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▼ イギリスのウナギ釣り
- ジャンル:旅行
ロンドンで起きた暴動はイギリス中に広がっていった。
だが、ここOxfordはまったく変わりない平穏な日々が続いている。
もっともここからバスで15分ほどのヘディントンでは、マクドナルドで暴動がおこった。しかしさすがにOxford自体は学園都市だけあって静かな日々が続いている。
ただし日本からはずいぶん渡航のキャンセルがあったらしい。ロンドンには出ないでくれというお達しを旅行会社から受けている人も少なくない。
日本はきっと猛暑なのだろうと思う。僕は相変わらずバタバタしているが、なんとか研究も一段落しそう。
さて、昨年はヨーロッパ・シーバスに挑戦したものの、あえなく撃沈した。
(過去ログ ヨーロッパのシーバス釣り1・2参照)
しかし今回イギリスでシーバスを目にする。
自分で釣ったと言いたいところだが、
(イギリスから画像をアップロードするとものすごく時間がかかる!)
これはOxfordのマーケットで売られていたもの。一匹約4ポンド。
日本円で現在550円くらいか。3匹買うと10ポンド、つまり1350円ほど。
イギリスでは鮮魚は一般的に高い。シーバスは安い方だ。
(写真一枚アップロードするのに2分以上・・・ふう。)
顔は女性的でほっそりした感じ。釣られるのはセイゴクラスから
せいぜいフッコぐらいのようで、あまり大きなものは釣り雑誌でも見ない。
しかしこうして姿を見ると非常に興味を引かれる。
どんなメソッドで釣るのか、どんな引きなのか、攻め方は日本と違うのか。
と、ヨーロッパシーバスの姿を拝んだところで・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
さて、今回、イングリッシュパブで飲んでるときに、居合わせた
英国紳士からイギリス流のうなぎの釣り方を教わった。
なかなか面白いのでちょっとその概要を書いてみようと思う。
日本でうなぎ釣りといえば、一般的なのは穴釣り、それからぶっこみ釣りであろう。
穴釣りでは1mほどの竹ざおの先に糸(木綿糸でもいい)をつけ、
その糸にうなぎ針を結び、そのうなぎ針を竿先に半固定する。
ウナギ針にドバミミズをつけ、石の間や溝に竿先を差し込んで動かすと、
居ればうなぎが食いついてくる。
うなぎがかかると半固定されていた針が竿先から外れるという、
まあ一種の遊動仕掛けである。
さて、イギリスにもうなぎはたくさん居る。なにせ川が多い。
たとえばOxford。Oxfordのfordとは、「小川」もしくは「小川の浅瀬」
という意味である。
つまりOxfordとは「牛が渡る小川の浅瀬」というほどの意味であろう。
その名の通り町の脇には緑に囲まれた美しい川がある。
ケンブリッジも同様で、ケム川という川が町の中心部を流れている。
ここにも結構うなぎが居る。
昔ながらのうなぎの釣り方。
使うのは糸と綿らしい。
彼の場合竿は使わない。木綿糸を都合5mほど準備し、その先に綿の塊をつける。
その綿の中にミミズを何匹か絡ませておく。それを川に投げ入れる。
うなぎはミミズを食べようとするが、綿が邪魔してなかなか食えない。
そうこうしているうちにウナギ自身が綿に絡まってしまうのだという。
何時間か待って、引っ張りあげるとウナギが捕れるという按配。
昔は一度に何匹も捕れたものだと言っていた。
これは親うなぎの釣り方だが、ほかにも昔はうなぎの稚魚も盛んに捕られたという。
昔はうなぎの稚魚が大挙して上ったそうで、話によると網でいくらでも掬えたらしい。
今はそういう光景は見られないが、うなぎ料理は今もイギリスで盛んに食される。
昔は子供たちが学帽で学校帰りに小川でうなぎの稚魚を掬い、晩御飯のおかずを調達したらしい。オリーブオイルで炒めて食べるようだが、おいしいものだという。
スペインではこのうなぎの稚魚をガーリックとオリーブオイルで炒める。
アングラスと呼ばれている。いまやスペインでも大変高価なものでめったに食べられないらしい。
スペインでも普通は成魚を食べる。稚魚をアングラスというのに対して、成魚はアンギラスという。
ロンドンではジェリー・イールという冷菜。いわゆる煮こごりが有名。
それから時々うなぎ(ロックイール)のフィッシュ・アンド・チップスなんていうものもある。
「ウナギはどうやって食べるとうまいんだ?」と件の紳士に聞いてみた。
「そうだな、色々あるけれど、やはりなんといってもパイだな。
うん、やはり熱々のイール・パイが最高だ。It’s super delicious!」
と、deliciousのliに極端なアクセントをつけてその旨さを強調していた。
やっぱり・・・。なにせイギリスはパイの国なのだ。
まあ確かにパイは美味しいんだけど。今は完全に食傷気味である。
ああ、でもパイといえば、最後に一つだけ。パイはパイでもなかなかおいしい逸品。
コーニッシュ・パスティー。
パイの一種だが、中にビーフ(もしくはラム)・タマネギ・
ポテトのスライスなどが煮込んだものが入っている。ちょっと胡椒がきいている。
出来たてはなかなか美味しい。イギリス全土にあるチェーン店
「ウエスト・コーンウォール・パスティー」のものは、個人的には今ひとつだが、
イギリスに行った際、温かいものが売っていたら
ぜひ試してみることをお勧めしたい。きっと美味しいはず!
- 2011年8月16日
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