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▼ 知っておきたい「東京湾の海水温上昇」
相変わらず不調な横浜~川崎界隈。
若干上向いたような感じがしつつも、釣り方次第では「天国と地獄」。
まぁ他に比べると今までが釣れるときは簡単に釣れ過ぎただけなのかとは思ってるけど。
自分が昨年からの状況に触れるとき、
「水温が30℃を超える、超えない」
と言うフレーズを使いますが、
東京湾の海水温が上下する仕組みって知ってます?
「日照時間が長くなるから」?
「真夏日が続いて海水が温められるから」?
「地球温暖化」?
どれも関連要因ではありますが、直接的に海水温の上昇に関係するのは、
「黒潮の接岸」
マクロに状況を見るときに閲覧するのが、
「海上保安庁 海洋情報部」のサイト。
自分は普段から見てますが、要するに
「大きな海の流れの中での東京湾」
を知ることができる。
この中で注視しているのが、
・急潮情報
・海流図
・水温図
急潮情報は、主に黒潮の蛇行などによって海岸線の流れが速くなる警戒情報なのですが、
東京湾内にこれが発令されることは稀で、半島先端や太平洋に直接面してる地域に大きく関わるもの。
で、なんでこれを定期閲覧してるのか、と言うと大抵は海流図、水温図とセットで見るのですが、
東京湾のアツい時期が来るのか、来ないのかの予測の為です。
地球温暖化の影響は、実は真夏日に出ているのではなく、真冬に気温や水温が以前ほどには下がらなくなっているところに出ています。
熱帯性生物や死滅回遊魚が越年出来るくらいに、安定して上昇している。
ちなみに表層はそれなりに冷やされるので、死滅回遊魚等は深場のボトム付近や温排水付近で越年することまでは判っているようです。
春になり寒さのピークから暖かくなり始めると、
水温も徐々に上昇します。
ただし太陽光や気温によって温められても、水温上昇には限界があります。
だって、あれだけの水を約12時間太陽で温めたって、
また12時間冷ましてるを繰り返してるのですから。
そこで黒潮の出番。
春から黒潮が房総半島まで接岸してくるような時は、早い段階から海水温上昇が急カーブを描きます。
夏になると黒潮の海水温は30℃前後。
それが東京湾に圧してくると、元々温まりやすい構造の東京湾なので、
日照時間が長いことなどと合わせて、高水温をもたらします。
で、黒潮がもたらすのは水温上昇だけでなく、豊富なプランクトンと、そうそれらをたらふく喰ってるイワシなどと、それを喰うフィッシュイーター。
シイラやワラサ、はたまたマグロ等が湾奥まで現れるのは、この影響によります。
で、元々湾内にいるイワシも赤潮が発生するくらいに豊富なプランクトンのお陰で成長が加速します。
そこそこサイズにイワシが育てば、
フィッシュイーターはそれにロックオンされるので、かなり水温が下がってイワシが外に出ていくまで滞留し続けます。
昨年、今年と不調なのは、これがなかったり、接岸する時期が遅いことが要因。
実際、今月始めに黒潮が急接近して、さらに台風連発に真夏日が重なりましたが、
そのタイミングで海は早くも秋に向かいはじめてしまってるので、
今年も昨年と同じように、来月からだらだらと産卵行動が始まるのではないか、と予測しています。
ちなみに赤潮。
日照時間が長くなって植物性プランクトンの大量発生、
それを食べる動物性プランクトンの大量発生と続き、
それらの死滅によって起こるとされています。
黒潮接岸の早期接岸で、赤潮が発生しやすくなります。
赤潮~?とテンションが下がる人もいると思いますが、それはまだまだ浅いです。
赤潮が発生するくらいにプランクトンがいると言うことは、それらを主食とするイワシ等にとってはまたとない環境。
赤潮が発生したとしても、表層の赤潮のお陰でイワシは鳥から姿を隠せるのですし、
その表層の赤潮があるお陰でシーバスは表層付近で捕食がしやすい状況になっているのですから、
長いグリグリドカン炸裂シーズンは、実は赤潮がなくては成立しない訳です。
逆に青潮。
死滅し腐敗した生物が分解されて発生した低酸素ガスの沈殿が、
水温上昇後に一旦冷やされる事で表層とそれらの層の水温差が小さくなりかき混ざり、
死んだ水が表層にまで出てきてしまいます。
これはお手上げです。
場所を変える以外手段がないのですが、予測は出来ます。
中途半端だけれどそれなりに暑くなった気温の時期に、強い北風が続くと浅い湾奥から冷やされた水が低層に流れ込むことで起こりますから、風の予報を見ておくことである程度予測できますよ。
と、長~く書きましたが、
人間で言えば中長期的気象予報と同じで、
それが陸上なのか海中なのかの違いと捉えると、サカナも生活しやすい条件がありますから、それを気象データから推測するのは自然なことと思います。
こんなところに目を向けてみてからは、釣りをする場所選択だったり、釣り方などをじっくり考えられるようになりましたので、
釣りを深く考えられるようになりました。
ご参考になるようでしたら。
若干上向いたような感じがしつつも、釣り方次第では「天国と地獄」。
まぁ他に比べると今までが釣れるときは簡単に釣れ過ぎただけなのかとは思ってるけど。
自分が昨年からの状況に触れるとき、
「水温が30℃を超える、超えない」
と言うフレーズを使いますが、
東京湾の海水温が上下する仕組みって知ってます?
