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▼ 新型シンペン制作プロジェクト
- ジャンル:釣行記
前回の続き・・・
というわけで、勝手に始動した
ATTRACTIVE@
「新型シンペン制作プロジェクト」

もちろん試作機から何タイプかのプロトタイプを経て形にしていった。
どんな感じて作っていったかを少し書いてみたい。
作りたかったのは、とにかく飛ばせて「使い勝手のいい」シンペン。
製作のするシンペンに求めたい具体的な性能、クリアしなければいけない課題は、
遠投できるためにはボディーの密度(g/cm3)が高くないといけない。しかし密度が高ければ沈みがちになる。すると早く引いたり竿を立てて引かないといけなかったりする。
作りたかったのはよく飛んでしかもゆっくり引けるルアー。この相反する要素を両立させる。この課題は形状の工夫でクリア。
さらに空気抵抗をそぎ落とし、飛行姿勢を安定させ、さらに僕の使っているタックルとのバランスをとることで遠投性能は高くなる。
問題は泳ぎとの調整だ。ゆっくり引いてもしっかり泳がせること。
というわけで作ってみたのがこの二つのシンペンだ。
一つ目は弾丸シェイプを採用した小型のシンペン。
Technoと命名。スーパー遠投仕様。飛距離はヨレヨレ~に追随する(・・・と控えめに言ったが、実は本当にもっと飛ぶ)。
飛距離だけなら最初のプロトでクリア。しかし泳ぎに課題が残り、何度か調整していく。11月も下旬になってようやく形になってきた。
使うのは激流の中。ほとんど鉛の塊にもかかわらず、流れを受けることでゆっくり引ける。というかゆっくり引かないと泳ぎが破綻する。
アクションに対するレスポンスが高くなるようセッティング。もちろん固定重心で、引けば水を受けてウォブンロールで泳ぐ。その一方トゥイッチではカーブ径の小さな鋭いダートターンを見せる。
試釣ではチョイチョイメソッドがハマる。35cmくらいの数釣りになってしまったが、小型でハイアピールのタイプになった。

↑ 明暗からこんなのがぴちゃぴちゃといくらでも出てくる。

さて、もう一本は大場所での大型狙い仕様。
「ATTRACTIVE@ Sinking Pencil ARAKAWA Special」

こちらは流れのゆるいところでも引ける仕様。密度はTechnoの2/3程度なので、空気抵抗がある分、飛距離はTechnoにはまったく及ばないが、それでもデカマリブぐらいは飛ぶ。
カラーはお得意の「クリームユキウサギ」。パール系だがナチュラルなクリーム色なので、ささ濁りの水色によく馴染む。
ジンクリア以外ではどの水色でもこなすオールラウンドなカラー。僕はこの色をかなり愛用している。
さて、こちらのシンペンのコンセプトは強烈なアピールだ。そして登板するのは、流れの緩んだ「あの一瞬のタイミング」。
たとえば下げ止まり寸前の、一瞬、ゆったりと流れがゆるみ、急に単発ボイルが出始めたとき。
初回の試釣ではわずか10キャストで3ヒット。一発目はかけてすぐ沖のエラ洗いで外れ、二発目が40cmほどのフッコを足元でバラシ、3発目は確実に60upだが、目の前3mほどまで寄せたところでやはりエラ洗いでバラしてしまった。
バラシまくりは課題だが、魚の出は良好なので、これは来年の秋も期待できるのではないか、と勝手に思っている。

