プロフィール
工藤
その他
プロフィール詳細
カレンダー
検索
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:64
- 昨日のアクセス:135
- 総アクセス数:4619397
▼ 感度
- ジャンル:style-攻略法
あぁ、そういえば、前回ロッドの構造と素材について駄文を書いたときに、「ロッドの感度」についてのリクエストがあった。
感度ねぇ。。。
そもそも、ルアー釣りで求める感度って、大きく分けると2種類あるって気が付いてるだろうか。
■ショートな感度
ブラックバスやメバルなどの、ワームやジグを使ったスローな釣りで、一般的に求められる短い(小さい)衝撃的なバイトを拾う感度。
コツ!
ッコ!
モゾ
トンッ
というやつ。
これは、停止しているルアーへのバイトを瞬間的に感じてアワセ(ロッドを立てる)るために必要な情報伝達力のことで、大事なのは「咥えられたルアーを吐き出される前に、フックの先端を口の中にかけるための速度」であり、私も掛け竿では最も重要視する部分。
また、同時に障害物へ触れた際の感覚も大きく異なり、感度の良いものはそれが土なのか、石なのか、海草なのかも判る。
この感度はロッドが固くなるほど伝わりやすいのは事実。
そして軽さも手伝う。
ルアーウェイトによる糸の張り具合とのバランスにもよるが、適正ウェイトであれば感度がありすぎて困ることはないし、操作性も上がる傾向にある。
ただし、巻物で「乗せにくい」や、「キャストしにくい」とか「強度に不安がある」とかの問題点もでる。
まぁ、こういうのは繊細でいいのだと思う。
この手の感度を表現するのに最も適した考えは、「音の伝わり方」だ。
数学的な難しい話をするとエンドレスにページを使うことになるので避けるが、例えば空気中より水の中のほうが音が伝わるのは誰もが知っていることだけど、これは中間にある物質の質量が濃いから伝わりやすいと習ったと思う。
ただ、これプラス、素材自体の硬さ。
振動を伝えるのに、空気(気体)と水(液体)と氷(個体)では、氷(個体)が最も伝わりやすい。
同じく、カーボンシートも、低弾性と高弾性では高弾性が伝達力は勝る。
音(振動)を如何にロスせずに手元へ伝えるかを考えた場合、高弾性カーボンのほうがメリットはあるのだ。
だけど、個人的には、そんなに変わらないと思ってる。
これ、糸で言うなら、ナイロンラインとフロロカーボンラインの違いなんかも似ている。
樹脂の違いによって質量がことなり、ナイロンは浮くしフロロカーボンは沈む。
ライン別で糸電話とかしたことある?
ちなみにPEライン、個人的には「張ってれば感度は良い」と思ってる。
PE 0.91 (伸びない)
水 1.0
ナイロン 1.14(伸びる)
フロロ 1.78(普通)
まぁ、ラインの話しは余談なのだが・・・ただし、ロッドのカーボンシートは樹脂でまとめあげられている。
カーボンシートと樹脂、どちらが感度が良いかと聞かれれば、誰もがカーボンだという事は判る筈。
高弾性カーボンと低弾性カーボンによる伝達量の比率があったとしても、そんなものを打ち消す比率で樹脂の量のほうが感度には影響しているはずだ。
ロッド重量に対し、原材料重量比はいくつか。
・カーボンシート
・樹脂
・塗装(コーティング)
・ガイド(スレッド含む)
・グリップ回り
これらの要素分解を行ったうえで、カーボンの弾性率による影響度とは?という話し。
ちなみに私は知りません(爆)
ただ、一つ言えるのは、加圧して樹脂量が少ない状態で巻く高弾性なんだから、結果的に軽くて硬いになる。
そう考えると、やはり高弾性は硬度が高く感度が良いのです。
まわりまわって帰ってきた感じ(笑)
バスやカサゴ、メバルでは絶対的にこの感度が欲しいね。
シーバスならば、真冬の漁港ボトムのバイブレーション。
前提として、ラインとロッドは直角にね。
※硬度と強度の話は今回は省く。
■ロングな感度
水の流れの抵抗感を感じるための感度。
・グゥー
・ズルズル
というか、これ、説明居るのか?ww
ショートな感度はハッキリと素材による伝達力が異なるので判るのだが、実はこのロングな感度は素材の感度ではなくテーパーや「最終的な入り量」の影響のほうがデカい。
すごく簡単な話し、ルアーが受ける抵抗が手元へ来るか来ないかなのだから、「伸びないで曲がらない」が一番なのだ。
「PEラインに一切曲がらない棒」で幾らでも得られる(笑)
軽ければなお良い。
