【Dr.TJの釣れない日記】来シーズンの尺メッキへの夢…今シーズン最後の湘南メッキ釣行

　今年は正月休み明けから仕事がバタバタしております。定休日を持てない個人事業主の悲しさ…なかなか落ち着いて釣りに行く計画が立てられません。そんな中、仕事が早く片付いた日は、なるべく釣りに出かけました。
　例年ですと、私が秋冬シーズンにメインで釣っているメッキは、湘南では終了しています。湘南在住の名手810さんのお話では、昨年は1/16の釣行で釣れて以降、メッキの姿は見る事が出来なかったとのこと。毎日様子見できる地元の方が足繁く通った結果、1月中旬には終了していたのです。ちなみに私は昨年1/11が最後でした。それでも年越しメッキが釣れたのは久しぶりの事で、通常ですと年内で私のメッキシーズンは終了していました。ところが今シーズンは未だに釣れているそうです。海水温が高めで留まっていることが原因でしょう。そんなわけで先日、大きく育ったであろうメッキを求めて出かけてきました。

　その前にラーメン食って行きましょう。もはや私が湘南で釣りをする時の定番になっている『大正麺業』です。

　「Aセット(600円)」+「餃子(三個：クーポンサービス)」
　この店の定番メニュー「ラーメン小(醤油)」に「ミニ麻婆丼」が付いた平日限定のお得なランチセット。ラーメン小は通常550円、餃子三個は150円ですが、今回支払ったのはきっかり600円！
　ラーメンはランチセットだからと言って手抜きは一切なし！麺量が少なめなだけで、味玉半分、メンマ、バラチャーシューなど、通常メニューと全く変わりのない内容です。自家製麺と鶏ガラ出汁が中心のスープが懐かしい東京ラーメンを彷彿とさせます。
　麻婆丼はちょっと甘めの麻婆豆腐でしたが、ご飯の炊き加減良く、全部食べたらお腹いっぱいです＾＾
　ちなみに餃子のサイズが開店当初に比べて小振りになったばかりの頃は味と食感が安定しませんでしたが、今はすっかりバランスが良くなって美味しくなりました。
【店データ】
『大正麺業』
住所：神奈川県高座郡寒川町一之宮3-15-12
電話：0467-75-4041
定休：無休
時間：11:00-15:00 　17:00-22:00
　　　（土日祝は通し営業、木曜日は昼の部のみ）

　年末から良かった護岸に到着したのはちょうど12：00頃。既に810さんとAさんが釣っていました。約束していた極楽とんぼさんも既に釣り始めていて、ワームで2尾ほど釣ったそうです。投げサビキ仕掛けの釣り師も相変わらず多く入っていましたが、コノシロは全然釣れなくなったそうです。810さん情報では、日によってかなりばらつきが激しくなってきたものの、相変わらず釣れているそうです。この前日は穏やかで、時折ボイルも見られたそうです。しかしこの日は北風が冷たく海水温が上がらないのか、メタルジグで釣り始めた私にはなかなかバイトが出ません。そこでジグヘッド+ワームの釣りを試してみます。するとすぐにバイトが出ました。なるべく潮上にジグヘッドを投入し、ボトムまで沈めて、そのまま潮の流れに漂わせるように流します。その時、ボトムを切り過ぎないように意識しました。するとジグヘッドが引っ張られていくようなバイトが出ます。スウィープに合わせるとヒット！

　いきなり23㎝のロウニンアジ！
　続けて同じように流すと連続ヒット！

　同じくらいの大きさのロウニンアジ！
　ロウニンアジはこのサイズになると非常に引きが強いです。この日はタックルを2セット用意しました。1セットはいつも通り、ミノーやメタルジグを扱うためのオーソドックスなタックル。そしてもう1セットはアジングタックルです。エステルラインを入れて、感度重視にしたジグヘッド専用のセッティング。ジグヘッドは流れに負けず確実にボトムを取る必要があることから重めを選択したいわけですが、フックサイズが小さいものがなかなか見つかりませんでした。そこで湘南で良くお会いするTさんに勧めていただいたオーナー針の「虫ヘッド：4.5g」を使ってみたところ、非常に使い勝手が良いです！

　到着早々ナイスサイズが釣れてしまったので、この日はつ抜け間違いなし！と高を括っていました。しかしそう甘くないのが湘南であります。その後ジグヘッド+ワームでも全くバイトが出なくなりました。そんな時私は、思い切って好きな釣りに変更してしまいます。とりあえずミノーに変えてみてフルキャスト！浮き上がりにくいようになるべくロッドティップを下げて海面近くで連続トウィッチ。すると数投目でいきなりガツン！

