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▼ 湘南メッキ サーフへのこだわり
先日は短時間でしたが目的のアジを釣り、その前は今シーズン初めて複数尾のメッキをゲットできました。やっと思うように釣れるようになり、私にもツキが回ってきた予感があります。そんなわけで、今のうちに釣っておこうと、昨日は少々無理をして休みを確保してしまいました。そして地元の海へ、メッキを求めて出撃です。ところが張り切って4:00am.に目覚ましをセットして、しっかり目覚めてみれば…
…
…
…
思い切り雨降ってますよorz
予報では明け方には上がるって言っていたのに…
しかしせっかく目覚めたのだし、一応出かけよう。車を走らせている間に雨は止むのではないか?と淡い期待を抱きつつ、5:00過ぎには家を出たのでした。その途中、コンビニに寄って朝飯を買い込みます。この時ちょうど6:00頃。雨は相変わらず降り続いています。しかも強く。
普段は車の中では自分で編集した好きな音楽を聞くのが常なのですが、天気予報を確認したくてFMを聞いてみれば、何と!東北地方で大きな地震があったのですね!津波警報まで出ていますぞ!
現地到着までの間、ラジヲをつけっぱなしでいたのですが、DJは「海に近づかないでください!」と繰り返します。湘南地方は、津波警報や注意報こそ出ていませんでしたが、海面に多少の変化がある可能性があるとのことでした。ビビりな私は躊躇います。相変わらず雨も上がらないし、しばし車の中で過ごすことに…。
そして7:00頃、ようやく雨も小降りになってきました。海も特に大きな変化はなさそうでしたので、ゴソゴソと釣りの準備に取り掛かります。

まだぽつぽつと雨が降っていますが、海は実に穏やか。いつものように、エントリーする護岸から打ち始めてみます。前回一応結果が出ているので、何となく心に余裕があって、なんとなく第1投目から釣れるのではないか?と、良い予感しかしません。しかし…そう簡単に釣れてくれないのが湘南です。ここで30分くらい粘りましたが、ダツのバイトが何度かあるだけでその後沈黙。仕方なく、前回釣れた護岸を目指しつつ、サーフを打って行くことに。

サーフも実に穏やかです。水は前日からの雨によるものか、多少濁りが入っていますが問題になりそうなほどではありません。しかしサーフでも何度かダツのバイトがあるだけ。
徐々に周囲が明るくなってきました。雲の切れ間も見え始め、西の方から急激に天気が回復しているのが分かります。

やがて富士山も顔を出し…

ついに日差しが戻ってきました。美しい湘南の朝の風景です。
朝のうちは寒かったけど、日差しが戻ってからは気温も上がって来て実に気持ちがよいです。しかし肝心なメッキからの反応はなく…この際なので、先日結果の出た護岸まで急ぎます。
護岸に到着してみれば、アングラーは誰も入っていません。朝一は雨が降っていたし、地震もあったので、みなさん自重しているのでしょうか。そして護岸の上を歩きながら海を確認してみると…潮が当たっている右側がかなり濁っています。通常だと食いが悪くなる潮の色。しかし前回釣れた感覚から、このポイントに来れば間違いなく釣れるだろうという、確信めいた予感がありました。釣り始める前までは…。
ここでは粘ります。前回釣れたパターンを思い出しつつルアーをローテーション。前回は魚が沈んでいたので、あまり大きなアクションを付けずにボトムをトレースしたんだっけ…しかし全く反応がありません。小一時間も釣っていたら疑心暗鬼になってきました。やっぱりこの濁りがダメなのか…。
すると現地待ち合わせしていた極楽とんぼさんから、ようやく到着したと電話が入りました。居場所を伝えると、サーフをランガンしつつこちらまで来るとのこと。私も粘り強くメッキを探します。
しばらくすると極楽とんぼさんから電話が入りました。何と!いつもエントリーする護岸で釣れているとのこと!私も釣れない護岸に見切りをつけ、元の護岸まで戻ることにします。
普通に歩いても30分くらいかかる距離。ウエーダーを履き、砂に埋まる足を引きずりつつ小走りに必死に歩きます。既に太陽はギラギラと海面を照らしています。無茶苦茶暑くなってきた。やっとのことでたどり着くと、極楽とんぼさんは今まさにナイスサイズをバラシたところだそうです。私も並んで釣り始めてみます。ここで使ったルアーは、SMITH/D-CONTACTⅡ50。私が定番にしているルアーの一つ。その第1投目。
フルキャストが決まり、極楽とんぼさんの教えに従って5カウントほど沈めたところから連続トウィッチでサーチ。すると飛距離の半分くらいを引いてきたところでガツン!と強烈なバイト!そしてヒット!
こいつは良いファイトします。恐らく余裕の20㎝オーバー。しばし強い引きを楽しみながら、手前側のシモリをかわすことだけに集中してランディングに入ろうとしたら…何と突然のフックアウト!
○| ̄|_
調子に乗るとこれですよorz
そしてこのポイントでは、私がばらすと同時に全く反応がなくなりました。極楽とんぼさんにも全く当たりません。群れはどこか遠くに離れてしまったようです。時合いは小一時間続いていたそうですが、私にはほんの一瞬で終了してしまいました。埒が明かなくなってきたので移動。サーフを打ちながら、再び前回実績の出たポイントまで移動します。
サーフに出ても、状況は変わりません。なかなかバイトが出ず。ところが極楽とんぼさんは、私と数メートルしか離れていないにもかかわらず、メッキを釣りました。その姿を羨ましく見ながら少々振り幅の大きい連続トウィッチでサーチする私にも待望のヒット!慎重にランディングすると…

