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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

▼ 筑後川　またひとつ悔しい夜を越えて。

昨夜、久々に時間が出来たので筑後川へ向った。
前予想では、夏の終わりと秋の始まりの天気が交互にくるこの時期、ベイト薄く難しいコンディションであることは仲間との話で理解出来た。
午前0時～フィールドに入り、秋のポイントを叩く。
3時半干潮を向え、流心が一本のスジになる。

そして・・・・・

結論から言うと、1バイト1バラシ、ファイト時間にして２～３分だろうが、釣師目線の感覚的な時間で言うと10分近く格闘した感じはある。

サイズは８０ｃｍ以上の４～５キロクラスだっただけに悔しさ、敗北感で一杯なのだがファイト中からその予想は出来ていた。

反転バイトでグンとくる魚ではなく、カカカカッとヘッドシェイクから始まったロッドへのインフォメーションから始まり、終始不安定なラインテンションの状態が続いた。

僕の経験則的に言うと「飛ばない鱸」は何かある。

手前の浅瀬まで寄せて魚体を確認、もうスタミナも尽きたであろう魚を強引に寄せたのが間違いだった。

魚はファイトして寄ってきたのでなくなんとなく泳いで来ただけだったのである。最後のパワーが爆発した瞬間に、１ｍ近く垂直方向に飛びながらのヘッドシェイクをしてくれた。その瞬間４０ｇのジグミノーは遠心力で５ｍ以上飛ばされ、岸に突き刺さった。（自分に当たらなくてヨカッタ）

素早くフックをチェックし再度同じコースをトレースするがさすがにこのサイズが群で居ることは無く、東の空が明るくなるまでバイトは無かった。

累計6時間投げ倒した。

たった一度のチャンスをモノに出来なかった。

空しく朝日が上がる頃、鉛の様に重い身体で家路を急いだ。

昔はこんなにバラシた記憶が無い、今年は特に多い気がする。
５０％は外してる。そんな感覚である。



このCD９を朝まで投げ続けていた頃、一匹、一本を大事に釣ってた気がする。経験を重ねると慣れが生じて雑になってはいけない部分が雑になる事がある。釣りの基本が一度ブレるとその修正が難しいものである。

もう一度、昨夜をやり直したいがそれは無理な事。

次の今夜を無駄にしない為に魚に負けた釣行も自分の肥やしと捉え、今度こそは！とまた挑戦したい。



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