　20㎝くらいのギンガメアジでした！まだミノーを追って来るんだ！
　この時使っていたルアーはSMITH/D-CONCEPT48 MD。今シーズン、このルアーには何度も救われました。

　しかしミノーでは連発なんてしません。再び海は沈黙。仕方なくメタルジグやジグヘッド+ワームなど、コロコロとローテーション。するとジグヘッドにローテーションし、ボトムを小刻みにバンピングさせているとコツッ！という違和感の後、スーッとラインが引っ張られました。オートマティックにヒット！
　こいつはなかなか良い引きです。ボトムに突っ込むというか、トルクのあるファイトの仕方。ちょっと不思議な引き方をするな？と思ったら、何だか黒っぽい魚が上がってきましたぞ！

　何とキビレだった！20㎝くらい。チヌの仲間も良い引きしますね！ファンが多いのもうなずけます。

　このキビレを釣って以降、なかなかバイトが出なくなりました。概ね2時間、バイト無しorz
　こうなると本当に釣れる気がしません。もはや早めに帰る事も考え始めていた時でした。せめて好きな釣りをしてやろうと、TACKLE HOUSE/SHORES TYLOMINNOWを適当に投げては連続ショートトウィッチをかけていました。このルアーも今シーズンよく釣れたヒットルアーですが、最早釣れる気なんて全くしていませんでした。しかし不思議なもので、こんな風に気が抜けて、殺気がゼロになった時にバイトが出るものです。連続トウィッチする右手首がひったくられると同時に、奴は疾走しました！悲鳴を上げるドラグ！
　こいつは絶対にメッキではない！ランカーサイズのシーバスか、あるいは青物か？かなり良いサイズの魚が掛かったことは間違いなさそうです。慎重にドラグを絞め、魚を止めます。こちらはメインラインはPE＃0.6(10LB)にリーダーはFluoro carbon 6LB。通常メッキを釣るには太すぎるセッティングですが、私が釣るポイントはこのように、しばしば大型シーバスや青物が掛かってしまいます。なので太目のセッティングにしています。この界隈は手前側の護岸の際くらいしか危険ポイントはないはずなので、慎重にやり取りすれば凌げます。
　何度かドラグを鳴かされながら慎重に寄せてくると、少々濁った水の中に魚の姿が浮かんで見えました。何とワラサでした！こいつは岸が見えたことで驚いたのか、再び疾走を繰り返しましたが、現代のタックルは素晴らしい！バットまで満月のようにロッドはしなりますが、強靭なバットセクションで持ちこたえ、ロッド全体のタメで魚をいなします。
　あともう少し！餌釣り師がタモを持って加勢してくれました。最後の力を振り絞って疾走する魚をいなし、ついに海面まで顔を出しました。そこにタモが入ったわけですが、そこで奴は頭を一振り！勢いでルアーがすっ飛ばされました！痛恨のフックアウト！
　○|￣|＿
　もう少しだったのにorz

　右腕は先ほどのファイトでパンパンです。なんだかいよいよ釣れる気がしなくなりましたが、その後も皆でポツポツ釣ります。

　皆はメタルジグの遠投で結果を出していましたが、私には全くバイトが出ません。っで、結局好きなミノーのトウィッチを繰り返します。

　さあそしていよいよラストスパートの時間がやって来ました。

　最後の最後に23㎝くらいのギンガメアジで終了。

　スタートが良かっただけに、ちょっと物足りない釣果で終わりましたが、この時期の釣りとしては大変良い結果だったと思います。ワラサが獲れなかったのは残念でした。推定70㎝くらいでした。この界隈のメッキやコノシロを食っていたのでしょう。メッキ用のライトタックルでのワラササイズとのファイトは滅多にないチャンスだったので大変悔しい！

　さてその後日、やっと休みが取れた…と言うより、仕事も適当に再び出かけてしまいました。と言うのも、前日に810さんからのメールで、尺オーバーを含む60尾ものメッキが釣れたのだそうです！これは行くしかないでしょう！

　11：30過ぎに現地到着。ちょうど極楽とんぼさんも駐車場に到着しました。目的の護岸に到着すると、既に810さんとAさんが釣っていました。しかしこの日は前日とは打って変わって北風が強く、なかなかバイトが出ないのだそうです。私も早速メタルジグで幅広くサーチしますが、全く当たりませんorz
　ところが極楽とんぼさんは、メタルジグをトウィッチするメソッドで、2尾釣りました！ボトムを取った後にミノーと同じようにトウィッチで引いて来るそうです。その際、あまり早く巻き取らないのがキモなのだとか。私も真似しますが全くバイトが出ず。っで、結局飽きてきて好きな釣り…ミノーのトウィッチに変更してみたわけです。すると突然目の前でボイルが出ました！慌ててルアーを回収し、その付近にキャストして連続トウィッチで誘うとすぐにヒット！

