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ちゃり林

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サラシの海とヒラスズキ

  • ジャンル:日記/一般
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(イメージ画像、今回のログには、古い写真も多く入れてます。)


その海は一見穏やかに見えた。

夜明け前、丘の上から海を眺めると、
黒く、ワリとゆっくりしたテンポで揺れていた。

潮位はそれほどでもないうえに、サラシは少ない。
今日の海は、渡るのはeazyだろうが、
コレだけサラシがないと、ヒラスズキはタフかもしれないなぁ、、、
先ず、そんな印象を受けた。

でもソレは検討違いだった。
コレだけ続けていても、海は本気で難しい。
と、言う話







身支度を済ませ、道具を整え、しばらく磯場を歩く。
岬を回り込んだところで海に入り、沖磯をめざした。

今年は何時になってもこの磯に春が来ない。
いつもの、ワクワクするような春が、
何時もなら3月前半に来る第一波が、
まだ来ない。

正月以来、毎週様子を見に来ているが、
今年はパッとしない。
そんな印象だ。

今日こそは!

もう、この言葉を何回呟いたか分からないけれど、
この日も同じセリフを吐きながら海を泳いだ。




!?



あれ?
様子が変だ。


確かに白いサラシは少ないが、潮が重い!
そして、セットの周期が長い。

表面のバシャバシャ波ではなく、大きなスパンのウネリ
そう、長周期波ってヤツだ。

はじめ僕が海を見たのとは反対の方向から迫るウネリ、
さっきは浪裏で気が付かなかったが、岬を回り込んだことで直接ウネリが当たる位置に来たのだ。

数メートル来たところで気づいた。
この波はヤバい。

いつもなら全く問題ない潮位だけれど、この潮は重い。
そして、スパンの長いウネリは、セットのパターンがタチ悪い。




止めよう!



ちょっと悩んだが、
マズメまでには余裕が有る。
僕は目的地を変えた。





こんな事を続けて、かれこれ20年になる。
よく飽きないモンだ。

正直に言うと、
始めた頃はよく怪我をした。

釣りたくて、少しでも前に出た。
今ここに居られるのは、単に運が良かったからなのかもしれない。
若気の至りであったことを反省する。が、
“自分にとってヤバいライン”が見えてくるようになった。
ヒラスズキのエキスパートは、それぞれが自分の中に積み上げた経験から、
“自分のライン”をちゃんと持っていた。
人それぞれだから、そのレベルの高さに感心したりする。
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モータースポーツもそうだった。
シリーズを狙うヒトは、
死ぬ気で攻めるとか絶対しない。
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積み上げて、積み上げて広げた、自分のキャパの線の中で走る。



怖かったら行かない(≧∇≦)
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そして、

もっと云うと、

年を重ねるうちに、その、見えた“自分のヤバいライン”とすら、更に距離を取るようになった。
結婚してその距離は広がった。
子供が出来て、さらに広がった。

そこを攻めなくても釣れるし、頑張って攻めても釣れない時は釣れないことを知った。




今回は、
正直ちょっと怖かった。
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この日は、目いっぱいのチキンポジションから辛うじてオチビさん。

その後、視界が開け、波が若干収まり、岬周りのイカにもスポットをかなり無理してランガンしたが、
釣果はコレっきりは変わらなかった。







サラシの打ち寄せる磯を行くヒラスズキ釣り
一見、豪快に見えるかもしれない。
でも、その実際は、物凄く繊細な神経、と言うか
ビビり心が必要な釣りだと思う。










恩人とも言える釣友が居る。

たっぷりと恩返しがしたい、
僕の知りうることならナンだって教えるつもりだ。
知り得る限りのFUNの入り口に彼を案内した。
一緒に釣りするのが楽しい、大好きな釣り友達である。

そんな釣友が、「磯にヒラスズキを釣りに行きたい」とほのめかす。
僕は、『どこに行きたいのか?』と彼に聞く。
『房総ならばスパイク、伊豆ならフエルトスパイク、三浦なら両方アリかな、、、』と、答えたが、用意するつもりは無いらしい。

実はこの話、何度もした。
そう、何度も。

でも食い付いてこなかった。
彼は、
「ちゃりさんがウエットで行くような本格的な磯じゃなくてさ、ウエダーでイケるお手軽な磯は無いの?」
と、言う、





うーん、




その友人(恩人)の希望なら、何でも聞いてやりたいのだが
スタンスが違うと議論にならんのだ

『もし僕に聞くのなら、責任が有るから本気で答えるコトになるよ』
と、だけ言ってその話を終えた。

実際問題として、
ヒラスズキを狙う磯は、観光地でも有る。

三浦の磯だって、房総だって、伊豆だって、
子供も来るし、アベックも来るし、戦隊モノの撮影とかエロビデオでキャーみたいな撮影だってくる。
結果してその磯は、スニーカーで歩けた日も、座ってオニギリ食べれた日だってあるけれど、
同じ場所で十分死ねる日もあるワケだ。
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旨い言葉が見つからずに困っていると、
とある業務で、センスのいい言葉を重ねる人と知り合う。

今ではすっかり気の合う釣り仲間だ。
コレは、彼の書いた言葉なのだが
そのまま借りよう
-------------------
楽しませてくれる海はいつも本気で本物だ。
なんてことも無いこともあるけれど、荒れた海では法律は役に立たない。
どんなに謝っても波は低くならないし、
どんなにお願いしても向かい風のままだ。
怖い思いをするのは嫌だし、死ぬのはもっと嫌だ。
死んでからだってかなり面倒なようだ。

死んじゃうと釣りが出来ないんだぜ。
事故が起こると釣り場が無くなってしまうかも知れない。

腰抜けで行こう!
鼻で笑われたってチキン野郎と言われようと死んじゃうよりずっとイイ。
 -------------------

コレだ!
シックリ来た!
要約すると、

“荒れる日も、凪の日も、海は本気だ!”

そう、
それ!

だから、遊ばせてもらう僕もいつだって本気で構えたい!
ソレが礼儀だ!

出来うる限りの全ての策を講じる。
可能な限り感じる!観察する、予測する、逃げる!
チキン上等!
本気でビビる!!
それでちょうどいい。

「ウエダーでイケる」と、聞いたからダメなのか?
いや、
実はそうは思っていない。

論点はそこではないんだ。

ウエダ―だと助からなくて、ウエット着てれば助かるのか?
そういうコトはほとんどネェと思うんだ。

そもそもがダメなんだと!
ヤバイその日、ヤバいその時、ヤバいソコに居ちゃダメだ!!
それを感じずに前に出ちゃ絶対にダメだ!!


そう、僕が言いたいのはその前のセリフ
『お手軽に行ける磯』
このセリフが出るうちはダメなんさ、そこで釣りしちゃ。
僕は貴方が大切だから、絶対に誘わない。




コレは、一つの例
コレから始める全ての人に、この気持ちが伝わると良いな、、、








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