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▼ 思い出渓谷
- ジャンル:釣行記
- (山岳渓流)

夏になると実家へ帰省し、友達と渓流で川遊びをするというのが
当時の恒例行事だった。
山によって心はリセットされ、
地元の大自然に背中を押されるような形で東京へ戻っていった。
高速バスの中、
心なしか憂鬱な気分になっていたのを覚えている。
「自分には都会は合わない」
どこかで分かってはいたが、それを認めようとしない自分がいた。
当時はまだ東京でやるべきことがあり、戻るわけにはいかなかったからだ。

あれから何年か経った。
自分を取り巻く環境は変わったが、自分自身は何も変わっていない。
今でも休日になると渓流を徘徊する日々を送っている。
あの当時よく行っていた川に久々に行きたくなった。
しかし、最初に入ろうと思っていたポイントには他県ナンバーの車が既に停まっていた。
それもそうだ。
この日は日曜日。
入渓者がいないほうが不思議なぐらいだ。
やむを得ず、更に上流の細い谷に入ることにした。

入渓してしばらくは反応がなく、ボの予感がしていたが
すぐにその不安は吹き飛んだ。



(AR-Sにて)
その後もイワナの活性は高く、かなりイージーに釣れる。
恐らくこの谷に釣り人は入っていないのだろう。




当時も魚影は濃かったが、今も変わらず健在だった。
ルアーを投げる度に黒い魚影が走る。


(ヤマトイワナだろうか?)
しかし、沢を登るにつれて少しずつ魚影は薄くなっていった。
アップダウンの激しい沢なので、
魚影の濃い区間とそうでない区間の差が激しいのだと思う。

「あと1尾釣ったら帰ろう」
と考え始めたあたりから、まったく釣れなくなってしまった。



焦りからくるキャストミス、ライントラブル。
そして雑なポジショニング。
いくらスレていないといっても、相手はれっきとした渓魚である。
集中力を切らした状態では、思ったように釣れない。




最後の最後でなんとか1尾釣ることが出来たが、
とてもスマートとは言えない釣果だ。
私の表情は釣り人というよりも、狩りをする動物のそれに似ていた。


帰るころには日が暮れ始めていた。
- 2014年7月8日
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