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▼ ロッド選びのイロハ ロッドのトン数ってなに?
- ジャンル:日記/一般
前回からの続き。
弾性率とはなにか。
簡単にいうと、「変形のしにくさ」です。
負荷(荷重)を掛けた時に、どんなものでもたいがいが「たわみ」が出ます。
それを数値化したのが弾性率です。
ですから、「弾性率が高い」と表現されるものは、形が変わりにくいという事です。
「強いではなく、硬い」という理解です。
気を付けなくてはならないのが、形が変わりにくい=耐久負荷を超えた瞬間に一気に壊れるという事です。
これは全ての物の性質(物性)の問題なので、今更議論の余地もない部分です。
逆に弾性率が低いと、破断しにくい(伸びる)という性質がありますが、重いという問題が出ます。
「粘り」とはこのことで、ロッドでいうと限界値まで曲げた場合の破断のしやすさと言えます。
そしてよく話題になるのが、「何トンのカーボンシートか」ですが、これはCFRPが樹脂とカーボン繊維の複合素材であり、ある大きさのシートを、ある数値に伸ばす為に必要な力(トン数)です。
要するに、「伸び率」的な捉え方です。
前出した「形のかわりにくさ」とはこのことで、「伸びない」という理解で良いと思いますが、工業系の知識が無いとちょっと解り難いですね。
一般的な話しで・・・
トン数が上がる(40tとか)と高弾性となります。
より硬くなるために曲がりにくい特性になり、ロッドの肉厚を薄くすることで軽量化をする事が出来ます。
トン数が下がる(24tとか)と、低弾性(CFRPの中での話しであり、それでもCFRPの優位性は変わりません。これが大事な事です)となります。
低弾性は柔らかいので曲がりやすく、壊れにくい特徴があります。
しかし、重くなります。
ちなみに、素材メーカーは~~トンが低弾性で~~トンから高弾性と言う基準は設けていません。
勝手に言っても良いのでしょうか(笑)
まぁ常識的に、20トンが低弾性で60トンが超高弾性、間は適当にって感じです。
しょうじき、ロッドを選ぶ際の知識としてはこれだけで十分かもしれません。
何度も言いますが、大事なのは「どう使いたいからどういう特性のロッドが欲しいか」であり、高弾性が欲しいから高弾性を買う訳ではないという事です。
その他、CFRPのメリットは以下。
・金属に比べて疲労しにくい
・振動減衰性がある
揺れが収まりやすく、なんども曲げて反発させても物性変化が少ないという事です。
これらの特性を持つCFRPがロッドのマテリアルとして選ばれるのはやはり当然のことのような気がします。
また、時代的にCFRPの需要が増えたことで、素材メーカーに設備投資がされ安価になったことが一番の要因かも知れません。
そのぶん、近年ではGFRP(グラス)の需要が減ってしまい、グラスロッドを作ろうとすると逆にコストが掛かってしまうという逆転現象が起きてきました。
工業製品において、「数は正義」とまた言っておきます。
本業では、いつもそれと戦っていますので(笑)
という事で、これでマテリアルの話は終わり。
趣向を除けば、今後もCFRPがロッドマテリアルの中心に居ると思います。
次世代はケブラーやアラミドFRP次第ではないでしょうか。
部分的には使われています。
まぁ興味があれば調べてみてください。
なお、CFRPの具体的な製法に関しては、じつはかなり極秘事項があるようです。
と言うのも、カーボン樹脂産業は宇宙や軍事とも深く携わっているので、我々一般市民に落ちてくる材料やデータなんてものは、実用レベルで軍事関係では10年前のテクノロジーだともいわれます。
ほんとかどうかは知りませんが(笑)
次回はマテリアルを踏まえて、「どこで曲げるか」という話です。
弾性率とはなにか。
簡単にいうと、「変形のしにくさ」です。
負荷(荷重)を掛けた時に、どんなものでもたいがいが「たわみ」が出ます。
それを数値化したのが弾性率です。
ですから、「弾性率が高い」と表現されるものは、形が変わりにくいという事です。
「強いではなく、硬い」という理解です。
気を付けなくてはならないのが、形が変わりにくい=耐久負荷を超えた瞬間に一気に壊れるという事です。
これは全ての物の性質(物性)の問題なので、今更議論の余地もない部分です。
逆に弾性率が低いと、破断しにくい(伸びる)という性質がありますが、重いという問題が出ます。
「粘り」とはこのことで、ロッドでいうと限界値まで曲げた場合の破断のしやすさと言えます。
そしてよく話題になるのが、「何トンのカーボンシートか」ですが、これはCFRPが樹脂とカーボン繊維の複合素材であり、ある大きさのシートを、ある数値に伸ばす為に必要な力(トン数)です。
要するに、「伸び率」的な捉え方です。
前出した「形のかわりにくさ」とはこのことで、「伸びない」という理解で良いと思いますが、工業系の知識が無いとちょっと解り難いですね。
一般的な話しで・・・
トン数が上がる(40tとか)と高弾性となります。
より硬くなるために曲がりにくい特性になり、ロッドの肉厚を薄くすることで軽量化をする事が出来ます。
トン数が下がる(24tとか)と、低弾性(CFRPの中での話しであり、それでもCFRPの優位性は変わりません。これが大事な事です)となります。
低弾性は柔らかいので曲がりやすく、壊れにくい特徴があります。
しかし、重くなります。
ちなみに、素材メーカーは~~トンが低弾性で~~トンから高弾性と言う基準は設けていません。
勝手に言っても良いのでしょうか(笑)
まぁ常識的に、20トンが低弾性で60トンが超高弾性、間は適当にって感じです。
しょうじき、ロッドを選ぶ際の知識としてはこれだけで十分かもしれません。
何度も言いますが、大事なのは「どう使いたいからどういう特性のロッドが欲しいか」であり、高弾性が欲しいから高弾性を買う訳ではないという事です。
その他、CFRPのメリットは以下。
・金属に比べて疲労しにくい
・振動減衰性がある
揺れが収まりやすく、なんども曲げて反発させても物性変化が少ないという事です。
これらの特性を持つCFRPがロッドのマテリアルとして選ばれるのはやはり当然のことのような気がします。
また、時代的にCFRPの需要が増えたことで、素材メーカーに設備投資がされ安価になったことが一番の要因かも知れません。
そのぶん、近年ではGFRP(グラス)の需要が減ってしまい、グラスロッドを作ろうとすると逆にコストが掛かってしまうという逆転現象が起きてきました。
工業製品において、「数は正義」とまた言っておきます。
本業では、いつもそれと戦っていますので(笑)
という事で、これでマテリアルの話は終わり。
趣向を除けば、今後もCFRPがロッドマテリアルの中心に居ると思います。
次世代はケブラーやアラミドFRP次第ではないでしょうか。
部分的には使われています。
まぁ興味があれば調べてみてください。
なお、CFRPの具体的な製法に関しては、じつはかなり極秘事項があるようです。
と言うのも、カーボン樹脂産業は宇宙や軍事とも深く携わっているので、我々一般市民に落ちてくる材料やデータなんてものは、実用レベルで軍事関係では10年前のテクノロジーだともいわれます。
ほんとかどうかは知りませんが(笑)
次回はマテリアルを踏まえて、「どこで曲げるか」という話です。
- 2020年9月8日
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