チタンティップロッド2種

釣るのに必死で釣行の写真はないのですが…

チタンティップロッドを作ってから、初めてまとまった数のアジを釣ったのでロッドの使用感の報告を。

写真の上の竿がマグナムクラフト、ライトゲームリミテッド5919(今は品番整理で型番が違うかも。オール40トンブランクスです)にテーパーチタン1.20-0.7を継いだ竿。ブランクスバット側を切断して5.5フィートくらい

下の方がサクラマススペシャル8325の#1にテーパーチタン1.0-0.7を継いでカーボン端材でバットを延長した竿

この二種類の竿を持ち込んで、比較したのですが、アジがいる海域なら、どんな竿でも釣れる!ってくらいアジが沸いていたのでチタンティップだから…というようなことは言いません。仮に渋い状況でもチタンティップだから釣れる、というのは無いと思うし。

チタンティップの竿の利点って、特性が面白いところだと思います。柔らかいのに響く。
数が釣れたので、色んなアタリの出方を確認することができたのですが、それこそ、ひったくっていくようなアタリから、こするような感覚の微妙なアタリ、俗に言う抜けアタリというのも両方の竿で取れました。

5919のほうが固く、8325のほうはかなり柔らかめの竿です。
5919はハイブリッドアーバーにIPSリールシートを直付け
8325はアーバーがカーボンロービングの瞬間接着剤での積層で、外径15ミリのカーボンパイプをIPSリールシートの中に仕込んでリールシートの剛性を上げています。

反響感度はリールシート剛性を高めたためか、8325のほうが「コンッ」と響くアタリが出ました。5919ほ擦るような感覚のアタリが多く出た印象です。
カーボンパイプをリールシート内に仕込むとジャストエースの外径15ミリのパイプで約5グラムの重量増加となります。
1グラムの軽量化を狙うアジングロッド作成で5グラムの増加はかなり気になるところなので、おすすめはしませんが。反響感度の良さはアーバーが違うことに依るかもしれませんし。
ただ、竿の振動が最終的に伝達するのが柔らかいプラスチックのリールシートとEVAのグリップなので、そこに直付けするとかなり減衰してしまうのでは?しかし、IPSリールシートは使いたい、というところから作成してみました。昔のメガバスのグラコンポのパクりですが…柔らかい竿のほうが、反響感度が出たので効果はあるのでは?




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