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曲げちゃだめだ

  • ジャンル:釣り具インプレ
先にこっちを読んでおいてください。
 
前編 「なぜ、曲がるロッドなのか」
 
 
以下本題
 
ヒラ竿で何が悩んでるかって、思ったよりも曲がらなくてもいいの。
 
あ、言い方が違う。
「予想以上に曲がっちゃだめ」が正しいか?
 
この2年で散々に「曲がるロッドのメリット」を言っておきながらなんですが(笑)
 
 
曲げたい要素はもちろんある。
相手はスズキって事で、口の硬さは一緒だし、単純にばれない為のファイトの仕方は干潟のそれと変わらない。
 
また、ミノーで深いバイトを取れるパターンとして、追尾のバイトではなくストラクチャー際での真下からの反転バイトが多い(=捕食後に下へ潜る)し、引き波でルアーを止めている為にラインは張り気味となるので、ティップは引き波で入っていて、その先のベリーの曲がりしろがジワジワ~と入っていって、ドン!とバイトした時にしっかり吸い込めるようにしたい。
 
そして掛かった後にも容赦なく、引き波での異常なテンションはやってくる。
魚がかかっている状態で、足元3mの上下移動はけっこう普通にあるし、これで切れてしまうことは少なくないのだが・・・
ドラグがよくなった昨今でも、「それでもヒラは、ドラグ閉めてる」と言う人が多いのは、私も納得がいく。
 
以上が曲げたい要素。
 
ココから「でも・・・」が始まるのだ(笑)
 
ヒラスズキ(磯)の釣りは干潟や河川のオープンウォーターではなく、港湾部のストラクチャー群における引き剥がす釣りに近い。
 
掛ける為の要素を中心に持ってきてパワーを落とすと、今度は「バイトを受け止めて潜らせる隙を与えずに寄せる」のが出来なくなる。
 
バイトの瞬間に根に潜るのです(涙)
 
さらに言うと、曲がりすぎるロッドは向かい風の場合が多い釣りでは、キャストすら出来なくなる可能性がある。
風速10mで距離は出さないまでも、シモリの奥へポトンとルアーを置く為には、張りがないロッドではまったくコントロールも出来ない。
 
いっそ、棒にしちまえばいいのかも知れないと思う時もある。
キャストでの張りを重視して身が裂けでも懐の大きいフックにすれば、掛かったあとはとにかくポンピングせずに巻き倒す。
小さいサイズは相手にしない。
 
それは一つの正解のような気もしているし、実際にヒラのフックは#3からしか使えないと、いつも言ってきた。(ただし、これは今後、よりよいフックが出れば変わるかもしれない)
デカイ魚相手にする事もあるし、引き波の力はほんとに凄いから、それをパワーで上回ればいいのではないかと。
 
だから小さい魚のバイトとかはとりあえず置いておいて、高弾性の棒でもいいのかなと・・・
 
が、伊豆で、ほんと魚少くねぇなぁ・・・wとぼやく我々が、ヒラスズキは70cmからがスズキですから!とは言えないの(爆)
 
ホンじゃぁバットはガッチリとパワーで止めて、ティップ~ベリー部分を竹の子チックにどこからどうやってしなやかに曲げていくか・・・って事で、ココまでは解っていた事だからハーモニクスは向いているはずだと思う。
 
実際に、いいとこまで来ている。
何回かのオーダーで、どんどん良くなっている。
引き波での曲がり代を残して、バイトもちゃんと掛かり、フッキング直後で魚も止めれている。
 
そこまで来ているんだけど、なんか納得いかない部分があるの。
 
年末のテストで80cmのヒラを一瞬w上げ、10kgくらいのヒラマサを足元で横に向けたが、なんか引っかかってしまった。
 
これ、やばいパターンです(笑)
迷いってヤツ。
 
で、ツララには悪いんだけど、ちょっと違う方向へ振った物を、再度オーダーしなおしてみた。
 
バット、もうちょっと曲げてみたい。
 
その為に何をどうすると言う部分は記号秘密があるので、ここで書くわけには行かない。
ただ、部分的に強いってのは「パイプがつぶれない」と言う事で、方法は素材でまかなうのか、形状でまかなうのか、それとも厚みなのかしかない。
 
その部分的なものが連続するのがロッドであることは間違いない。
で、さっそく上がってきたロッドをテストして気が晴れました(爆)
 
やはり磯のヒラスズキは、ファーストテーパーで良いんだなと。
そもそも11fある時点で、どんなに硬くても大きな曲がり代は出来てる。
 
で、たまに来る青物への対応と、ルアーの操作感と、キャストでのティップブレを加味しての調整かと。
 
リールはツインパワー4000XG
ラインはPE2号に30~40lbのリーダーを1ヒロ半
ルアーは、今のところ、バボラ・ゴッツオ・K2F・ブローウィン・ハルシコ105(35g)・DearBait 40R・その他トップ系とかを使ってのテスト。
 
改めて、ロッドに求める特性は、フィールドによって変わっていくもんだなぁ・・・と実感。
 
ハーモニクス89とは、だいぶ違う味付けになりそう。

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