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FAの基本情報と小技

 
最近、FA(クルクル・ファーストアタック)のご利用が増えているとのことなので、意外と知られていないFAの基本情報のまとめと、自分がこれまでFAを使い込んで習得した小技なども含めた情報を羅列したいと思います。
 

 
【基本情報】
 
●お奨め立ち回り
リトリーブは1秒あたり1回転か、それ以上の速度。(理由は後述)
タダ巻き。ブレイクやストラクチャー付近でのアクション(お奨めはジャークまたはリフト&フォールなど)
フォール姿勢◎。

 
●最適レンジ
一般的な5m前後の高さの堤防からキャストする場合、
10~15mがベスト。
7~20mが許容。


●ブレード系トップクラスの飛距離と立ち上がりの速さ
ボトムトレースの印象が強いFAですが、実はナブラ打ちも大変得意です。


●正味28g
ブレードはパッケージに表記しているウェイトを遙かにオーバーしているものが多いカテゴリなのでこれは助かります。


★ブレードが錆びない
錆びない理由はステンレス製だからです。
これは結構大きいことです。
1回の釣行で錆びるブレードもありますから、というかそういうものは長時間の釣行で投げている間にも錆びてしまいます。
 
個人的に#3の邪道ブレードセットをもっと販売してほしいのですが、#3は特注品らしく今のところ追加生産の予定はないそうです。
 
自宅に帰ってから水洗いする程度の手入れで3ヶ月投げても錆びなかったタフなブレードは、自分が使ったルアーの中では邪道ブレードだけでした。


●ルアーを呑まれにくい
気にしない人には関係のないことですが、ルアーを呑ませないということはゲームフィッシングには結構大切なことで、例えばルアーを呑ませてしまって魚の喉やエラにフックアップした場合、”魚はファイトしません”し、”死なせてしまう”確率が格段に上がります。
 
これはおそらくエラ呼吸の障害になり窒息に近い状態になってるのではないかと思います。
 
出来ることならかんぬきか、堅い上下唇にがっつりフックアップしてゲームフィッシングたる内容の釣りに心掛けたいものですね。
 
WSSなどのように死魚はノンキーとなるトーナメントもあります。


▲デッドスローに向かない
マイナスなこともありのまま書いてみますが、ブレードは基本”デッド”はやらないのでクリティカルな問題でもないかなあと。
 
メーカーに確認したことはありませんが、これはおそらく”FAのコンセプトに含む”と勝手に想像してたりもします。
 
デッドスローと言ってもブレードベイトはブレードが回転しないとアピール出来ないので、ギリギリ回転する2秒に1回転未満の極端にスローなリトリーブとイメージして頂ければ分かりやすいと思います。(それ以上の速度ならOKとい意味で)
 
勿論、潮流により”巻き”のさじ加減は変わりますので、例えば手前方向に流れている場合は少しだけ早くなるイメージです。
 
これは何故かというと、他のブレード系と違ってラインアイがボディ前方に位置しており、FAをぶら下げて見ると引力が働いているので当たり前のことですが、頭が最も上、ブレードが下に垂れ下がり、ルアーが立つイメージとなります。
 
従って、ブレード部に水圧が乗らない極端なスローリトリーブの場合、引力が勝ってこの”立つ姿勢”になり易いのでそれ以上の速度で巻くことが必要と感じました。
 
因みに、FAのカーブフォールの姿勢は◎です。カーブフォールの場合はベリーに水を受け最適な姿勢を維持するよう、よく調整されていると思います。


 
【小 技】
 
★フックを抱くトラブル防止法
エビる時は大抵、キャストした時に抱いてます。
防止法は着水直前(※直前がよい)、強くサミング
(orラインをロック)しながら着水させるということです。
 
サミングによりロングワイヤー~ブレード部を進行方向へ振りながら着水させることでフックがラインを抱く問題はほぼ解消します。
これは所謂、キャロライナリグのキャスト方法に似ています。

 
これにより立ち上がり速度も格段に上がります。


●アシストフックの逆付け
中層以上か、フォールの食わせを狙う場合は下からバイトすることが多いため逆付け。(フックポイント前向き。 ※8割程度のフックアップ率確認)

中層以下のレンジや、ボトムスローなどではデフォルトで使用してます。


●困った時の垂直フォール
アクションに強くトラブルが少ないということが、ロングワイヤーの特徴の一つとしてあげられてます。
 
FAはタダ巻きスローもさることながらロッドアクションによるトラブルが殆どないため、リアクションを取っていく展開も大変得意としてます。
 
例えば、”シーバスのボイルが出まくっているのに殆ど食わない”という屈辱を味わったことはありますでしょうか。
何故食わないのか、実際には魚に聞いてみないと分からないでしょうが、一つ分かっていることは、そういった場合、メタルジグなどの早いフォールに反応することがよくあるということです。
 
そういったシーンでは、ロングワイヤーの特権でもある『垂直フォール』が効果覿面です。
 
餌でも釣れないような渋い時、シーバスのリアクションが取れたのがこのパターンだけだったことを良く覚えています。
 
そのような場合はウェイトを落とさず、フォールスピードが速い28gを使用するのがよいと思います。

<垂直フォール>
1.リトリーブ
2.ジャーク(orトゥイッチ)
3.ラインスラッグを残すようにしてロッドを下げる
  (ロッドの下げ幅でフォールの長さを微調整する)
4.リトリーブ開始
5.ドン!
色々アレンジしてお試しを。


★3フックチューン
ブレードが付いてるアイにもダブルフックを付けて3フックにするというクルクルFA特有の超お奨めチューンです。
ブレードベイトでありながら3フックに出来るというのはFAのアドバンテージと言えるでしょう。(※FA以外の旧作にはワイヤーが抜ける種類があるらしいのでご注意ください。因みにクルクルFAは貫通式ワイヤーだから抜ける心配はありません)
 
これには次のメリットがあります。
1.3フックはそもそも魚がばれにくい
2.ブレードアタック対策
3.ワイヤー先端に付いたフックはヒット後にも掛かり易い
 
使用材料は次の通り。
1.カルティバダブルフック#6(ショートシャンク)
  ※FA20gの場合はダブルフック#8を使用
2.うきゴム5mmなど


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<作り方>
1.ブレードをスイベルごと外す。スプリットリングオープナーで開くとスプリットリングの溶接が簡単に取れます。(使用には問題ありません)

2.小さく切ったうきゴムをFAのワイヤーに通す。

3.ブレードを元通りに取り付ける。

4.ロングワイヤー先端、ブレードのアイにダブルフックを取り付ける。(フックは下向き)

5.うきゴムをスイベルまで通して完成。

※釣り場でも簡単に出来てしまうチューンです。


完成系:


 
因みに私の独断と偏見で書いてますのであしからず。
(的を得ているとは思ってますが)
 

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