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▼ 2010プロ養成塾
- ジャンル:日記/一般
まずは初めにお知らせ。
今年のプロ養成塾は解散し、次年度に改めて募集が行われます。
と、言う、予定w
該当コミュニティーは応募の時点で守秘義務が発生していましたので、その約束に抵触しない程度に活動を行った感想を少しだけ書いておきます。
次回募集で参加検討をされる方、もしも居ましたら参考程度に読んで下さい。
ただし、次年度の活動方法が今年度の物と同じである確証はありません。
思うにあれは、塾生達が作りこんでいけば、もっと大きな可能性があると思います。
そういう願いも少しだけ入れつつの感想です♪
fimo立ち上げの際、ひっそりと片隅で始まった「fimoからマナーやモラルをきちんと伝える事ができる、ユーザー主導のプロを輩出する」というこの企画。
たぶん覚えていない人は多いと思いますが、個人的には非常に「その活動を応援したい」事でもあり、以前ログにも書いた「プロってなんだろう?」と言う個人の疑問を払拭する為に、参加をさせて戴きました。
と、書けば、いくらかカッコも付くのですが、正直に言うと「どうせfimoで遊ぶんだから、そういう物があるんだったら参加したほうが、本気でシーバスを楽しくやれるんじゃないか」という、けっこう単純な同機。
この、「楽しいというのは人それぞれ」だと思うのです。
それは私の中で決して犯す事のない、ルールの様な言葉です。
SWルアーのプロと言う世界を、よく知っているわけでは在りません。
しかし、このプロってなぁに?に対しての意見と言うのは、かなり人それぞれに思う事があると思うのです。
・プロはそれで生活できて始めてプロだ
・関係メーカーから何かを与えれたら、その時点でプロとして活動すべきだ
・プロは釣りが人より上手いからなる物だ
・なろうと思ってなるのではない
・趣味なのに、プロなんてなったら縛られてつまらない
まぁ、上げたらキリがないのですが、一つはっきりと思っていたのは、「自分がその立場にならないとなんにも判らない」と言う事でした。
そしてその伏線としてあるのは「そういう世界に身を投じることで、たくさん楽しめることがある」と思っている事です。
それは自分の過去に、全てを捧げてでも目指したものがあったからです。
「瞬間的に得る一時的快楽」だけを楽しむならば、「何かを目指す」ではあまり得ることはなく、むしろ苦痛の方が大きな重みになってしまいます。
しかし、その苦痛の重みを繰り返す事でしか見えない、衝撃的快楽の方が個人的には非常に楽しいのです。
該当コミュニティーの講師の一人が、「普段は頑張れってことはあまり言わない。けど、頑張れ。そして応援する!」と言ってくれました。
だから「私は頑張ろう」と心に決めて、その方向を目指す事にしたのです。
ただし、目指す形はちょっと既存のプロの皆様とは違うかもしれませんね。
プロと言うスタンスを例えるならば、ラーメン屋みたいなものだと思ってます。
ラーメンは醤油や塩や味噌などの、様々な味や趣向があると思いますが、どの味のラーメンが1番だなんて、決める事は出来ないです。
味噌食べたい時もあれば、醤油がうまい時もあります。
もしそれを店側が勝手に決め付けてユーザーへ押し付けたとしても、選ぶのはお客さんですからね。
釣りに対する欲求がアングラーの数だけあるのなら、プロもいろんな味があって良いのかと考えています。
でかい魚だけを狙うプロも居れば、港湾で魚を掛けることを徹底的に追求するプロも。
また、上手なのも、カッコ良いのも、面白いのも、それぞれの味なんじゃないかと。
ラーメンの「いろんな味があって、どれが一番なんて決める事はできない」と言う意味は、「ソルトウォータールアーのプロはこれじゃなきゃダメだ」と言う事は出来ないのではないか?と言う事です。
ただし、あまりにも際を狙うと、それはユーザーの需要が少なすぎて「プロとしての道が成立しない」とも言えますが(笑)
「プロは人より釣ってナンボであり、それ以外は要らない」っていうのは、釣りの楽しみとは「人より大きいやつや数を釣る事が一番なんだ」と言う事と一緒になってしまいます。
でも、私の釣りの楽しみはそんな事だけではないですし、そう思っているアングラーは相当多く居ると思っています。
もしも「自分が一番釣りが上手いんだ!」と言うプロをやるならば、それは絶対的にその道を通さないと嘘つきになっちゃいますよね。
ラーメン屋で言うならば、「本格的な無科調ラーメンです」と言いつつ、科学の粉を客の居ない前では入れるような店は、そりゃぁ看板の掛け方が間違ってますね。。。と。
まぁ、そういう味のラーメンをウマイウマイと言って、裏で金貰ってる評論家も悪いとは思いますが。
そんなことを漠然と思いつつ、じゃぁ私はどんなプロを目指すべきなのだろうか・・・と、悩みました。
で、5分経過した時に思ったのです。
悩む事じゃねぇだろ・・・と。
もう何年も前から、自分の釣りの楽しみ方は決まってんじゃねぇか・・・?
