第二次性能評価実験

エギ竿の第二次性能評価実験を実施してきた。

今回は実釣後半から、実用域程度のキャストを行い、エギのしゃくりも普通程度の力を込めた。

実釣開始直後に8325エギ竿での初釣獲があったが

サイトでのキャッチなので、何の性能評価にもならず。

釣果自体は、5時間ほどの実験で、9バイト7キャッチであった。
使用エギは、全て2.5寸を使用。
テンションフォールでバイトを取ったのが3回内キャッチは1回という結果であった。


実用域でキャストすると、リーダーの結束部分がガイドに接触する音がすることが何度かあった。本日のライン設定はメインPE0.6(4ブレイデッド)+リーダーフロロ1.75をSFノットで結束したものを1ヒロであった。
使用しているガイドセットは、富士社がリーダー巻き込み不可としているので引っ掛かりは当然である。
飛距離に重点を置いた竿ではなく、また破損に繋がるような引っ掛かり方でも無いため無視することとする。

実用域でのしゃくりは普通の感覚であった。高弾性ブランクスなので、ブランクスの戻りが劇的に速いとか、そのような現象は特に無かった。

高弾性ブランクス故にバイトを弾くという現象の発生が懸案事項であったが、コロッケサイズが普通に抱けば乗ることが判明した。
弾いたバイトも2回あったが、高感度であるため、これまでとれていなかったバイトが取れているのか否かは、さらなる検証が必要である(普通の市販品でも取れたバイトではあろうが)
高弾性ブランクスであるが、ティップ径が先端部で1.2ミリと細く、高レジン(推測であるが)、レギュラーテーパーという構成から乗りは良いものと考えられる。

市販品を完全に凌駕していると言い切れるのはバランス面からくる操作感度である。
リールをセットした状態でフォアグリップを手のひらに乗せると水平バランスを取るようにセットアップしてあるのだが、このバランスが2.5寸のエギを操作するにあたり、これまで使用していた市販品に比べてやり易い。
具体的には、2.5寸エギをテンションフォールさせるときの操作感度が良くなっている。
例え話になるが、これまではマジックで小さな文字を書いていたのを、ボールペンに持ち変えたような感覚である。

長いグリップエンドもキャスト後のフォール中にグリップエンドを脇に挟んでロッドを固定しフォールに集中できるという副産物を発見した。
なお、着脱式を検討していた、バランサー兼のエンドキャップであるが、竿を下げる際はグリップの持ち位置でバランスを変えた方がはるかに早いため固定することとする。 

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