2ndプロト

自重28g。重いのでどうしてもバレやすい。動きは想定した動きそのもので、食い込みもいい。バレ防止で3本フックにしたいのだが、内部構造の問題で今のところそれができない。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
バルサの素材は一つ一つ性質が違うので、プラ製に比べると再現性が低い。全く同じものはなかなか作れず、どうしても一個一個の個性が出る。
だから神憑り的に釣れるルアーが殉職した時の切なさは市販品の比ではない。
でもそこがルアー作りの面白さでもある。
新しいアイデアでちゃんと魚が出ると、「うん、やっぱり」ということになる。失敗が無くなってくるとルアーの性能というものがよく分かってくる。
そのメソッドは市販ルアーを使う際にも生かされてくる。すると、その市販ルアーがいかに優秀なのか、逆に弱点はどこなのか、どの状況にはまるのかも分かってくる。
実際何度か書いているけれど、オリジナルルアーはすべて市販品にはないコンセプトで作ってある。どれも特定の状況での集魚力は物凄い。
ボックス内のすべての市販ルアーをローテーションして沈黙だった時、自作ルアーを投げたら一発で水面が炸裂することもある。
ただし、もちろん市販品の強さもある!
市販ルアーとオリジナルルアーはどのように使い分ければいいのかを考えてみよう。
それは市販品の長所を挙げてみれば分かりやすい。
それは・・・
ざっとこんなところじゃないだろうか。
こうした市販ルアーの強みをよく理解して、オリルアとうまく併用するのが僕のスタイルだ。いわばオリジナルルアーで市販ルアーの穴を埋めたり、市販品では手つかずの何かを行う。
相互補完。もちろん状況によって市販ルアーが使いやすい場合もあるし、オリルアが圧倒的に強い場合もある。
本当に戦力になるレベル、それがないと不安になるほど使えるルアーが作れるようになるまでには失敗作を山ほど作らなくてはならないけれど、
これはこれで興味深い一つの世界である。
というわけで、勝手に始動した
ATTRACTIVE@
「新型シンペン制作プロジェクト」


もちろん試作機から何タイプかのプロトタイプを経て形にしていった。
どんな感じて作っていったかを少し書いてみたい。
作りたかったのは、とにかく飛ばせて「使い勝手のいい」シンペン。
製作のするシンペンに求めたい具体的な性能、クリアしなければいけない課題は、
1.遠投できる。一定量のおもりを搭載でき、飛行姿勢が安定する 2.動きすぎず動かなすぎず、適度なアピールの尻振りアクションを する 3.水面直下をゆっくり引けること |
遠投できるためにはボディーの密度(g/cm3)が高くないといけない。しかし密度が高ければ沈みがちになる。すると早く引いたり竿を立てて引かないといけなかったりする。
作りたかったのはよく飛んでしかもゆっくり引けるルアー。この相反する要素を両立させる。この課題は形状の工夫でクリア。
さらに空気抵抗をそぎ落とし、飛行姿勢を安定させ、さらに僕の使っているタックルとのバランスをとることで遠投性能は高くなる。
問題は泳ぎとの調整だ。ゆっくり引いてもしっかり泳がせること。
というわけで作ってみたのがこの二つのシンペンだ。
一つ目は弾丸シェイプを採用した小型のシンペン。

Technoと命名。スーパー遠投仕様。飛距離はヨレヨレ~に追随する(・・・と控えめに言ったが、実は本当にもっと飛ぶ)。
飛距離だけなら最初のプロトでクリア。しかし泳ぎに課題が残り、何度か調整していく。11月も下旬になってようやく形になってきた。
使うのは激流の中。ほとんど鉛の塊にもかかわらず、流れを受けることでゆっくり引ける。というかゆっくり引かないと泳ぎが破綻する。
アクションに対するレスポンスが高くなるようセッティング。もちろん固定重心で、引けば水を受けてウォブンロールで泳ぐ。その一方トゥイッチではカーブ径の小さな鋭いダートターンを見せる。
試釣ではチョイチョイメソッドがハマる。35cmくらいの数釣りになってしまったが、小型でハイアピールのタイプになった。

