付いている様子。
ひょっとしたらスモールかもしれない・・・と、頭をよぎる。
イナセRM2を外へキャスト。
スルスルとラインが水に食われたころ、アクションを加え始めて岩の裏へ流し込む。
一発で出た。
しかし、フッキングせず。
もう一回流すと今度は反応が無いが、手前のよどみに入れるまでアクションを続けると、立て続けに2回出た。
しかし乗らない。
川の流れと上手く同調できてないのもあるが、この時点でシーバスじゃない気がしてきた。
やがて、闇から青の時間。
少し考える。
たぶんこの魚の時合いはあと10分。
シーバスはこのあと20分。
ちゃっちゃと釣っちまえば、上流は荒らさないから十分狙える。
少し立ち位置を下流側のテトラに移し、コースをダウンからもう少しクロス気味に変える。
ついでにルアーもチェンジ。
やはり一発で出た。
が、乗らない。
これで熱くなって15分後にやっとヒット。
やはりナマズだったか!
支流が終われば、本流なのだろう。
抜き上げてさっさと撮影し、シーバスを狙いたいところ。
しかしカメラの設定が夜用になっていてなかなか上手く写真が撮れない。
焦る!
焦って、カメラの電源をオフってしまう(汗
上流のワンドでシーバスの捕食音。
うぉ~
起動が遅せぇ!!
また捕食音。
今度はかなりいいサイズ。
あぁ、今やらなきゃ!
でも、明るい時のナマズの写真は、コレはこれでちゃんと欲しい!
悩むとこだが、先ずは目の前のナマズだ!!

よっしゃOK、急げ~!
今確認したら、魚の眼が隠れてる・・・(泣)
が、
しかし、
上流へ向かったが、時すでに遅し。
ボイルはもちろんなく、30分キャストしてノーバイトなのでロッドを畳んだ。

空が青い。
こういう日は、時合いも短い。
このフィールドに手を付けて間もなく10年。
まだ楽しめそうだw
へんな充実感が心を支配する。
川とはそういうもの。
■タックルデータ
ロッド Tulalaハーモニクス89
リール ダセルテート
ライン PE1.5号
ルアー ハルシオンシステム 飛豚ノイジー
ランディングギアー SOM
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- 2014年8月11日
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