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▼ 渡英準備
- ジャンル:旅行
ゲット・ブックなど横目で見ながら、釣りに行く時間のないフラストレーションをためている。
と同時に、村岡さんが僕の過去のログに書き込みをしてくれていて(神の降臨)、こりゃサボってる場合じゃないなと、いうわけで筆をとる次第。
さて
ここのところ全く死ぬんじゃないかというほど仕事が忙しい。本来の生物学の仕事はもうすぐ一段落するのだが、もう一つの仕事である哲学・倫理学の方がいま煩雑極まりない。
正確に言えば、哲学の仕事を「取り巻く雑務」が忙しく、哲学そのものも進まないといったところ。というのも、この夏、哲学および倫理学の調査研究のため、オックスフォードに行くのだが、その研究準備が大詰めなのである。

オックスフォードは2回目の滞在。僕の職場と某財団法人が今回の研究・滞在などを支えてくれている。加えて現地の組織が協力を約束してくれている。

節電の必要がある今年の最も暑い時期は、ほとんど冷涼なイギリスで過ごすことになる。周りの人々が暑い夏を過す中、心情としてはなんとなく申し訳なくも感じるが、客観的に見ればそれほど悪いことではない。
僕が使うはずであった一人分の電気は、ひと夏分まるまる節電できることになる。家庭の電力のみならず、職場で使う電力や、移動中に使う電力もある。
僕の体が放熱して室温が上がったことでエアコンが余計に働くことも抑えられる。それにあんにゃろの顔を見ないですむと多くの人が胸をなでおろしてくれるというメリットもあるかもしれない(自虐的)。八方丸く収まるというものだ。
しかしこれで三年間連続して日本の夏を過さないことになる。
イギリスの夏は美しい。花は咲き、緑は瑞々しく、爽やかな風が吹き、太陽は夜遅くまで降り注ぐ。最もいい季節である。

しかし正直なところ、日本の夏の暑さ、花火、スイカ、向日葵、海水浴、風鈴、草いきれ、麦わら帽子、蝉の声・・・などといった、“ニッポンの夏”の風物詩が恋しくもある。
それに食事!!!(泣)
イギリスの料理は総じて不評であるが、今日はちょっとイギリスの不味いものについて書いてみようと思う。
イギリスやアイルランドですごしてきた最近の夏は、ポテトや煮豆、パイ、スコーン、パスタみたいなものばかり食べていて、大変申し訳ないけれど、はっきりいってもううんざりなのだ!!
まずはイモ。
本来けして不味いものではないのだが、「どこでこんなに作っているんだ!」と言いたくなるほど、毎晩、毎晩、必ず、しかも大量に、盛大に、しかも手を変え品を変え出てくるのである。
フライドポテト、ベイクドポテト、マッシュポテト、グリルドポテト、それにボイルドポテト・・・そしてまたフライドポテト・・・イギリスではポテトは主食(に近い)らしい(厳密に言うと日本でいう「主食」という感覚は存在しないそうだ)。
イモが好きな人はよい。しかしイモ好きでも「これはさすがに・・・」という量である。しかも僕はイモが苦手ときている。はあ。。。
アイルランドではイモの入ったシチューにトッピングとしてイモを載せるという、強引なことが平気で行われている。