ヒラセイゴでした^^;
銀ピカで美しいですねw

せっかくなので海を背景にもう一枚。
逆光になった^^;
この間、極楽とんぼさんはメッキを連発させています!何が違うのか?恐らくアクションだろう!私も極楽とんぼさんの真似をして、細かめのトウィッチで誘ってみると、見事にガツン!寄せ波に乗せてランディング。

ダツだったorz
夏の間は1m級のダツがわんさかいましたが、この時期になると小振りになります。きっと夏の魚の子供たちが成長してこのように食ってくるのでしょう。大きさこそ大したことはないけれど、鬱陶しいほどに当たってくるのは親と同じ^^;
しばらくすると、極楽とんぼさんにもアタリがなくなりました。この周辺からも魚が離れてしまったのでしょう。そこで私は前回実績の出た護岸へ、極楽とんぼさんは先ほど釣った護岸で再び回遊を待つとのことでした。しばし分かれて釣ってみて、もし釣れたなら連絡を取り合うことにしました。
しかし、どちらにも目立った反応はなく、時間だけが空しく過ぎて行きます。11:00頃になり、極楽とんぼさんから「そろそろラーメンでも食べに行こう」と誘われます。すっかり釣れる気がしなくなっていた私はその誘惑に思わず乗りそうになります。しかし、極楽とんぼさんがしっかり釣っているのに私はゼロというこの釣果には納得できません。私はこのまま釣り続けることに。極楽とんぼさんもしばし、元の護岸で粘ることにしたようです。その後、私に一度だけ明快なバイトとともにヒット!こいつはヒラメでした。前回釣ったやつとほぼ同じ大きさ。しかし、テールフックしか掛かっていなかったようで、リーダーをつかんでピックアップしようとした途端にすっぽ抜け。そのまま海にお帰りになりましたorz
そして潮止まりを迎え、再び潮が動き出したころ、極楽とんぼさんがこちらの護岸までやってきました。あれ以来全く魚の反応がないそうです。私はこの時、あの時合いを逃したことがどれほど痛手であったのかを思い知ったのです。
しかし、今いる護岸は先日は結果が出たわけです。いつか魚が回ってくるのではないかと期待します。よく見てみれば、水が奇麗な側にはトウゴロウイワシの夥しい群れが確認できます。今シーズン初めて、こんな大きなベイトの群れを見ました。これはいつか絶対に魚が回遊するはず!
この時私が使っていたのは先ほどと同じSMITH/D-CONTACTⅡ50。
バイトが出ない中、焦ってばかりで思うような釣りができていなかったかもしれません。フルキャストすると、時折PEラインがロッドのトップガイドに絡まります。当然飛距離なんて出ていないわけです。そいつを直してルアーを早巻で回収しようとした時でした。ボトムからルアーめがけて突き上げてくる銀色の魚体が!なんとヒットしましたぞ!

