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飛距離は正義なのか?

僕はとあるメーカーのお手伝いをしていた時に発売前のルアーを託され、釣行後に「飛距離はどうですか?もう少し飛んだ方がいいですか?」と聞かれ「充分です。これ以上飛んでもこのルアーを操作出来ません!」と答えたことがある。
そのルアーの使用方法や環境を考えての回答であったが、形を変えながら今もそのルアーが存在するということは答えとしては大きく間違ってはいなかったと思っている。

昨今 このルアーで飛距離が何メートル飛んだとか この竿で~ このリールで~とか良く見聞きしますよね。
確かにただ巻くだけの釣りなら飛距離は正義でしょう。
PE1号で100m先の魚にしっかりとフックセット出来るのか?
僕の感覚では”No”です。
たまたま魚が反転してカウンター的にフックが掛かるということもあるでしょう。
そう言う意味ではルアーが届いたから釣れたというのも事実かと思います。
そう言う意味で飛距離は正義と言うのも理解出来ます。
逆に遠くで魚を掛けてすぐバラしてしまった場合、その群れに対してネガティブな状況を作り出してしまう可能性も高い。
シャローに差そうとしていた群れを散らしてしまったり?
バラさなかったとしても手前に居る魚に不要なプレッシャーを掛けてしまうとか?

まぁ何事にもプラス要素とマイナス要素はあるもの。
そこは釣り人の判断なので遠くの魚を釣ることに対して特に批判するつもりもありません。


近年僕も下手なりにベイトタックルを使いビッグベイトとかマグナムベイトと言われるルアーを使うようになり、あらためて「飛距離は正義なのか?」と疑問が浮かびました。
始めたばかりの時は”とにかく遠くへ!”ルアーを投げることばかり考えていました。
下手糞が意気込んでベイトタックルなんて使っているもんだから当然バックラッシュ頻発!
そこでブレーキを締めれば今度は飛距離が出ない。
なかなか思い通りにいかずタックルを買いあさり、兎に角投げ倒し、ようやく満足な飛距離が出始めましたが、ちょっと気を緩めると相変わらずのバックラッシュw
ストレスを抱えながらも投げ続け ふと気付く。
”こんなに必死に遠くへ投げても 投げた先のルアーがちゃんと動かせてない!”と。

ここでようやく冒頭の
「これ以上飛んでもこのルアーを操作出来ません!」
と言った自分に戻れました。

自分が操作できる ルアーに対し適正な飛距離
それを再び意識出来るようになり、キャストからも力みが消え、ブレーキも安全サイドに設定し ルアーの着水からしっかりと操作出来るように!
最近はルアーを操作することに重点を置いたタックルに自然と手が伸び、飛距離はそこそこになったが釣りそのものを楽しめるし釣果も向上。

初心忘れるべからず なのかな?

いいことずくめな感じです。

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