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▼ ベイトロッド開発日記3(投げ込み期)
- ジャンル:釣り具インプレ
地道な作業をコツコツとやっております。
何のことかって?
先日ブログで書いた、Tulalaのシーバス用ベイトロッドの開発でございます。

ロッド開発の手順は、メーカーやアングラーによって様々な方法があると思いますが、Tulalaのやり方は「プロデュースアングラーのコメントをとり、Tulalaで設計に反映させる」というやり方。
今回の場合は、ベイトロッドを私がアングラーとしてプロデュースして、Tulalaのロッド設計部門がOEM先のブランクメーカーへ設計図を出して作ります。
スタッカート89でも経験しましたが、アングラーの望むものを作るには、設計者のクセというかDNAというか、そういう部分を考慮してコメントを出していく事は必須です。
よくある、「5%落として」という言葉なんかも、何を基準に5%なのかとか、どの位置からどの位置のフィーリングの事を言っているのか・・・とか、そういう基礎部分のすり合わせが絶対に必要になります。
その為に、出来る範囲で明確な言葉での会話を繰り返していきます。
ロッド作りは、設計者とアングラーの共同作業。
お互いに求められたプロセスを、きっちりと責任と権限を持って進める事が大事なのです。
個人的には過去にスピニングの89と110の2本を作らせてもらったので、その過程も今回は楽しめながら進められそうです。
さて、冒頭の「地道な作業をコツコツ」ですが、現行のプロトモデルの投げ込みをひたすらやってます。
まさに、生みの苦しみであるダメだし中。
昔はブラックバスではベイトも使ってましたし、ここ3年はタイミングを見ては使ってきていましたが、全てのルアーで常にベイトを中心として釣りをするアングラーではありません。
どちらかというと、「道具は釣果を求めるうえでの適材適所で使いたい」というタイプです。
ですから、ベイトのメリットをしっかりと前面に出したロッドを作りたいと思ってます。
で、そのメリットの一つに、「使えるルアーウェイトの幅の広さ」を求めてます。
それはキャストだけではなく、リトリーブでも使いやすいという事も考慮しています。
これ、意外と気が付いている人少ないのですが、スピニングではキャストウェイトが広いのは意外と簡単にできるんです。
強い物を作れば、大は小を兼ねる的に。
でもそれはウェイト幅が広いとは言えず、単純に「やれる」というだけでしかありません。
小さいルアーで薄い水掴みの物と、大きく重いルアー。
その両方をキャストし、ちゃんと泳がせる(使う気になれる使用感)ことができるロッドは、スピニングよりもベイトロッドに可能性があると思ってます。
まぁ、出来る前から言うのは、この辺りまでにしておきます(笑)

7gのタピオスから46gのオズボズを、一本で使い切れるロッドを目指してます。
もちろん完全なノーストレスはまだまだ先の話し。
特にナイロン16lbでは軽量ルアーが途端に難しくなります。
ちなみに、必ずスピニングのスタッカート89(PE1号)をフィールドへ持ち込み、各ルアーの飛距離を比較しながらテストしています。

「シーバスはスピニングの方が使いやすいよね」は、アングラーの本音です。
それを上回るメリットがベイトにあるとして、デメリットと言われがちな飛距離に関してある程度の許容(同等の飛距離)はやはり欲しいのです。
現段階では、ルアーによって飛距離はそれぞれ。
オズボズ46g スピニング < ベイト (10%程度)
鉄板バイブ25g スピニング > ベイト (5%程度)
リップレスミノー15g スピニング > ベイト (10%程度)
小型ミノー7g スピニング > ベイト (50%程度)
()のなかは、飛距離の差異。
一番飛んだのが、やはり鉄板で60mぐらい。
(巻き取り回数の為、不正確ですが)
なんだ、60mか・・・と思うかもしれませんが、これは16lbのナイロン直結での数値です。
スピニングで16lb直結は、まず釣りが出来ません。
投げれるけど、繊細さはゼロになります。
これがベイトタックルの一番のメリットだと思いますが、単純に言うとまだまだ強い側に振られすぎかな?という所。
これを下に振っていきつつも、上限値をロストしない方法を考えていくのが、たぶん次に向けての進め方となると思います。
ただし、感度は落としたくないという「絶対的な縛り」を付けてます。
これは「ラインをたるませている時のバイトを取る」というのが、私がベイトタックルを使う一つの理由でもあるからです。
また、鉄板等でボトムタッチをするためにも、欠かせない一つの性能だと思ってます。
キャスト距離で魚を釣るわけではありませんからね。
ルアーのアクションで魚を釣るのが、ルアー釣りだと思ってます。
その為の一要素として、キャスト距離と正確さは大事なのです。
あ、スパイラルガイドは多分採用しません。
今テストしていますが、キャストによる横方向へのズレがコントロールできないのです。
今後もやっていく中で、もしも解決策があれば採用するかもしれませんが、「理屈的にも症状としても」なかなか解決は難しいかもしれませんね。
あと、糸は現在はナイロンですが、もちろんPEも視野にはいれてます。
「PEは使えない」なんていう仕様を作る事の方が難しいですが、ある程度開発が進んでから、ちゃんと確認を取っていきます。
と、まぁそんな訳で、地道にまだまだこれからだなぁ・・・と言ったところ。
今の段階では魚を掛けた後の話しとかは、まだ考えてません。
まずは、戦力としてベースに乗せるため、当たり前の飛距離を各種ルアーで得ねばなりませんからね。
セッティングも色々と試してます。
Tulalaへの一発目のコメントはすでに伝えてありますが、焦らずやってきます。