何とギンガメアジが釣れた!
でもこの魚は偶然釣れてしまった感があって悔しい。もしかしたら、余計なトウィッチを付けずにただ巻するのが良いのか?
再びトップガイドがに絡まったラインを直し、ただ巻でルアーを回収すると、またしてもボトムから魚が突き上げてきました!

これはもうパターンでしょ!
その次のキャストでは遠投せず、そしてそれほどルアーを沈ませることなくただの早巻を試します。
…
…
…
反応しないよorz
何が違うのか?この場では再現性を確認することが出来ませんでした。
極楽とんぼさんは半分飽きてきたらしく、ジグヘッドにワームを付けて、ボトムを探っていました。すると何かが当たってくると言います。しかし食い込まない。キスなどの底物が食っているのか?
そこで私も、ジグヘッドにワームを付けて探ってみる事にしました。しかも今回は用意周到です。昨年、渋い時に、釣り友のMさんやTさんがワームで結果を出していたわけですが、その時彼らが使っていたのはアジング用のエステルラインでした。PEだとラインが浮き上がるので、軽量ジグヘッドではボトムをしっかり取る事が出来ないのです。そこで私は今回、スペアスプールにエステルラインを入れて、ポケットに忍ばせてきました。
最初はなかなか反応を得られませんでしたが、ボトムバンピングするような要領でネチネチと探ってみます。すると、アジングの時と同じような繊細なバイトが出ます。合わせを入れると、ジッ!とドラグがすべる音と同時にヒット。この魚は最初はあまり引かないと思ったら、足元まで寄せてくると突然ボトムに向かって突っ込みます。鋭い引き。間違いなくメッキ!

ロウニンアジでした。ちょうど20㎝くらい。この大きさのロウニンアジになると本当に良く引いて楽しい^^
やっと狙って釣って、ちょっと嬉しい。引き続き同じメソッドで…

今度はオニヒラアジ。先ほどよりも一回り大きいです。こいつも良く引きました。う~ん楽しいw
その後アタリが出なくなったので、今度はメタルジグの釣りの時と同じ要領で、潮に乗せてドリフトさせてみます。ラインが引っ張られなくなったところから、ゆっくり横にリトリーブ。するとカツン!という明快なバイト、そしてヒット!この魚はあまり大きくはないようですが、キビキビと泳ぎます。あれ?何だかメッキに比べて細いけど、カマス?いや違う、いったい何だ?

アジだった!湘南のオカッパリで初めて釣った!
でもこれはマアジではないですね。体幅が太いです。メアジ?マルアジ?
家で図鑑で調べてみると、側線の形状からマルアジっぽいですね。こうしてライトタックルの釣りをしていると、ほんとうにいろんな魚が釣れます。その可能性の大きさを感じます。
その後、再び釣れない時間が続きましたが、あえて濁りが入った潮の当たる側で大きく縦のジャークを繰り返していた私のジグヘッドに食ってきました。

ちょうど20㎝くらいのオニヒラアジ。今回はサイズがそろいました。
その後、この護岸では期待したような時合いは訪れませんでした。極楽とんぼさんにもアタリが無く…そこで最後の時間を、一番好きなサーフに賭けてみる事にしました。