↑ 明暗からこんなのがぴちゃぴちゃといくらでも出てくる。

さて、もう一本は大場所での大型狙い仕様。
「ATTRACTIVE@ Sinking Pencil ARAKAWA Special」

こちらは流れのゆるいところでも引ける仕様。密度はTechnoの2/3程度なので、空気抵抗がある分、飛距離はTechnoにはまったく及ばないが、それでもデカマリブぐらいは飛ぶ。
カラーはお得意の「クリームユキウサギ」。パール系だがナチュラルなクリーム色なので、ささ濁りの水色によく馴染む。
ジンクリア以外ではどの水色でもこなすオールラウンドなカラー。僕はこの色をかなり愛用している。
さて、こちらのシンペンのコンセプトは強烈なアピールだ。そして登板するのは、流れの緩んだ「あの一瞬のタイミング」。
たとえば下げ止まり寸前の、一瞬、ゆったりと流れがゆるみ、急に単発ボイルが出始めたとき。
初回の試釣ではわずか10キャストで3ヒット。一発目はかけてすぐ沖のエラ洗いで外れ、二発目が40cmほどのフッコを足元でバラシ、3発目は確実に60upだが、目の前3mほどまで寄せたところでやはりエラ洗いでバラしてしまった。
バラシまくりは課題だが、魚の出は良好なので、これは来年の秋も期待できるのではないか、と勝手に思っている。

2ndプロト

自重28g。重いのでどうしてもバレやすい。動きは想定した動きそのもので、食い込みもいい。バレ防止で3本フックにしたいのだが、内部構造の問題で今のところそれができない。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
バルサの素材は一つ一つ性質が違うので、プラ製に比べると再現性が低い。全く同じものはなかなか作れず、どうしても一個一個の個性が出る。
だから神憑り的に釣れるルアーが殉職した時の切なさは市販品の比ではない。
でもそこがルアー作りの面白さでもある。
新しいアイデアでちゃんと魚が出ると、「うん、やっぱり」ということになる。失敗が無くなってくるとルアーの性能というものがよく分かってくる。
そのメソッドは市販ルアーを使う際にも生かされてくる。すると、その市販ルアーがいかに優秀なのか、逆に弱点はどこなのか、どの状況にはまるのかも分かってくる。
実際何度か書いているけれど、オリジナルルアーはすべて市販品にはないコンセプトで作ってある。どれも特定の状況での集魚力は物凄い。
ボックス内のすべての市販ルアーをローテーションして沈黙だった時、自作ルアーを投げたら一発で水面が炸裂することもある。
ただし、もちろん市販品の強さもある!
市販ルアーとオリジナルルアーはどのように使い分ければいいのかを考えてみよう。
それは市販品の長所を挙げてみれば分かりやすい。
それは・・・
1.性能が比較的オールラウンドなため、パイロットルアーとしての性 能が高い。 2.多くはプラ製のため、バルサよりも衝撃に強い。(バルサのスライド系のルアーで壁打ちをしたりすると、すぐボロボロになる)。 3.アクションが派手すぎず、控えすぎず、バランスがいい。(オリジナルではどうしても特定の性能を突き抜けさせようとするため、ハマる状況とハマらない状況がはっきりする。またコンセプトに合った操作がある。それは投げて巻くだけとは限らない。でもそのルアーの性質を理解すれば面白い釣りができる)。 4.買えば全く同じものが手に入る。(これは大事な要素!市販ルアー最大の強みでもある) |
ざっとこんなところじゃないだろうか。
こうした市販ルアーの強みをよく理解して、オリルアとうまく併用するのが僕のスタイルだ。いわばオリジナルルアーで市販ルアーの穴を埋めたり、市販品では手つかずの何かを行う。
相互補完。もちろん状況によって市販ルアーが使いやすい場合もあるし、オリルアが圧倒的に強い場合もある。
本当に戦力になるレベル、それがないと不安になるほど使えるルアーが作れるようになるまでには失敗作を山ほど作らなくてはならないけれど、
これはこれで興味深い一つの世界である。
- 2011年12月20日
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