見てほしい!このイモのシチューの上に山盛りのマッシュポテト!これが日によってはベイクドポテトだったりもするのだ!!
しかし敵はイモだけではなかった。
個人的にはイモのほかに、特にげんなりする食べ物がある。
それはパニーニである!!
キャンパスのカフェテリアで買うことができるパニーニ。たまに食べる分にはそう不味いものでもないが、時間のない中、「毎日」、「必ず」、昼に「食べざるをえない」と想像してみてほしい。
3日連続ぐらいなら文句も言うまい。5日でも我慢しよう・・・。10日ともなると根性で耐えられるかどうか。いやいやそんなものではない。一カ月以上もの間、毎昼パニーニが続くのだ。
あのチーズの味が記憶に甦ってくる。恐ろしいことだ・・・。連日同じ味を咀嚼することの繰り返し。哲学的に言えば、まるでシーシュポスの神話。
誤解しないで欲しい。僕は普段、食べ物に対しては感謝の気持ちを持っていただいている。
しかしである。どんなにおいしいものでも、どんなに食べ物に感謝していようと、毎日、同じ、しかも味の強いもの、というのは苦行にほかならない。贅沢は承知の上で言うが、これは正直な気持ち。
Facebookでトルコの友人に「またオックスフォードに戻る」と伝えたところ、
「信じられない!おまえ、またあのチキンティカ(典型的なパニーニのひとつ)が食いたいのか!?」
気でも狂ったのかと言わんばかりの、あきれ果てた答えが返ってきた。しかし本当に良く分かる。そういうことなのだ。
そうなのだ、愚痴は言いたくない。食べ物について云々するのは、そもそも英国紳士のたしなみに反する。まあ僕は英国人ではないが。
だが、だが、言わせて欲しい!
「あの延々と続くパニーニは、心の底から辟易する!!」
まあ、パニーニはイギリス料理ではないし、そもそもこればかり食べざるを得ないのは私自身の事情なのだが・・・
しかし、概して悪名高いイギリスの食事は「不味い!」と世界中から評されるが、実際のところ、本当に不味いものだらけで、その多くは、そもそも「不味い料理」なのではなく、作り方に問題がある場合が圧倒的に多い。
旅行で一週間や10日ぐらいいるだけなら問題ではない。ホテルもそこそこのところだろうし、ほどほどのレストランで食べるだろうし。そんな程度で不味いなどと言ってはいけない。
賄いつきの下宿ですごしてみるとよくわかる。それも「当たり外れ」の「はずれ」の方で!
下宿のおばちゃんが腕によりをかけて作ってくれた、新鮮な、解凍したての冷凍食品、いましがた缶をあけたばかりのベイクド・ビーンズ(煮豆)、歯ごたえも何もない袋から出したてのラザニア、そういうものを毎晩口にするのだ!!
ある友人は、3日に一回はFish&Chips、翌日はきまってベイクド・ビーンズが出てくるとしきりに嘆いていた。そんな恐ろしい話が現実にありえるのかどうか、にわかに信じがたいほどだ。

朝はシリアル食べ放題。下宿のキッチンに、シリアルが箱ごと7~8種類無造作においてある。箱といっても日本のシリアルの箱とは違い、50cm×30cm×10cmほどの大箱である。
好きな種類を選び、勝手にとって、ミルクをかけて食べる。これがいくら食べてもすぐに腹が減る。それに種類がいくらあってもシリアルはシリアルで、すぐに飽きる。何とも殺風景な食卓ではないか!!
夕食にたまに米が出てくることもあった。茹でた米(炊いたのではない)にスイートチリソースをかけただけという奇態な食べ物。
長粒種のぱらぱらの米で、ゆですぎのため歯ごたえは皆無、味はチリソースの味。もはやイギリスにおいては留学生たちがいつ暴動を起こしても不思議はないと言えよう。
こんなわけだから、日本人の留学生たちは、2週間もするとロンドンのピカデリーサーカスにあるジャパンセンターに買い出しに行く。少々高いが、ここには納豆も豆腐もあるし、漬物や梅干しだってある。留学生のオアシスだ!
最初のOxford滞在のときはこのような下宿だったので、食事も上記の通りだし、夫婦喧嘩がうるさかったり、真夜中まで大音量でDVDを観ているガキ・・・、いやおぼっちゃんがいたり、ことのほか居心地が悪かった。
洗濯ものを頼むのもいちいち気が引けるし、シャワーを浴びることですら気を使わなきゃいけない。
面倒極まりないので今回は大学のアパートに滞在することにした。
それなら自分で料理もできるので、不味い料理を口にする必要はない。日本のコメは高くてなかなか手にできないが、パスタでも自分で作るなら随分意味が違う。
ということでイギリスの食べ物のまずさはお分かりいただけたように思うが、ただし、イギリスのすべてのものが不味いかというと、さにあらず。
次回は逆にイギリスのうまいものについて書いてみようと思う。なんだか思いつくまま書いてみたのでまとまりが悪いが、とりあえず前半ということで。 また近々。
と同時に、村岡さんが僕の過去のログに書き込みをしてくれていて(神の降臨)、こりゃサボってる場合じゃないなと、いうわけで筆をとる次第。
さて
ここのところ全く死ぬんじゃないかというほど仕事が忙しい。本来の生物学の仕事はもうすぐ一段落するのだが、もう一つの仕事である哲学・倫理学の方がいま煩雑極まりない。
正確に言えば、哲学の仕事を「取り巻く雑務」が忙しく、哲学そのものも進まないといったところ。というのも、この夏、哲学および倫理学の調査研究のため、オックスフォードに行くのだが、その研究準備が大詰めなのである。