既に16:00頃。日は西の空に傾いています。

砂浜に落ちる私自身の影が、こんなに長く伸びています。夏なら16:00と言えばまだまだ暑い盛りなのに、気づけばもうすぐ冬が来るのですね…
しばし極楽とんぼさんと並んでサーフをランガンです。そして潮目が通って、なおかつ引き抵抗が強い箇所…恐らくカレントになっているのでしょう…で粘ってみます。既にローライトになっています。素早く細かく動かすよりも、ルアーをゆったり大きくスライドさせるつもりで、振り幅の大きな連続トウィッチで探っていました。ルアーはサーフで定番にしているJackson/Pin tail tune 6。そのピンクコットンキャンディー。予報の通り、夕方になってから南風が吹き始めました。非常にキャストがしにくいのですが、ブレイクの向こう側めがけてフルキャスト。遠投が決まると、ブレイクに差し掛かるちょっと前くらいのところで、トウィッチする右手首を引っ手繰られるような強烈なバイトが出ました。そしてヒット!
こいつはやる気があります。緩めに設定していたドラグを鳴かせて寄ってきません。そこでドラグを絞めて応戦。ここからが難しい。無理をするとブレイクで立ち上がる波に翻弄されてフックアウトします。無理に寄せず、波が立ち上がった直後に寄せ波に乗せて一気に巻き取ります。それでも完全には寄せ切れないので、一番手前の波打ち際のショルダーを無理せず、ラインテンションは抜かずに一旦波に乗せてロッドを送り込み、次の寄せ波で砂浜にずり上げます。久しぶりだったけど、ちゃんと出来た!

ギンガメアジ。推定23㎝。素晴らしいファイトでした!

せっかくなので、海を背景にもう一枚。
この時間になって魚の活性が上がったのか、バイトが連発しました。先ほどと同じメソッドで再びガツン!

ヒラセイゴでした。ちっちゃ^^;

そしていよいよ日没を迎えます。

南風が入ってうねりによる波が出始めました。いよいよラストスパートです。
メッキの当たり年であれば、波打ち際のすぐ裏辺りでガンガン食ってくるのですが、どうやら今シーズンは魚が手前側を回遊していないようです。必然的にロングキャストが必要になります。しかし大きなルアーでは食わせきれない。キャストにコツが必要になります。
なるべく風の影響を受けないように、低弾道で飛ばすのが飛距離を出す秘訣です。上手くキャストが決まると、しっかりバイトが出ました。回遊に当たったようです。着水後、5カウントくらい沈めてトウィッチを始めた途端にガツン!


これもナイスサイズのギンガメアジ。ギンガメアジは群れでいる事が多いので、ツボにはまると数が出るのですが、今シーズンはここまで長かった。美しい魚に感無量。

そして連発!
これもナイスサイズのギンガメアジでした。
この時、なかなかバイトが出なくて苦しんでいた極楽とんぼさんに、恐らく飛距離が足りていないことをアドバイス。彼も最も飛距離の出そうなルアーにローテーションすると、見事結果が出ました。そして動かし方も重要。あまり早く動かさず、わざとイレギュラーダートが出るようにラインスラックを出しながらトウィッチするのがキモになります。

最後はオニヒラアジで終了。この魚は腹に釣られたような傷がありました。別のアングラーのルアーにミスバイトした後フックアウトした魚かもしれませんね。
17:00過ぎ、真っ暗になったので終了。
本当は午前中の内にバンバン釣って、潮止まりには終了してラーメンを食う予定でしたが、思い通りにはいかないもので^^;
しかし、ラーメン食わずに頑張った甲斐がありました。最後に前回釣れた護岸に固執せず、サーフの釣りにこだわって結果が出たのが何と言っても嬉しいです。
思えば昨年も湘南メッキは不調でした。昨年はシーズンの最も後半に良い釣りができたものの、サーフではほとんど釣る事が出来ませんでした。なのでサーフでまともに釣ったのは、実に2年ぶりの事なのです。
水につかりながら釣るサーフの釣りは最高です。メッキ釣りのシテュエーションはいろいろありますが、やっぱりこの釣りが一番楽しいです。
今回はワームの釣り方もなんとなく掴めたし、今後の釣りの幅が増えたような気がします。そういった意味でも良い釣りになりました。
メッキシーズンもいよいよ終盤になります。良い年でも12月いっぱいくらいまででしょう。あと一月くらいでしょうか。シーズン序盤が悪かっただけに、良い形で今シーズンを締めくくりたいものです。
【Tackle Data】
Rod :Angler's Republic/PALMS ELUA SFGS-69UL-TW
Reel :Shimano/11TWINPOWER1000PGS(only spool:C2000S)
Line :PE#0.6
Leader:Nylon 12LB
Lure :SMITH/D-CONTACT50
SMITH/D-CONCEPT48 MD
SMITH/D-CONTACTⅡ50
SMITH/D-CONTACT63
SMITH/D-Compact
Jackson/Pin tail tune 6
Jackson/Trout Tune HW
BREADEN/Metalmaru13
Metal Jig/3.0~10.0g
Jig head/2.0~3.0g
…
…
…
思い切り雨降ってますよorz
予報では明け方には上がるって言っていたのに…
しかしせっかく目覚めたのだし、一応出かけよう。車を走らせている間に雨は止むのではないか?と淡い期待を抱きつつ、5:00過ぎには家を出たのでした。その途中、コンビニに寄って朝飯を買い込みます。この時ちょうど6:00頃。雨は相変わらず降り続いています。しかも強く。
普段は車の中では自分で編集した好きな音楽を聞くのが常なのですが、天気予報を確認したくてFMを聞いてみれば、何と!東北地方で大きな地震があったのですね!津波警報まで出ていますぞ!
現地到着までの間、ラジヲをつけっぱなしでいたのですが、DJは「海に近づかないでください!」と繰り返します。湘南地方は、津波警報や注意報こそ出ていませんでしたが、海面に多少の変化がある可能性があるとのことでした。ビビりな私は躊躇います。相変わらず雨も上がらないし、しばし車の中で過ごすことに…。
そして7:00頃、ようやく雨も小降りになってきました。海も特に大きな変化はなさそうでしたので、ゴソゴソと釣りの準備に取り掛かります。