でもそれじゃぁ釣りにならんので、ある程度のシーバスロッドという定義付けをするならば、「同じ入力値の時に、同じ曲がり量ならば、ファーストテーパーのほうが判り易い」と思う。
また、その際に人間のパワーと水の流れとのバランスで、できるなら軽いほうが感じやすいという事。
ようは、ファーストテーパーのテーパー部分を使い切って、そのあとの曲がらない部分で流れを受け止めれば、手元に来る流れの抵抗は増えるって話し。
ちろん、棒だけなのでバイトは弾く(針先を口に長時間乗せにくい)けどね(笑)
だからシーバスは、極端なファーストテーパーの「すぐに入るだけ」のティップじゃばれやすい。
ちなみに流れに対して直線的にリトリーブし、しかもロッドとラインがまっすぐになる釣りをするならば、ロッドの感度というものは全くいらない。
大事なのは、ステラを買う事だと思う(笑)
もしもカリンカリンのファーストテーパーのロッドを使ってみたいなら、一昔前のエギングロッドを使ってみると良いかも。
感度もあるしある程度重いルアーも投げられる。
ただ・・・キャストとランディングが下手だとちゃんと折れます。
ウェーディングでのフルキャスト先のバイトを取りたくて、実際に一時期導入したけど、悲しいほどバレるから1シーズンでやめました。
で、よく考えると、シーバスに欲しいロッドの形が見えてくるんだけど、そもそも感度って居るんかい?(笑)
キンキンのバスロッドでシーバスをたぶん1000匹ぐらいは釣った(昔ね)けど、正直巻物の釣りである以上は「ショートな感度」をメリットに感じたことはない。
たとえ長さがカバーしたとしても、マイナス面はかなり多く感じた。
ただ、高弾性の使い方を感度というふうに置き換えるとそうなる話で、高弾性の重さ(軽さ)がもたらすメリットは他にもいろいろとあるし、中弾性のもたらすメリットも色々とある。
結局は、どんな釣りスンの?ってことで、ぶっちゃけPEラインが常識の時代にロッドの感度は「無いより在るほうが良いね」という程度。
それもすべて、適正重量のルアーでの話し。
10gのルアーに求める感度と、30gのルアーに求める感度でも違うので、一本のロッドで全部感度が良いというのは、正直言ってありえないと思う。
それは流れの中の感度もそうだし、操作感の違いにもよる。
ほんとフィールドによってロッドのベストは変わってしまうんだなと。
もう、感度の話はおしまい!
感度ねぇ。。。
そもそも、ルアー釣りで求める感度って、大きく分けると2種類あるって気が付いてるだろうか。
■ショートな感度
ブラックバスやメバルなどの、ワームやジグを使ったスローな釣りで、一般的に求められる短い(小さい)衝撃的なバイトを拾う感度。
コツ!
ッコ!
モゾ
トンッ
というやつ。
これは、停止しているルアーへのバイトを瞬間的に感じてアワセ(ロッドを立てる)るために必要な情報伝達力のことで、大事なのは「咥えられたルアーを吐き出される前に、フックの先端を口の中にかけるための速度」であり、私も掛け竿では最も重要視する部分。
また、同時に障害物へ触れた際の感覚も大きく異なり、感度の良いものはそれが土なのか、石なのか、海草なのかも判る。
この感度はロッドが固くなるほど伝わりやすいのは事実。
そして軽さも手伝う。
ルアーウェイトによる糸の張り具合とのバランスにもよるが、適正ウェイトであれば感度がありすぎて困ることはないし、操作性も上がる傾向にある。
ただし、巻物で「乗せにくい」や、「キャストしにくい」とか「強度に不安がある」とかの問題点もでる。
まぁ、こういうのは繊細でいいのだと思う。
この手の感度を表現するのに最も適した考えは、「音の伝わり方」だ。
数学的な難しい話をするとエンドレスにページを使うことになるので避けるが、例えば空気中より水の中のほうが音が伝わるのは誰もが知っていることだけど、これは中間にある物質の質量が濃いから伝わりやすいと習ったと思う。
ただ、これプラス、素材自体の硬さ。
振動を伝えるのに、空気(気体)と水(液体)と氷(個体)では、氷(個体)が最も伝わりやすい。
同じく、カーボンシートも、低弾性と高弾性では高弾性が伝達力は勝る。
音(振動)を如何にロスせずに手元へ伝えるかを考えた場合、高弾性カーボンのほうがメリットはあるのだ。
だけど、個人的には、そんなに変わらないと思ってる。
これ、糸で言うなら、ナイロンラインとフロロカーボンラインの違いなんかも似ている。
樹脂の違いによって質量がことなり、ナイロンは浮くしフロロカーボンは沈む。
ライン別で糸電話とかしたことある?