オックスフォードは2回目の滞在。僕の職場と某財団法人が今回の研究・滞在などを支えてくれている。加えて現地の組織が協力を約束してくれている。

節電の必要がある今年の最も暑い時期は、ほとんど冷涼なイギリスで過ごすことになる。周りの人々が暑い夏を過す中、心情としてはなんとなく申し訳なくも感じるが、客観的に見ればそれほど悪いことではない。
僕が使うはずであった一人分の電気は、ひと夏分まるまる節電できることになる。家庭の電力のみならず、職場で使う電力や、移動中に使う電力もある。
僕の体が放熱して室温が上がったことでエアコンが余計に働くことも抑えられる。それにあんにゃろの顔を見ないですむと多くの人が胸をなでおろしてくれるというメリットもあるかもしれない(自虐的)。八方丸く収まるというものだ。
しかしこれで三年間連続して日本の夏を過さないことになる。
イギリスの夏は美しい。花は咲き、緑は瑞々しく、爽やかな風が吹き、太陽は夜遅くまで降り注ぐ。最もいい季節である。

しかし正直なところ、日本の夏の暑さ、花火、スイカ、向日葵、海水浴、風鈴、草いきれ、麦わら帽子、蝉の声・・・などといった、“ニッポンの夏”の風物詩が恋しくもある。
それに食事!!!(泣)
イギリスの料理は総じて不評であるが、今日はちょっとイギリスの不味いものについて書いてみようと思う。
イギリスやアイルランドですごしてきた最近の夏は、ポテトや煮豆、パイ、スコーン、パスタみたいなものばかり食べていて、大変申し訳ないけれど、はっきりいってもううんざりなのだ!!
まずはイモ。
本来けして不味いものではないのだが、「どこでこんなに作っているんだ!」と言いたくなるほど、毎晩、毎晩、必ず、しかも大量に、盛大に、しかも手を変え品を変え出てくるのである。
フライドポテト、ベイクドポテト、マッシュポテト、グリルドポテト、それにボイルドポテト・・・そしてまたフライドポテト・・・イギリスではポテトは主食(に近い)らしい(厳密に言うと日本でいう「主食」という感覚は存在しないそうだ)。
イモが好きな人はよい。しかしイモ好きでも「これはさすがに・・・」という量である。しかも僕はイモが苦手ときている。はあ。。。
アイルランドではイモの入ったシチューにトッピングとしてイモを載せるという、強引なことが平気で行われている。