まだぽつぽつと雨が降っていますが、海は実に穏やか。いつものように、エントリーする護岸から打ち始めてみます。前回一応結果が出ているので、何となく心に余裕があって、なんとなく第1投目から釣れるのではないか?と、良い予感しかしません。しかし…そう簡単に釣れてくれないのが湘南です。ここで30分くらい粘りましたが、ダツのバイトが何度かあるだけでその後沈黙。仕方なく、前回釣れた護岸を目指しつつ、サーフを打って行くことに。

サーフも実に穏やかです。水は前日からの雨によるものか、多少濁りが入っていますが問題になりそうなほどではありません。しかしサーフでも何度かダツのバイトがあるだけ。
徐々に周囲が明るくなってきました。雲の切れ間も見え始め、西の方から急激に天気が回復しているのが分かります。

やがて富士山も顔を出し…

ついに日差しが戻ってきました。美しい湘南の朝の風景です。
朝のうちは寒かったけど、日差しが戻ってからは気温も上がって来て実に気持ちがよいです。しかし肝心なメッキからの反応はなく…この際なので、先日結果の出た護岸まで急ぎます。
護岸に到着してみれば、アングラーは誰も入っていません。朝一は雨が降っていたし、地震もあったので、みなさん自重しているのでしょうか。そして護岸の上を歩きながら海を確認してみると…潮が当たっている右側がかなり濁っています。通常だと食いが悪くなる潮の色。しかし前回釣れた感覚から、このポイントに来れば間違いなく釣れるだろうという、確信めいた予感がありました。釣り始める前までは…。
ここでは粘ります。前回釣れたパターンを思い出しつつルアーをローテーション。前回は魚が沈んでいたので、あまり大きなアクションを付けずにボトムをトレースしたんだっけ…しかし全く反応がありません。小一時間も釣っていたら疑心暗鬼になってきました。やっぱりこの濁りがダメなのか…。
すると現地待ち合わせしていた極楽とんぼさんから、ようやく到着したと電話が入りました。居場所を伝えると、サーフをランガンしつつこちらまで来るとのこと。私も粘り強くメッキを探します。
しばらくすると極楽とんぼさんから電話が入りました。何と!いつもエントリーする護岸で釣れているとのこと!私も釣れない護岸に見切りをつけ、元の護岸まで戻ることにします。
普通に歩いても30分くらいかかる距離。ウエーダーを履き、砂に埋まる足を引きずりつつ小走りに必死に歩きます。既に太陽はギラギラと海面を照らしています。無茶苦茶暑くなってきた。やっとのことでたどり着くと、極楽とんぼさんは今まさにナイスサイズをバラシたところだそうです。私も並んで釣り始めてみます。ここで使ったルアーは、SMITH/D-CONTACTⅡ50。私が定番にしているルアーの一つ。その第1投目。
フルキャストが決まり、極楽とんぼさんの教えに従って5カウントほど沈めたところから連続トウィッチでサーチ。すると飛距離の半分くらいを引いてきたところでガツン!と強烈なバイト!そしてヒット!
こいつは良いファイトします。恐らく余裕の20㎝オーバー。しばし強い引きを楽しみながら、手前側のシモリをかわすことだけに集中してランディングに入ろうとしたら…何と突然のフックアウト!
○| ̄|_
調子に乗るとこれですよorz
そしてこのポイントでは、私がばらすと同時に全く反応がなくなりました。極楽とんぼさんにも全く当たりません。群れはどこか遠くに離れてしまったようです。時合いは小一時間続いていたそうですが、私にはほんの一瞬で終了してしまいました。埒が明かなくなってきたので移動。サーフを打ちながら、再び前回実績の出たポイントまで移動します。
サーフに出ても、状況は変わりません。なかなかバイトが出ず。ところが極楽とんぼさんは、私と数メートルしか離れていないにもかかわらず、メッキを釣りました。その姿を羨ましく見ながら少々振り幅の大きい連続トウィッチでサーチする私にも待望のヒット!慎重にランディングすると…