「日照時間が長くなるから」?
「真夏日が続いて海水が温められるから」?
「地球温暖化」?
どれも関連要因ではありますが、直接的に海水温の上昇に関係するのは、
「黒潮の接岸」
マクロに状況を見るときに閲覧するのが、
「海上保安庁 海洋情報部」のサイト。
自分は普段から見てますが、要するに
「大きな海の流れの中での東京湾」
を知ることができる。
この中で注視しているのが、
・急潮情報
・海流図
・水温図
急潮情報は、主に黒潮の蛇行などによって海岸線の流れが速くなる警戒情報なのですが、
東京湾内にこれが発令されることは稀で、半島先端や太平洋に直接面してる地域に大きく関わるもの。
で、なんでこれを定期閲覧してるのか、と言うと大抵は海流図、水温図とセットで見るのですが、
東京湾のアツい時期が来るのか、来ないのかの予測の為です。
地球温暖化の影響は、実は真夏日に出ているのではなく、真冬に気温や水温が以前ほどには下がらなくなっているところに出ています。
熱帯性生物や死滅回遊魚が越年出来るくらいに、安定して上昇している。
ちなみに表層はそれなりに冷やされるので、死滅回遊魚等は深場のボトム付近や温排水付近で越年することまでは判っているようです。
春になり寒さのピークから暖かくなり始めると、
水温も徐々に上昇します。
ただし太陽光や気温によって温められても、水温上昇には限界があります。
だって、あれだけの水を約12時間太陽で温めたって、
また12時間冷ましてるを繰り返してるのですから。
そこで黒潮の出番。
春から黒潮が房総半島まで接岸してくるような時は、早い段階から海水温上昇が急カーブを描きます。
夏になると黒潮の海水温は30℃前後。
それが東京湾に圧してくると、元々温まりやすい構造の東京湾なので、
日照時間が長いことなどと合わせて、高水温をもたらします。
で、黒潮がもたらすのは水温上昇だけでなく、豊富なプランクトンと、そうそれらをたらふく喰ってるイワシなどと、それを喰うフィッシュイーター。
シイラやワラサ、はたまたマグロ等が湾奥まで現れるのは、この影響によります。
で、元々湾内にいるイワシも赤潮が発生するくらいに豊富なプランクトンのお陰で成長が加速します。
そこそこサイズにイワシが育てば、
フィッシュイーターはそれにロックオンされるので、かなり水温が下がってイワシが外に出ていくまで滞留し続けます。
昨年、今年と不調なのは、これがなかったり、接岸する時期が遅いことが要因。
実際、今月始めに黒潮が急接近して、さらに台風連発に真夏日が重なりましたが、
そのタイミングで海は早くも秋に向かいはじめてしまってるので、
今年も昨年と同じように、来月からだらだらと産卵行動が始まるのではないか、と予測しています。
ちなみに赤潮。
日照時間が長くなって植物性プランクトンの大量発生、
それを食べる動物性プランクトンの大量発生と続き、
それらの死滅によって起こるとされています。
黒潮接岸の早期接岸で、赤潮が発生しやすくなります。
赤潮~?とテンションが下がる人もいると思いますが、それはまだまだ浅いです。
赤潮が発生するくらいにプランクトンがいると言うことは、それらを主食とするイワシ等にとってはまたとない環境。
赤潮が発生したとしても、表層の赤潮のお陰でイワシは鳥から姿を隠せるのですし、
その表層の赤潮があるお陰でシーバスは表層付近で捕食がしやすい状況になっているのですから、
長いグリグリドカン炸裂シーズンは、実は赤潮がなくては成立しない訳です。
逆に青潮。
死滅し腐敗した生物が分解されて発生した低酸素ガスの沈殿が、
水温上昇後に一旦冷やされる事で表層とそれらの層の水温差が小さくなりかき混ざり、
死んだ水が表層にまで出てきてしまいます。
これはお手上げです。
場所を変える以外手段がないのですが、予測は出来ます。
中途半端だけれどそれなりに暑くなった気温の時期に、強い北風が続くと浅い湾奥から冷やされた水が低層に流れ込むことで起こりますから、風の予報を見ておくことである程度予測できますよ。
と、長~く書きましたが、
人間で言えば中長期的気象予報と同じで、
それが陸上なのか海中なのかの違いと捉えると、サカナも生活しやすい条件がありますから、それを気象データから推測するのは自然なことと思います。
こんなところに目を向けてみてからは、釣りをする場所選択だったり、釣り方などをじっくり考えられるようになりましたので、
釣りを深く考えられるようになりました。
ご参考になるようでしたら。
- 2015年8月24日
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