見てほしい!このイモのシチューの上に山盛りのマッシュポテト!これが日によってはベイクドポテトだったりもするのだ!!
しかし敵はイモだけではなかった。
個人的にはイモのほかに、特にげんなりする食べ物がある。
それはパニーニである!!
キャンパスのカフェテリアで買うことができるパニーニ。たまに食べる分にはそう不味いものでもないが、時間のない中、「毎日」、「必ず」、昼に「食べざるをえない」と想像してみてほしい。
3日連続ぐらいなら文句も言うまい。5日でも我慢しよう・・・。10日ともなると根性で耐えられるかどうか。いやいやそんなものではない。一カ月以上もの間、毎昼パニーニが続くのだ。
あのチーズの味が記憶に甦ってくる。恐ろしいことだ・・・。連日同じ味を咀嚼することの繰り返し。哲学的に言えば、まるでシーシュポスの神話。
誤解しないで欲しい。僕は普段、食べ物に対しては感謝の気持ちを持っていただいている。
しかしである。どんなにおいしいものでも、どんなに食べ物に感謝していようと、毎日、同じ、しかも味の強いもの、というのは苦行にほかならない。贅沢は承知の上で言うが、これは正直な気持ち。
Facebookでトルコの友人に「またオックスフォードに戻る」と伝えたところ、
「信じられない!おまえ、またあのチキンティカ(典型的なパニーニのひとつ)が食いたいのか!?」
気でも狂ったのかと言わんばかりの、あきれ果てた答えが返ってきた。しかし本当に良く分かる。そういうことなのだ。
そうなのだ、愚痴は言いたくない。食べ物について云々するのは、そもそも英国紳士のたしなみに反する。まあ僕は英国人ではないが。
だが、だが、言わせて欲しい!
「あの延々と続くパニーニは、心の底から辟易する!!」
まあ、パニーニはイギリス料理ではないし、そもそもこればかり食べざるを得ないのは私自身の事情なのだが・・・
しかし、概して悪名高いイギリスの食事は「不味い!」と世界中から評されるが、実際のところ、本当に不味いものだらけで、その多くは、そもそも「不味い料理」なのではなく、作り方に問題がある場合が圧倒的に多い。
旅行で一週間や10日ぐらいいるだけなら問題ではない。ホテルもそこそこのところだろうし、ほどほどのレストランで食べるだろうし。そんな程度で不味いなどと言ってはいけない。
賄いつきの下宿ですごしてみるとよくわかる。それも「当たり外れ」の「はずれ」の方で!
下宿のおばちゃんが腕によりをかけて作ってくれた、新鮮な、解凍したての冷凍食品、いましがた缶をあけたばかりのベイクド・ビーンズ(煮豆)、歯ごたえも何もない袋から出したてのラザニア、そういうものを毎晩口にするのだ!!
ある友人は、3日に一回はFish&Chips、翌日はきまってベイクド・ビーンズが出てくるとしきりに嘆いていた。そんな恐ろしい話が現実にありえるのかどうか、にわかに信じがたいほどだ。

朝はシリアル食べ放題。下宿のキッチンに、シリアルが箱ごと7~8種類無造作においてある。箱といっても日本のシリアルの箱とは違い、50cm×30cm×10cmほどの大箱である。
好きな種類を選び、勝手にとって、ミルクをかけて食べる。これがいくら食べてもすぐに腹が減る。それに種類がいくらあってもシリアルはシリアルで、すぐに飽きる。何とも殺風景な食卓ではないか!!
夕食にたまに米が出てくることもあった。茹でた米(炊いたのではない)にスイートチリソースをかけただけという奇態な食べ物。
長粒種のぱらぱらの米で、ゆですぎのため歯ごたえは皆無、味はチリソースの味。もはやイギリスにおいては留学生たちがいつ暴動を起こしても不思議はないと言えよう。
こんなわけだから、日本人の留学生たちは、2週間もするとロンドンのピカデリーサーカスにあるジャパンセンターに買い出しに行く。少々高いが、ここには納豆も豆腐もあるし、漬物や梅干しだってある。留学生のオアシスだ!
最初のOxford滞在のときはこのような下宿だったので、食事も上記の通りだし、夫婦喧嘩がうるさかったり、真夜中まで大音量でDVDを観ているガキ・・・、いやおぼっちゃんがいたり、ことのほか居心地が悪かった。
洗濯ものを頼むのもいちいち気が引けるし、シャワーを浴びることですら気を使わなきゃいけない。
面倒極まりないので今回は大学のアパートに滞在することにした。
それなら自分で料理もできるので、不味い料理を口にする必要はない。日本のコメは高くてなかなか手にできないが、パスタでも自分で作るなら随分意味が違う。
ということでイギリスの食べ物のまずさはお分かりいただけたように思うが、ただし、イギリスのすべてのものが不味いかというと、さにあらず。
次回は逆にイギリスのうまいものについて書いてみようと思う。なんだか思いつくまま書いてみたのでまとまりが悪いが、とりあえず前半ということで。 また近々。
- 2011年7月6日
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