ヒラセイゴでした^^;
銀ピカで美しいですねw

せっかくなので海を背景にもう一枚。
逆光になった^^;
この間、極楽とんぼさんはメッキを連発させています!何が違うのか?恐らくアクションだろう!私も極楽とんぼさんの真似をして、細かめのトウィッチで誘ってみると、見事にガツン!寄せ波に乗せてランディング。

ダツだったorz
夏の間は1m級のダツがわんさかいましたが、この時期になると小振りになります。きっと夏の魚の子供たちが成長してこのように食ってくるのでしょう。大きさこそ大したことはないけれど、鬱陶しいほどに当たってくるのは親と同じ^^;
しばらくすると、極楽とんぼさんにもアタリがなくなりました。この周辺からも魚が離れてしまったのでしょう。そこで私は前回実績の出た護岸へ、極楽とんぼさんは先ほど釣った護岸で再び回遊を待つとのことでした。しばし分かれて釣ってみて、もし釣れたなら連絡を取り合うことにしました。
しかし、どちらにも目立った反応はなく、時間だけが空しく過ぎて行きます。11:00頃になり、極楽とんぼさんから「そろそろラーメンでも食べに行こう」と誘われます。すっかり釣れる気がしなくなっていた私はその誘惑に思わず乗りそうになります。しかし、極楽とんぼさんがしっかり釣っているのに私はゼロというこの釣果には納得できません。私はこのまま釣り続けることに。極楽とんぼさんもしばし、元の護岸で粘ることにしたようです。その後、私に一度だけ明快なバイトとともにヒット!こいつはヒラメでした。前回釣ったやつとほぼ同じ大きさ。しかし、テールフックしか掛かっていなかったようで、リーダーをつかんでピックアップしようとした途端にすっぽ抜け。そのまま海にお帰りになりましたorz
そして潮止まりを迎え、再び潮が動き出したころ、極楽とんぼさんがこちらの護岸までやってきました。あれ以来全く魚の反応がないそうです。私はこの時、あの時合いを逃したことがどれほど痛手であったのかを思い知ったのです。
しかし、今いる護岸は先日は結果が出たわけです。いつか魚が回ってくるのではないかと期待します。よく見てみれば、水が奇麗な側にはトウゴロウイワシの夥しい群れが確認できます。今シーズン初めて、こんな大きなベイトの群れを見ました。これはいつか絶対に魚が回遊するはず!
この時私が使っていたのは先ほどと同じSMITH/D-CONTACTⅡ50。
バイトが出ない中、焦ってばかりで思うような釣りができていなかったかもしれません。フルキャストすると、時折PEラインがロッドのトップガイドに絡まります。当然飛距離なんて出ていないわけです。そいつを直してルアーを早巻で回収しようとした時でした。ボトムからルアーめがけて突き上げてくる銀色の魚体が!なんとヒットしましたぞ!