ちなみにPEライン、個人的には「張ってれば感度は良い」と思ってる。
PE 0.91 (伸びない)
水 1.0
ナイロン 1.14(伸びる)
フロロ 1.78(普通)
まぁ、ラインの話しは余談なのだが・・・ただし、ロッドのカーボンシートは樹脂でまとめあげられている。
カーボンシートと樹脂、どちらが感度が良いかと聞かれれば、誰もがカーボンだという事は判る筈。
高弾性カーボンと低弾性カーボンによる伝達量の比率があったとしても、そんなものを打ち消す比率で樹脂の量のほうが感度には影響しているはずだ。
ロッド重量に対し、原材料重量比はいくつか。
・カーボンシート
・樹脂
・塗装(コーティング)
・ガイド(スレッド含む)
・グリップ回り
これらの要素分解を行ったうえで、カーボンの弾性率による影響度とは?という話し。
ちなみに私は知りません(爆)
ただ、一つ言えるのは、加圧して樹脂量が少ない状態で巻く高弾性なんだから、結果的に軽くて硬いになる。
そう考えると、やはり高弾性は硬度が高く感度が良いのです。
まわりまわって帰ってきた感じ(笑)
バスやカサゴ、メバルでは絶対的にこの感度が欲しいね。
シーバスならば、真冬の漁港ボトムのバイブレーション。
前提として、ラインとロッドは直角にね。
※硬度と強度の話は今回は省く。
■ロングな感度
水の流れの抵抗感を感じるための感度。
・グゥー
・ズルズル
というか、これ、説明居るのか?ww
ショートな感度はハッキリと素材による伝達力が異なるので判るのだが、実はこのロングな感度は素材の感度ではなくテーパーや「最終的な入り量」の影響のほうがデカい。
すごく簡単な話し、ルアーが受ける抵抗が手元へ来るか来ないかなのだから、「伸びないで曲がらない」が一番なのだ。
「PEラインに一切曲がらない棒」で幾らでも得られる(笑)
軽ければなお良い。
でもそれじゃぁ釣りにならんので、ある程度のシーバスロッドという定義付けをするならば、「同じ入力値の時に、同じ曲がり量ならば、ファーストテーパーのほうが判り易い」と思う。
また、その際に人間のパワーと水の流れとのバランスで、できるなら軽いほうが感じやすいという事。
ようは、ファーストテーパーのテーパー部分を使い切って、そのあとの曲がらない部分で流れを受け止めれば、手元に来る流れの抵抗は増えるって話し。
ちろん、棒だけなのでバイトは弾く(針先を口に長時間乗せにくい)けどね(笑)
だからシーバスは、極端なファーストテーパーの「すぐに入るだけ」のティップじゃばれやすい。
ちなみに流れに対して直線的にリトリーブし、しかもロッドとラインがまっすぐになる釣りをするならば、ロッドの感度というものは全くいらない。
大事なのは、ステラを買う事だと思う(笑)
もしもカリンカリンのファーストテーパーのロッドを使ってみたいなら、一昔前のエギングロッドを使ってみると良いかも。
感度もあるしある程度重いルアーも投げられる。
ただ・・・キャストとランディングが下手だとちゃんと折れます。
ウェーディングでのフルキャスト先のバイトを取りたくて、実際に一時期導入したけど、悲しいほどバレるから1シーズンでやめました。
で、よく考えると、シーバスに欲しいロッドの形が見えてくるんだけど、そもそも感度って居るんかい?(笑)
キンキンのバスロッドでシーバスをたぶん1000匹ぐらいは釣った(昔ね)けど、正直巻物の釣りである以上は「ショートな感度」をメリットに感じたことはない。
たとえ長さがカバーしたとしても、マイナス面はかなり多く感じた。
ただ、高弾性の使い方を感度というふうに置き換えるとそうなる話で、高弾性の重さ(軽さ)がもたらすメリットは他にもいろいろとあるし、中弾性のもたらすメリットも色々とある。
結局は、どんな釣りスンの?ってことで、ぶっちゃけPEラインが常識の時代にロッドの感度は「無いより在るほうが良いね」という程度。
それもすべて、適正重量のルアーでの話し。
10gのルアーに求める感度と、30gのルアーに求める感度でも違うので、一本のロッドで全部感度が良いというのは、正直言ってありえないと思う。
それは流れの中の感度もそうだし、操作感の違いにもよる。
ほんとフィールドによってロッドのベストは変わってしまうんだなと。
もう、感度の話はおしまい!
- 2016年3月1日
- コメント(3)
コメントを見る
fimoニュース
登録ライター
- たけのこのこのこ2025 #4
- 4 日前
- はしおさん
- ラッキークラフト:スクリュー…
- 4 日前
- ichi-goさん
- 41st Overture
- 5 日前
- pleasureさん
- バチ戦線異常アリ
- 7 日前
- rattleheadさん
- 『マイクロベイト』 2025/4/25…
- 12 日前
- hikaruさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 貴重なバイトをモノにできるか⁉︎
- JUMPMAN
-
- ラッキー!
- kamikaze
飛距離のファクターさえなければ巻物にはナイロンなんですが。
そもそも巻物の釣りに感度は要らないと思いますね。
2個目の「ロングな感度」は欲しいときがありますが、それってそもそも竿じゃねーって話で(笑)
西村
島根県