【千魚釣探】 8月下旬の社長渓流

8月下旬。
今年の渓流シーズンも残すところあとわずかとなりました。一抹の寂しさを感じつつも寝坊です。社長出勤です。
よっ社長！

この日はあらかじめ行く川を決めていました。行き先は、とある山岳渓流の支流です。
いつもなら駐車スペースには登山者のクルマが停まっているのですがこの日は見当たりません。キャンプを楽しんでいる人達は途中でけっこう見掛けましたが…。

ひとまず入渓です。
入渓地点の橋の上にいきなり熊の糞が落ちてましたが、日数が経っているようだったので見なかったことにします。

入渓すると早速イワナ達が出迎えてくれます。
しかし、ALL客引きです。私には分かるんですよ。
｢甘い！私を誰だと思っている？そんな安い手に乗るわけが無かろうが｣
(※実は投げまくって時間を大幅にロストしたことは特定秘密になりますので宜しくお願いします。)

それにしても堰堤の多い沢です。沢沿いに林道は無いので、帰りのことを考えるとしんどくなってきました。

ここでプランB発動！
・沢を下り、本谷に出る。
・本谷を遡行し登山道まで釣り上がる。
・登山道で帰る。

我ながら完璧なプランです。
素晴らしい！

しかし、沢を下れど下れどなかなか本谷に出ません。
｢おかしいな～こんなに距離あったっけな～？｣

途中で1尾釣れました。
実はこれより大きいヤツも釣れたのですが撮影前にトンズラされました。あのウルサイ倫理委員会から｢魚のサイズが小さすぎる！｣と厳しい指導が入りそうです。

しばらく進むと徐々に沢が開けてきました。ようやく本谷との合流地点です。
と、その先に大型哺乳類がいるではありませんか！？

…よく見たら人間でした(よく見なくても人！)
その正体は2人組の若いフライマンでした。

…申し訳ない、釣り下ってきてしまった…
まずは挨拶。そして事情を2人に説明しました。
｢全然大丈夫ですよ～｣笑顔で応じてくれた、若きフライメンズ。とても気さくで感じの良い男達でした。

フライマンと分かれ、本谷を少しだけ遡行しました(フライマンによれば本谷は少し叩いてしまった、とのこと)
彼らの言う通り、魚は確かにいるのですが全体的にスレてる感じです。
意外と入渓者が多いのかな？

ふと、何となく山頂の方に目をやると…
何ということでしょう！山頂に雨雲が掛かっているではありませんか！？
これは確実に上の方では降ってますね…。
実は沢を下っているときも薄々気付いてはいました…つまり、天気悪いです。
予報は1日快晴でしたが？
プロがおるわ、プロが。

時計に目をやると既に1500を回っています。そういえば今日は社長出勤だった…
登山道に出るには、まだまだ沢を登らないといけません。しかも山頂には雨雲。
これは、どう考えても引き返すべきですね。

先ほどのフライメンズを追うように、私も同じルートで退渓することにしました。

退渓前のワンポイントにて、黒イワナが追い掛けて来ましたが…明確な客引きです。
｢おいおい、私を誰だと思っている？舐めてもらっちゃ困るよ、君。こっちも暇じゃないんでね｣
(時間を大幅にロスト)

どうも不完全燃焼だったので、帰りにクルマ横付けポイントでチョイ釣りをしました。
夕焼け小焼けでまた明日～

放流イワナでしたが釣れてくれました。流れの強いところで掛かったので中々エキサイティングでしたよ。

9月2日 08:24
コメント(3)

コメントを見る

みんなからのコメントコメントする

さすが社長です。
釣り開始が遅くても
しっかり釣ってますね。
余裕が記事からも感じられます。

天気が悪くなるのは、想定どおりですね。
プロが居ますからね。
早くも９月になりました。
早いですね。

AAコメントする
00:03

山猿

simaさん
八月の時期の社長出勤で、複数安打流石ですね〜

色々と社会も　世間も問題ありで気持ちも暗くなりがちですが、渓流の清らかな水を歩き渓魚の顔観れると、本当癒されますね〜

あと少しで完了なんて…本当にあっという間です。

AAコメントする
9月3日 13:33

ジミー

栃木県

sima

岐阜県

>ジミーさん
ありがとうございます。8月下旬に社長出勤は、やはり舐めてました　笑
これから禁漁までの時期は駆け込み需要で釣り人が増えますので爆釣はもう望めないかもしれません。

でもおっしゃる通り渓流は釣果が全てではないので。自然の中に身を置けば、負の感情が鬱積した人間社会が霞んで見えてきますよね。
禁漁まで楽しみましょう！

コメントする
9月3日 19:17

お疲れ様でした。

夏の百叩きなんて言われますが、やはり真夏の溪は難しいですね、、、

大型哺乳類…人で良かったです(^^;;
今年は特に熊が多いみたいですからね、、、

天候の変化に気付いて撤退できて良かったです。私も毎日標高の高い山の上で働いていますが、標高1000mを超えると天気予報はあてにならないです(ｰｰ;)

AAコメントする
9月2日 19:16

金森　健太

岐阜県

sima

岐阜県

>金森　健太さん
さすがにこの時期になるとライバルも多くなるので厳しいですよね。名の付く川はどこも攻められてます…
熊リスク覚悟でマニア沢にでも行かないと良い釣果は巡って来ないのかもしれません。

大型哺乳類は人間でした　笑
ホッとしました。通常なら先行者がいたりするとガッカリするものですが、最近は逆ですね。

たしかに標高の高い山は天候が読めませんよね。私もそう思います。
決してプロ雨男だから降るわけではないんですよね。

※お仕事大変ですね。また岐阜に戻る機会があればゆっくり休んでください。