何とギンガメアジが釣れた!
でもこの魚は偶然釣れてしまった感があって悔しい。もしかしたら、余計なトウィッチを付けずにただ巻するのが良いのか?
再びトップガイドがに絡まったラインを直し、ただ巻でルアーを回収すると、またしてもボトムから魚が突き上げてきました!

これはもうパターンでしょ!
その次のキャストでは遠投せず、そしてそれほどルアーを沈ませることなくただの早巻を試します。
…
…
…
反応しないよorz
何が違うのか?この場では再現性を確認することが出来ませんでした。
極楽とんぼさんは半分飽きてきたらしく、ジグヘッドにワームを付けて、ボトムを探っていました。すると何かが当たってくると言います。しかし食い込まない。キスなどの底物が食っているのか?
そこで私も、ジグヘッドにワームを付けて探ってみる事にしました。しかも今回は用意周到です。昨年、渋い時に、釣り友のMさんやTさんがワームで結果を出していたわけですが、その時彼らが使っていたのはアジング用のエステルラインでした。PEだとラインが浮き上がるので、軽量ジグヘッドではボトムをしっかり取る事が出来ないのです。そこで私は今回、スペアスプールにエステルラインを入れて、ポケットに忍ばせてきました。
最初はなかなか反応を得られませんでしたが、ボトムバンピングするような要領でネチネチと探ってみます。すると、アジングの時と同じような繊細なバイトが出ます。合わせを入れると、ジッ!とドラグがすべる音と同時にヒット。この魚は最初はあまり引かないと思ったら、足元まで寄せてくると突然ボトムに向かって突っ込みます。鋭い引き。間違いなくメッキ!

ロウニンアジでした。ちょうど20㎝くらい。この大きさのロウニンアジになると本当に良く引いて楽しい^^
やっと狙って釣って、ちょっと嬉しい。引き続き同じメソッドで…

今度はオニヒラアジ。先ほどよりも一回り大きいです。こいつも良く引きました。う~ん楽しいw
その後アタリが出なくなったので、今度はメタルジグの釣りの時と同じ要領で、潮に乗せてドリフトさせてみます。ラインが引っ張られなくなったところから、ゆっくり横にリトリーブ。するとカツン!という明快なバイト、そしてヒット!この魚はあまり大きくはないようですが、キビキビと泳ぎます。あれ?何だかメッキに比べて細いけど、カマス?いや違う、いったい何だ?

アジだった!湘南のオカッパリで初めて釣った!
でもこれはマアジではないですね。体幅が太いです。メアジ?マルアジ?
家で図鑑で調べてみると、側線の形状からマルアジっぽいですね。こうしてライトタックルの釣りをしていると、ほんとうにいろんな魚が釣れます。その可能性の大きさを感じます。
その後、再び釣れない時間が続きましたが、あえて濁りが入った潮の当たる側で大きく縦のジャークを繰り返していた私のジグヘッドに食ってきました。

ちょうど20㎝くらいのオニヒラアジ。今回はサイズがそろいました。
その後、この護岸では期待したような時合いは訪れませんでした。極楽とんぼさんにもアタリが無く…そこで最後の時間を、一番好きなサーフに賭けてみる事にしました。

既に16:00頃。日は西の空に傾いています。

砂浜に落ちる私自身の影が、こんなに長く伸びています。夏なら16:00と言えばまだまだ暑い盛りなのに、気づけばもうすぐ冬が来るのですね…
しばし極楽とんぼさんと並んでサーフをランガンです。そして潮目が通って、なおかつ引き抵抗が強い箇所…恐らくカレントになっているのでしょう…で粘ってみます。既にローライトになっています。素早く細かく動かすよりも、ルアーをゆったり大きくスライドさせるつもりで、振り幅の大きな連続トウィッチで探っていました。ルアーはサーフで定番にしているJackson/Pin tail tune 6。そのピンクコットンキャンディー。予報の通り、夕方になってから南風が吹き始めました。非常にキャストがしにくいのですが、ブレイクの向こう側めがけてフルキャスト。遠投が決まると、ブレイクに差し掛かるちょっと前くらいのところで、トウィッチする右手首を引っ手繰られるような強烈なバイトが出ました。そしてヒット!
こいつはやる気があります。緩めに設定していたドラグを鳴かせて寄ってきません。そこでドラグを絞めて応戦。ここからが難しい。無理をするとブレイクで立ち上がる波に翻弄されてフックアウトします。無理に寄せず、波が立ち上がった直後に寄せ波に乗せて一気に巻き取ります。それでも完全には寄せ切れないので、一番手前の波打ち際のショルダーを無理せず、ラインテンションは抜かずに一旦波に乗せてロッドを送り込み、次の寄せ波で砂浜にずり上げます。久しぶりだったけど、ちゃんと出来た!