　20㎝くらいのギンガメアジでした。
　いきなりボイルが出て、そして釣れたことで、この日もきっと順調に釣れ始めるのだろうと考えていました。前日はこんなボイルが度々出たそうで、その度に連続でヒットさせたそうです。また、ボイルが無くても幅広い範囲にメッキの群れが入っていたそうで、かなり大きなルアーを使ったアングラーにもヒットしたそうですが、この日はその後全くボイルは出ませんでした。そして長い時間沈黙が続きました。
　流石にミノーでは釣れる気がしなくなったので、メタルジグで丁寧に探ってみます。この時使っていたのはDAIWA/GEKKABIJIN PRISONER TG 7g。私が好きなメタルジグの一つ。扁平ボディーで比重が大きいタングステンを使っていて、フォールの釣りで効果的なのですが、ゆっくりリトリーブするとヒラヒラと揺らめくような動きをします。ロングキャストし、ボトムを取ってから時折小さくジャークを入れつつデッドスローで引いて来ると、何度か違和感が出ました。数投目に、ついに明快なゴツッ！と言うバイトと共に、ドラグを鳴かせてボトムに突っ込みました！かなり良いファイトします！

　ロウニンアジ24㎝！この時期としては十分すぎる魚！素晴らしいファイトでした。

　しかしその後は再び沈黙。そこでまたしても釣れないのを承知でミノーに切り替えます。本当に適当に釣る事1時間ほど。すっかり飽きてきたその時にいきなりバイトが出ました！

　SMITH/D-CONCEPT48 MDで20㎝オーバーのギンガメアジ。この魚はフロントフックが口の横、リアフックが鰓蓋の内側にかかってしまいましたが、バーブレスフックに変更していたので容易に抜けました。

　そしてあっという間に夕刻を迎えます。

　既にすっかり諦めていた私ですが、ローライトになってちょっとだけ活性が上がったのか、ここからバイトが頻発しました。

　何れも20㎝に満たない小さな魚でしたが、ギンガメアジ3尾を追加。

　16：30、寒くなったので終了。

　連発はありませんでしたが、この時期にミノーでしっかり釣れたことは驚きでした。この調子だと、穏やかな日ならまだ釣れるかもしれません。
　しかし当方、また仕事が忙しくなります。恐らく今月はもう釣りに行く事が出来ないでしょう。流石に2月に入ると、メッキは終了するはずです。これで私の今シーズンにおけるメッキ釣行は終了します。
　今シーズンは夏の繁忙期からその後の仕事が切れずに長引いたため、本格的な復帰が遅れましたが、シーズン後半になって良い釣りが出来ました。釣行回数が限られた中、今シーズンは久しぶりに200尾近いメッキを釣る事が出来ました。楽しい釣りが出来たことは幸運であります。
　810さんは今シーズン、何尾かの尺越えを獲ったそうで、写真を送ってくださいました。湘南で尺メッキを釣ることは私の一つの目標ですが、810さんが釣ってくれたことで、来シーズンはそれが現実的なものとして見えてきました。楽しみです。

　次回は何時釣りに行けるか分かりませんが、恐らく例年通りメバルを釣りに行くことになると思います。それも楽しみです。

【Tackle Data 1】
Rod    ：SMITH/BAYLINER BL-702ML/MK
Reel    ：Shimano/19Vanquish C2500SHG
Line    ：PE＃0.6
Leader：Fluoro carbon 6LB
Lure    ：SMITH/D-CONTACT50
SMITH/D-CONCEPT48 MD
SMITH/D-CONTACTⅡ50
SMITH/D-CONTACT63
SMITH/D-CONTACTⅡ63
SMITH/WAVY 50S
Jackson/Pin tail tune 6
Jackson/Trout Tune HW
TACKLE HOUSE/Buffet DORAS BUDR43
TACKLE HOUSE/SHORES TYLOMINNOW
TACKLE HOUSE/SHORES Pencil Popper
PALMS/BitArts Degree
DAIWA/T.D. Salt Pencils
Bassday/CRYSTAL POPPER 55S
Bassday/CRYSTAL POPPER 30S
TIEMCO/Red Pepper Micro
SHIMANO/Soare metal vibe OV-50S
Metal-jig 3～12g

【Tackle Data 2】
Rod    ：Angler’s Republic/PALMS ELUA PASS-69
Reel    ：Shimano/16Vanquish 1000PGS(only spool：YUMEYA C2000M)
   Handle：LIVRE/WING 72
   Reelstand/DRESS/CHEMI STAND
Line    ：Polyester ♯0.25
Leader：Fluoro carbon 3LB
Lure : reins/AJI ADDER
ECOGEAR/AJI MUST 1.6"
Jig-Head 3～5g