「創造と想像」
楽しいと思う事を、偽らない。
それは、自分にもユーザーにも。
そうやって始まったのですが、「本当に自分はユーザーに評価される場所まで行けるのだろうか?」という不安が常にあります。
身近に評価の高いプロの友人が居た事もあり、余計に心配になったともいえますが・・・w
養成塾が始まる前は、まったくプロ活動と言うものに興味が無く、例え友人がプロでも「プロになりたい」なんて一言も言いませんでした。
その友人の活動を絶対に邪魔はしないように、釣り人として楽しく遊べれば良いやと(笑)
もっとも私も、そういう友人の力を使ってプロになろうとは思ってません。
確かにコネと言うか付き合いと言うか、出会いや巡り会わせはプロを目指す上では一つの要素として大きいかもしれませんが、そういう人間関係の根本的なところから自分で構築したいなぁと思って動いています。
そう思う理由は、養成塾のなかで公平に塾生として、他のみんなとスタートしたかったからです。
もともとfimoには、「ユーザー主導のプロを排出する」と言うコンセプトがありました。
ですから、個人的な付き合いだけで「はい、いきなりメーカー紹介してもらったので、今日からプロ(定義は別として)ですよ」って言ったところで、なんにも意味がないのではないか?と思っています。
プロじゃないところからきちんと活動をしてファンを作り、それをメーカーが評価して契約にいたるのが筋です。
養成塾は何が凄いって、「は~い、私はプロに成りたいです!」と、現プロである講師やfimoのユーザーに意思表示を出来る事です。
というか、逆に言うとメリットはそれだけですし、それで十分です。
プロになりたいと思った時点で「自分で手を上げる」のですから、それはそれで良いのではないかと思っています。
養成塾コミュニティー概要にも書いてあるのですが、この塾は「現プロやメーカーの人が、契約メーカー等を紹介してくれるもの」では無いのです。(※今後は知りません)
しかし、コミュニティーに入った時点で、講師のプロの方々と接点を持つことが参加者全員へ平等に約束されています。
よく、「プロになるにはコネだ」と言う人がいます。
しかし、本当にそれだけで良いのかと言うと、私はそうは思いません。
出会いは一つの始まりでありチャンスですが、それを生かすも殺すも自分次第です。
というか、昨今のシーバス業界は「出会いたいと思えば、そのチャンスは幾らでもある」と思います。
毎週どこかでイベントや大会がありますよね。
養成塾も、手を上げた時点で多くの出会いは発生します。
講師の方々だけではなく、同じ志を持ったアングラーともね。
また、「手を上げました」と公表する事は、多くのユーザーからも「そういう目で見られるチャンス」が発生します。
それをチャンスではなく「デメリット」と感じるならば、手を上げない方が良いかもしれませんね。
まぁ、他の塾生はどうだかは知りません(私が言う事ではない)が、個人的に非常に平等に見てそれを最大限に生かす努力を始めたのは事実です。
具体的には自分の釣りを変えないで、活動できる方向性を選びました。
背伸びしても続かないし、嘘は絶対に付きたくない。
私は「釣りにある冒険としての楽しさ」を提供、又は感じてもらえるプロを目指します。
それは言うは安し、行うのは・・・
もちろんその楽しさは、「釣りたい魚を釣りに行く事」から始まっています。
ただ、通り一遍等で「人よりデカイ魚釣りました」「人よりたくさん魚釣ります」。だから「人よりも釣りが上手なんです」っていうのは、やっぱり自分に無理があるんですよね。
たまに競技でそれを楽しむのは良いんだけど、やっぱり「釣りの全ての楽しみが人と比べる事で成立する」ってのは寂しいものがあります。
ましてその競技の為に他のアングラーを押し分けたり、自分の好きなポイントを独占する為に他のアングラーを排除する動きをするなんてのは、ホントにもってのほかだと思います。
まぁ、人と比べる事で得る喜びを否定はしませんが、フッコ一匹に感動できるような楽しみ方もありますね♪と言う事です。
ただ、それがどれほどの評価を得られるかは不安ですが(笑)
私は微力ながらも「そういう釣りも楽しい」を発信していれば、流行ではなく本質的に「釣りは楽しい」と思ってくれるユーザーが増えて行くと思います。
もしくは、「釣りがつまらない」と、ユーザーが去っていく事を防げると。。。
プロは、ユーザーと業界の両方が在って初めて成立します。
どちらか一方を食いつぶしていくようなやり方ではなく、三者が共存していくようなスタンスを作って行ければ良いなと思っています。
当然ですが、人を蹴落としたり裏切ったりするやり方じゃなくね♪
そんなことで、約一年が経過しました。
メーカーとの契約が無い状態で少しずつファンとなってくれる人が増えているのは、とても嬉しい事です。
何事も最初が肝心なので、目指したい方向性を間違わないように活動しました。
ありがたい事に、沢山の方からメッセージやコメントを戴いていますが、それを読むと「自分が目ざしている事は、そんなに間違っては無い」と言う気もしますが、まだまだ努力不足だと思っています。
この努力というのは「人より魚を釣る努力」では無く、自分の活動を理解してもらう為の努力です。
来年は、ココまでの活動を評価してくれた沢山の人たちの声に応えられるように、もっともっと頑張りたいと思っています。
応援、よろしくお願いいたします。
また、厳しく御指導戴ければと思います。
最後になりましたが、養成塾にてお世話になりました講師の皆様、ありがとうございました。
本当に勉強になりました。
塾生と言う立場でありながらも、たくさん御迷惑をおかけ致しました事をお詫びいたします。
まだまだそのような立場にはなれていませんが、いつか礼をお返しできる日が来れる様に頑張ります。
【来年養成塾への入塾を検討されているアングラーの方へ】
どのような形態で募集をするかは判りませんが、入塾した時点でプロになれる事を約束されているものでは在りません。
「何もしなければ、今までと何も変わらない」と言う事です。
目指す事で楽しい事も楽しくない事も派生しますが、全部ひっくるめて楽しめるように頑張って下さい。
【お知らせ】
今月のソルト&ストリーム誌に取材記事が掲載されています
立ち読みばかりじゃなく、たまには買ってくださいw
「魚釣ってないじゃん」という突っ込みは無しで(涙)
- 2010年12月27日
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