ギンガメアジ。推定23㎝。素晴らしいファイトでした!

せっかくなので、海を背景にもう一枚。
この時間になって魚の活性が上がったのか、バイトが連発しました。先ほどと同じメソッドで再びガツン!

ヒラセイゴでした。ちっちゃ^^;

そしていよいよ日没を迎えます。

南風が入ってうねりによる波が出始めました。いよいよラストスパートです。
メッキの当たり年であれば、波打ち際のすぐ裏辺りでガンガン食ってくるのですが、どうやら今シーズンは魚が手前側を回遊していないようです。必然的にロングキャストが必要になります。しかし大きなルアーでは食わせきれない。キャストにコツが必要になります。
なるべく風の影響を受けないように、低弾道で飛ばすのが飛距離を出す秘訣です。上手くキャストが決まると、しっかりバイトが出ました。回遊に当たったようです。着水後、5カウントくらい沈めてトウィッチを始めた途端にガツン!


これもナイスサイズのギンガメアジ。ギンガメアジは群れでいる事が多いので、ツボにはまると数が出るのですが、今シーズンはここまで長かった。美しい魚に感無量。

そして連発!
これもナイスサイズのギンガメアジでした。
この時、なかなかバイトが出なくて苦しんでいた極楽とんぼさんに、恐らく飛距離が足りていないことをアドバイス。彼も最も飛距離の出そうなルアーにローテーションすると、見事結果が出ました。そして動かし方も重要。あまり早く動かさず、わざとイレギュラーダートが出るようにラインスラックを出しながらトウィッチするのがキモになります。

最後はオニヒラアジで終了。この魚は腹に釣られたような傷がありました。別のアングラーのルアーにミスバイトした後フックアウトした魚かもしれませんね。
17:00過ぎ、真っ暗になったので終了。
本当は午前中の内にバンバン釣って、潮止まりには終了してラーメンを食う予定でしたが、思い通りにはいかないもので^^;
しかし、ラーメン食わずに頑張った甲斐がありました。最後に前回釣れた護岸に固執せず、サーフの釣りにこだわって結果が出たのが何と言っても嬉しいです。
思えば昨年も湘南メッキは不調でした。昨年はシーズンの最も後半に良い釣りができたものの、サーフではほとんど釣る事が出来ませんでした。なのでサーフでまともに釣ったのは、実に2年ぶりの事なのです。
水につかりながら釣るサーフの釣りは最高です。メッキ釣りのシテュエーションはいろいろありますが、やっぱりこの釣りが一番楽しいです。
今回はワームの釣り方もなんとなく掴めたし、今後の釣りの幅が増えたような気がします。そういった意味でも良い釣りになりました。
メッキシーズンもいよいよ終盤になります。良い年でも12月いっぱいくらいまででしょう。あと一月くらいでしょうか。シーズン序盤が悪かっただけに、良い形で今シーズンを締めくくりたいものです。
【Tackle Data】
Rod :Angler's Republic/PALMS ELUA SFGS-69UL-TW
Reel :Shimano/11TWINPOWER1000PGS(only spool:C2000S)
Line :PE#0.6
Leader:Nylon 12LB
Lure :SMITH/D-CONTACT50
SMITH/D-CONCEPT48 MD
SMITH/D-CONTACTⅡ50
SMITH/D-CONTACT63
SMITH/D-Compact
Jackson/Pin tail tune 6
Jackson/Trout Tune HW
BREADEN/Metalmaru13
Metal Jig/3.0~10.0g
Jig head/2.0~3.0g
- 2016年11月23日
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