ちなみにベイトタックルの一番のデメリット。
それは「真冬はさすがに、水しぶきが冷たい」じゃないかと思いますw
何のことかって?
先日ブログで書いた、Tulalaのシーバス用ベイトロッドの開発でございます。

ロッド開発の手順は、メーカーやアングラーによって様々な方法があると思いますが、Tulalaのやり方は「プロデュースアングラーのコメントをとり、Tulalaで設計に反映させる」というやり方。
今回の場合は、ベイトロッドを私がアングラーとしてプロデュースして、Tulalaのロッド設計部門がOEM先のブランクメーカーへ設計図を出して作ります。
スタッカート89でも経験しましたが、アングラーの望むものを作るには、設計者のクセというかDNAというか、そういう部分を考慮してコメントを出していく事は必須です。
よくある、「5%落として」という言葉なんかも、何を基準に5%なのかとか、どの位置からどの位置のフィーリングの事を言っているのか・・・とか、そういう基礎部分のすり合わせが絶対に必要になります。
その為に、出来る範囲で明確な言葉での会話を繰り返していきます。
ロッド作りは、設計者とアングラーの共同作業。
お互いに求められたプロセスを、きっちりと責任と権限を持って進める事が大事なのです。
個人的には過去にスピニングの89と110の2本を作らせてもらったので、その過程も今回は楽しめながら進められそうです。
さて、冒頭の「地道な作業をコツコツ」ですが、現行のプロトモデルの投げ込みをひたすらやってます。
まさに、生みの苦しみであるダメだし中。
昔はブラックバスではベイトも使ってましたし、ここ3年はタイミングを見ては使ってきていましたが、全てのルアーで常にベイトを中心として釣りをするアングラーではありません。
どちらかというと、「道具は釣果を求めるうえでの適材適所で使いたい」というタイプです。
ですから、ベイトのメリットをしっかりと前面に出したロッドを作りたいと思ってます。
で、そのメリットの一つに、「使えるルアーウェイトの幅の広さ」を求めてます。
それはキャストだけではなく、リトリーブでも使いやすいという事も考慮しています。
これ、意外と気が付いている人少ないのですが、スピニングではキャストウェイトが広いのは意外と簡単にできるんです。
強い物を作れば、大は小を兼ねる的に。
でもそれはウェイト幅が広いとは言えず、単純に「やれる」というだけでしかありません。
小さいルアーで薄い水掴みの物と、大きく重いルアー。
その両方をキャストし、ちゃんと泳がせる(使う気になれる使用感)ことができるロッドは、スピニングよりもベイトロッドに可能性があると思ってます。
まぁ、出来る前から言うのは、この辺りまでにしておきます(笑)

7gのタピオスから46gのオズボズを、一本で使い切れるロッドを目指してます。
もちろん完全なノーストレスはまだまだ先の話し。
特にナイロン16lbでは軽量ルアーが途端に難しくなります。
ちなみに、必ずスピニングのスタッカート89(PE1号)をフィールドへ持ち込み、各ルアーの飛距離を比較しながらテストしています。

「シーバスはスピニングの方が使いやすいよね」は、アングラーの本音です。
それを上回るメリットがベイトにあるとして、デメリットと言われがちな飛距離に関してある程度の許容(同等の飛距離)はやはり欲しいのです。
現段階では、ルアーによって飛距離はそれぞれ。
オズボズ46g スピニング < ベイト (10%程度)
鉄板バイブ25g スピニング > ベイト (5%程度)
リップレスミノー15g スピニング > ベイト (10%程度)
小型ミノー7g スピニング > ベイト (50%程度)
()のなかは、飛距離の差異。
一番飛んだのが、やはり鉄板で60mぐらい。
(巻き取り回数の為、不正確ですが)
なんだ、60mか・・・と思うかもしれませんが、これは16lbのナイロン直結での数値です。
スピニングで16lb直結は、まず釣りが出来ません。
投げれるけど、繊細さはゼロになります。
これがベイトタックルの一番のメリットだと思いますが、単純に言うとまだまだ強い側に振られすぎかな?という所。
これを下に振っていきつつも、上限値をロストしない方法を考えていくのが、たぶん次に向けての進め方となると思います。
ただし、感度は落としたくないという「絶対的な縛り」を付けてます。
これは「ラインをたるませている時のバイトを取る」というのが、私がベイトタックルを使う一つの理由でもあるからです。
また、鉄板等でボトムタッチをするためにも、欠かせない一つの性能だと思ってます。
キャスト距離で魚を釣るわけではありませんからね。
ルアーのアクションで魚を釣るのが、ルアー釣りだと思ってます。
その為の一要素として、キャスト距離と正確さは大事なのです。
あ、スパイラルガイドは多分採用しません。
今テストしていますが、キャストによる横方向へのズレがコントロールできないのです。
今後もやっていく中で、もしも解決策があれば採用するかもしれませんが、「理屈的にも症状としても」なかなか解決は難しいかもしれませんね。
あと、糸は現在はナイロンですが、もちろんPEも視野にはいれてます。
「PEは使えない」なんていう仕様を作る事の方が難しいですが、ある程度開発が進んでから、ちゃんと確認を取っていきます。
と、まぁそんな訳で、地道にまだまだこれからだなぁ・・・と言ったところ。
今の段階では魚を掛けた後の話しとかは、まだ考えてません。
まずは、戦力としてベースに乗せるため、当たり前の飛距離を各種ルアーで得ねばなりませんからね。
セッティングも色々と試してます。
Tulalaへの一発目のコメントはすでに伝えてありますが、焦らずやってきます。

ちなみにベイトタックルの一番のデメリット。
それは「真冬はさすがに、水しぶきが冷たい」じゃないかと思いますw
- 2019年2月8日
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